『勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
勿忘草の花言葉の1つ「私を忘れないで」
これからを生きる貴方には言えないよ…(本音)
僕の好きだった花
小さくてかわいい春の花
大切に大切に生けたけど
夏を待たずに枯れてしまった
今では記憶の中の花
君はもう、二度と枯れることはない
【勿忘草】
一面に咲き乱れる勿忘草に目を奪われると、隣の君が「こっちを見て」と言わんばかりに袖を引っ張る。
そんな気がした。
昔みたいに、また、一緒に。
毎年毎年変わらず咲き続けるこの花に、何度救われただろうか。思い出が、思い出すことが苦痛なこともある。でも、ここでは泣かない。
約束したんだ、最期に来たここで。
風がそよぐと、君が暖を求めるように擦り寄ってくる。
そんな気がした。
あんなに沢山着込んだのに、まだ寒がる君は。
僕のポケットがあるからと、頑なに手袋を買わずに。
得意げに手を捩じ込んでくるあなたは。
花が揺れるのは、君が笑っているから?
いつも明るくころころと、眩しいほどの笑顔で。
忘れるはずが無い。あんなに近くで。そばで。ずっと。
日が差すのは、君がそばにいるから。
勿忘草、花言葉は「私を忘れないで」
小さくて直ぐに記憶から消えてしまいそうな花。
そんな花の寿命は、数年。
忘れないでと言っても限界があるから。
記憶の寿命もそんなもんなのかも。
この花のように。
でも、
「…本当は私も忘れたくないの。」
お題 : 勿忘草(わすれなぐさ) #40
きょうはただの豆まきの日になりました
恵方巻を買うレジ横のサービスカウンターに
並んだ家族連れを見て冷ややかな心持ち
当たり前に祝われなかった日を
離れてからもずっと祝って来ました
そんな役目もやっと死に絶えた
その体をそっと棺おけにしまって
あれは私。私とあなた。
夕焼けの長い雲。誰のものでもない風。
ひび割れたあなたの爪に触れていた花。
《勿忘草》
拝啓 大切な君へ
こんな形で、急にいなくなって、ごめんなさい。
本当は先に言っておこうかと思ってたんだけど、それだったら決心が揺らぐ気がしたんだ。
だから今、行こうと思って。
でも手紙くらいは書いとかないと、心配するかなって思ったから書いてます。
初めて会ったとき、こんなにも綺麗な存在がいるのかってびっくりしました。
話し掛けてみても反応されなかったから、死んでるのかと思った。
でも違くて、お腹すいて動けないだけだったから、俺と同じだと思ったんだ。
なのに、俺を助けてくれた。
俺がお腹いっぱいになるようにって、君の血を全部くれようとした。
その優しさが、嬉しかった。
あのとき出会ってなかったら、俺はきっと後悔していたと思います。
だから、ありがとう。
君はお腹いっぱいになると思いの外元気で、一緒にいて楽しかった。
久しぶりに、こんなに沢山笑った気がする。
君がいてくれて良かったし、君がいないときっと退屈で死にそうだったんだろうなって思います。
本当にありがとう。
だからこそ、今別れないと駄目だなって思った。
一生一緒にはいられないから。
俺にそんな勇気はないから、だから、さよなら。
なんて、本当は俺が逃げただけなんだ。
君がいなくなる、そのいつかが怖くて。
責任なんて取れないから、逃げただけなんだよ。
ごめん、悪いとは思ってる。
友達って言ったのに、ずっと一緒って誓ったのに。
裏切ってごめんなさい、逃げてごめんなさい。
約束破って、ごめんなさい。
こんな酷いことしちゃったから、もう友達じゃないよな、俺たちは。
だから、もう、俺の事なんか忘れて下さい。
最低な奴のことなんか、覚えてなくていいから。
忘れて、これからを生きてくれ。
吸血鬼と人は一緒にいられないんだよ。
ありがとう、大好きだったよ。愛してる。
敬具
「は……はは……馬鹿だよ……なんでっ……! 逃げないで……ッ……最期まで一緒がよかったよ……馬鹿ぁっ……!! わす、れてほしっ……なら……こんな花添えるなよぉっ……!」
追伸 君に似合うと思って、花、好きだったろ。
——勿忘草に、雫が一つ落ちた。
死にたいってカイロに書いてる子がいて私はとても腹が立った
まず本当にしたいと思うならそんなところには書かない、あいつは目立ちたいのか、かまっておしいのかと思った
死にたいって思ったら誰にも相談できないし体勝手に動いて飛び降りたりして何も考えることができなくなると私は思う
お前如きが死にたいとか言うんじゃねぇよ
お前のせいで私はストレス溜まってんの
なのに、なんでお前は塾長に構ってもらえるんだ
そんな奴のことをなんで構う?
