『今日にさよなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日にさよなら、前を見て歩きたいけど、足踏み。
思ってもいない事があると、立ちどまり、声も出てこない。
楽しくて、笑い転げる日もあれば、悲しくて涙が出る日もある。
人生も後半、
毎日、楽しい日が続くように、私は、明日を胸をはって歩きたい。
いのしし
十一時五十九分。真夜中、くらい自分の部屋。気分は絶好調。頭痛薬を何十錠ものんだ。もうすぐ明日になる。私には明日は来ないだろう。
「今日にさよなら。グッド・バイ。」
お題『今日にさよなら』
「今日にさよならするんだ」
君が、手紙を火にくべた
風に乗って、灰が空を舞う
「もう、忘れたいの」
君がつぶやいた
そうだよ 忘れちまえよ
俺が君の思い出を
全部上書きしてやるよ
【今日にさよなら】
今日にさよならをして、明日にこんにちはをする時間は、人それぞれ。
お題 今日にさよなら
僕達は普通に今日にさよならをして明日を迎えてるのにさよならした身がなんで明日を迎えたくないと言うのだ。、
今日にさよなら(2月19日 #10)
今日にさよなら というよりも
辛かった過去にさよなら を僕はしたい
みんなもあるのかな
でも どんなに辛かった過去も
変えようと思って変えられるものではない
だから今を 未来を 後悔しないように
過ごしていきたい
今日も1日お疲れ様、自分!!って言えるように毎日頑張ろうと思う。お疲れ様〜!って言う事が大人まで続くといいなー!
「今日にさよなら」
彼は記憶が一日でなくなる。なので、毎日自己紹介から始まり、彼が、次は覚えておけるようにと言って書いていた日記を見せる。
もう少しで日付が変わってしまう。また、彼と別れなければならない。いつものことだけれども。
今日の彼は死んでしまう、けれど生きている。
なんと残酷だろう。なんと悲劇的だろう。
傷つき合うことで愛を確かめるのは愚かにも程がある。
彼はまた、明日には自分のことを忘れている。
だから、今日の彼にさようならを告げる。
彼がつけた日記を捨てる。
一ページしか書かれていない日記を捨てる。
明日の彼は、生きているだろうか
今日にさよなら。
それは小説の中の文書の一部だった。
私には、とても刺さってしまった。
今日にさよなら。
今日が終わってしまう。
今日も死ねなかった。と。
#今日にさよなら
今日に別れを告げたかった
だけど私たちは、まだ今日にとどまっている
昨日は、昨日の時点で今日だった
明日は、明日の時点で今日になる
今日は、些細な変化を見つけるための今日だ
いつまでも、どこまでも続く今日
今日は、いつも私たちの側に横たわっている
特別じゃなくていい
小さな幸せのために、私たちは今日も生きている
〝今日にさよなら〟
最近、明晰夢を見てみたいと思っている。
夢をイメージして、リラックス。
今日にさよなら、いざ夢へ。
『今日にさよなら』
「どーっちだ」
あずさが握った両手をこっちに差し出す。
「いきなりなんだよ」
そうは言ってみるものの、その両手の中身も彼女が言わんとしていることも、俺はよく知っている。
「いいからどっちか選んで」
「はいはい。じゃあこっちで」
あずさの右手を指差すと、彼女がニヤッと笑った。
「本当にそっちでいいの? 後悔しない?」
「うーん。じゃあ、やっぱこっち?」
次は反対の手を指差す。
「えー、そっちにしちゃうの?」
彼女が唇を尖らせながらこっちをジロッと見る。
正直どちらを選ぼうとなんてことはないのだ。手の中に入っているのはただの飴。右手にはレモン味、左手にはイチゴ味の飴が入っている。ただそれだけのことだった。
「じゃあこっちでいいよ」
