些細なことでも』の作文集

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些細なことでも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/4/2024, 4:46:59 AM

些細な事は気にしないなんて、貴方にとっては些細な事ですませられるのね。相当お気楽人生を歩んできたのね、私は貴方とは違う。価値観も違うし好きなものだって違うわ。だから、貴方にとってはどうでも良い事だけど、私にとってはどうでもよくないのよ、!!ただの、他人は口を挟まないで。私は自分の感情で自分の人生の物事を決めるわ。

9/4/2024, 4:35:58 AM

「些細なことでも」

妊娠中のちょっとしたひと言
毎日それなりに元気そうに見えるが、実のところは毎日体調不良なのだ。体調が良いときに聞く冗談と悪いときに聞く冗談は、受け手の印象に大きく差が出ることもあるものだ


産院の先生は体重管理に厳しい。食べたら食べただけ体重が増えるのに食べても食べてもお腹がすく。なんとなく辛くなって、ぼそりと「食べても食べてもお腹がすく…」と呟いた

「1、2、3、ボン♪ぼくの名前はくいしんぼーん」

今そういうノリの話じゃねえんだよ。夫の発言に対する怒りと悲しみが渦巻き、悔しさで涙が出そうになりながらもなんとか絞り出した返しが
「顔ぱーん言わしてハナハナマロンみてぇな鼻にしてやろうか」

9/4/2024, 4:32:58 AM

他人よりほんのちょっと神経質で
 慎重に一歩を踏み出すような性分でして
 異動のたびに元々所属していた人たちでできた
 空間の"違和感"にならずにいち早く馴染むため
 どんなに細かいことでも確認は怠らない

 例えが難しいけど
 ゴミの分別が細かい、だけでなく
 燃えるゴミはここ、プラスチックはあっち、
 綺麗な紙はそっちで回収、
 段ボールは下の階に置く場所がある、
 個人情報の部分だけシュレッダー、
 シュレッダーかけたものは毎月燃やす日が決まってる、
 と全部聞かないと落ち着かない

