『何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「無理すんなって、後輩ちゃん。元気ないのバレバレー」
何気ないふりを見破ってくる人に
本気で恋をするのは正解? それとも不正解?
#何気ないふり
何気ないふり
好きになったらまっすぐで
恋の駆け引きなんて出来なかった
何気ないふり?
もう少しあなたの気を引けたら
あたしが上手にできたなら
もっとずっと一緒に入れたのかな
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
テレビでふたりで行ったところが流れる度に
懐かしさも寂しさも全部湧いてくる
あなたも一緒に見てるとしたら
あなたが思い出すのは
あたしですか?それともあの人ですか?
いつか飽きられて
元鞘に戻られたらっていつも怖くて
素っ気ないふりも何気ないふりも
少しでもあたしから距離を置いたら
そのままどこかに行ってしまわれそうで
あなたを信じてないんじゃなくて
こんな自分自身がいつまでも好きにもなれず
信用もできずいつまでも情けなくて
ごめんなさいって何回でも何通りでも
あなたに伝えたい言葉ばかりで
いつまでも胸がつかえてる
(何気ないふり。)🦜
あのね
僕達 雀、は・・・
何気げないふり。を
して居る様に見えても
実は 周囲を見渡して、
雀。也の目的が有るんだね。🦜
【警戒しつつ 食べ物を
狙って居る。】
・雀は 小さな身体で
外敵から身を守る為
一見すると
何気ない顔をしながら
食べ物。を探して居るんだよ。🦜
【求愛行動をする時。】
・雄。が 雌。に
求愛行動。する時
何気ない顔をしながら
コミュニケーション。を
とって居るだね。🦜
「先日、娘すずめ、しゃん。が、
とても 美味しそうな
クッキー。を食べて
居たから 少し位 僕にも
分けて昏れると思って
何気げない、振りをして
[美味しそうな
クッキー。だね]と
話掛けたんだよ。」
❣そしたら、僕の顔を
睨んで、飛んで
行ったんだね。🦜
「僕は、許婚者。のする事では無いと
心底哀しく為って
雀の涙。を流したん
だけど。其処はぐっと我慢して
何気ない振りをしたんだよ。」
《其の後、僕は[慈母観世音菩薩、様。]
に
此の事を 告げ口、したから。
娘すずめ、しゃん。は
菩薩、様。に 得得とお説教。を
されたんだって。》
❣僕は、自業自得。だと思うけど、
皆、しやん。はどう思いますか。🦜
🦜🦜🦜
『何気ないふり』
気を遣っている事を、相手に気付かれてはいけない。
それは他人に気を遣う人生を送り続け、気遣いの到達点に達した私が見出した、一つのミニゲームである。
人に気を遣うという行為は、他者の意識に上がる前の、無意識が望んでいる欲求を、先回りして満たしてあげる行為に他ならない。
つまり、無意識が意識に上がるその寸前を貫くのだから、当然、相手の意識に気付かれない事も可能な訳だ。
さらにデメリットもある。
相手の意識に気遣いを捕らえられてしまえば、その意識が『気を遣わせてしまった』という思考を生み出し、気遣いが気遣いを誘発する。
それに対してこちらも『気遣いがバレて気を遣わせてしまった』などという、気遣いのスパイラルが発生してしまう始末。
そして気遣いをした、されたの関係が、両者の自明として把握される事は、後々の関係に歪みを起こす楔となりうる事もまた、問題点として挙げられる。
相手がこちらの気遣いを当たり前に思い出すと、横柄な態度の表出や、半奴隷的な対応に繋がりかねない。
あるいは気遣いをされているという意識が、申し訳なさや自己嫌悪を誘発するかもしれない。
故にこそ。
気遣いは、絶対に、バレてはいけないのである。
では具体的に気遣いを考えてみよう。
例えば
近くにいる誰かの両手が塞がっている時
否、それでは遅い。
誰かの手が塞がりそうな流れを先に察知し、その人物が荷物を手に持つ前に、扉を開いておくのだ。