俺は彼女の右手を少し強引にこじ開ける。
中から黄色い包み紙が顔を出した。
「残念でしたー! そっちはハズレ。レモン味。で、こっちがソウタの好きなイチゴ味」
彼女の左の手のひらにはピンク色のパッケージ。
「別にレモンも嫌いじゃないし……」
「またまた大人ぶっちゃって〜。素直にイチゴ味か好きだって認めなさい」
「レモンが嫌いでイチゴ味しか食べないのはお前の方だろ」
「もぉー。そんなこと言ってるとイチゴ味あげないからね」
彼女は制服のポケットからもう一つイチゴ味の飴を出してちらつかせた。
「……別にいいし」
イチゴ味になんか興味がないような素振りで、俺は黄色の包み紙を大ざっぱに開き、中身を口に放り込んだ。口の中に爽やかな甘酸っぱさが広がる。
イチゴ味が有名なこの飴。今はもう、レモン味は売られていない。だが俺は、この瞬間のレモン味を何度も繰り返し味わっている。
淡々とレモン味を味わうような俺の姿を見てあずさが不満そうな顔をする。そして、「やっぱイチゴが良かったなんて言っても遅いんだからね」と言いながらピンクの包み紙を開く。
「いいの、俺は。レモンは今しか食べられないんだから……」
そうぼそっと呟くと、「え?」とした表情の顔がこっちを見つめる。
「ううん、何でもない」
昔は確かにイチゴ味しか食べられなかったが、大人になると味覚は変わってしまったようだ、
ただ、大人になってレモン味が好きになったからというのも確かにあるが、実はそれだけではない。隣でイチゴ味を美味しそうに頬張る姿こそ、俺がこの日を繰り返し訪れる理由だった。
なぜこの日のこの出来事だけを繰り返すことができるのかは自分でも分からない。ただ毎回決まって、彼女が両手を差し出し、俺がどちらかの味の飴を舐めおわるまでの時間が繰り返される。
ずっと昔の過去にも同じ場面があったように思うが、あの時の俺は一体どちらの手を選んだのだろうか。今となっては思い出すこともできない。
ただ気を抜くと、現実の──大人になった世界の光景が目に浮かび上がってくる。喪服姿の人々の中、無邪気に笑うまだ若い彼女の写真が頭から離れなかった。
葬式の帰り道。随分とくたびれてしまった印象の昔なじみの駄菓子屋の前で、俺は久しぶりに懐かしいあの飴玉を買った。
店にはもうイチゴ味しか置いてなくて、俺はイチゴ味の飴を2つ買った。自分で食べる分と、彼女にあげる分とで2つ。
そうしないと彼女がいじけるから。自分だけ食べて、と俺を見て口をとがらせるから。
そんなことを考えながら、俺は店の近くの土手で飴を舐めた。打ちひしがれるような現実から目を背けるように、昔彼女と過ごした時間を手繰り寄せた。
そして気がついたら、10年前のあの日に遡っていた。
最初は夢や幻覚を疑ったが、目を開けた時の俺の口の中には確かに、今はもうないはずのレモン味が残っていたのだ。
それからというもの、俺は何度も何度もあの日を繰り返した。話したいことは山ほどあったが、話せることは限られていた。でも、ろくなことが話せなくても、彼女がそこで笑っていてくれるだけで俺の心は満たされた。辛い現実をその瞬間だけ忘れることができたから。
「あのさ……」
「ん、なに?」
イチゴ味の飴を口の中で転がしながら、モゴモゴと彼女が答える。
「もし……この先レモン味がなくなるとしたらどう思う?」
ふと、何気なく、俺はそう尋ねた。
「うーん……」
彼女が考え込むように視線を空に投げる。
「私はイチゴ味の方が好きだから別にいいけど……」
「──けど……?」
彼女の横顔を食い入るように見つめていると、急に視線がパッとあった。
「ソウタにレモン味を選ばせるっていう私の楽しみはなくなるから、やっぱり嫌かな」
「なんだよそれ」
俺が吹き出したように笑うとあずさも声を出して笑った。
