『力を込めて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
手が人より大きく、力も強いというのが自慢だった。
握力検査も平均女子よりは、結果が良かったので、自分の握る力は強いと、この数十年思っていた。
その間、力を発揮する機会もなかった。
が、最近、ペットボトルのキャップを力を込めて開けようとしても、開かない。
昨日など、人に頼まれてジャムの蓋を無理して開けたら、手首まで痛めてしまった。
こうなったら仕方ない。
いつもの、あきらめ良い性格が顔を出す。
無理せずゴムのオープナーを使うか、若くて元気な人に頼もう。
力を込めないでやっていきます。
おじいちゃんが家族に聞こえないように耳元で悪口言ってきた。最悪葬式は絶対行かない
ただ握り締めた手のひらと
きつく閉じた瞼と
噛み締めた奥歯だけに
一歩、踏み出すための足よりも
痛むほどの力がこもっている
【力を込めて】
上の階に住むじいさんが死んだ。
夕食中に突然この事を伝えてきた母は、まるでニュースでよく見る赤の他人の出来事のように、軽々しい口調だった。
「え…3階の…?」
手から滑り落ちた箸を拾いながら恐る恐る問いかけると、
「そうよ。3階の泉さん」
淡々と答える母の視線はテレビに釘付けだ。
時折笑い声も聞こえてくる。
「…あのさ、死因って何だったの」
「あんた、そんなに泉さんのことが気になるの?」
「…そんなことない、けど。話したことくらいはあるから」
「ふーん…。一昨日の朝、救急車が来てたでしょ?そのまま病院に運ばれたけどポックリ逝っちゃったらしいの。お母さんも詳しくは知らないけど、肺が真っ白だったって。煙草吸いすぎたんじゃない?」
「…肺が白くなるのは、肺炎が原因じゃなかったっけ…?」
「あっそ、あの人いつも汚らしい格好してるからてっきり。…ごちそうさま。あんたも食べ終わったらさっさとお風呂入っちゃいなさい」
「…ああ、うん」
母は空になった食器を持ってキッチンへ向かう。
どことなく言葉の節々に嫌悪感が漂っていた。
(俺が泉さんと仲良かったことを話したら、余計に眉間の皺を増やすことになりそうだ…)
口から出そうになった言葉を飲み込み、頭の中だけでこれまでの思い出を懐かしむことにした。
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「おう、おかえり」
「…あ、泉さん。えっと…ただいま」
兄が亡くなってから日に日に両親の関係は悪化し、いつの間にか母子家庭になっていた。
夏場はゴキブリが絶えないような5階建てのボロいマンションに住んで早10年。
周りの住民とあまり馴染めずにいたが、ある日の学校帰りに泉さんが声をかけてくれたことで少しずつ交流するようになっていった。
とある日は、
「ほれ、これ食え」
「…せんべい?」
「知り合いから貰ったんだけどよ、ワシ歯がなくてなぁ!ハッハッハッ」
またとある日には、
「よう坊主、アイス食うぞ」
「泉さん、俺帰りに友達とアイス食ってきたんだけど…」
「なぁにぃ?いいから食え!ワシ1人じゃ食べ切れん」
「…いや、じゃあなんで2つ持ってんの…」
「溶ける前に食わなならんぞ、はよせぇ」
「…はいはい」
俺は荷物を置くと階段に腰掛けた。
アイスを受け取り、ひとくち齧ってからいつもじいさんが座っている椅子に目をやる。
「じいさん、その椅子って自前?」
「おうよ、座り心地良いぞ」
年季は入っているが、確かに座布団が敷かれ背もたれまで付いている椅子は快適そうだ。
「へぇ、俺にも座ら…」
「坊主にゃまだ早い。ワシが死んだら坊主が好きに使っていいぞ。まだまだ先やろうがのう」
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ピピピッピピピッ
けたたましいアラーム音で意識が戻された。
いつの間にかカーテンの隙間から日差しが差し込んでいる。
「…もう朝か」
昨夜、風呂に入ったあたりからあまり記憶がない。
ぼうっとする頭のまま身支度を済ませ学校へ向かう。
キーンコーンカーンコーン
こんなに1日が早く過ぎたことは、今まであっただろうか。