そのまま自分は何気ないふりをして、一度廊下に出て電話をいじるといい。
そうすれば誰が扉を開いてくれたのかは分からないが、荷物を持つ当人は、特になんのストレスもなく部屋を出て荷物を運んでいく。
その影に、私という存在の気遣いと手助けがあった事など、知られてはいけないのだ。
知られる必要など、何も無いのだ。
誰に感謝されなくても、自分の存在が無視されていても。
私の行為は、まるで妖精が気まぐれに訪れたように、不可思議な出来事として、謎のままに終われば良いのだ。
それが、最も美しい。
以上が、自分を大切にする事を完璧に諦めた人間が、社会の中で最後に楽しむミニゲームの1つである。
気遣いを気付かせない事は中々に難しいが。
それでも暇な人間には、おすすめの娯楽だ。
最後に人を気遣うコツを一つ。
気遣いは、何気ないふりで。
#何気ないふり
貴方は、何気ないふりが上手すぎる。
聞いてしまった。
「あいつ、お前のこと好きらしいよ」って、あんな軽い声で大切な事を。
その瞬間の貴方の顔、ちゃんと見てたよ。
少しだけ困ったみたいに笑って、曖昧に濁して、すぐに話を逸らした。
終わったんだな、って。
言葉にされるより先に、勝手に理解してしまった。
なのに。
どうして、何もなかったみたいに隣にいるの。
どうして、同じ距離で話しかけてくるの。
どうして、その声で名前を呼ぶの。
優しいから、だよね。
貴方は何も切り捨てられない。
誰に対しても、穏やかで、柔らかくて、誠実で。
そんなところに惹かれてしまったから。
ねえ、知ってる?
貴方の周りにいる奴ら、全部、嫌い。
貴方に触れるもの、貴方の名前を呼ぶ声、貴方に笑いかける視線——全部。
特に、「お前」なんて呼び方。
あんな雑な言葉で、貴方を扱っていいはずがないのに。
こんなふうに執着してるなんて、知らなかったでしょ。
ちゃんと壊れ損ねてしまった。
中途半端に残ったまま、腐って、濁って、消えもしない。
でも、貴方は知らないままでいい。
知らないまま、いつも通り笑っていて欲しい。
貴方の何気なさに、勝手に意味を見つけて、
勝手に期待して、勝手に傷ついて。
それでも諦められないのは、
そんな貴方が、この世の何よりも綺麗だから。
【何気ないふり】
ちょっとずつ高まってきてるあなたの想いに
ほんとは気づいてるんだけど…
何気ないふりでなるべくいつも通りに
今の関係性を変えずに繋がっていたいので
距離感間違えないようにしなきゃね!
何気ないふり
飾らない優しさを
振りまいているの
ホッとする
題名:何気ないふり
フッと無視して愛想笑って。
「何も知らない」
迷宮入りに。
気づかないふりって大変だね。
───────────────────────
「…そういやさ、◯◯はこの事件、なんで知ってるの?◯◯って事件に興味がなさそうなのに。」
何気なく君は私に聞いていた。ドキッと心臓が跳ねていた。
「たまたまその事件を聞いて、衝撃を受けたから覚えていたんだ。それにしても、迷宮入りなんて後味が悪いね。」
嘘をついた私を、君は何気なく見ていた。
わあ、かっこいい。すんっとした姿勢で、たぶん、読んでるのは参考書だろうか。身長はそんなに高くないし、マスクしてて顔もよくみえない。髪型だって好みとは少し違う。でもなぜか目がいってしまう。これは、一目惚れというやつだろうか。妄想で目が思わず輝く。
なんつってね。何気ない顔しながら、わたしは現実にもどるのであった。
T:何気ないふり
『何気ないふり』
きっと気づいているんだな、僕が傷ついていることを。
でも、「ふり」が下手過ぎて、心配してるのが、だだ漏れているよ。
ありがとう、その不器用さに励まされたよ。
心配してくれて、本当にありがとう。
何気ないふり
前の席に座る君。
男の子らしい大きくてガッチリした背中、綺麗なうなじが見える短髪。
私はそんな君の男らしい後ろ姿に密かにときめいていた。