「だよなー。嫌だよなー、レモン味でもなくなんのは」
「うん、だね」
再び空を見上げた彼女の視線を追って、俺も空を見上げる。
雲のない青空。頬を掠めるまだ冷たい風は、どことなく青春の匂いがする気がする。
あっという間に口の中の飴玉は、もう噛めばすぐになくなってしまうほどの小ささになった。
「ねぇ、イチゴ味はなくなんないかな?」
彼女が微かに眉を下げてそう言った。
「ん?」
「例えこの先レモン味が売れなくなったとしても、イチゴ味はずっとなくならないかな」
「うーん。どうかな」
俺がそう言うとあずさの目に悲しみの色が浮かんだ。
「でもさ」
少し声に明るさを含ませて俺が言う。
「イチゴ味の販売はやめますって言われないように、俺らがいっぱいイチゴ味を買えばいいんじゃない?」
「え、なにそれ」
ほんの少し間が空いたあと、彼女がお腹を抱えて笑った。
「私たちだけでそんなに買えるかな?」
笑いすぎて目に涙を浮かべている。
「やってみなきゃ分からないだろ? それに本気で好きならそのくらいの心意気は必要だろ」
「うん。分かった。その代わり、ソウタも忘れないでね今言ったこと。一緒にたくさん買ってイチゴ味守るんだからね」
「ああ、分かった」
そう頷いた瞬間口の中の飴が完全に姿を消した。
そして視界がだんだんとぼやけていく。
目を開けると現実に戻っていた。口の中にはまだほんのりレモンの香りがする。
見上げた空は、あの日と同じで晴れ渡っていた。
俺は土手から腰をあげ、少し早歩きで進み出す。
きっともうあの日に戻ることはないだろう。たった今、俺にはやることができたから。
もうイチゴ味を食べて笑ってくれる人は隣にいないけど、イチゴ味までなくなってしまったらきっと彼女がどこかで悲しんでしまう。そんな気がした。
レモン味を失ったようにイチゴ味まで失ってしまわないように、俺がどうにかしないと。
そんな馬鹿げたことをする大人になった俺を彼女は笑うだろうか。きっとお腹を抱えて笑ってくれるだろう。
でも、それでいいんだ。
今度は大人になった彼女をどこかで笑顔にできるのなら、俺は両手いっぱいにだってイチゴ味の飴を抱えてみせるんだから。
「さよなら」
一瞬立ち止まり振り返って呟いた言葉は、風に乗ってどこかへ流れていった。
もう会うことはないだろう制服姿の彼女に別れを告げた俺は、シワになったスーツの襟をピンと正して、前を向いて歩き出した。
今日はたくさん雨が降ったね。
まだ降っているけど、風が出てきたから明日には雨雲ごとどこかへいってしまうかもしれない。
私は面倒くさがりだから花壇の水やりをよく忘れてしまうの。だから洗濯物が乾かなくても靴が濡れても、雨のことはすごく好きなんだ。
あと髪のセットを失敗したときや乾燥しすぎて喉や目が痛かったときなんかも、まとめて誤魔化してくれるから好き。
ねえ、あなたは今どこで何をしているの。
筆無精で手紙どころかメールも電話もくれない。なのに毎月どこかで必ず植物の種と品種や育て方の説明文だけは送ってくるね。
あのね。たまに季節や気候があわなくて芽がでないことがあるの。スペースも足りなくて植えられずに待機してるのもある。花が咲いたり実がなったり、強すぎて庭中を埋めつくすものもあったり忙しいよ。
全部カメラで撮って残してある。アルバムにしててもうすぐ6冊目になりそうだよ。大きいファミリー用みたいなアルバムが5冊分はあるんだよ、大変でしょ。
送りつけてやりたいのに宛先がわからないから送れない。このもどかしい気持ちがあなたにはわからないのでしょうね。
もうすぐ日付が変わるよ。約束の日がくるよ。
ほら、あと少し。今日が終わってしまう。雨はまだ降ってる。
ちゃんと傘をさしてきてね。今日が終わってもまだ降ってるから。
