『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「光と闇の狭間で」
所詮
光にも闇にもなれない
私たちは両者の間で
ふざけている道化師
正義でも悪でもない
ライヘンバッハの滝での
劇的な死すら縁遠い
それでも語る言葉が
責任の鎖につながらない
そんな自由に気が付いて
舌を出してみせるのだ
「それでは皆様ご贔屓に!」
すう、すう、と規則正しい寝息を立てて眠る彼女。眠りについていながらも、触れれば温かく滑らかなのは、生きている人間という証拠。
「……」
家族も、愛する人も随分前に亡くした。
それから、仕事も相まって精神は強くなった。だが、壊れているとも指摘された。そうかもしれない。
だけどまだ、彼女がいる限りは。
歳は離れているし、半ば拐ってきたようなものだけど、彼女を幸せにしたい。
「……おじさん」
可愛らしい寝言だ。嬉しいことに、想いは通じている。だけど今は、彼女の行く末が定まるまで見守ることにしている。
この気持ちを伝えるにはまだ早いのだから。
「おやすみ。いい夢を」
『葬儀屋が生きている理由』
「光と闇の狭間で」2023/12/02
マードレ、教えが足りてない!
面影の亡くなった街角に突っ伏すや否や、僕はないた
キアロスクーロ(明暗対比)だと光さす庭を眺めた。
日差しは柔らかく草花を撫でている。相対するように周りが陰り互いを際立たせている。しかし日向はほんの一部。狭い隙間からたった一輪の花のために刺した様な光。
レンブラントの夜警ですら多くの人に光を当てているというのに。
だがこうなってくるとより強く対比させてみたいものだ。
光は全てを潰しかねないほどに。
影は夜を思わせるほどに。
光と闇の狭間で花を愛でてみたい。
24,光と闇の狭間で
人間は、いつもは光のなかにいて、笑い、怒り、感情豊かにしているのに、時々、闇のなかにまぎれ、絶望し、何も感じず、その瞳のなかにはなにも映し出さない時がある。
そんな人間のことを、わたしは憎いと言いつつも、それでもやはり、愛せずにはいられないのだ。
言いながら、そんな人間と共に今日も、光と闇の狭間でわたしは生きていく。
2023.12.2
格好をつけるな。明暗。光と闇と表現したときに、かつてそれら言葉が持っていた力みたいなものは陳腐化によって既に失われており、しかし搾りカスでも人を惹きつけるどうしようもない重力がある。そのはざまで揺れ動く。家からあまり出なくなって、遠くなってしまった校舎に射す陽光と影を思い出す。そのどちらにも私はいま、いない。
私の貴方への感情は
私が生きる糧となり
私を豊かにしてくれる
私の貴方への感情は
私の周りの社会を崩壊させ
私の周りの秩序を破滅させる
「光と闇の狭間で」
僕はクラスで浮いている。
原因は、暗いオーラ、コミュ力の低さ、自分の席
で好きな作家の本ばかり読んでるからだろう。
隣の席にはクラスのマドンナ、早坂 礼がいる。
あいつは、スタイル抜群、勉強も運動もできる。
そして、、友達が多い。ほんとに羨ましい。
学校で「自分らしく」いられるなんてほんと羨ましい。
私はクラスで人気者だ。
自分で言うのはなんだが、
顔がそれなりにいい。勉強も運動もそれなりにできてる。
人気者の理由はまあ、大体そんな感じだろう。
面倒くさい役を担ってしまった。
ほんとは、マイナーな本や映画が大好きだ。
友達とショッピングをしたりするが、全く楽しくない。
家でゴロゴロしていたい。
隣の席にいる、あいつがほんとに羨ましい。
本間 啓介だ。
あいつが読んでる本、私も大好きなんだよな。
周りにあわせないところも羨ましい。
自分のペースで生きてる。
学校で「自分らしく」いられるなんてほんと羨ましい。
本能
ゼロ地点
でも心は決まっている
※距離
※光と闇の狭間で
睡眠薬を飲んだが今日も頭が冴えてとても眠れそうにない。頭の中で重要なことやどうでもいいようなことが絶えたなく走り回っている。別にいいんだけどね。明日も用事はないし。
幼い頃は大人になったら輝くものに目掛けて突き進んでいるのかと思っていたがそうでもないみたい。ということはまだ私は大人になる途中に居るかな。
もう朝かー。長い間翳っていた部屋に光が入るにつれ、段々と全てのものは色彩を取り戻し始めていた。
