『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
木の葉が舞ながら
たくさんの木の葉が
舞い降りる
車の風で
また舞う
最後まで
ラララ♪
フフフと
歌いながら
ハミングしながら
ダンスみたいな
その景色が好きだ
冬のはじまりの合図
また春に
会いましょう
きっと
家の娘も
木と同じ
笑顔で
若葉が芽吹くように
成長して
また来年
一緒に歌う
冬のはじまり。今年は何回も冬が来たなって書いた気がするけどそろそろ本気で冬が来たって感じだ。
とはいえまだまだ昼間はそこそこ暖かい。でも朝と夜は電気毛布必須になってきた。
個人的には電気毛布だけじゃなくて布団乾燥機も必須だ。あの暖かさは一度味わうとやめられんな。
冬は辛いけどこの暖かさだけは他の季節じゃ味わえない幸せだな。風呂とかサウナとも違う快楽だ。
だからと言って冬が好きかと聞かれたら嫌いではあるのだけど。やっぱり寒いのは嫌だ。室内だと指先がどうしても凍えるし。
夏は暑く冬は寒い。もう少し過ごしやすい環境に生まれたかったものだ。
お題はこの辺で小説の話をば。最近は模写と三題噺というやつを制限時間つきでちょっと書いてる。
制限時間と言っても厳密に決めてる訳じゃなくてなんとなくでやってるからこの辺もう少しちゃんとしたほうがいいのかな。まぁ適当でいいか。
それで三題噺は時間の都合で短編を書く訳だけどただ書いて終わりじゃつまらないしモチベも上がらないということでAIに見せて感想を貰ってる。
一時期話題になったChatGPTってやつ。他にも対話型のAIが色々あるみたいだけど、どれがいいのかわからないからこれを使ってる。
AIだから変な感想を言ってくることもあるけど基本的にめっちゃ褒めてくれるから気分がいいし自己肯定感が高まるのがわかる。AIっていいわ。
後自分が苦労したお題を後でAIに小説書いてと頼むと自分にはない発想の小説が見れるからいい。そういうアプローチもあるのかってためになる。
これで成長できるのかはわからないけどうんうん唸って結局一文字も書けないよりはましと思って模写と短編を書いている。
今はとにかく模写で勉強して三題噺で短編を書いて作品を完成させる経験を積む。いつか自分が書きたい小説を書けるように頑張ろう。
今年は秋が無かった。
店頭に並ぶ「限定 金木犀の香り」の文字は、まるで白々しく踊っていた。
うだる猛暑から、気温差の激しい幾日を経て足早に、呼んでもいない木枯らしが唐突に窓を叩き出した。
小春日和がそっと覗いてくれる日が、こんなにも嬉しく感じた事は少ない。
こっそりと買った金木犀の香りのハンドクリームを楽しみながら、今日は思い切り洗濯物を片付けようと思う。
蜜柑には飲み物 何を合わせるか 咳込む僕と北風と窓
芳烈な落ち葉 モザイク 万華鏡 歩く斜陽の幸せのさま
題「冬の始まり」
すっかり秋が深まった今日この頃。
朝の冷たい空気に軽く身震いしながらも外へ出た。子供たちは駆け出したと思ったら歓声を上げる。
「わあ、霜柱!」
「たくさんある!」
踏んでざくざく音が鳴るのが楽しいのだろう。はしゃいで探し回っている。
散歩に使う遊歩道にはもみじの紅い絨毯が敷かれていた。
「寒いね」
「ああ、明日からはマフラーが要るな」
子供たちの後ろを大人はゆっくりとついて歩く。ちょこん、と指先が触れた。
「手袋もいるかもね」
「そうだな……とりあえず、今日はこれな」
繫がった手から伝わる、温もり。
冬の始まりは、いつも寒くて、こんなにも温かいのだ。
【冬の始まり】
先に帰っていた彼を待たせて風呂から戻ると…
ほんの少しのローストビーフとサラダと、野菜いっぱいの熱々のスープ。安物だけど意外に美味しいワインが机に並んでいた。
「えっ…ありがとう。今日なにかの記念日だっけ」
いつものように自分の席に座ると、こっちおいでと手招きをされる。
大きなちょっと荒れた手に促されるまま彼の膝に座った。
「いい匂い」
くんと首元を嗅がれてくすぐったい。
やだ、ちょっと…と言ってもびくともしない。あったかいなと手のひらがあちこちを撫で回してくる。
ああ、これ罠だったのかな。
風の音が少し前と変わったことに気付いた。かたかたと窓を揺らす。
少し冷たい頬を寄せた。