1時間ごとに鳴るはずのチャイムも、下校を知らせる1回きりしかまともに聞こえなかった。
「…くん、タカハシくん!」
「…おっ!と…マツイさんか、どうしたの」
「それはこっちのセリフだよ。タカハシくん、どうしたの?今日ずっと元気無かったし、心ここに在らずって感じで心配したよ」
「あぁごめん、ちょっと色々あってさ…。今は上手く話せる気がしないんだ。また今度聞いてもらえる…?」
「もちろんだよ。話したいって思ってくれただけでも嬉しいから。私はいつまででも待つよ。…だから、早く元気になってね」
マツイさんが教室を出た後も、しばらくは教室に残っていた。
やがて学校中が静まり返り、遠くからピアノの音色が聞こえてきた頃俺はようやく教室を後にした。
家の近くにあるコンビニに寄り、柔らかい饅頭を2つ購入する。
そしてマンションの部屋へ続く階段の脇にポツンと置かれている椅子に、初めて座った。
「…じいさん、これ。いつも貰ってばっかだから今日は俺が渡す番だよ。歯が無いって言ってたからとびきり柔らかい饅頭だ。フッ、コンビニで買うと意外と高いんだから、味わって食べてくれよ」
『 』
「…じいさん、肺が悪かったんだな。早速座らせてもらってるけど、この椅子なかなかの座り心地だよ。ちょっとじいさんの匂いもする。…正直言って少し臭い。ハハッ、冗談だよ。じいさんが俺に声を掛けてくれたのはちょうど1年前くらいだっけ?元々面識はあったけど、あんまり話すことなかったよな」
『 』
「俺いつもこんなに喋らないだろ?自分でも思ってるよ、今日が今までで1番話してるって。でも本当はもっとじいさんと色々話したかったな。俺の家族のことも、好きな子が出来たことも。…何もかもじいさんのおかげなんだ。あんたが俺に何度も声を掛けて、いつも元気な姿を見せてくれてたから。っ、だから俺は…油断、してたのかもしれない。じいさんに話したい事を後回しにして、この椅子に座るのももっと後のことだって…!うぅっ…」
『 』
目から大粒の涙が溢れた。
嗚咽が止まらず、目からも鼻からも液体は流れ続ける。
顔全体がびしゃびしゃになった。
やがて涙が渇き、落ち着いてから再び口を開く。
「……じいさん、俺気付いたことがあるよ。一生分の涙が流れたって10年くらい前に思ったことがあるんだ。だけど今日、その時と同じくらい…いや、それ以上かもしれない。こんな泣き顔を晒すつもりはなかったんだ。じいさんの前では、いつも自然と笑顔になれてたから」
『 』
「俺さ、母さんと父さんと、兄ちゃんの4人暮らしだったんだ。だけど兄ちゃんが死んで、親の仲が悪くなって。…いつの間にか離婚してた。だから父さんのこともあんまり覚えてないし、そもそも父さんがどういう立場の人間なのかもよく分かってなかった。そんな時じいさんが気に掛けてくれて他愛のない話をして。…俺、じいさんのことは本物の“じいちゃん”のように思ってたし、父さんのようにも思ってた。……一方的かもしれないけど、俺はじいさんのこと、“家族”だと思ってるよ。今までも、これから先もずっと。じいさんが俺のことどう思ってるのか知ることが出来ないのが…残念だけどね」
『 』
ここまで話した後、手で握りしめていた饅頭をひとつ開け、口に放り込んだ。
「ちょっと形おかしくなったけど、これじいさんの分な。椅子に置いとくから、あとでこっそり食べてくれ。またな、“じいちゃん”」
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その日の夜、夢を見た。
じいさんがいつもの椅子に座っており、俺があげた饅頭を食べている。
『こりゃあウマい!ワシが坊主くらいの時は、こんなもん無かったなぁ』
「そんなに好きならもっといっぱい買ってくるよ」
『いや、いいんだ。老いぼれジジイにはひとつで十分じゃ』
「ハハッ、自分で言うのかよ」
『のう……“ユウト”。ワシもお前さんの事は、家族と思うとるぞ。ジジイの椅子で良けりゃ、いつでも座りに来い』
「じ、じい、ちゃん…。俺、俺は…」
『ほれほれ、泣くな泣くな。ワシはそろそろ行かなならん』
「…行くって、どこに」
『久々に、婆さんの顔でも見に行こうかと思ってのう。散歩のついでじゃ』
そう言って笑うじいちゃんを見ていると、何となく分かってしまった。
