『君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最後に君に会ったのは、数日前だった
あの時は確かに君は笑っていた
でも、もうそんな君はこの世にはいない
それは、唐突だった 君が死んだ
僕は君が死んだって聞いて、考えられなかった
死因は、交通事故だった
数日前君はとても笑顔だった、それなのに
死んだと聞いて受け入れられなかった
僕は葬式には行けていない
まだ頭の整理ができていなかったんだろう
頭の整理ができたの、葬式が終わってからだ
僕は行けなかった僕は君の最後を見届けられなかった
僕は君の墓の前に来た
もう君の顔は見れない
僕も前を向いて歩かなければ
だからってきみ忘れることはない、僕が愛した人だから
僕がそっちに行くまで待っていてほしい
そっちに行ったら
共にいよう
会えなかった分、色んな話をしよう
君と最後に会った日
爽やかな風
青くて広い空
光差す太陽
あの日あの丘で
たわいもない話で
君と笑いあった日
あの日が
君と会った最後の日だった
君と最後に会ったのはいつだっけ?
高校の卒業式、いや春休みにも会っているはずだ。
君が県外の大学に進学するから、最後に君の家でパーティをしたんだっけ。
俺は君の家の前、俺の家の隣でそんなことを思い出していた。
久しぶりに君が実家に帰ってきた、という連絡を受けた。
チャイムを押して、随分と雰囲気の変わった君がドアを開けた。
綺麗になったな。
君と最後に会った日のこと。僕はもう覚えてないや
ようやくお気に入りが見つかった。
わたしは何人目ですか。
#100 そして、大人になろうと決めた
じゃーまた明日!
あの日の僕は、手元にあるゲームステージのクリアが重要で、惰性のさよならを君に送った。
何よりも、明日も明後日もずっと今日と同じ朝がきてまた会えるものだと疑う余地もないほど僕は子供だったのだ。
あの頃の僕は君と憂鬱を共有しあえるほど大人ではなかった。
でも、あの時、せめて、君と向き合って「また明日」と別れていたら、もしかしたら、少しは君の思いとどまる理由になれていたかもしれない...
なんて、あの日から安っぽい偽善を僕はずっと抱えているよ
少なくとも
明日が必ずしも今日と同じとは限らないと、
思い知らされたあの日、
子供すぎる自分にやっと気付いて
もっと真剣に、真面目すぎるほど懸命に
君の分も大人になってやろうって決めたんだ
お題「君と最後に会った日」
君はもうほんとうにボロボロだった。
正直、私も見たくなかったのよ。
いつもの笑顔で迎えてくれる君で、
上書きしたままにしておきたかった。
だけど会いたかったから.........
視界に入ったのは、
くしゃくしゃの笑顔が貼り付けられた君だった。
あんなに赤く染まるものなのね。
君も「もう会いにこないでくれ」なんて不器用なこと言っちゃって。
馬鹿。
誰に言ってると思ってるのよ。
ーーこの後、君の母親から全てを聞いたわ。
もう自分は治らないから、硝ちゃんにはこんな姿見せたくなかったんだって。
だけど、
会えて良かったって。
最期に話せて本当に嬉しかったんだって。
君のせいで本当に辛かった。
...なんて、1度たりとも言うつもりはない。
君が1番頑張っていたから。でしょ?
今日も寂れた家で、赤い彼岸花を一輪。
お題
『君と最後に出会った日』
僕が最後に見た君は笑っていた。
僕はその笑顔に、ふわっとしたその心地良さに惚れんたんだ。
僕は中学の時ヤンキーだった。自分で言うのは恥ずかしいけど、、今の性格とは程遠くグレていた。
あの日も当たり前のように他校と喧嘩しては勝って眠かったから中庭で寝てた。起きたらいつの間にか隣に女がいて…
『あ、起きたんだ。如月くん』
俺は知らない女だった。聞いてもないのにそいつは話し出す。
『如月くん、知らないと思うけど私たち同じクラスなんだよっ!』
『いつも気になってたんだよ、怪我したまま寝てるから』
「あそ、」
人と話すことが嫌いなのに、何故か話せた。
『ほら、絆創膏貼っておいたからね。』
顔にも腕にも足にも貼ってあった。
『じゃあね!ちゃんと手当するんだよ〜』
笑っていた。彼女は笑っていた。
その笑顔と優しさが気がついたら大好きになっていた。その後も彼女は手当をしに中庭に来ることが多くなった。弁当だって作るようになった。そしていつの間にか俺の隣にずっといるようになった。