プリントを回収するときに、私はよそ見していて君が手を伸ばしているのに気づかなかった。
不意に前を見ると背を向けたまま君が私の方へ手を伸ばしていて、何を勘違いしたのか反射的にその大きくてゴツゴツした手をギュッと掴んでしまった。
「えっ!」君が驚いて振り向いたから私も思わず「わっ!」と叫んで急いで手を引っ込めた。
「えっと…プリント。回収するから。」
「あ、あ、ごめんね。なんかぼーっとしてて。あプリント!はい、お願いします。」
恥ずかしすぎてまともに顔を見られなかった。
「ん。ども。」
君はなんともなかったみたいにプリントを受け取るとすぐに前を向いてしまった。
でも、その時。
よく見ると君の両耳が真っ赤に染まっていて、私はなんだか少し嬉しくなった。
何気ないふり
薬を用意して
何気ないふりをして
愛犬回収
そして愛犬からしたら私は悪魔になる
終わったらクソババと言ってるかのような
目つきで私を見る
ごめんよ…
っと思いつつ
私は愛犬のためなら
悪魔でも何でもいいのさ
何気ない振り。
部活で派手に転んでしまった時、そのいっときでドジキャラ認定されてしまった私。
そこから、そのキャラを守るのに必死だった。
いじられても平気なフリ。愛想笑い。
これからの部活がよりよくあるために、何気ない振り。
「𓏸𓏸ってこーゆーキャラだし」「まぁ、𓏸𓏸だから」
そんな言葉を浴びせられて今ではトラウマになった。
知ってたよ、私。
あなたの優しさ。
そーゆー風に言われてもあなただけ、
私の良さを知ってくれたこと。
知ってたよ、
みんなと一緒になって笑いものにしなかったこと。
あなたも苦しかったんだね、
何気ない振りしてくれたんだね。
あなたに手を差し伸べることができたら、
私はあなたともっと仲良くなれたのかな、
同性だけど私、
あなたの事が好きみたい。
また会おうね。 大好きだったよ。
"何気ないふり"
深く考え込む私を訝しんで
そろりとあなたは覗き込んでくる
そんな姿に酷い嫌悪が私を襲う
視界に入るだけで胃の中身が迫り上がり、無意識のうちに顔に力が籠る
敵意しかない眼差しを向けるわけにもいかず顔を伏せた。
そんな私に、大丈夫か心配だだのと頭の上から言葉を浴びせてくる
表面上だけの感情を、一体いつまで繰り返すのか
鋭い何かでその胸に突き刺すのを夢に見て
話しかけてくるそれに、私は慣れたように愛想の良い笑顔を顔面に貼り付けて返事をした。
まっさらなカーテンが揺れて形のない冷涼が吹き込んだ。
あまりにも眩い日差しを目を眇めることもせず白魚のように白い肌を寝具に溶け込ませ女は瑠璃色の双眸を静かに光らせた。
まるでスクリーンの向こうにいるようだと思うほどに女は不思議な存在感があった。
少女のような名残を滲ませつつ大人のような目をしている。
きっとスポットライトの下で妖艶に笑う彼女の魅力にはどんなに美しい宝石でもくすんでしまうに違いない。
こんな"病室"に押し込められるような人間にはどうしても見えなかった。
女には毎日花を持って見舞いに来る恋人がいるらしかった。
いつも堂々としている母も彼女の恋人が来ると遠慮しているのだろう。そのときばかりはカーテンを締め切りいつにもまして黙りだす。
仕切りからは花を咲かせる男と女の声がして、僅かな隙間からは女の穏やかな微笑みが覗く。
束の間の二人の逢瀬は数十分にも満たない。男は半日身を置くこともあるがそれも頻繁ではない。
男が訪れない病室に押し込められて生活する女が子供にはただ寂しくもあり満足しているようにも思えた。
あるとき、二人切りの病室。顔をしかめる子供に女は困ったように笑って言った。
「愛してるから…」
まるで理解してもらえるとは端から期待していないのだろう口振りに更に子供は口を歪めた。
「あんたは勝手だ。」
数刻まで結露の見えた埋め込み窓のガラスに女によく似た幼い顔が歪んで映り込む。女はふと花瓶に生けられた二輪のひまわりが萎れているのをかわいそうだと呟いたが彼女の両手は固く組み合わされていた。
