『勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
わすれなぐさ
いつもの帰り道
「山野草」の木札と 荷台にポツポツならぶ草花
花を育てたことはなかったけれど
山を離れて心細げな姿にふっと
仔猫を拾い帰るような そんな気持ちで
ちゃんとお世話するからね
なーんにもなかった私のベランダに
ほんのりピンクのつぼみがついて
そっと開いたはなびらは空の色
やわらかな葉が花が
外吹く風をおしえてくれる
「勿忘草」
#5
勿忘草の花言葉は「私を忘れないで」
今まで、そんな目で見たことがなかったけど、
悲しい花なんだね。
花にもドラマがある
初めて漫画を読んで泣けたのが
河あきらの忘れな草だったような気がする
小学校5年か6年の頃
漫画読んで泣けたという事実に
自分でもちょっと驚いた
今は何読んでも泣けちゃうけどね。
――「ねえ、これってなんて読むの?」
「それはね、わすれなぐさ、っていうの。」
俺は幼いころの記憶をふと思い出していた。
あのときはただきれいな花だなと思っていた。
だけどそれが今や仕事になっている。
―――植物学者。
あのときの勿忘草との出会いが確実に俺を変えてくれた。
テーマ:勿忘草
お題 勿忘草
君のそばにいるわけを
ここにいるわけを
問いかけて 迷っては彷徨って
寂しげに咲いたワスレナグサに…
(「僕はロボットごしの君に恋をする」より)
山田悠介さんの作品に初めて出会った作品
久しぶりに思い出した
最後の最後にいい意味で裏切られたなぁ
また読もうかな
どうして。なんで。なんでそんなこと。もう二度と声は届かなくなってしまった。
だから今日も、後悔を、する。
「………………」
「…………はぁ、」
「君がいない世界は、相変わらず寂しいな」
「早いな。もう、一年たったよ」
「……ほら、これ」
「花、好きだっただろ」
「忘れてないよ。ちゃんと覚えてる」
「だって、約束しただろ?」
「勿忘草なんて贈っちゃってさ」
「花言葉で伝える、って。口下手かよ」
「あんまり、自分の意見言わないっていうか」
「それだから、喧嘩もあんまりしなかったな」
「無理、させてたんじゃないかな……なんて」
「…………今さら、だよなぁ」
「…………」
「俺さ、絶対、絶っっ対」
「一緒に過ごした日々のこと」
「忘れないから」
_______________________
──ああ。
「………………」
────。
「…………はぁ、」
────。
「君がいない世界は、相変わらず寂しいな」
──やめろ。
「早いな。もう、一年たったよ」
──やめろ。
「……ほら、これ」
──やめろ!!
「花、好きだっただろ」
──そんなに……好きじゃなかったよ……。
「忘れてないよ。ちゃんと覚えてる」
──何、何を忘れてないの。
「だって、約束しただろ?」
──してないよ。君、約束なんてしてくれなかった。
「勿忘草なんて贈っちゃってさ」
──私が買った花はそれが唯一だったよ。
「花言葉で伝える、って。口下手かよ」
──サバサバしてるとこが好きって言ったじゃん。
「あんまり、自分の意見言わないっていうか」
──全部、全部全部君に言ったッ!!
「それだから、喧嘩もあんまりしなかったな」
──喧嘩だって……沢山したじゃん……。
「無理、させてたんじゃないかな……なんて」
──無理してたら一緒にいないよ……。
「…………今さら、だよなぁ」
──あり得ない話をしないでよ。
「…………」
──ねえ、何処見てるの。
「俺さ、絶対、絶っっ対」
──ねえ、君は一体、
「一緒に過ごした日々のこと」
──何を忘れてないの。
「忘れないから」
──君の! 君の覚えてるそれは!! 君の理想だよッ!!
──私じゃないよ……………。
花瓶に挿さった勿忘草は、とうの昔に枯れ果てた。
【勿忘草(わすれなぐさ)】
この花は、春の訪れを知らせる花なんだって。
小さくて可愛いね。
パパとママが出会ったのも、ちょうどこの花が咲いている春の時期に出会ったのよ。
春は出会いの季節っていうけど、本当にその通りだったな。
ノドカは、パパのこと覚えてる?
ノドカが今よりもーっと小さい時にお星様になったんだけどね。
この花を見ると、ママはパパのこと思い出しちゃうんだ。
ノドカも、まだパパのことを覚えていたら、忘れないでいてあげて。パパ、きっと喜ぶから。
パパ、あなたはまだ私達のこと、覚えてる?
見守っててくれている?