 大抵は笑って「どっちでもいいよ」と言われるけど
 そういう人ほどマイルールや上司ルールに従って
 守れない人は常識がないと罵るから

 自分の役割が果たせるように
 どんなに些細なことでも知っておきたい



『些細なことでも』

9/4/2024, 4:24:48 AM

注意 見方によっては同性愛描写かもしれません。悪しからず

「いいねその髪、似合ってる」
放課後、私の隣の席に座る貴女はそう言った。柄にもなく髪を巻いて登校した日だ。冴えない私が精一杯飾ったところで、誰も私を見てくれない。そう思っていた矢先だった。
「えっ」
「いいと思うよ」
嘘はつかない人だ。竹を割ったような、清々しい性格で曲がったことが嫌いな人。好かれるために誰かに媚びるとかをしない子。彼女は私を気にすることなく、スマホを弄り始めた。
私達は二人揃って、馬鹿にされることが多かった。彼女は性格、私は見た目を。だからかは分からないけど、私達はいつも一緒にた。多分、友達と思っているのは私だけだけど。
「……ねぇ、聞いてる?」
「えっ」
「帰らないの?」
帰ろう、と声をかけていたらしい。私があまりにもぼんやりしていたから少し苛立ったように。薄っぺらい鞄を持って、急いで立ち上がった。あまりにもバタバタとうるさい私を見て、彼女は薄く微笑む。私達は校舎をすぐに出て、帰路についた。人気のない通学路が、何故かいつもより長く感じる。
「マジで似合ってる、髪」
「いいよお世辞は……私なんかに似合うわけ、」
「似合ってる」
少し怒ったように言い返してくる。有無を言わさないように強く。
「その方いいよ、いつものもっさい三つ編みより」
「……もっさい……」
ダサいと思われていたのか、いつもの髪型は。
「明日もして来てよ」
軽く言ってくれる。たまたま早起きしたからできただけ、と言ったらどう返されるだろう。多分、『じゃあ、モーニングコールするわ』とか気だるげに言うに決まってる。
「……そっちも巻いてみたら?私より似合うよ」
「はぁ?」
「だって……」
自然なキューティクル、キリッとした顔立ち。美人の部類だ。美人は何をしても様になるのはこの世の条理だ。私も見たかった。自分の見た目を気に留めない彼女が、少しでも手を掛けた様を。
「私、嘘とか冗談、好きじゃないんだけど」
「知ってるよ……」
「……」
彼女の顔を見れなかった。顔を背けるしかできない。そんな私の鼻を、彼女は思い切り抓った!
「ふがっ、」
「まだ夜じゃないのに寝言言ってるみたいだから」
思い切り手を引き、顔を強制的に上げさせられる。痛がる私を無視して彼女は続けた。
「私、アンタだから可愛いって言ってんだけど」
軽口だろう。彼女にとっては、ただの褒め言葉だ。なのに、どうしてだろう。顔が熱い。耳も首も、多分真っ赤だ。
「……じゃ、帰るわ」
そう言って背を向ける彼女を、ただ見守ることしかできなかった。
心臓がうるさい。ただ肯定されただけなのに、どうしてこんなに恥ずかしいんだろう。いつも一緒にいるクラスメイトが髪型を変えたとかいう、彼女にとっては些細なことだっただろうに、私にとっては大事だ。些細な言葉一つで、ここまで有頂天になるのだから。
「……明日も髪、巻こうかな」
少し早く起きればいい話だ。明日の彼女は何て言ってくれるだろう。それを楽しみに、一人で帰路についた。

題目 『些細なこと』

9/4/2024, 4:08:04 AM

『些細なことでも』

朝。夏休み中にはまだ寝ていたような時間にノロノロと起き上がり、重く息を吐いてから階段を降り、朝ごはんを食べ、制服に着替えて玄関に立った。
足取りは重いものだったがとりあえず歩いていれば学校に着く。学校に着きさえすれぱあとはなんとかなる。そう思って教室へと入ると、およそ一ヶ月ぶりの同級生たちの姿になんだか少しほっとした。
「今の気持ちを当ててみせよう」
突然に声を掛けてきたのは、髪を切ったことにすぐ気づいたり、なんだか気分が乗らない日の調子をズバズバと言い当てるような察しの良いやつ。
今日はどうだろうか。意味ありげな間をひとつ置いてから彼は指をビッと立てて口を開いた。
「“今日も休みだったらよかったのに”」
「それ、クラスの全員同じこと思ってたと思う」
「……俺も思った!」
そんな些細なことでふたりとも笑えたので、久しぶりの学生生活は今朝と比べたら格段になんとかなりそう感が強まってくれた。

9/4/2024, 3:58:54 AM

お題『些細なことでも』

 小綺麗なスーツに身を包む背筋がピンと伸びた長身の老人が部屋に備え付けられているホテルの電話を手で指し示している。

「なにかありましたら遠慮なく、この電話を使って私にご連絡ください。ただし、この部屋を出る方法については教えられません」

 そう言ってにこやかな笑みを浮かべている老人が部屋を出た。

 気がついたらこの部屋にいる。昨日も両親と食事して――食事をしていたら急に睡魔が襲ってきて目が覚めたら、ここだった。
 僕はなぜこの部屋にいるのか分からない。冷蔵庫や、電子レンジ、コンロ、テーブル、椅子、ベッド、テレビ、パソコンなど生活に必要なものがなんでもそろっていてここにいても不自由しない。
 窓もついていて、外は海岸が見える。人は不自然なくらい誰もいない。
 僕はポケットに手を入れると、スマホがないことに気がつく。
 さっそく備え付けの電話を手に取ると、老人を呼び出した。スマホを持ってくるように、と伝えて。
 彼はすぐに来てくれ、スマホを渡してくれた。
 僕はさっそく連絡用のアプリを開く。だが、