気づけば3年。俺は中3になっていてヤンキーもやめていた。未だに彼女とは一緒にいて、、でも付き合っている訳では無かった。受験もまじかになって会わなくなった。でも連絡は途切れなかった。
『やっほ〜!うわ、似合ってる!』
久しぶりに見る彼女はやっぱり綺麗だった。
「同じ高校、、なんで言わなかった?」
『うーん、サプライズ?』
なんのサプライズだよ、とツッコミを入れて高校の門をくぐる。
「また、3年間よろしく」
僕がそう言うとひとつ間を置いてから彼女は頷いた。
高校でも隣にいた。付き合いたかった。でも言い出せなかった。隣にいるのが当たり前で、でも彼女は時々悲しい表情をするから、こんなに長く一緒にいる僕にも言わないから。タイミングが分からなかった。
そしてまた、会わなくなった。連絡もなくなった。
また明日、!そう言って笑顔で言ってたじゃないか。何を、こんだけ隠してた…。
君に会ったのはそれが最後。
どうかお元気で。
『楽しかったよ。ありがとう。』
君と最後に会ったのはいつだっただろう。
たしかあの日は夏祭りだった、沢山の屋台が並び、人が沢山居て混んでいたんだ。
リンゴ飴を頬張る君のほっぺたが紅くてまるで君のほうがリンゴ飴みたいで可愛らしかった。
そして花火が上がる時間となり僕らは人気の無い穴場に移動して花火を見た。
夜の静けさと暗闇を打ち消す花火はとても綺麗で、この永遠にも思える時間が一生続けばいいのにと願った。
そして花火がもうすぐ終る時に君は口を開いた
「絶対に、来年も見に来ようね…!」
君はそう言いながら儚い笑みを浮かべていた、それと同時に最後の花火が打ち上がった。
今僕は病院のベッドの上に居る、「どうして…今…こんな事を、思い出しちゃったんだろうな~…」
僕は生まれつき病気があった、春の暖かさから夏の暑さに変わろうとする時期、僕の病気は悪化した。
今日は毎年恒例の夏祭りの日、結構僕は約束を果たせそうに無い「ごめんな…」そう呟いた言葉は誰にも届くことはなかった。
『君と最後に会った日』
美しくも哀しい瞳の貴女は
此の世は美しい、と
つねづね云つていたけれど
その言葉とは裏腹に
違う世界へと
旅立つてしまつた
密やかに降る雨、木漏れ日のさす庭
そこかしこに
貴女の欠片は
まだゐるといふのに
其方の世界も美しいのでせうか
わたくしは
貴女がゐたこの世は
仮初めだつたのだと
やうやく氣づきました
貴女のゐない此の世は
残酷で
哀しみに満ちてゐるといふのに
#君と最後に会った日
小学生の夏
クラスでイジメられた僕は、学校から帰りに決まって、裏山近くの神社に通った。
そこには狐のお面を付けた僕と同じくらいの少年が暮らしていた。
お面の少年は僕とは違い勇気があって面白く、何でもできるように思えたけど、読み書きができなかった、少年が言うには彼は神社を離れるわけにはいかなかないそうだった、僕は読み書きを彼に教え、お面の少年は僕にイジメに負けない護身術を教えてくれた。
冬になり、いつしか僕は誰にもイジメられなくなり僕は学校でも友達を作れるようになっていた。
僕は仮面の少年にお礼を言いに行こうと神社によったが、そこには誰もいなかった、代わりに巻き物が一つ置きてあり、僕は中身を開いた。
中身は仮面少年の別れの言葉が不格好な字でつづられていた。
君と最後に会った日を思い出し何だか無償に寂しさが込み上げ僕は泣いていた。
それから仮面の少年はいないが毎週神社の掃除とお参りが僕の日課になっていた、
いつかまた再会できると僕は信じている。
流れる水に想いを寄せ
風吹く夜に頬を赤らめた
暑くなった心は春の別れで
一瞬にして冷めて溶けていく
君と繋いだ手から届く酸素を
明日の僕はきっと知らない
薄れていくあの日の記憶は
今日の僕の手と繋がっている
思い出せない過去の君を
最後の日見た知らぬ人の笑顔を
あの日の暑く燃えた心臓を
今日の僕に捧げて「明日の君に幸あれ」
「またね」
そのまたねは何にも約束がないまたねで、本当にまた会えるだなんて約束されやしない…
本当に君にまた会えてたら、僕はなんて言うんだろうな、
いつからか、1人になってしまった僕は寂しく空を見上げた。
「違うなぁ」
君と最後に会った日、またねって約束した日
その日の空はこんなに濁ってなかったのに…
君と最後に会った日は、モネの回顧展だった。表参道をぶらぶらして、ラーメンが1500円もする店を見てふるえたりしたよね。