私達も覚えているから、忘れないでいるから、あなたもちゃーんと、忘れないで見守っててね。
【勿忘草】
※【とりとめのない話】の続き
「 私ね、勿忘草っていうお花が好きなの 」
と 、彼女はよく そう口にしていたことを今でも覚えている 。
僕は初めてそう聞いた時
「 へー 、なんで? 」
と 、ただ話の話題になればいいなと 、
そんな軽い気持ちで 質問をした 。
なので 、そこまで答えに 期待していた訳では
無かった 。
のだけれど 、彼女は
「 んー 、可愛くない? 」
と 、あまりにも適当な答えを出すもんだから 、
軽く笑ってしまった 。
普段そんな適当な理由を つけない彼女だからこそ 、そんな一面もあるのだなと 、そう思った 。
「 まぁ 、確かに可愛らしい花だよね 」
「 私ね 、白色が好き 」
と 、微笑みながら言う彼女 。
「 なんで? 」 そう 聞こうと思ったが 、
どうせまた適当な理由だろうと思い 、そこまでは聞かなかった 。
── それから約数ヶ月 。
ふと 、僕の中に疑問がうまれた 。
彼女はホントにそんな適当な理由で "勿忘草" を好きだと言ったのだろうか?
あの時は気にもとめなかったけど 、今思えば やっぱり彼女らしくないな 、なんて 。
今更ながら思う 。
そう思うと 、なんだかいてもたってもいられなくて 、気づいた時には
勿忘草について 調べていた 。
そこで分かったのは 、
彼女の好きな 白の勿忘草の花言葉は
「私を忘れないで」だった ということ 。
もしやこれを伝えたかったのかな 、なんて 。
そうだとしてもそうじゃなかったとしても 、僕は物事を ポジティブに捉える方が好きだ 。
そう思い 、これは 彼女が僕に
" 伝えたかった最期の言葉 " だったのだろうと 、勝手に そう解釈した 。
彼女は内気な性格で 、言葉に出して伝えるのが苦手なタイプだった 。
だからこそ 花の名前を出して俺に伝えたかった 。
と考えても 、ある程度納得はいく 。
本当は今すぐにでも真実を彼女に確認したい 。
でももう あの可愛らしい笑顔を浮かべる彼女はここには居ない 。
Fin .
勿忘草
花言葉を調べたら
私を忘れないで
青い小さな花
これが勿忘草なんだ
知っている様で知らなかった花だった
誕生日にインスタにバースデーケーキの写真を載せた
昔の彼が良いね!をしてきた
ブロックはしていないけど、もうフォローしていないし
もう私を忘れて良いよ
『勿忘草』
ボクを忘れないで
ボクを消さないで
ウソだよ
ボクを忘れて
ボクを消して
キミの未来に
思い出なんていらない
ボクの思い出なんていらない
何気ないけど
しあわせな日常
その大切さを思う
今を生きて
生き続けて
キミはキミのままキミらしく
夢を叶えて
ボクは…
キミのいない未来をしっかり生きる
大好きだった
愛してた
キミの笑顔を この胸に…
勿忘草
あなたと会えない時間も
わたしはずっと…
想ってる
でも…
不安で勇気がなくて…
会えないから…
断ってばかりで
ごめんね…
でも…
忘れないで…
ずっと想っていて…
おねがい
ワガママでごめんね
勿忘草
あなたに出逢ったその時から、
ずっと想い続けていた。
でも、あなたには彼女が出来た。
だから諦めた。
……そう頭では何度も思おうとした。
彼が幸せならそれでいいと思った。
なのに、今でも“想い続けている”。
夢にまで出てくるほど。
あの日あなたと話したことを、何度も思い出す。
忘れられない。楽しそうに話すあなたを。
その記憶は色褪せることなく生きているの。
どれほどの時が経とうと、鮮明に。
せめて、頭の片隅でもいい。
彼の記憶に刻まれていたい。『私という存在』
………どうか忘れないで。
私があなたの隣に、“ここに居たこと”を。
「勿忘草」
2023/02/02
昨日だけど、whooの交換募集したら押してくれて、嬉しくて嬉しくて交換しちゃたの。
一昨日も昨日も今日も君のことばっか考えちゃう。
写真も動画も残ってるの、マルシィの未来図も未だに大好きだし、思い出しちゃうし、
こんなに私忘れられないのに、私のことなんてもう何とも思ってないんだろうな。思い出してほしい笑
あんなに幸せだった時間君といた時間以上にないよ
いつかどこかで話せたらいいなって、
金曜日体育ないの泣くんだけど
勿忘草
勿忘草は忘れたい記憶を忘れることのできる花と見たことがある。
忘れたい記憶。
人生いいことばかりじゃない。
捉え方によってはいいこととも思えるが、どうしても美化しているようで、できない記憶がある。
それが私の忘れたいこと。
思い出すだけで心を蝕むような、苦しめるような記憶。
何かいいものをもたらしてくれたのかもしれない。
でも忘れることができたらと思う
<私を忘れないで>
かくばった指先で、青色の花びらを掬うように触れる。彼女の好きな花で、2人で住んでいたアパートの狭いベランダは、勿忘草の鮮やかな色で埋め尽くされていた。とても懐かしくて、涙が込み上げた。輪郭がぼやけ、視界が青と緑だけになる。ぼろぼろ、ぼろぼろと溢れる涙は、葉の上をやさしく転がる。手の甲で涙を拭うと、再び花びらに触れた。美しく可憐な花は、彼女に似ている。僕もまた、この花を愛していた。指先で花をちぎり、唇に乗せた。とても柔らかかった。やっぱり、彼女に似ている。
彼女が亡くなってから、もう何年も経つ。でも、僕はまだ彼女を忘れられなかった。この花をずっと育てているせいだ。この花を見るたびに、触れるたびに、彼女の微笑みが、肌の温かさが、鮮明に浮かぶ。
この花のせいだ。この花のせいで、僕はまだ彼女に狂っている。この花のせいだ。この花のせいで...。乱暴に花を掴む。ざわりと風が起きる。花が音を立てて揺れた。はっとして、すぐ手を離す。首を絞めているような感覚だった。僕はいつまでも、彼女とこの花を重ねている。手に青い花びらが張り付いていた。
君が見たその先には 君の夢見た世界は見えたの?
