『友だちの思い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題「友達との思い出」
私は大好きな友達の唇を奪った。突然のことに唖然とする友達。冷静な私。いや、冷静だったらこんな事しないよね。友達はそんな私の顔を見て大粒の涙を流す。
友達「なんでこんなことするの…?」
私「え、凄く良い顔してたから…?」
友達「やめてよ。嘘つかないでよ。私に嫌がらせしたくなったんでしょ?」
私「なんのためにあんたに嫌がらせすんのよ。」
友達「知らないよ!!!でもそうじゃなきゃこんなことしないでしょ!?!?」
いつも穏やかな友達の怒った顔に私も少し動揺する。なんでそんなに怒るの…?別にあなたにとってこれは大したことないでしょ。年上の彼氏がいてあれやこれもやってるあなたには。私はファーストキスだったけどね笑。私たち何年も一緒だったのに、最近のあなたは年上の彼氏とばっかり遊んでてさ、私は久々に遊べたのに。彼氏の話をするあなたの顔。今まで見た事ない顔してたよ。私の知らない、大好きなあなたがする愛おしい表情。そんな顔見たら誰でも心掴まれちゃうね。大好きなあなたとのキスは最高に気持ち悪かった。私だけのあなただと思ったのに、他のやつとこの唇を共有しているなんて考えたくなかったよ。
私よりも大人に近づいてしまったあなたに
私は…いつもの表情で問いかけた。
私「もう私の元には戻ってきてくれないの?」
これが数年前、友達との最後の思い出。
私はあなたの友達じゃなくなっちゃったみたい。
だって私とあなたは────
今日のテーマ
《友だちの思い出》
ホームの滑り込んできた電車は夕方の帰宅時間らしくそこそこの混み具合だった。
ドア付近は特に混んでいて、僕はするすると車内の中ほどに進んで空いている吊革を確保する。
程なく電車は動き出し、スマホを取り出そうとしたところで、少し離れた場所の座席に見覚えのある顔を発見した。
それはそれぞれ違う大学に進学してからお互い何となく疎遠になってしまっていた高校時代の友人だった。
彼と親しくなったのは、席替えで前後の席になったことがきっかけだった。
腕白坊主がそのまま大きくなったような彼はクラスでは賑やかなグループに属していて、どちらかといえば陰キャでオタク寄りな僕からすると、どこか近寄りがたいタイプの男だった。
だけど席が近くなったことで、意外にもラノベや漫画をよく読むことや、その中でも好みのジャンルが近いことなどから、急速に仲を深めるに至った。
好きな本の話題で盛り上がったり、お互いまだ読んでいなかった本を貸し借りしたり、時にはもう読んだだろうと思って新刊のネタバレをしてしまって怒ったり怒られたりなんてこともあったなと懐かしく思い出す。
先月発売したあのシリーズの続巻はまだ好きだろうか。もう読んだだろうか。
それとももう漫画やラノベには興味がなくなってしまっただろうか。
彼が好きそうな本や興味を示しそうな作品、もしもまだ趣味が変わっていなかったら薦めたいと思うものがいくつも思い浮かぶ。
卒業してから暫くの間はたまに連絡を取ったりもしていたが、それぞれ大学でできた友人とのつきあいもあって、そのまま自然とフェードアウトしてしまったけど、特に喧嘩や揉め事があってのことではない。
駅に着いたら声をかけて、この後に予定がないようなら、一緒に夕飯でも食べながら、あるいは酒でも酌み交わしながら、懐かしい思い出話や近況を語り合うのもいいだろう。
真剣な顔でスマホに目を落としていた彼が、まもなく最寄り駅に到着するという車内アナウンスを受けて顔を上げる。
今どの辺りか確認しようとでもしたのだろう。
巡らせた視線が僕の視線とかち合って、はっとしたように目を見開いた。
そして小さく手を振った僕に気づいて微かに笑い、着いたら合流しようというように目で合図を送ってくる。
週末のこの夜、僕らは駅の近くの飲み屋でラストオーダーまで大いに互いの近況や思い出話、それから好きな本の話で盛り上がったのだった。
【友だちの思い出】
知ったばかりの人の名前や誕生日は、よく忘れがち。
でも、友だちの名前や誕生日を知ってから忘れたことはほとんどない。今でも大切な記憶として必要なのだと、私の脳が認識しているからなのかもしれない。
そして、ありがたいことに、ほとんどの友だちが今でも私の思い出だけに残る存在ではないことを嬉しく思う。
【友だちの思い出】