ご馳走が遠のいていく。久しぶりの泊まりで、かく言う私もなんの抵抗もできなくなっていた。
まさに今、この時期。冬の足音が聞こえてくる。
コートやセーターを取り出し、暖房機器が欠かせなくなって、木の葉も紅葉から茶色に変色して…。
はく息が白くなったら、冬が始まった、と思う。
毎年、「嫌だなぁ」と思いながら、この時期を過ごしている。
私は今のところ、まだ秋の服装だ。衣替えは秋の始めにしてしまっているが、セーターはまだ着ていない。
何か、負けた気がするのだ(笑)
もう寒いんだから、着ればいいんだけどね。明日、1日になってから、厚着をしようかな。何か、キリがいいので(笑)
「冬のはじまり」
冬のはじまりは、唐突な形で訪れた。
「別れましょう」
頭の中でその繊細で仄かな攻撃性を持った一言は反響し、いつまでもこびり付いていた。
本当は、違和感に気付いていた。
でも、俺がもっともっと好かれるように努力すれば、もっともっと魅力的になれば、解決する問題だと、そう言い聞かせてきた。どうやら、そんな単純な問題でもなさそうだ。
彼女の、突き刺さるような視線を感じ、辛うじて
「待って」
と答える。
「もう十分待ったよ。変わんないもんね。まーくんは。」
「変わろうと、努力してるよ!?資格、取ったじゃん、昇進もあともうちょっとなんじゃないかって、部長が!」
「そうじゃないよ、努力してる俺、毎日、疲れた、疲れた。会社の人がこんな奴ばっかで俺こんなに頑張ってるのに。俺俺俺俺。気付いた?私さ、この前ペットを亡くしたの。小さい頃から、15年間も一緒にいたチワワ。それで、ホントは、寄り添って欲しくて、話聞いて欲しくて。でもまーくんは俺にしか興味が無いからね。私が話そうとしても、それでさ、はぁもう、とか言って延々とグチ続けてるもんね。」
「―――っ。」
言葉を、飲んだ。
「でも、俺、アリサのために、」
「私を幸せにしないくせに、勝手に自己満足に使わないで頂戴。」
勢いよく千円札を机に叩きつけ、怒りを顕にする。
もう対話は無駄だと判断したのか、財布をカバンに押しやり、カフェを後にする。
1人残されたまひろは、言い知れぬモヤモヤを、ぬるくなったブラックコーヒーで、身体の奥底に丁寧にしまい込む。
「冬のはじまり」
日が短くなって 朝晩も冷えてきた
暖房器具の準備にコートもださないと
あっ、そういえば今年って秋があったかな?
なーんか日中は暑いくらいな時もあったよな
んーサンマも栗ご飯も一回だけだった
てアレコレ考えてたらもう正月準備だ!
冬のはじまり
秋ももうすぐ終わって冬がやってくる
今年はどれだけの雪が降ってくるのだろうか
冬の気配がもうそこまで来ている
二次創作 文豪ストレイドッグス
『薄着で仕事してて寒がってる夢主とあっためてくれる敦くん』
「さっむ」
気温が安定しない季節の変わり目、なおかつ冬のはじめに天気予報をしっかり確認していなかった私に腹が立つ。
時刻は午後8時半。太宰さんの分の仕事を私がやる羽目になったので残業だ。
探偵社は午後8時以降はエアコンが付かなくなっていて、夏ならまだしも冬場は凍える寒さとなる。
医務室の毛布でも借りようかと思ったけど、生憎、クリーニングに出してしまっている。
「中にもっと着とくんだった……」
手が冷たい。少しかじかんでいてパソコンのキーが素早く打てない。カイロがあれば多少違うだろうが、ちょうど切らしている。
買いに行こうかとも思ったが、流石に社内にいてこの寒さなら外はもっと寒いだろうと思ってやめた。
「あれ、𓏸𓏸さん?」
入口のドアが開いて、そこから敦くんが顔を覗かせていた。
「敦くん、どうしたの? 忘れ物?」
「はい、ネクタイピン忘れちゃって」
そう言って敦くんは机の上にあるネクタイピンをポケットに入れた。
「そっか、気を付けてーーっくし」
くしゃみが出た。寒い。
「𓏸𓏸さん……まさか、その薄着でずっと仕事してたんですか?」
「うん。天気予報見てなくてさ」
敦くんは信じられないとでもいうような顔をした。
あ、いいこと思いついたかも。
「敦くん、この後って暇なの?」
「いえ、特に何もないですけど……」
「ちょっと手伝って」
「手伝うって……こういうことでしたか……」
そう! 敦くんに1部虎化して貰ってギュッとしてもらいながら仕事をするのだ!