たとえ夢の中であっても、もう2度と会えないということを。
『おう坊主、饅頭ウマかったぞ!御馳走さん!』
ほんの少し身体を傾け、こちらに向かってそう言うと、また背を向けた。
腰を曲げてとぼとぼと歩いていく。
その後ろ姿が見えなくなるまで、俺はずっとその場に立っていた。
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ピピピッピピピッ
今日もまた、アラームの音で目が覚める。
ぼんやりした頭でいつも通り身支度を済ませると、玄関の扉を開けた。
階段を降り、何気なく椅子に目を向ける。
「……!」
そこには、封を切られている饅頭の袋が置かれていた。
慌てて中身を確認する。
「…ハハッ、この汚い食べ方…。やっぱり来てくれてたのか。……じいちゃん」
青い空を見上げ、もう一度声をかける。
「そんなに好きならまた買ってきてやるよ。老いぼれジジイも、たまには食べたくなるだろ?」
制服の裾で目元を押さえ、いつもの通学路へ一歩踏み出した。
がしゃん。
自転車が地面にぶつかる音と共に、男の子が転んで手をついた。私がこの公園についてからさほど時間は経っていないが、そろそろ両手の指では足りないくらい同じ光景を見ていた。
「あとちょっとなんだけどな」
男の子には聞こえていないと分かりつつ、私は独りごちた。
見ればやはり、地面から足を離すのが怖いのだろう、おっかなびっくりといった感じでペダルを漕ぎ出しては転倒する。
「ああ、おしい!」
ただ今回は少しだけ違った。彼なりに考えて挑んでいるのだろう、転ぶ前にハンドルを動かし体を反らせ、どうにかしてバランスを取ろうとしていた。
「よし、もういいか」
少しの休憩のつもりが、思いのほか長くなってしまった。
冷ました体をほぐすように、軽くストレッチをしてランニングの準備をする。
(あそこまでできるなら最後に必要なのは思いきりだろうし、すぐに乗れるようになるかもね)
自転車の練習をする男の子を背にそう考えながら、公園の出口まで歩いて行く。
がんばれ。心の中でエールを送っ私はて走り出した。
その一歩目は、いつもより力強く感じた。
『力を込めて』
力を込めて、私は。
貴方に毎日手紙を書いているけれど、やはり返事の帰ってこない相手に手紙を送るのは辛いな。
「力を込めて」
歯を食いしばって
腹に力を入れて
何でもない事のように
この苦境を乗り越えてやる!
そんなに大した事じゃないよと
誰にアピールするわけじゃないんだ
私は私を騙すように
大した事じゃないよと心の中で繰り返す
この苦境が終わったら
美味しいものを食べに行こう
行きたいと思っていたあの場所に行ってみよう
そう考えるようにして
この苦境を乗り越えてやる!
ホームで電車を待つ。
柵がないホームには慣れない。どうにも境界があいまいになって、足が浮ついたように感じられる。
ぽーん、ぽーんと電車が来る知らせが届く。
目の前には線路があって、ぽっかり空いた空間があった。見つめるうちに彼らを埋めなくては、という義務感が湧き上がってくる。
ごお、ごお。風が唸り始める。
私はぐっと足に力を込めて、電車を待った。
ほどなく電車はやってきて、私の目の前は無事に埋まった。
ほっと力を抜くと、ぽーんとまたアナウンスが鳴った。どこかで人身事故が起きたみたいだった。
彼らはきっと埋めてしまったのだろう。そう思いながら私はなにごともなく電車に乗りこんだ。
「俺さ、昨日仕事ですっごく重たい物持ち上げ
たの。すっごく重たかったのね。だから今日身体痛くて…」
すっごくってところに力を込めて、彼が話していた。
すっごくかわいかった。
僕の足は確かに速くない。
アイツに正面から向かっても到底叶わない。
でも、アイツに勝る持久力がある。
勝てなくてもいい。負けなければいいんだと自分に言い聞かせて足を前に前にと進める。
向こうの丘に続く道の先にアイツの姿が見える。
もう走っていない。
それを見た瞬間に今行かなきゃと足に更に力を込める。
勢いはどんどん増して、気がついた時にはアイツを追い越してゴール目前まで来ていた。
気を抜くな。
残った力を再び込めてゴールテープを切る。
勝てた。遂に勝てた!