【題:今日にさよなら】
【今日にさよなら】
今日の夕焼けは僕の心に沁みる。
今まで気にしないようにしていた事が次々と心に溢れてくる。
あの日、君に出会ったこと。
僕が君に一目惚れをしてしまったこと。
誰にも取られたくなくて、必死にアピールをしたこと。
それでも君は振り向いてくれなかったこと。
ご飯に誘って、一緒に遊園地へ出掛けて、誕生日なんかはプレゼントの渡し合いをして。
それなりに好かれていると、勘違いして。
なけなしの勇気をかき集めて、君に告白したこと。
呆気なく振られてしまったこと。
君に、"そんな目で見ないで欲しい"と、言われてしまったこと。
溢れて、溢れて、止まらないその記憶は、全て君関連だった。
ズンと重くなった足を引きずりながら家へと向かう。
どれだけ落ち込んでいても明日が来る事は解る。
昨日が戻らない事も知っている。
やり直したくても、やり直すことは出来ない。
どれだけ涙を流しても、君の気持ちは変わらない。
何かが変わるなんて、これっぽっちも思っていない。
でも、「もう一度」なんて。
そんな我が儘は言わないけれど。
吹く風に任せて。目を閉じて。
明日の僕がなんとかしてくれるだろう。
今日にさよならを告げて。
また、明日。
るあ
〈今日にさよなら〉
「すみません、遅れました。」
待ちに待った君は、走ってきたのか少し息が乱れていて、俺を待たせたことに謝った。
実際の時間にしたら、なんてことない間だったと思う。しかし、なんとも途方もなく感じた。
自分からやっとので送ったメール。呼び出した場所で壁掛け時計を睨み付けてから俯いて、手を握ったり開いたり。そして、開かないドアを上目遣いでチラと見る。何度繰り返したか。
「や、ごめん。忙しかった?」
「少し片付けに手間取りました。…何かありました?」
早く来いと念じていたくせに、いざ目の前にするとどうすればよいか分からなくなって、とりあえず“いつもどおり”を目指したつもりだったのに違っていたようだ。ちょっと焦る。焦ると同時に、自分を理解してくれているようにも感じて嬉しい。
「あのさ、」
自分でも驚くくらい、緊張して掠れた声が出た。
「すき、なんだけど、」
あれ、俺っていつもどうやって声出してたっけ。喉が、きゅう、と締め付けられて、うまく声がでなくて、
俺の記憶は一日しか保たない。
それを知ってからは、毎日がさよならの連続だ。
一日の始まりに、メモ書きを見てはその事実を知り、一日をなんとも言えない、悲しいような、重苦しいような、時間を共にする人がいない孤独感のような。そんな気持ちのまま過ごす。
そうして最後には「今日にさよなら」をするのだ。
ところが、その日は違った。
心が弾んだ。
葉の色が鮮やかな緑で、ああ、緑といっても一枚いちまい、色の種類は違うのだろうなぁ、とそんなことを考えた。
心が弾んだ。
口にする水が妙に甘く、これは硬水か軟水か、どこの水で、どんな他との違いがあるのだろうか、やたらとそんなことに関心が湧いた。
踊るように階段を駆け上る。重力なんてあってないようなものだった。弾む、弾む。
いわゆるこれが、恋というやつだと知った。
俺の記憶は一日しか保たない。
だったら、こういうことじゃないか。
俺の恋焦がれるあの人に、俺は毎日新鮮に、また恋ができる。
想いを告げる必要なんかない。恋とは、なんと素晴らしいものだろう。
明日が楽しみだ。ああ、待ち遠しい。
朝起きたらまた新しい恋が始まる。
メモ書きに写真を丁寧に挟み込み、布団にダイブする。
こんな気持ちで眠るのは初めてだった。
それじゃあ。「今日にさよなら」。