私には何にも話しかけないで何にも心配してくれなくてどうして?
理不尽だ
でもね良いこともあったよ美味しいもの食べたよ
あっそういや今日バレンタインのフラペチーノ飲んだ!ホワイトチョコのやつあとオレオのケーキ食べた!美味しかった‼︎幸せ!!
こんな日があっちゃうから全てパーになっちゃうよね
私はすぐ忘れちゃうだから今を生きようって唱えてる
今を見て今を大事にして
勿忘草(わすれなぐさ)
あなたがくれた大好きを忘れたくないと思うことは悪いことなのかな…
あなたは気軽に会えないくらい遠くに行ってしまったから…
忘れたくないよ…
思い出す 忘れたくない 宝物
祈る指先 溢れる記憶
#勿忘草(わすれなぐさ)
唐突に、昔のことを思い出した。
引っ越しの荷造りをしている最中だった。本棚の奥から児童書を一冊引っぱり出すと、ひらりと
何かが床に落ちた。
半分に折ったティッシュだった。
中になにか、挟まっている。
押し花だ。
まっすぐのびた茎の先に、ちいさな星形の花が集まって咲いている。子どもが見よう見まねでつくったものだった。カサカサにひからびて、茶色く
変色している。もとは青い花だったらしい。
その青色には、見覚えがあった。
森の奥の、ぽっかり明るい陽だまり。いつも青いワンピースを着て、岩の上に座っていた、髪の長い女の子。
子どもの頃、わたしは数ヶ月ほど、田舎に預けられていたことがある。
問題のある家庭だった。両親は毎晩ケンカをしていて、飛んでくる怒鳴り声や灰皿や拳から逃げるため、わたしは自分の部屋に閉じこもっていた。学校にも行かなくなった。もともと神経質な上にストレスで過剰に攻撃的になっていたわたしと、上手くつきあえる小学生はいなかったから。
田舎の親戚の家でも、わたしは孤立していた。
人間不信をこじらせて、部屋に閉じこもって本を読むか、こっそり家を抜け出して人のいない森の奥で泣いているか、毎日、そんなことをしていた。その女の子に出会ったのも、独りぼっちで森を歩いている時だった。
もの静かな、おっとりした子だった。
彼女の声も、二人でなにを話したかも、思い出せない。それくらい大人しい子だった。わたしとは、妙に波長があった。会話がなくても、別々のことをしていても、彼女のそばに座っているだけで、穏やかな気持ちになれた。花かんむりを編むのが得意で、わたしにもやり方を教えてくれた。わたしが編んだ不器用な輪っかを見て、上手だと笑ってくれた。彼女の笑顔が好きだった。はじめてできた、友だちだった。
それから色々あって、わたしは母に連れられて都会へ引っ越した。
新しい街、新しい学校での生活が忙しすぎて、手紙を書くと約束したのに、結局一度も出さなかった。そのまま、今の今まで忘れていた。信じられないくらい薄情者だ。
十数年ぶりに、親戚の家を訪ねた。
可愛げのない子どもだったはずなのに、大きくなったね、と迎えてくれた。
彼女のことを聞いてみた。わたしと同じ年頃で、当時この辺りに住んでいた女の子。手紙を出すはずだった連絡先は紛失していたが、住人の少ない地域だから、すぐわかるだろうと踏んでいた。
笑顔でもてなしてくれていた親戚夫婦が、困ったように顔を見合わせた。
あのね、と奥さんの方が、慰めるように教えて
くれた。
「この辺りにいた子どもはね、うちの子たちと、お向かいの兄弟だけなのよ。みんな男の子。会ったことあるでしょう」