そう喜んでいるとアイツが息を切らせながらゴールした。
今回は寝不足で途中で寝ちゃっただけだからな。
と負け惜しみを喚きながらこちらに寄ってくる。
そして2人とも力を込めたハイタッチでこの勝負は終えた。
(力を込めて)
ウサギとカメのオマージュ
力を込めて励んだものは
後々自分を変えてくれるきっかけになると思う
勉強に力を込める人はテストなど点数が取れる
運動に力を込める人は運動神経を上げられる
ゲームでも相手を見る力や気持ちなどが分かる
良いことが沢山あると見えるが
それに集中しすぎると悪影響が見え始める
ので私はできる限り全て力を込めるようにしている
ゲームにも勉強にも少し苦手だが運動にも
一点集中している時より少し劣ってしまうが
皆平等に公平に力を込めるのが
一番効果があるんだと思う
知らず知らずのうちに肩に入っていた力。
なんかもういいやって思えてしまって。
そうは思っても肩の力はなかなか抜けてくれないんだ。
─力を込めて─ #87
𖤣𖥧𖥣。力を込めて𖤣𖥧𖥣。
中学、高校と大ハマりした吹奏楽。
もはや10年近く楽器を触ることも吹くこともできていません。
あんなに楽器と触れ合うことが日常であったのに。
力をこめて誰かの心に響くよう演奏した音っていまはどこの誰の心にいますか?
もしかしたらもう誰の心にも残ってないかもしれません。
さみしいな。
いつかまた誰かの心に届けられるような演奏をしたいものです。
「力を込めて」
彼氏に振られた。
まだ告白もしてないのに、分かっちゃったんだ。
彼女がいることを、クリスマスにはデートをすることを。彼女は学校イチの美人で、私が好きだった人も学校イチのかっこいい人だ。
私がもう1年早く生まれたら、付き合えたかな。
私が美人だったら、付き合えたかな。
私が頭が良かったら、付き合えたかな。
彼と知り合ったのは、音楽室だ。
昼休み、軽音楽部のみんなで好き勝手演奏してて、彼が担任から頼まれたusbメモリを忘れてきたからと、私たちの空間に入ってきたことがきっかけだ。
私は最初、彼に興味を示されなかった。というか、毛嫌いしてたからだ。理由はひとつ。彼がクラシック好きだから。
私は、3歳頃から母親の意向でピアノを習っていた。今でも好きな曲は、楽譜を取り寄せて弾く程度。ただ中学生の頃、地元から東京に引っ越しをし、近くのピアノ教室を見つけ、そこに通っていた。それまではピアノはギターと同じくらい好きだったが、たまたまなのか、神様の意地悪なのか、そのピアノ教室の講師が大のクラシック好きで、自分の生徒にもクラシックを強要する先生だった。元々クラシック自体は好きだったが、おかげで大嫌いになった。先生と私の性格が合わなかったのか、私が先生を満足させる程の実力を持っていなかったのか。どちらか分からないが、先生のやり方には合わなかった。受験があるからという理由で2年で辞めた。それからは、軽音楽部に入ってるからという理由でピアノ教室を避け、クラシックを毛嫌いしていた。
私は部活ではボーカルとギターを担当している。ギター歴は今年で5年目になる。12歳の時、叔父が見せてくれたイギリスのロックバンドにハマり、ギターを習い始めた。
音楽は良い。
どんな時でも私を裏切らない。
学校でロックバンドが好きだと言う理由だけで、女子のグループからハブられても、模試の成績が落ちて塾の先生が溜息を零しても、どんな時でも、私を裏切らず、そばにいてくれた。泣きながら歌詞を書いたこともある。泣きながら歌を歌い、下手くそな笑顔で自分に大丈夫だと言い聞かせた。
今通ってる高校を選んだきっかけは、軽音楽部が有名な学校だからだ。それだけだった。
軽音楽部が有名な学校だから、案の定自分の仲間が増えた。今では自分達の親世代のバンドの良さを語り合える友達だっている。
今が一番幸せなのかもしれない。
なのに、彼が来たことで全てが崩壊した。
彼はクラシック好きだ。ピアノも上手く、音大も目指せるレベルらしい。
彼の母親がピアノ講師で、幼い頃から習っていたらしい。ただ、母親はクラシックはそこまで好きではなかったようだ。少なくとも、彼に強要するまで好きというわけではなく、完全に彼の好みがクラシックらしい。バッハやモーツァルト、ベートーヴェン。音楽の授業で誰もが聞いたことのある作曲者の中でも彼は、バッハが好きだった。私は意外だなと思った。これでもピアノを練習してきたし、クラシックも例の先生のところで習うまではそこそこ好きだったが、クラシック好きでバッハを選ぶのは珍しいと思った。同じピアノ教室に通っていた子の中でクラシック好きはいたが、バッハを選ぶ子はいなかった。ちなみに私はショパンが好きだった。