田んぼの脇に設置された、一日三本しかバスの通らない寂れたバス停。予定時刻になっても訪れないバスにイライラとしながらスマホの時計と睨めっこをしていれば、耳慣れない大型車のエンジン音が耳朶を打った。
良かった、これなら間に合いそうだ。少しだけ軽くなった気持ちで、私は所在なさげに隣に突っ立っていた君の腕を引いた。
「ほら、乗るよ」
「う、うん」
いつもは朗らかな君が、明らさまに緊張している。ぎちぎちに強張った横顔が微笑ましくて、まなじりが下がった。
整理券を二人分とり、バスに乗り込む。ガラガラのバスの一番後ろ、窓際の席に君を押し込めて自分は隣に腰掛けた。
ゆったりと発車したバスの車窓を興味深そうに眺めている君は、どこからどう見てもただの普通の田舎の中学生だ。昔はもっと、取り繕うのがヘタクソだったのに。そう思うと自然と、私の胸に懐かしさが込み上げた。
遊び場にしていた森の奥で、突然「一緒に遊ぼうよ」と声をかけてきた子供だった。ぶかぶかのパーカーにジーンズという服装そのものは普通だったけど、子供が少ないこの村では、見覚えのない顔は不審者そのもの。挙句の果てにその子の頭には、タヌキの耳がぴょんと乗っていた。どう考えても人間じゃないその子と友だちになったのは、同年代の遊び相手がいない寂しさが怪しむ気持ちを上回ったから。それからずっと、友だちとして付き合いが続いている。
好奇心でキラキラと輝く君の瞳を眺めながら、その頭にぽんと手を置いた。かつて変化に失敗し、タヌキの耳が乗っかっていたその場所をなぞるように。
「映画館の迫力にビックリして、うっかり耳を出さないでよ?」
耳元で囁けば、君は真っ赤な顔で「わかってるよ!」と叫ぶ。昔、隠せていない耳を指摘した思い出の中の君と寸分変わらぬ反応に、私は思わず吹き出した。
親友と引っ越しではなれた
いろいろな思い出なぜかうかぶ
うかびたくない
だって
引っ越しまえに喧嘩したんだ
わたしは悪くはない
そうなはず
いや自分が悪いのに
親友のことなんて忘れたい
むりだ
思い出と一緒にぼくも海に流れよぉかな
「10年後も仲良く出来たらいいね。」
それは中学生の頃。まだ大人になるなんて夢みたいに考えていた頃。私と友人はそんなことを話していた。
ずっとずっと自分たちは親友だと信じていたのに、私達はいつの間にか仲違いを起こし連絡することもなくなっていた。理由はきっと彼女の方が優れていて羨ましいだとかそんなくだらない嫉妬だろう。
今一人きりで仕事をしながら暮らしていて思う。この年になるとあまり友達なんてできなくなる。だってもう人の事など信じられなくなってしまったから。
いつもいつも考えてしまう。あの頃に戻りたいと。
何も考えず友人と遊んでいた懐かしい思い出の中へ。
そんなことは叶わないと知りながら。
『友だちの思い出』
「 友だちの思い出 」No.14
ある日私の友だちのみみは言った。
「私ね、同性の人を好きになったの。漫画みたいに同性との恋愛は変と思われないと思ってたんだけど、その子に貴方が好きって言ったらすぐに断られて、そういうの気持ち悪いって言われちゃった…。」
勇気を振り絞って私に教えてくれたことに、とても嬉しかった。
次の日みみは、自殺して亡くなった。
今はお葬式で、みみの前に立っている。
「言いにくいことだったのに、教えてくれてありがとう。」
みみの頬をそっと撫でた。
【友達の思い出】
海に行ったり、ショッピングに出掛けたり、
映画を観に行ったり。
みんなが思い描くような思い出はない。
でも、お話してた時間は長いかな。
楽しいこと、辛いこと、大変なこと、
語り合うのが、楽しかった。
私はストレスを受けやすいタイプだった。
だからこそ、なんでも話せる友達が必要だったのだ。
思い出は、壮大じゃなくていい。
見栄を張るようなもんじゃない。
ただ、自分のなかに、こころのなかに秘めておく。
やさしい思い出。
卒業式では泣かなかった。たとえ高校が違っても、僕らの関係は変わらないと信じていた。毎日会わなくたっていい。その程度のことで僕たちの仲は崩れたりしないとたかを括っていた。なのに、あいつは一人、馬鹿みたいに泣いていた。普段はクールなあいつが泣くなんて信じられなかった。僕たちは揶揄いながら、これからも遊ぼうぜと励ましていた。
高一の5月。久しぶりにみんなと会った。1ヶ月で見た目が変わるはずもなく、誰も何も変わっていなかった。今まで通りふざけ合う時間。なのに、かすかな違和感があった。なんとなく会話のテンポが違う。言いようのない不安が押し寄せた。久しぶりの再会だったのに、僕はどこか楽しくなかった。