気になっていたあの人を食事に誘いました。彼は私が予約したその店の料理をとても喜んでくれました。美味しかったからまたここに来たいな、と言ったので、じゃあ是非また、と私は返事をしようとしました。でも次の彼の言葉を聞いて、そんな返事はできませんでした。
「うちの妻と娘にも食べさせてあげたいな」
視界が一気に暗くなってゆくのを感じました。私は彼のことがずっと好きだったけど、彼のことを少しも知らなかった。家族がいたなんて。そんな事実をこんなところで知って酷いめまいを覚えました。
その後はどうやって帰ったのかもよく覚えていませんが、気がついたら自宅の最寄り駅でした。コンビニに寄って、ありったけのアルコールを買い込みました。バイトの大学生が少し引いていました。帰り道、コンビニ袋をぶら下げながら歩いていると踵に痛みを感じました。慣れない7センチヒールを履いたせいですっかり靴擦れをしていました。
今日は、これまでの人生の中で5本指に入るくらい嫌な1日だった。失恋をしたせいで半ば自暴自棄になっていました。早く忘れるために、いっぱいお酒を飲んで熱いシャワーを浴びて寝たい。残り2時間あまりで今日が終わる。今日なんかもう要らない。明日が早く来ればいい。そう思えば思うほど、今日が何という日なのかを思い知らされるのです。
スマホを取り出しフォルダを開きました。2004年の今日、私は当時の恋人を亡くしました。あれから10年経って、ようやく新たな恋に踏み出せると思ったのに。ちょっと良いかなと思った人はまさかの既婚者で、もう私に恋愛は向いてないのかなと思ってしまいました。あの人の命日は決まって嫌な思い出ばかり起こる。今日が人生の中で5本指に入るほど嫌だったと言ったけど、残りの4本いずれも何年か前の今日の出来事でした。1番は、言わずもがなあの人を亡くしたことです。本気で愛していました。私達、結婚するんだと思っていました。なのに貴方は逝ってしまった。突然死だったから悲しみに浸る暇もなかった。あの日から、私の中で何かがおかしくなった気がします。毎年この時期は何をやってもうまくいかない。もしかして貴方が空の上から操作しているのでしょうか。俺のことを忘れるなよ、とでも言いたいのでしょうか。
アパートにつき、ビールたちを冷蔵庫にしまってからリビング脇の小さな棚に飾られている写真を眺めました。私と貴方が肩を組んで幸せそうに笑っている写真。できることならあの頃に戻りたい。願っても叶わない思いを抱えながら、私は今日にさよならするのです。でも、貴方との思い出とはまだ暫くはさよならできそうにない。
昨日の君にありがとう
今日の僕にさようなら
明日の私にこんにちは
今日にさよなら、と言ってもただ「別れた」というだけの気分にならないのはなぜだろうか。
それどころか、「今日にさよなら」と言ってしまうと、そのときの「今日」に存在した全てを、あの日の「今日」に置いてきてしまったような気がしてならない。
眠るのが怖くなる。
昨日の私が消えていく。
下書きのチラシの裏に「今日にさよなら」とだけ綴った私の感情や思考が、今日にはもう存在しないのと同じで、気を絶ち眠りを挟んだ世界は、昨日の私が知ることのない、また新規の世界なんじゃないかと思う。
この数行前の文を綴っていた私の見ていた世界もその感情さえも、今の私はわからない。
昨日のことは知らないけど、こうして生命活動を続けてはいる。そのためにしっかり睡眠も取る。
私は生きるしかないのだから。
夜型人間の私は、日付がかわるまえに眠ることがほとんどない。深夜0時から3時半くらいまでの、昨日に属するのか明日に属するのか曖昧な時間帯にひとり好きにすごす時をこよなく愛している。
太陽が昇って没むとこで刻まれる一日は、目覚めてから眠るまでの一日と思いのほかずれていて、気付くと少しだけ寂しい気持ちになる。