【光と闇の狭間で】
常に明るく、それはそれは輝いていて、誰もが彼女の素顔を見ようとする。
でもそれは何かを犠牲にしたとしても、見ることは出来ない。
私はいつも何かを介して彼女を見上げている。
何かを介せば、感じることは出来るから。
私は知っている。あの子が彼女を羨んでいることを。
あの子というと、彼女とはほぼ全て真逆だ。
ほとんどの者に好かれる明るい彼女と、ほとんどの者に苦手に思われる暗いあの子。
あの子は何も悪くなんかない。暗い所が好きだとも思う。
私も暗い時だってあるからあの子の彼女への気持ちはわかる、と思う。
誰だって、嫌われるよりも好かれる方が嬉しいと思うだろう。
でも彼女だって、あの子を気にかけているんだ。
自分のせいで余計あの子がみんなに苦手に思われているんだろう、って。彼女はわかっているんだ。
でも声は掛けられない、自分が掛けられる言葉なんて、そう見つからないから、なんて悲しそうに微笑みながら言うんだ。
仲介人のようなものである私は、色々と難しかったりする。
2人とも嫌いあってる訳ではない。それどころか、大切にさえ思っているだろう。
それでも、2人は相容れない。
絶対に。
それは仕方の無いこと。
2人の真ん中にいる私には、わかるんだ。
私の存在も、2人が離れているからこそ成り立っているんだって。居ていい理由の一つなんだろうなって。
私は今日も、当たり障りのないように生きる。
バランスよく、この関係が続くように。
輝きを見上げて、ひんやりとした暗がりを見つめて。
「光と闇の狭間で」2023/12/03
1回だけ、板挟みになったなあと思いながら。
私日陰が好きで苦手です。夏は好きだけど、冬は寒い。
我儘。
光と闇の狭間は厨二病っぽいワードだなと思いつつも、実際にも私達はその狭間で生きているのだろうなと思う
遠い国と国が戦い、今をも生か死かどうかも分からない人達がいる
私達が暮らしているこの国では、経済的にも治安的にもどんどん悪くなっていくのを誰もが歯痒く感じ取っている
その狭間で、自分ができることは何だろうか?
現在や将来の不安から、安易に欲に溺れていてはいけない。
何をすべきなのかを自分なりに考え、行動をすべきなんだと思う
せめて一日一善を心掛けて、自分を大事にして、周りに感謝を伝えよう。
闇の中に浮かび上がる光
それが君だった
僕を照らすために来てくれたのか
そう思うのがとても自然なぐらいに
ここは闇で、君は光だ
(光と闇の狭間で)
PM. 光と闇の狭間で
平日の夕方の雨は悲しい気持ちになる、
光と闇の狭間で君を見た...
まだ私はずっと夢の中に居るみたい。
光と闇の狭間で
眼の前には、吸い込まれそうな闇。
後ろは、振り返れないくらい眩しい光。
「……何ココ」
さっきまで布団で温まっていたのに
気づいたらこんな場所にいる。
意味がわからない。
というか
「───寒い!」
そう、とてつもなく寒い。
「何だよマジで…何処だよここ、今真冬だぞ?
暖房ねぇのかよ……」
腕を擦りながら周りを見渡す。
当然、暗闇の中なのだから何も見えない。
だからといって振り返ると
今度は逆に眩しすぎて何も見えない。
「あぁ゙〜!マジでここ頭悪い空間だなぁ!
そもそも何でこんなとこに居ンの!?オレ!」
叫んでみても木霊さえ帰ってこず。
本気ですべてを呑み込みそうな闇だ。
「───あ、」
何かを思いついたようだ。
「寝ちゃえば良いンじゃね!?多分寝てから
ここに来たんだし、寝れば万事解決じゃね!」
なんとも頭の悪い思いつきだった。
それでもこの状況でマトモな判断を下せるのは
極々少数だろう。
「じゃ~オヤスミどっかの誰かさーん……」
寝てしまった。
……本当に寝てしまった。
「スゥ、スー…」
ヤスラカな寝息とともに
後ろの光が強さを増す。
やがて男を呑み込みフッと消える光。
ソコに男は居なかった。
暗闇はやがてフローリングに敷かれた布団を吐き出した。
そこにも、男の姿は無かった。
何時でモ光が安全だと思わなイことだネ
教ぅ訓,ダネ!
『光と闇の狭間で』
少ししか違いの無い
あの人と私。
やりたくない事はやりません。
と言うのが
あの人。
やりたくないけどやらなければいけませんか?
と聞くのが
私。
イイ感じに盛り上がってるので
ここでお願いします!