信じられなかった。
あの女の子と遊ぶようになって、わたしは少しだけ、口数が増えた。森で会った子に教わったんだと、花かんむりを見せたこともあった。わたしが話す彼女のことを、親戚夫婦は笑顔で聞いていた。実際は、わたしが頭の中の見えない友だちと遊んでいるのだと同情して、指摘しないでいたらしい。
あの森へ行ってみた。
いま思うと、おかしな所は色々あった。
彼女の声を、聞いた覚えがない。いつもおなじ青いワンピースを着ていた。森の外で見かけたことが、一度もない。
森は、どこにもなかった。
消えてしまったわけではない。子どものわたしが森と呼んでいたのは、ただの雑木林だった、それだけだ。神秘的に見えていた秘密の原っぱも、倒木によってできた、ちっぽけな空き地でしかなかった。わたしが腰かけていた切り株は見つかったものの、彼女が座っていた岩は、どこにもない。
呆然としているわたしの視界の端に、なにか青いものが映った。
花が群生しているのだった。
あの押し花の、花だった。ここへ来る新幹線のなかで検索した。勿忘草と言うらしい。野原の隅に、取り残されたように咲いている。
その青色のちいさな花の絨毯が、ワンピースをひろげて座っている、あの女の子の姿に見えた。
僕はママの勿忘草
忘れ去られて
成長し
雄蕊から雌蕊へ
花粉を弾き
蓋粒のタネをなした
その種は勿忘草にはならなかった
男児二人となり
しなやかな子鹿
やがて勿忘草を啄む
立派な雄鹿になるだろう
僕はママからの命を繋いだんだ
〝勿忘草〟
初恋の人は、まだ私を覚えているだろか。
あの人の中に、私はまだいるだろうか。
勿忘草に、願いを込めて。
ただ、あの人のことを想って。
私は、勿忘草とは意味がわからない。でも優しい感じがして心が美しくなる。そう思えた。いつか、勿忘草を分かって意味を知ってみたい。
碧い空に 勿忘草の花
忘れぬ思い 心に宿す
青さに満ちた あの日の空
永遠の誓い 風に託す
季節がめぐり 時を超えて
勿忘草の色 輝き続ける
愛の証し 永遠の約束
忘れないよ この輝きを
勿忘草(わすれなぐさ)
ー私を忘れないで
なかなか思う時がないな。
忘れたければ忘れて頂いても構わない。
ヨーロッパの悲恋から来ている花言葉。
そもそも悲恋に縁がない。
でも、昔ならそんな悲恋も多かっただろうな。
勿忘草に縁がないと言うのは、
幸せな事なのかもね。
paki
行ってきます、というメモ書きと1輪の花がテーブルには置かれていた。
嫌な予感はしてたんだ。この頃口数が少なかったから、どっか具合でも悪いのかなくらいに思ってたけど。
そんなに悩んでいたんなら教えてくれよ。君の夢を真っ向から否定したりしないよ。やりたいようにやればいい。そう言ってちゃんと送り出すつもりでいたよ。
なのに、別れの言葉も言わせてくれないのかい。ずるいよ、君は。
コップに水を汲んで君が残した花を挿した。いくらかもう萎びている。青い花がまるで君の瞳の色を連想させる。
この花は何て言うんだろうか。
知りたいのに、教えてくれる君はもういない。
亡くなった人は、誰からも忘れられた時、本当の意味で息絶える。
今もこれからもずっと私の心の中にいるよ。
【勿忘草】
―勿忘草―
私が彼と距離が遠く感じるようになったのは1ヶ月程前からだ。
彼は顔も性格も良くオマケに運動神経抜群でとてもモテる。
世間で言う所謂"スパダリ"。彼にピッタリなタグ
