『君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と最後に会った日
私達は途方もなく
あの空に浮かぶオリオン座を眺めてた
「ねえ、もう終わりにしようよ」
「私はまだ君の側に居たいよ。」
「これ以上君を泣かせられない」
「何故?泣かせなければいいじゃない。」
苦痛に歪む君の顔を見て
本当に間違えていたのは君でも私でも無い
出逢ってしまった現実だったんだと
私は強く切なくなった
「じゃあ もう行くね。」
「うん、またどこかで会えたら」
「会うことは無いよ。私が嫌だもの。」
「…ごめん」
君を突き放すことが
私を。君を。守る為の術と思った
側に居たい その本音はきっともう
この先君に伝わる事は無い
オリオン座の光るこの空を私は
未来で誰かと眺める度に涙を流すんだろう
君と最後に会った日
あの日は君から会いたいって連絡が来て
会う事になったね
いつもの居酒屋で
お酒を飲んで
君は幼馴染だから
昔の話で沢山笑って
楽しく過ごして
帰り道
「また会おうね。」
って別れたけど
その後すぐに感染症が流行して
世界がおかしくなった
お互い連絡する事も無くなって
随分年月が過ぎていた
元気にしているか
気になっていたけど
自分から連絡する事は何だか出来なくて
ただ日常を過ごしていたけど
正直なところ君からの連絡をどこかで待っていた
4年経って
君から連絡が来た時は
信じられない程嬉しかった
またいつもの居酒屋で
あの時みたいに沢山笑ったね
これで最後でいいと思える時が来るまで
最後の日は来なそうだ
君は笑ってたね。
私は泣いていた。
同じ感情を持って始まった恋なのに、
どこからすれちがってしまったの?
好きって言って、僕も好きだよって返してくれて、確かに日食のように私たちの心は重なったはずだったの。ぴったりと。
なんで、最後会った時貴方は笑っていたの。
君 が 最後の 別れを
伝えに来た 時 、
私は 泣いて ゐ て
君は アノ 時 と 変わらず
涼しそう 二 微笑ん で ゐ た 。
理解 を するの 二
それ程 時間 は かからなかった 。
唯 、 君 が 少し 寂しそう な 顔を してゐ る
事が 1番 不思議だった 。
有難 う 。
と言って いるのに
ごめんね 。
を 繰り返す 君 。
今日 は 猛暑で
周囲の 華は 枯れて ゐ た 。
゛ 今日 は 新しゐ 華 を 持ってきた ヨ 。 ゛
と 、 花瓶 に 華を さし た 。
゛ もう 枯れない ヨ 、 独り じゃ な ゐ から 、 。 ゛
花瓶 に は 沈丁花 ノ 造花 が 咲いてい て
写真 二 映る 君は
今でも ずっと 笑って ゐ た 。
「 #君 と 最後 二 会った 日 」
私の愛は私の中にしかない
あの日あなたが教えてくれたこと
愛しくて大切で、いつくしむことを辞められない
貴方の愛の欠片が零れた日からずっと考えてるの
なぜ貴方が私のことを生かしたのか
きっと私にわかる日は来ないのだろう
それでも私は、そんな貴方を世界で唯一愛してる
別れるときにはいつも匂いがした
甘い匂い
酸っぱい匂い
さっぱりする匂い
様々な匂いが鼻を掠めた
貴女は優しく笑って
「またね」と
手を振って歩き出す
貴女の香水の匂いに
ぼくはまたくらくらする
遠ざかる足音に
思わず立ちすくむぼくを
涙の匂いが
鼻を掠めた
君と最後に会った日は、いつもより少し風が強かったよね
私のため息のせいかな
『君と最後に会った日』
僕は、君のことを親友だと思っていた。
隣を見れば、いつも居る存在だと。
しかし、日々のすれ違いで。君と喧嘩してしまった。
その日、僕達は愚かにも、離れた。
その日、時間が後悔を運ぶ夜を過ごした。
…そして、早朝。
君の両親から…君は、失踪したと告げられた。
【君と最後に会った日】
君はいつも輝いていたね。みんなから頼りにされていつも笑顔で…本当に素晴らしい人だった。なんで僕は君を行かせてしまったんだろう。あの時引き止めとけばあの出来事は起こらなかったのに…。君に会いたいよ。…そういえば、"君と最後に出会った日"はいつだったかな?だいたい5年前くらいだよね。またあの日に戻りたい。
君と最後に会った日
もう 何年前になるだろうか
学生 最後の 卒業式
泣きながら 第二ボタンを
せがむ女子生徒たちに 囲まれて
困ったように 笑ってた 君が
最終的に 誰に 第二ボタンを あげたのか
見たくなく
足早に帰った
でも
今は 今でも 見届ければ良かったと
思っている
好きとか そういう 軽い思いではなく
ただ 同じ 男として
憧れてた 崇拝していた
と言っても過言ではない
あの日
あの場所が
最後になってしまったことが
今では 悔やまれて 仕方ない
最後に 最後に......
最後に
格好いい君に 出会えた 奇跡に
駄目だ 今でも
僕には 君への尊敬を
伝える言葉が見つからない
見つからないんだ.......