家に帰り、違和感について考えた。そして気づいた。盛り上がる話題は全部過去の思い出。現在のことじゃない。今を共にしていない以上、共通の話題は過去にしかないのだ。
僕は呆然とした。当たり前のことなのにショックだった。互いに別の道へ歩み出すとは、今を共にできなくなるということだ。
卒業式で泣いていたあいつを思い出して、僕の中からあいつと同じ涙が溢れてきた。馬鹿だなと思った。いつも後になって実感する自分は馬鹿だ。
それからだ。僕は節目というものを大事にするようになった。
気づき(重要)
友達の思い出の中で最も明るい色のものと暗い色で塗りつぶされたもの、はっきりとした理由も無いのに、ただ悲しいだけの思い出とに三分類される事がわかった。
そう振り返っているうちに、昔からずっと疑問しか無かった私の感じ方の癖が、何を言わんとしていたのかに気づいてしまった。
とても楽しみにしていた小学校時代の同窓会で、会う人会う人に数年前の当時の面影を重ねてしまい、彼らが昔より成長した姿に強い違和感を覚え、自分だけが当時のあの頃に取り残されているかの様な感覚に襲われ、目の前で言葉を交わしていても悲しくなってしまう事があった。楽しみにしていた時間がそのせいで台無しになった事もあったくらいだ。
今まで何故そう感じてしまうのか理解しかねていたが、今回はっきりとわかったのは「永遠に続くもの等ない」と言う事実に酷く強く反応する自分が子供の頃からいるということだと理解した。幸せであればあるほどそう頭がリマインドしてくるのだ。親切丁寧に!子供心にもそういった傾向があった為、その感覚は多分強化されていったと言う事になるだろうか。
時と共に物事が移ろいゆくのは自然の摂理。これをわかっていても一々反応し、まだ来ない予期せぬ未来に怯え振り回されるのを辞めたい。大事なのはいつだって今だから。彼を好きだという想いも自覚して認めてからは見事に育っていってしまっているので、それも今の私には大事な感情と要素であって、受け入れて大切にしよう。
この想いだけはとても大事。それだけ彼の存在が大切だって本能が言っていると思う。
楽しい事をたまには考えたかったのにと自分で自分の頭に突っ込みを入れつつ、今日はここまでにしたい。
様々な人がいた
それでも、友と呼んでいいのだろうか
それは楽しかった思い出より償うべき悲しみの記憶があるから
たった一言で相手を苦しめてしまったから
例え、人とはそういうものだとわかっていても
きっと、慣れてはいけないのだろう
「親しき仲にも礼儀あり」
#友だちの思い出
#51「友達の思い出」
僕にはネッ友だが友達がいた
今も関わりある人も
縁が無くなった人も
みんな俺の成長にはかかせなくて
いなかったら僕はこんなに強くなかった
沢山のことを教えてくれたり
ずっと一緒に遊んでくれたり
唐突に会いに行っても笑顔でいてくれたり
話を聞いて元気になるようにしてくれたり
全部全部僕の友達との思い出なんだ
友達の思い出
そんなのとは 無縁だった。
「こうしなさい」
「こう考えなさい」
「こう生きなさい」
と 躾られてばかり。
───意味はあるのだろうか。
ただ 、ひたすらに『 成功 』する為に。
「この、母さんの言う『 成功するための近道 』
は、……本当に近道なのですか?」
怪しんでいる訳では無かった。
母さんが白だと言えばそれは白なのだし、母さんが黒だと言えばそれは紛れもない黒。
そして私の手から滴る この赤黒い液体も、母さんが『 仕方ない 』と言えば仕方が無いのだ 。
「あなたにはね、才能があるの。だからその殺す為の才能を最大限 生かすべき で ───」
ああ、また長くなる。
友達の思い出
毎日挨拶して
毎日一緒にお昼を食べて
毎日欠かさず通話して
偶に部活の愚痴を言って
ずっと続くと思っていた日常
一言
たった一言
君の一言
僕からの返事を待っている君の瞳は
熱を帯びて
違う僕を見ていた
友達だった僕の思い出
いつまでも
靴で踏んだガムみたいにくっついて
なかなか離れてくれない
真夜中の仕事終わりに、部屋の電気をつけると、私の布団に露わな姿をしているアレ。
突然の明かりに、アレは「見ないでよ」とばかりに固まって動かない。
私の心臓は、1分間に180回を超える。
初めて、嫁になった時と同じくらいの衝撃。(実際嫁どころか彼女もいたことはないが、、)
「どうしようか」
一度、見なかったことにして、襖を閉じる。
次に、瞳を閉じて、それしか、でーぇきぃなぁーい↑(自宅の中心で愛をさけぶ!!)