それに比べ私は人気の無い空き教室で一人本を読んでいる様な
目立たない普通の陰キャ。
陰気臭くてコミュ障 周りからは何とも思われていない程私は影が薄い。
まるで嘘かと思うが私と彼は付き合っている
話を初めに戻そう。
距離が遠く感じるようになった原因は明確。
彼の部活の大会が決まり練習に打ち込む日が増えたからだ。
正直、大会が決まる前に距離が近いかと言うとそうでも無い
やはり人は自分の持っていない物を持っている人に多少は興味が湧き惹かれるものだ
しかし惹かれたはいいものの趣味が合わないと必然と会話も減る なぜ付き合っているのかも分からなくなる時がある程に。
しかし私は彼が好きだ。
私が持っていない物を持っているという憧れもあったのかもしれない。
彼は大会の為に毎日努力を積み重ねて4ヶ月。
大会の日私は気弱ながら下駄箱に応援の意味を込めて小さめの花束を入れた
無事大会は優勝
私達は約5ヶ月の間話さすそのままどんどん日が進んでいった
クリスマスもお正月もバレンタインも結局何も出来ず卒業の時期
まだ肌寒い春の風
まだつぼみが開いていない桜が多い今日この日は、
「卒業式当日」
式が終わり話しかけようとした、
けど上手く言葉が出て来なくて
伸ばしかけていた手をスッとカーディガンにしまった
そして結局話さずに終わってしまった
"私は彼から何とも思われていないのかな、"
と苦しく苦い気持ちを抱えて私は家に帰っていく
貴方が友達達とわいわい話しながら家に帰っていくのが分かった
その時彼が気にせず踏んだ花は―"勿忘草"―
クシャッ 、キシキシと音を立て踏まれた花。
――とても酷い姿だった
踏み潰して傷付けた花の名前なんて知ってるはずない
彼は花なんて全く興味無いのを私は知っている。
だって好きな人の事だから、
私はあなたの好きなことを一生懸命理解してるつもりだけど
彼方は私の好きな花。趣味の事は知ろうとする素振りも見せなかった
「私の事を、貴方だけ、いや彼だけでも忘れないで欲しいな」
―勿忘草―
花言葉は「真実の愛」「誠の愛」「私を忘れないで」
海からほど近い港町に、子どもの頃3ヶ月くらい住んだことがある。
そのころの生活は最悪で、何かあれば容赦なく殴る父親と、ふたりで暮らしていた。
僕はいつも空腹で、それを外で遊んでまぎらわせていた。
あるうららかな春の昼下がり、いつものように不機嫌な父に殴られて、僕は頬を赤くして外を歩いていた。
すると、やわらかな声に呼び止められた。
「あら、お顔どうしたの?」
顔をあげると、真っ白なエプロンをつけた優しそうなおばさんが、心配げに僕を見ている。
「…」
なんと言っていいかわからず、うつむいた。
それと同時に、僕のお腹から、ぎゅるると大きな音がした。
すると、おばさんは優しく僕の手を取った。
「そこのお店についといで」
見れば、目の前には、青い看板が目立つ小さな大衆食堂があった。
おばさんはそこに入ると、僕を座らせ、自分はカウンターの奥に消えていった。
所在無げに足をぶらぶらさせていると、しばらくしてとてもいい匂いがしてきた。
おばさんが出てきて、僕の前に美味しそうなオムライスを置いた。
「おばさんが作ったからね。おいしいよ、食べてごらん」
ほんわりとしたたまご色のオムライスの真ん中に、赤いトマトケチャップでハートが描かれていた。