君と最後にあった日は曇天のやけに暑い日だった。帽子の陰で時折隠れる表情がどこかスッキリとして、何かを決断したような口ぶりで。違和感に気が付かないふりを無意識にしていたのかもしれない。だって背負いきれない苦悩とかそんなもの見せられたって困ってしまう。幸せなんて与えられるほどの力があるならまず自分に使いたいぐらいだと余裕のなさが囁く。そうしていろんなことに見ないふりをするから誰からもみないふりされるんだよと去っていった君が呆れたようにおいていった言葉にも耳を塞ぎたくて仕方ない。苦しみに寄り添う君はもういない自分の苦悩と向き合いに行ってしまった。寄り添えるほど強くない、おいていかれた自分は梅雨の日を過ごしている。
「君と最後に会った日」
まさかあれで
最後になるなんて
いつものように
君を感じて
いつものように
君を抱きしめた
君には
いつもと同じ
じゃなかったんだね
ありがとう
最後まで
好きな君のままを
感じさせてくれて
そして
さよなら
ごめんね
君の気持ちに
まったく気付かなくて
なんとか生きてくよ
君と最後に会った日は
いつだったか覚えてないけれど
大まかな時間帯と
君と話した場所と
君が着ていたTシャツの色と
君の眩しい表情と
君と話した内容はちゃんと覚えていて
今でも心に残っているんだよ
今君はどこでなにをしていますか
……いやいいです
元気でいてくれたらそれでいいです
あの眩しい表情で笑ってくれてたら尚いいです
『いつか、また』
「君と最後に会った日」
私が最期を迎えた日だといいな
出会ってくれてありがとう
君と最後に会った日
あの日は確か卒業式の4日前だったね
いつものように君と喧嘩した私は
卒業式には仲良くなれているって
思ってしまったけど
結局、その日から私達は一度も会えていないし
話せていない
君に「ごめん」も「今までありがとう」も言えてない
何年も前の出来事なのに
私は今も後悔してる
もう君は私のことを友達だと思っていないのかな…
私はいつまでも君のことを親友だと思ってるのに
お父さんと最後に会ったのは9月17日
あみがずっと一緒にいたのに何も出来なくて
ごめんなさい。
最近沢山考えるようになってきたけど、
ずっと覚えてる記憶もあったり、声は
ちょっと忘れてきちゃった、、
ずっとね、会いたいんだ会ったらね、
抱きつきたいのごめんねって、でも
大好きなの、後から思い出すことあって
あの時お母さん寂しい思いして欲しくなくて
嫌な態度とって苦しい思いさせてたかもとか
いっぱい考えるんだ
それでもね、いつか会えたらありがとうって
大好きだよって伝えたいな
一生会えない気なんてしなくて絶対会えるよね
あの日、この場所で、お互いに精一杯腕を空に向かって伸ばし、手の平を一杯に広げ、それらを力一杯、左右に振った。当時の事を、あの子の事を、はっきりと記憶している訳ではない。こうして思い出す度、私の脳裏に浮かぶのは、あの必死の動作の少し前、お互いの母親の少し前を歩く私達が、こうしていれば離れる刻限までが長くなるのではないかと、いつもより握り締めていた手。それが今よりずうっと幼く、重い足取りで別れ道に向かっていく靴は小さく、下を向いていたお互いに気づき、まだまだ話したいと、「もうちょっとだね」なんて、些末な話題しか出てこない事に、はにかんだ。そんなことばかりだ。
別れ道に着くと、彼方側は早足で去って行ったように思う。母親同士は、特に仲が良い様子では無かったから、会釈をするだけで別れの会話も無く、あの子は手を引かれて行った。寂しくて、名残惜しくて、静かに佇んでいた。幾らか進んで、私も自身の母親に、「帰ろうか」と声を掛けられた時、あの子が立ち止まって此方を向き、冒頭の動作をし合い、短い言葉を交わした。まるで、それまでの日常のように。
そんな事を思い出しながら、私は小さな手を取った。
「帰ろうか」
「うん。じゃあね!」
「じゃあね!」
テーマ:「君と最後に会った日」
【君と最後に会った日】
あのひとと最後に会った日、私は笑っていましたか。
あのひとを罵りはしなかったでしょうか。
あのひとに感謝を伝えられたでしょうか。
私を愛し続け、私を縛り続け、私に頼り、依存して
ひとりで旅立ったあのひと。
あのひとの少女のような笑い声。
最後になるだなんて、考えもしなかった。
後悔とも懺悔とも、諦めともつかない感情に安堵が加わって、ぎゅうっと胸が締めつけられます。
でも、もう涙は出ない。
あのひとに最後に会った日、またね、大好きだよと
また会おうね、と約束したのですから。
【君と最後に会った日】
こ~ゆ~の来ると
まだ
同じよ~な事ばっかりになっちゃいそうだから
ちと変更
数年前に
十数年振りだったか
地元のお祭りで
偶然君と会った
すぐに分かった
その前はどれが最後だったか
それから数年
君の夢ばっかり見てたから
尚更分からない
変わらない君に
変わらない雰囲気で話しかけたつもりだったけど
だいぶぎこち無かったに違いない
普段はペラペラと良く回る口が
たどたどしく言葉を探す
そんな日が来たら
伝えようと思ってた感謝の言葉達も
何処かに隠れて出てこない
他愛も無い挨拶と
他愛も無い会話を少々
そして
じゃあ!と別れた
今度は覚えてる
あれが最後に会った日だ
次はいつになるか
もうないのか
分からないけれど
そんな日が来たら
次こそは伝えたいと思う
明日が君と会う最後の日になる
どれだけ君の手を握ろうとも
どれだけ君を抱き締めようとも
今この瞬間も私は君から遠のいている
この感情は二度と味わいたくないものだけれど
味わうことが出来たらどれだけ幸福だろう
そのとき私は君の傍にいるということだから
君を思い出すことも
悲しみも苦しみも愛しさも
二度と味わうことが出来ない
どれだけつらいことか
それすらももう味わうことはない