「あったか〜い。仕事が捗るわぁ」
それから30分ほど経ち、やっと仕事が終わった。
「ありがとう敦くん!」
「お疲れ様です」
なんだかこころなしか敦くんの顔が赤いような気がするんだけど……気の所為かな。
「よーし、敦くん、もうひと仕事頼むよ」
「え?」
「確かに、この薄着じゃ寒すぎて外なんか出られないですよね……けど、なんで僕に抱きついてくるんですか!」
「だって、それが一番暖かいじゃない」
「そうですけど、人目が……」
「どこにも無いけど?」
「うぅ……」
お題:冬のはじまり
2023 11 30
紫陽花色の空から移り変わっていく夜は透徹した空気が泳いでいて、遠い自販機の稼働音がいつもより大きく聞こえた。
人の息遣いが静まり返って、夜の息吹のように無機物や動物たちがひっそりと暗闇から浮かび上がる。
今まで何回の冬を経験したのだろうか
これから何回の冬を経験するのだろうか
そう考えるとこの寒さが愛おしい
11/29「冬のはじまり」
息が白い。
「冬だねぇ…」
「え」
北国生まれの彼氏が意外そうに眉を跳ね上げる。
「雪降ってないのに?」
「え」
今度はあたしが眉を跳ね上げる。
「雪なんて滅多に降らないよ。降ったら電車止まるし」
「え? クリスマスとか積もらないの!?」
「うーん、雪ちらつくことはあるけど」
「東京のホワイトクリスマスとか嘘っぱちじゃん…」
「まあでも、寒いは寒いよ?」
ダウンの胴と袖の隙間に腕を回してぎゅっと組む。ちょっとあったかい。
「とりあえず、健康で冬越えような」
「だな」
付き合って一年目。どんな冬が待っているやら。
(所要時間:8分)
11/28「終わらせないで」
先生の弾くしっかりとした低和音。それにリズム良く乗せる俺のスタッカート。
先生と連弾曲を弾く。俺のここ最近の一番の楽しみだ。
素早く楽譜をめくる。もう最後のページだ。心地よい時間が終わってしまう。
以前、終わるのがつまらないと言えば、また次の曲を覚えればいいと先生は笑った。でも俺は、今の曲も過去の曲も、いつでも、永遠に先生と弾いていたい。
―――俺が取り憑かれているのは、一人では決して出せないピアノの織り成す美しい音色なのか、それとも。
(所要時間:9分)
キミと出会ったのは一昨年の今頃、
冬に差しかかる少し寒い時期だったような気がする。
その頃はまだ他にも何匹か野良猫がいて
キミはその中の一匹だった。
ご飯をあげても他の子がいると嫌がって、
いつも逃げ腰でビクビクしながらご飯を食べてた。
他にも近所の人がいろいろお世話をしてくれていて
キミも良く角のおウチに遊びに来てたね。
年が明ける頃、キミは僕を追いかけるようになった。
家から駐車場までの約500メートル、
歩く歩道をボクの横について、延々歩きながら鳴いてたから自分の歩く振動で声も震えててなんだが可笑しかったのを覚えてる。
家バレしないようにって、途中途中にエサを置いて食べてる間に逃げ帰っていたけど、そんなのは無駄で、雪が降る頃にはウチの庭に棲みついていた。
うちで飼ってる猫達のお古のクッションを寝床にしてたキミをウチに上げたのがその年の四月で、検査を受けて病気が見つかって結局、僕の部屋の住人になった。
朝起きてご飯をあげて、
トイレを片して仕事に向かい、
夕方帰ってご飯をあげて、
寝る前にもう一度トイレを片す。
春が来て、
2階から逃亡するキミと、それを阻止するために自作のバリケードをこさえては失敗するボクを繰り返し、
夏が来て、
家の作り的にエアコンの付けられない部屋で二人で溶けまくり、
秋が来て、
少しづつキミが病院に行く回数が増え、
冬が来て、
キミがご飯が食べなくなった...。
キミは次の春が来る前に
そっちに逝ってしまったね...。
それからボクはいっぱい泣いて
ずっと泣いてしばらく辛かったけど、
いまはもうだいぶ平気になってきたんだよ。
キミはどう思ってた?