僕は気まずさも忘れて、一心不乱に食べた。どのくらいぶりかわからない、あたたかいご飯だった。
食べ終わると、おばさんが満足そうにこちらを見ていた。
そこで僕は、お金がないことに気づいた。
幼な心に、それがとても悪いことのように思えて、思わず外に飛び出した。
そして、あたりを駆け回って、とても可愛い花が道の脇にたくさん咲いているのを見つけた。
それを摘めるだけ摘んで、おばさんの元に戻った。
おばさんに差し出すと、目の端にしわを寄せて、とても嬉しそうに笑ってくれた。
その後も何度かおばさんに出会い、ごはんをごちそうしてもらった。
しょっちゅう殴られていたので、どこかしら腫れていたり青くなったりしていた僕を気の毒に思ったのかもしれない。
ごちそうしてもらうたび、花を摘んで持っていった。
彼女の存在は、寂しかった僕の心を癒した。ごはんも嬉しかったが、なによりその笑顔に会いたかった。
親戚の家に預けられることが決まり、僕は港町を離れた。
それきり、そのおばさんには会っていない。何度も折に触れ思い出したのだが、残念ながら店の名前を忘れてしまった。
店にあった金色の招き猫が、妙に印象に残っていた。
***
あれから長い年月が経った。
僕は三十年ぶりに、この港町を訪ねた。
うろ覚えの記憶で、あの大衆食堂を探す。
だが、見つけられない。
(ここのはずなんだけど…)
隣を歩く息子と手を繋ぎながら、僕はキョロキョロと周りを見回した。
すると、息子が叫んだ。
「ねー、おばあちゃんがなんか変だよ」
足を押さえて、電柱によりかかる老婦が目に入った。
「大丈夫ですか?」
僕が駆け寄ると、老婦はこちらを見た。顔色が悪い。
近くの公園まで支えて歩き、ベンチに座らせる。水を買ってきて飲ませると、老婦はほっと息をついた。
「ご迷惑おかけして、すみませんねえ」
「いえ、大丈夫ですか?」
僕がいうと、老婦は微笑んだ。
「いつも、健康のために散歩をしているんですけど。膝が痛くてねえ。長年やっていた仕事をやめてからは、特に痛むの。ずっと何十年も立ち仕事をしていたからかしらね」
「なんのお仕事だったんですか?」
「食堂よ。小さなね。ほんとの大衆食堂よ」
僕はそこで引っ掛かるものを感じた。
「あの、もしかして…それは、青い看板の店だったりしますか?カウンターもあって、金色の招き猫がいて…」
「あら、きたことあった?食堂とみ川、よ。」
そういって、老婦がにっこりと微笑んだ。
その瞬間、僕の頭のなかで、目の前の老婦と、とあのときのおばさんが重なった。
「ぼくのこと…覚えていませんか?」
焦ってきいてしまったが、わかるわけはなかった。何度かしか関わりはなかったのだし、僕はあれからもういい大人になってしまったのだから。
それでも、僕はこの人に会いに来たのだ。
でも、なんていっていいかわからない。
そのとき、ブランコに乗ろうとしていた息子が言った。
「ねー、綺麗なお花だよ、パパ」
指差した先に、小さな花が咲いていた。
「あら、勿忘草。このお花ね、私の大好きな花なのよ。昔、このあたりにかわいい男の子がいてね。ごはんをごちそうしてあげると、決まってこのお花を摘んできてくれるの。可愛かったわあ。突然会えなくなってしまったけど…元気でいるのかしら」
「元気で、いますよ」
僕は、噛み締めるように言った。
「あなたに、たくさんしたい話があるんです」
瑠璃色の勿忘草が、春の風に優しく揺れていた。