1分後‥‥
再び、そっと、襖を開けて、様子を伺ってみる。
その艶やかで、光沢の細身のボディラインが怪しく誘う。
そして、私が「まさか」と思った瞬間、アレはシルクの透き通ったネグリジェをビラビラさせ、「もう、焦ったい」とばかりに私を目掛けて、抱きつき、押し倒してきた。
私は、泡を吹きながら、畳に大の字になった。
「あっ、あっ」
押し殺すような声が思わず漏れる。
アレは私のメガネの上に跨がり、ゆっくりと動く肢体に、見てはいけないものの衝撃を私は遠のく、意識のなか、拝見した。
🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳
私の体の下の方が生暖かいものを垂れ流していることに気づくのに、どれくらいの時間を要しただろうか?
ふと、気怠い体を起こして、時計を見ると、明け方の4時をうっていた。
アレは、もう、帰ってしまったのであろうか。
まだ、生臭い香りと、私の鼻の上の残った湿った感触は確かに残っていた。
私が、独り身でいるのは、きっと、アレとの一夜が忘れられないからなのだろうか。
もし、私が逆テラフォーミングを受けていたら、結ばれていたであろうか。
そんなことを思い出す今日この頃、、
およそ20年前の
夏の日の思い出である。
辺りは暗くなり、満員電車を抜けて腐れ縁と呼ぶに相応しいアイツと久しぶりに飲みに来た。
大人になって、酒を交わして思うのはコイツになら何でも話せるんだと実感する。
酔いが回った頭はどうも働かなくて、ふと口走った。
「お前って俺の事どう思ってる?」
それは所謂、告白の様な物できっと普段なら焦って言い訳を並べるだろうが今日はそんな気が起きなかった。
机に伏せてこちらを見ずに話し出す。
「嫌いだ、憎らしい」
そう言って寝てしまった彼を尻目に笑みが止まらない。
俺たちが友人と呼べるのはとうの昔で、今ではライバルが良い所。けれどお互い同じ気持ちだから、たまにこうして安心感を求めに来てしまう。
今日も友人だった頃のアイツを思い出しながら、酒を一口煽るのだった。
「思い出の箱が開かないんだ」
困り果てて友人に相談する。
「なんの箱?」
「思い出が詰まった記憶の箱さ。箱の鍵が見つからないんだ」
友人は笑った。
「それじゃ探しに行こうか」
友人と鍵を落とした場所かもしれない場所を探し始めた。
学校、お互いの家、よく遊んでた公園。
どこにも落ちてない。
思わず泣きそうになると友人が困ったような笑顔で言った。
「もしかしたら……」
友人が、胸に手を当てると鍵が現れる。
記憶の箱がガチャリと開いた。
中には昔書いた未来への手紙が入っていた。
『友情は永遠に、鍵は心のなかにある』
僕の家は金持ちだ
母はとある病院の院長の一人娘 父は腕が立つ外科医
両親は政略結婚だった、らしい
僕も医者になるため昔から勉強漬けの日々だった
学校 課題 テスト 家庭教師 毎日勉強に明け暮れた
それが当たり前だった 他の道なんか知らなかった
その日は早く目が覚めて、どうしても眠れなかった
気分転換に近くの公園まで散歩することにした
近くまで行くと公園の方からなにか聞こえた
気になって少し早歩きで公園まで進んだ
そこに居たのは僕と同じぐらいの年の少女だった
ベンチに腰掛けて、心底 楽しそうに歌っていた
僕は音楽に詳しくなかったけど 聞き入ってしまった
歌い終わった彼女に声をかけた
「その歌 素敵だね、なんて曲なの?」
僕に気づいておらずびっくりしつつも答えてくれた
『え この曲?名前 まだつけてないんだ〜』
「もしかして、自分で作った歌なの?」
彼女はちょっと照れたようにこくりと頷いた
『歌が好きなんだ 歌うのも作るのも』
『また聞きに来てよ、晴れの日は練習してるから』
この日から僕は早起きが習慣となった
彼女が引っ越す日まで、ずっと歌を聞き続けた
これは僕の大切な友達の思い出
【友だちの思い出】
額にじわりと汗をかく8月。
この季節に思い出すのは、この指輪をはめてくれたあなたとの淡い青春の日々。
貴方と友だちだった時、とても楽しかった。
そして今は、貴方の隣でとても幸せ。
#友だちの思い出
私、椅子に座ろうとしただけなのにさ
お前が、椅子を引いたせいで
私大股開けて転んだの忘れないからな。
私、スカートだったんだぞ。
腹よじれるくらい笑いやがって…。
…まあ、いいかな。なんか楽しかったし。