新幹線のホームで君を見送った夜、君は「メンタルの調子が良かったらまた遊びに来たいな」とメールをくれたよね。
あれからメールが宛先不明になって、二度出した手紙にも返事が来ないなんて、のんきな私は思いもしなかったよ。
君の家がまだあるのはちゃんと知ってる。小1からかけ続けた電話番号だって忘れるはずがない。でもその一歩を踏み出すのがこわくて、ずっとなにもできないままいる。
今日インターネットを見ていたら君と同姓同名の人を見つけた。生年月日も出身地も何もかも違うけれど、君と同じように本がとても好きな人だったよ。
私たちが中学生だった頃、君は一緒に本屋に行くと、私が話しかけても聞こえないほど夢中になって立ち読みしていたよね。今では笑い話。君と一緒にあの頃の笑い話をしたいとずっとずっと思っているよ。
君のことが好きになった。そして話して見たいと思った。だから後ろからついていこうとした。そしたら、君が話してきた。なんですか?と言われた。その時俺は、恥ずかしくて何も言えなかった。そして俺は走って逃げてしまった。どうしてだよ。なんで自分は何も言えないだ。と自分を責めてしまった。俺はどうしたらいいのだろう。
君と最後に会った日
私がおじいちゃんと最後に会った日は、おじいちゃんが亡くなる数週間前。
ちなみに、私以外の家族(母、兄、妹)は亡くなる前日に会っている。
心不全だった。
私はおじいちゃんが大好きだった。
入院期間絶食を言い渡されやせ細っていく姿を見るのは辛かった。
退院して元気になる姿を見るのは嬉しかった。
おじいちゃんの後ろ姿は日に日に小さくなった。
車椅子を押している私は。
後ろ姿を見るのが怖くなっていた。
でもまさか、そんな急に亡くなるとは思っていなかったからとても。うん。なんとも言えなかった。
未だに本当に亡くなってしまったのか不思議なくらい。
私が貴方と最後に会った日は多分私が自殺未遂をしたと知った日。
ごめんなさい。死ぬ前に不安にさせて。
ごめんなさい。1番大好きだと言ってくれていたのに大好きを返せなくて。
ずっと後悔しています。
貴方の妻、おばあちゃんには大好きなら大好きと伝えます。もう同じ後悔はしたくないので。
私のやるせない気持ちを今この文章で。
少し差別が入っていたにしろ。
毎日1番大切だと、私に伝えてくれ、生きる意味を沢山与えてくれ、本当にありがとう。
1番大好きと言われる度私も心の中で思ってたよ。
世界で1番、大好き。今までも、これからも。
#君と最後に会った日
あれは去年の秋頃だったかなぁ
お風呂で湯船に浸かっていたら
爪の中に閉じこもっていた君が
外に出て行った。ヾ(;´Д `)ノ
長年ずっと一緒にいた君が。
君…
内出血が←( •᷄ὤ•᷅)は?
君が私を思いだすときは、いつだってかわいくてとびきりの笑顔の私でいたい。
そう思っていたけれど。
君と最後に会った日、私はちゃんと笑えていたのかなと思うのに。
ききたい君はもういないんだ。
【君と最後に会った日】
いつも通り手を繋いで
お気に入りのあのお店で
好きなだけいっぱい食べて
欲しいフィギュアがあるんだって
ゲーセンでにらめっこ
今コラボしてるのって
ショップまで競走してみたり
何も変わらないデートの軌跡
夕陽を背負って一、二、三
またねっていつも通り
背中合わせで手を繋いで
いつもは言わない愛してる
お互い諦めなんてつきやしない
惹かれ合ったが故の悪夢
そうでも言わなきゃ別れられない
僕らはきっと運命共同体
タイムマシンは成功した。
長い時間旅行から帰ってきたとき、世界は薄桃色の底にあった。夜明けと朝焼けがないまぜになった
海がしずかに揺らめき、透明な光に溺れている。
死んでしまった君の姿を追いかけて、もう時間の
感覚もなくなるくらいの旅をした。
僕にとっては、物事の最初も最後もないようなものだ。タイムマシンさえあれば、いつでも朗らかな君の姿をみることができるから。
君がまだ元気で、僕の隣にいた頃。僕たちはよく
小さな夜空を観察した。
夜鷹の声が笛の音のように響いて、流れ星は夜の縁を永遠に描いていた。
昔から記憶力は抜群によかった。僕のあまりに細やかな記憶に、君もいつか笑っていた。
それなのに今、僕の瞼の裏に浮かんでくるのは
およそ地球のどこでもみられるであろう景色ばかり。これからもいつでも観られる、そんな夜。
美しい世界をひとしきり眺めて、再びタイムマシンにのりこんだとき、ふいに涙がおちた。
君と最後に会った日は、もう思い出せない。