彼も自分が珍しがられるということを理解していて、「よく言われるんだよね」とはにかむように笑っていた。
彼がusbメモリを取りに来た日の次の日、私たちはまた会ってしまった。
いつものように部活でみんなとセッションしながら、好きなバンドの新曲のコピーに追われていた。
窓を見るといつの間にか暗くなっていて、流石に帰ろうと校門前で別れた。
全力を出して見るのは馬鹿ばかり楽した者勝ち阿呆くさ過ぎる
【力を込めて】
力を込めて…
この季節の野菜で一番好きなのが、かぼちゃ🎃野菜の中でも一番好きかも😋
かぼちゃだんご🍡
かぼちゃの天ぷら
かぼちゃコロッケ
かぼちゃのサラダ🥗
かぼちゃの煮付け
かぼちゃのお汁粉
どれもこれも美味しい~👍️
中でも一番すきなのが、やはりかぼちゃの素材祖のまま生きてる蒸しかぼちゃが好きかな☺️ ホクホクして甘くて一度食べてしまったら止まらなくなって……😋
先日、かぼちゃ🎃丸々2つも買ってしまった、お散歩がてら2つ抱えて持って帰って来たのですが、想像以上に重くて重くて休み休み何とか持ち帰る事が出来ました💦
あ~車で🚙行けば良かったと後悔😭この時期しか安値で買う事が出来ないので頑張って歩きました(笑)普段は、何倍もするので今しか安く買えない貴重なかぼちゃ🎃
作る前に一番大変な作業は、固い固いかぼちゃを切る事です。手を切らない様、慎重に……力を込めて
包丁🔪を入れます。
ある日おばあちゃんに貰ったもの
いつしかタンスの中に入れて忘れていた。
「たしかこの辺に…、あ、あった」
もうそこは、要らないもの置き場になっていたけれど、突然思い出した。
「綺麗…、もう10年は経ってるはずなのに」
いつもお守りにして持ち歩いていた。
学校に行く時も、遊びに行く時も、ご飯を食べる時も、寝る時も、肌身離さず
けれどある日実家のタンスに入れたまま、時が経ち、いつしか忘れていた
「どうやってたっけぇ…」
記憶を掘り起こしながら、昔やっていたことをもう一度再現してみる
「おばあちゃん、明日も元気でいてね」
そう言い、ソレを握った手に力を込める
昔からやっているこの行動に大して意味は無い
けれど、なんだか、
「少し…気持ちが楽になったかも…ね」
仏壇から笑顔でこちらを見ている祖母を見て、
自然と涙がこぼれてきた
片付けをしようと実家に戻ったが、様々な思い出で頭がいっぱいになってその場に座り込んだ
「ずっと、大切に持っててくれたんだね…」
もう一度、手に力を込めた
生前、祖母がくれた綺麗なペンダントに
力を込めて
愛を込めて、、君をまm
え、?
力を込めて、だって?
どっちにしろ一緒
君を守るには必要な込めだ
力を込めて。
「…ふんっ!」
空中。地面を蹴って暫く、無重力感と遠ざかる地面。そして、目の前の目標。少年は目の前の目標を捕えなければならない。
少年は空中に浮いたまま脚に力を込め、空中を蹴る。斬撃が目標を襲う。目標はそれをひらりと躱す。
____そんな攻防は暫く続き、両者共に体力を消費した状態。どちらが負けるか、それは次のターンで決まる。
「っっってやぁ!!!!!」
残り少ない力を振り絞って出した一撃は目の前の
"少年"
を
襲
っ
た
。
銀色のボールに
2種類の小麦粉と塩を入れて
水を少し
1つにまとまるまで
力いっぱい捏ねていく
袋にいれて
「おーい、出番だ!」
ちびたちが次々に現れる
「20回踏んだら交代だよ」
力を込めて
いっち にぃ さん …
「次は僕の番!」
ちびたちの元気な声が響く
しばらくして
やっと全員が踏み終わった
「茹でる間また遊んどき」
ばたばたと走り去るちびたち
袋から出して
もう1回丸めて薄く延ばす
細く切ったら
ぐつぐつと沸騰したお湯で茹でる
「出来た??」
ちびたちが戻ってきた
「今ちょうど出来たとこ」
ざるにのせて出す
次々となくなっていくうどん
いつもよりコシがあって
美味しかった
「また作りたい!」
そう思える思い出になったなら
よかった
手術が終わって
また戻ってこれたら
ちびたちとまた一緒に
料理をしたい
生きる目標が
またひとつ増えた気がした
「ありがとう」