ふと土砂降りのモノだけではないざわめきに響いた女の独り言は打ち落とされ、その子供だけがそれを汲み取り花瓶の花を一輪彼女に握らせる。
美しい花は枯れることすらできずその身を散らした。
──────
「分かった」
何気ないふりをしていないと気が狂いそうだった。後ろの気配にこちらの反応を伺っているということは分かっていたがわざわざ振り返ってやる気も起きなかった。
それだけ自分は彼の言葉に傷ついた。
その事実がまたショックだった。
これまで誰かと深い関係になりたいと思ったことすらなかった。
というか、誰かに依存することに拒否感が昔からあった。だから誰にも踏み込まれたくなかったし踏み込ませないようにしてきた。
それを飛び越えてきたのはお前のくせに、どうしてそんなことを言うのか。
苛立たしくて仕方がない。
それは自分に対してもだ。
「怒ってるよな」
「どうして?」
努めて冷静に返したつもりの声が思いのほか強く響いてしまって、喉が詰まる。
それでもこういうときだけ年上のような態度でこちらを宥める男にまたもやもやが詰まる。
放っておいてほしい。そう思うのにこういうときほどこの男はそっとしてはくれない。
子供のような癇癪の裏腹では喜んでいる自分がいる。
それがまた辛い。
けどきっとまた自分は彼を許してしまうのだろう。
「ごめんな」
深く息を吸ったとき、そんなことを言われたものだからひどく驚いて怒りも忘れて振り向いた。
男は悲しげに笑っていた。
それはかつて見た叔母の笑みとよく似ていた。
─────
お題【何気ないふり】
時折彼女は眼鏡のつるを持ちクイッと上げて位置を直す。何気ない動きだが俺には魅力的で見てしまう。
「なんだ?」
彼女が俺に声をかけた。
「何が?」
俺はわざと聞いた。
「さっきから私を見ているから何か聞きたいのかと思ってな」
彼女の言葉に俺はフッと笑い
「愛している君を見ているのは俺にとって一番の幸せだから」
彼女は俺の言葉にきょとんとしていたがすぐに
「ありがとう」
と照れと嬉しさの混じった声で言った。
君の何気ないしぐさ、ふりに俺は幸せを感じ充足感得ている。俺こそ「ありがとう」
何気ないふり
3年生最初の登校
クラス替えの紙を見る
何気ないふり
悲しみを隠す
「何気ないふり」
修正テープケースが目に留まる。
キャラものにしてはちょっと違うがキャラだ。
気になって仕方ない。
好きなジャンルだからだ。
鳥獣人物戯画 それも少し捻りが効いている。
月で餅焼くうさぎのところに透明なヘルメットを被ったカエルが宇宙遊泳で降りて行く所だ。
他にもリフレクターが土偶で栞が埴輪ってなんだ?
「何か用?」
彼女は疑わしそうに僕を見ていた。
「ご、ごめん」
あまりに壺にハマって凝視していたらしい。
「これが気になるの?」
ボールペンまで埴輪が…ついているのを見せてくれる。
「う」
彼女はニヤッとする。
「ねぇ、こういうのが好き?」
周りが僕らしかいない空気になる。
透明な膜があるみたいだ。
「うん。好きだよ。僕達がいない世界での出来事がわかるじゃないか。それこそこの足の下の地面の奥底に文明の跡とかあるかもしれない。誰かわからないけどいたんだってすご‥いと思う……」
しまった。僕は興味に前のめりだ。彼女は話した事などない遠い人だったのに。
「あら、私も好きなの。良ければコレクション見る?」
意外な反応に驚く。
「引かないでね。帰りは予定ある?」
「ない!」
断言した。
ザワザワとした空気が戻ってきた。
誰もいまの事見ていないのか?疑問。
白昼夢かもしれない。
講義が終わり、帰ろうとカバンを肩にかける。
「約束忘れたのかしら?」
大学の門を出ようとしたら後ろから声をかけられる。
「えっ?えー!」
夢じゃなかったのか。
「行くわよ」
なかなか強引だ。嫌いじゃない。うん。土偶のためだ。