旅立った君今はもう君の声 聞こえないけれど
何処かできっと 笑ってると信じてるよ
時計の針は回る 嫌でも朝はやってくる
空に還る月を見て 君を想い出す人がいる
星がまた消えて逝く 何処かでまたひとつの
命が終わってしまった事を 今日も空が伝える...
この世界に価値の無いものなんて あるわけ無い
ある筈が無いのに わかってる筈なのにねぇどうして?
傷つけ合うの?涙流しながら...
君が見たその先には 君の夢見た世界は見えたの?
旅立った君 今はもう君の声 聞こえないけれど
何処かできっと 笑ってると信じてるよ
今日と言う日が終わる前に
この街の灯りが消えてしまう前に どうか
君にもう一度会いたいよ
抱えきれない程の痛みと不安や孤独を
一人で 背負ってきたんだね
その笑顔の裏にある悲しみに
もっと早く気づいてあげれたら…
『いつだって君の笑顔が消えないように…』
そう願い続ける事しか 出来ないけれど
『忘れないから…』 だからもう泣かないで
悲しい顔はしないで…
夜がまた君を連れて逝く…
泣き叫ぶ様に雨が降り続けている
いつだって此処に居るから
夢でも良い 君に逢いたい…
君が見たその先には 君の夢見た世界は見えたの?
旅立った君 今はもう君の声 聞こえないけれど
『いつだって君の笑顔が消えないように…』
そう願い続ける事しか 出来ないけれど
『忘れないから…』
『またね』って呟いた
『サヨナラ』は言わないよ
勿忘草(わすれなぐさ)____
『私を忘れないで』『真実の友情』『誠の愛』
「私を忘れないで」と「誠(真実)の愛」は、
中世ドイツの悲しい恋の
伝説が由来となっています。
若い騎士ドルフは、恋人ベルタのために
ドナウ川の岸辺に咲く美しい花を取りにいき、
川に流されてしまう。
最後の力を振り絞って摘みとった花を
岸に投げ、恋人ベルタに「私を忘れないで」
という言葉を残して亡くなった。
この伝説が元となり勿忘草(ワスレナグサ)と
呼ばれるようになりました。
「真実の友情」は、
真実さをイメージさせる色が由来とされています。
勿忘草
『意味』私を忘れないで
この花言葉は少し悲しい
この花はいろんな種類がある
それぞれいろんな意味もある
その意味と花皆んな知っているだろうか
知っている人が少ないと思う
この花は悲しそう
だから皆んな見かけた人はその花に
元気を分けてあげてほしい
少しでも勿忘草が元気になれますように
勿忘草が花を咲かせる頃には
ようやく貴方を忘れられるの
私は貴方の元を離れて
一刻も早く他の花弁へ翔ぶの
もういいでしょ
いい加減許してよ
あぁ勿忘草
早く咲いて
そしてどうか
私のことは忘れないで
『勿忘草』
好きな人が転校する。
そう知ったのは昨日で、
転校するのは、今日。
学校へ行くのも嫌になったが、連絡先も持っていないので、仕方が無く行くことにした。
一日中上の空で、窓辺の僕の席には、柑橘色の斜陽が差していた。
いつもよりもバッグが重かった。
足音がしてつい視線を向ける。
話したことのない同級生。
つい下を向いて、そして唇を噛み締めた。
誰もいない下駄箱で靴を履き替える。
地面とにらめっこしながら歩き始め、
門へ視線を向ける。
なんと、僕の好きな人がいたのだ。
胸が弾ける思いだった。
僕に気がつくと、小走りでやって来た。
「これ、、」
そう言うと彼女は手を差し出してきた。
手には一輪の白い勿忘草と、羅列した数字の書かれた紙切れ。
僕は、じわじわと顔に血液が集まっていくのを感じていた。