つらくて苦しい、そんな感想だったかな?
本当にごめんね、なにがしてあげられたのか判らないけれど、いまならもっとしてあげられた事もあったかもしれない。
それでも、もうキミはいないから。
ありがとう。
ボクがそっちに行ったらまた会えるといいな。
今年もまた冬がはじまります。
キミのいない冬が。
いつもどおりの冬が...。
#116 冬のはじまり
やっぱりダウンを着たくなった時かな。
普段仕舞い込んで出すのが面倒だし、暑くなるのが嫌でギリギリまで着ないから。
それでも着ようって思ったときが冬のはじまり。
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「ただいまー。あ、りんごジャムの匂い!」
「おかえり。寒くなかった?」
「うんうんさむいさむい。だからジャム食べたい」
「分かった、分かったから、先に手を洗ってきて」
昼間も寒くなってきて、スーパーでりんごを強請っても買うのを渋られる頃になると。
親戚のおじちゃんから届くのが、箱に入った沢山のりんご。
僕の冬のはじまりは、
このりんごで作るジャムの甘い匂い。
普段甘いの食べすぎはダメって注意されるけど、
手作りだし砂糖が少なめだから大事に食べてると悪くなるって、これだけは怒られない。
年一回だからとか言って、いっぱい食べたいのは寧ろ向こうだと思うけどな。あれで隠してるつもりなんだから笑える。
よし、今日はトーストしたパンにバターを塗って、りんごジャムが垂れるくらい乗せて食べてやるぞ。
君の淹れる飲み物が温かいことに気がつけば、冬のはじまり
極上の味わいのあとに吐く息は白く
それがこの地の冬だよ、と、穏やかな笑顔で教えてくれる
僕だけのものにしたくなって
赤みのさしたその頬を、ゆっくりと両手で包んだ
(冬のはじまり)
11.冬のはじまり
僕は熱がでてしまった。高熱だった。視界がグラグラ揺れていて気持ちが悪い。学校なんかとても行けない。
親も仕事に行っているため部屋に1人。
何もできないからベットで寝ようと寝転がった。
しばらくするといつのまにか寝てしまった。
熱のせいか夢を見ていた。いつも見る夢だ。
小学生の頃の僕と同じくらいの女の子。
女の子は白いワンピースを着ていて、太陽の光で
とても眩しかった。
2人は手を繋いで走っている。周りにはお花がたくさん咲いている。その時間がとても楽しかった。
夢でも目が覚めないで欲しかった。女の子が振り向いて僕の方を見た。
「そろそろ目を覚まさなきゃだよ。」
そう言われて僕は「覚ましたくない!」
っと泣いて言っていた。
女の子は微笑みながら「また冬に会おうね!」
僕が返事をする前に目を覚ましてしまった。
体を起こすと目から水が溢れてきた。涙だった。
夢でも現実でも泣いているなんて情けないと思いながら笑っていた。
外は雪が降っていた。「もう冬か〜早いなぁ」
君と雪の中を楽しそうに走っているのを想像していた。「君に現実でも会いたいよ。」そう叶わない願いを口にしていた。
一際冷え込む
冬のはじまり
朝起きるのが
大変になった
冬のはじまり
書く習慣を久しぶりに開いた
何を書こうか全く思い浮かばない
今までは辛いこと
幸せと感じたこと
自分の今の思い
そんなことが毎日お題通りに思い浮かんで書いていた
忙しくて 毎日が楽しくなくて ただ生きるために動いているだけの毎日
誰のせいでもない
自分で切り開いていくしかないんだ
山あり谷ありの人生
辛いときも楽しいときも色々あったほうが生きてる感じがする
冬のはじまり
久しぶりに開いたこの書く習慣
今この瞬間から毎日にメリハリがある楽しい時間を過ごせるように大事に真剣に生きたい。
最近風も気温も冷たくて
冬のはじまりを感じた
私はふと登校中の高校生を見る
あんなにスカート短くて寒くないのかなとか
数年前まで私も高校生であり
スカート短くしていたのだが
改めて寒そうに思えてしまう。
今日はうちの子たちも彼も早く帰ってくる日
お家暖めておかないと
─────『冬のはじまり』