彼女は何か確かめるように僕を見ると、口元に緩い笑みを浮かべた。
神社の境内にくる。
夕方の神社は怖い。違う世界と繋がっていると僕は信じている。
「これがあった時代に行きたい?」
「えっ?そうだな。ここから想像するのも楽しいよ」
「は?」
彼女の態度が一変する。怖い。失敗したかのような表情で僕を睨む。
「まぁ、いいわ。試験は半々だから。」
指をパチンと鳴らす。
銀色のカプセルみたいなものが現れた。
「乗って」
押し込まれる。広いな。
「時空警察のスカウト試験合格未満だけど、人手不足なので大丈夫でしょう。目つけてたから、好きそうなもの満載して側でウロウロしてたの。何気なくって難しいのよ。変な人扱いされて。」
勝手にスカウトしてさらうように時空警察は人手不足を補っていた。
僕は慣れない乗り物?に気を失った。
「何気ないふり」
高校時代ずっと片思いの子がいた
何気ないふりをして彼女の好みを聞き出し
偶然を装って一緒に帰ったりもした
自分で言うのは怖かった、ただただ気づいて欲しかった。偶然と何気なさを装った3年間が残したのは虚しさと彼女からの結婚式の招待状だけだった。
『なにげないふり』
※BL
日曜の十時。
朝と呼ぶにはもう遅く、昼と言うにはまだ少し早いこの時間、近所の喫茶店でモーニングタイムぎりぎりのモーニングを注文するのが、僕の毎週のルーティーンになりつつある。
特別コーヒーや食事が美味しいわけでもないが、コーヒーの料金だけで、ジャムの乗ったトースト一枚と茹で卵がつくから、まぁ悪くはない。
運ばれてきたコーヒーを一口飲む。
家でインスタンスコーヒーを淹れるよりは美味しい気がする。
いや、本当のことを言うと、僕はブラックコーヒーの味の良し悪しが分からない。正直に言うと好きじゃない。牛乳をたくさん入れて、砂糖もできたら入れたい。なんなら砂糖を多めに入れた方が美味しいとも思っている。
でも、ここではブラックコーヒーを飲む。
舌に残る苦味をジャムの甘さで緩和させていると、カランカランと来店を告げる古風なベルが鳴った。
僕の心臓が少し早まる。
「また来てるのか」
「そういう君こそ。おはよう」
あくびをしながら、入店してきた青年が僕の向かいに座る。会社の後輩だ。いつものスーツ姿と違って、ラフなカットソーにジーンズなのに、童顔がコンプレックスの僕より大人っぽく見える。彼が僕にはタメ口なせいもあって、二人でいると、良くて同い年、ひどいと僕の方が年下に見られてしまい、それだけはどうにかならないかなと密かに思っている。
「早く注文しないとモーニングの時間終わっちゃうよ」
「わーってる」
そうは言ったが、ほとんど常連になりつつあるので、ホールを切り盛りしている店主の奥さんは、いつものでいいですか? と一応聞きながらもすでに伝票にはオーダーを記入し始めていた。
「ああ」
「少しお待ちくださいね」
切り離した伝票をテーブルに置いて、奥さんはカウンターに向かった。
そこまで年のご夫婦でもなさそうだったが、この店は注文に使うタブレットやスマホなんてものはないし、店員さんを呼ぶ時も直接声をかけるしかない。支払いだって現金のみだ。
それが少し不便に思えるけど、でもなんとなく懐かしくて心地よさもある。
「お前も毎週毎週飽きないよな」
「毎週ここで僕に会う君だって、人のこと言えないだろう」
「日曜くらい朝メシ作りから解放されたいだけだ」
「僕も同じだよ」
そうしていると、すぐにコーヒーと食事が運ばれてくる。
湯気をたてるコーヒーを飲む君を見て、僕も一口コーヒーを飲んだ。やっぱり苦い。
なんで君はこんな苦いものが好きなんだろう。
君の好きなものを知りたくて頑張って飲んでいるけど、相変わらずその美味しさは分からない。
でも、君の好きなものをもっと知りたい。ただそれだけでここでは君と同じブラックコーヒーを飲み続ける。
何気ないふりをして、偶然を装って毎週ここに来てるけど、本当は君に会いにきているんだ。