と言われバトンを渡されてきても
では、ぶち壊しにしてください。
と帰ってしまうのが
あの人。
えっ、下手くそですが
それでは…
と、バトンを受け取るのが
私。
そういうふうに生きて来た
天と地。
光り輝く
あの人。
大きな悩みを抱えて
闇の中をウロウロする
私。
少ししか違わない
その狭間。
『距離』
顔を近づけてベットに寝っ転がる
コイツのフガフガっていう鼻息
癒やされつつ目を閉じて間もなく
ゴソゴソと顔と背中の位置を逆さにする
私はフガフガが聞きたくて
また位置を戻す
何十秒かは堪えられるらしいが
やっぱり背中を向けられる
顔と顔の距離が近いのはイヤなんだな
そのクセ
足が好きらしく
寝相の酷い私が寝返りをうつ度
ピッタリふとももあたりに身体付けてくる
私に押しつぶされなければいいのだけれど…。
いつも一緒に眠られて
私は幸せでしたよ
ありがとう私のわんこ
温かい距離が懐かしいよ
私はなんだかんだで不幸が好きなんだろう。
昔からよく情緒が不安定で、泣きながら太ももを叩いたり呻き声をあげて髪をぐしゃぐしゃにするのが日常であった。
布団から全く動くことができない日もあり、1日を自己嫌悪の涙で過ごした。
そんな日常から逃げたくて逃げたくて。
現実と向き合えば、当たり前に自分よりも優れた人がいて。
努力家を見て自分の怠惰を恨み、善人を見ては自分の愚かさが許せなくなった。
インターネットには自分と似た境遇の人が沢山いて。
どっぷりと浸かったら、外には出られなくなった。
もちろん流れてくるのはマイナスな話題ばかりだ。
だがその中にも、今日のテストがよかった、友人とのカラオケが楽しかった等のプラスな話題も少しだけ流れる。
外から見れば嬉しい話題だ。でもこういったものは反応をもらいにくい。
当たり前だ。私含めその界隈は不幸と付き合っている人が多いからだ。いつでも隣の芝は青い。
プラスを排除してマイナスのみを残す。それが私が所属している小さな小さな世界。
傷の舐め合い。
そんな私にも安定した時期が来た。
自己嫌悪に蝕まれる機会がかなり少なくなった。
安心できた。
安心できたはずだった。
でもそれは私の人生じゃなかった。
常に不安と生活を共にしてきた私にとって、隣人が居なくなることが一種の不安になったのだろう。
心に空いた穴、そこに素材の違う何かを無理やり押し込んだような。
そんな無を感じた。
あんなに求めていた幸せ。
人が嬉しい何かを発信する度に恨んでいた幸せ。
自分には訪れることなどないのだと思っていた幸せ。
手を伸ばせば掴める位置に今、私はいるのだろうか。
それとも今いる場所はまだまだ不幸の延長線上で、自分がそう感じているだけであって、本当の普通とは違うのか。それはまだ分からない。
きっと私は一生幸せになれない。
私の幸せは不幸と共にあることだと気づいてしまった。
今日も光と闇の狭間で私は息をしている。
光と闇の間で、私はゆらゆら揺れている。けれど何とかやり過ごそうと、ついついいつも光の方へと歩んでしまう。そうして明るく笑う。
迎えに行かなければ。
闇の中に押し込んで、ずっと隠してきた自分を。本当は、笑いたくないと思っている自分を。
そしていつの日か光り輝く場所で、自分を抱きしめてあげたい。
「何でも持ってる物語の主人公みたいだな」
おれは嫉妬と悲哀を込めてそう言い放った。
分かってる。解ってる。判ってる。
あいつがおれより強いのも、
友達だって言ってくれたのも、
おれから奪ったものも、
全部。
あいつみたく強ければ、あの神だっておれについて来てくれたかもしれないのに。
主人公の持つ不思議な力がおれにもあれば、
おれにも、
あれば…
恨んだ。憎んだ。妬んだ。大嫌いになった。
「全部君のせいだよ」
憧れた。愛しかった。羨んだ。好きだった。
「もっと…強くならないと」
ああ、もう、
強くて優しくて光のような勇敢な君に惹かれた自分がいた。
同時に、強く闇のように嫉妬した自分がいた。
自分の感情がぐちゃぐちゃになった。
悲しくて、悔しくて、苛立って…。
誰に向けていい感情なのかわからなかった。
感情のやり場が無くて全ての根源である君にぶつけた。
それなのに、
それなのに…
おれの全部をさらりと受けとめてしまう君はやっぱり、おれなんかに構う勝負なんて…。
…………。
…………………。
待っててな…………。
_2023.12.2「光と闇の狭間で」
今日やっとpk進められたんですが、苦しい…………。
「………何が?」
ヒョエッ