「連絡先が全部消されてる……!」

 どういうことか困惑して、

「お父さんとお母さんはどこ!?」

 と目の前の老人に掴みかかった。老人は変わらぬ様子で

「お二人からは、居場所を伝えないようにと命じられておりますので」
「居場所を伝えないようにって……! いろいろ聞きたいことがあるんだ!」
「えぇ、わかります。私は生活に必要なことはなんでもいたしますが、ご両親から許可されてないことは一切しないようにと」
「じゃ、僕が探す」
「あ、ちょっと……」

 老人を押しのけて僕は急いで外へ出る入口を走って探す。ここは、意外と広い施設のようで、あちこちに部屋の番号が書いてある。
 僕はそれを無視して走っていくと、ある重苦しいドアに行き着く。ドアの前ではドラマでしか見たことないヘルメットに防弾チョッキ、すね当てなどの黒ずくめの格好をした人たちが外の様子をうかがっている。
 手にしている拳銃は、アニメでしか見たことがない形状をしていた。
 ふと、扉に窓があったのでそれを見ると空は真っ赤に染まり、あちこちで炎が舞い上がっているのが見える。やはりこっちが本当だったんだ。
 部屋で見た不自然なリゾートの風景は嘘だったのだと、よりいっそう両親が心配になる。
 僕が膝をついていると、うしろから追ってきた老人に俵持ちされてしまう。

「うわっ!?」
「ここにいれば安全です。貴方に出来ることは、安全なここで命をつなぎながらご両親の帰りを待つこと。それだけです」

 老人の言葉が現実味を帯びてきて、僕は人に見せられない顔になっていくのを下を向いてひっしにこえらる。

「それまでは、たのみがありましたらなんでも私に仰せつかってください」
「じゃあ、今日は僕の話し相手になってよ」

 そう言うと、すこしの間があいたあと、老人がフッと笑うのが聞こえる。

「わかりました。ついでにホットミルクも作ってさしあげましょう」
「いいって、べつに」

 今は一人ではないということだけが救いだ。僕は老人の背中にぎゅっとしがみついた。

9/4/2024, 3:58:06 AM

些細なことでも

ちりも積もれば山となる

子供も日々小さなイライラが

溜まっているようだ

ここ数日のストレス解消法

水風船を何個か作り

ベランダで針を刺して割る

これで当日分はスッキリするらしい🤗




✴️139✴️些細なことでも

9/4/2024, 3:57:38 AM

窓から秋が入ってきた。
 
 残暑がようやく終わったと思えば初霜が降りる異常気象の今日この頃。
 秋なんて期間限定で販売しているお菓子でしか感じることができなかったのに。
 クーラーがいらないからと久しぶりに開け放した窓からは、少し乾いた涼しい風が入ってきた。
 一緒に入ってくるのはドバトの鳴き声、子どもの笑い声、トラックから流れる割れた音声。締め切った部屋には聞こえなかった、雑音でしかないそれらを妙に懐かしく思う。
 夏の風には太陽の光と青々とした草花の匂いが絡まっていたが、秋の風はそれらが弱まり、代わりに土埃と枯れ草の匂いが混じる。
 冬に向かって生き物が少しずつ眠りにつく準備をしている匂いだ。
 揺れるカーテンの隙間から見えた空は、夏よりも褪せて遠く高く。雲は見上げる度に形を変えている。
 そのまま開け放していれば、今夜には鈴虫の鳴き声を聴くことができるだろう。
 明日にはまた、まだまだ残る夏の暑さに窓を締め切ってしまうかもしれない。
 けれど小さな季節の変わり目に立ち会えたことがとても嬉しかった。

9/4/2024, 3:48:18 AM

「おはよう」とか「お疲れ様です」などのあいさつ

相手の性格や好みに合わせて話題を作り、話しかける

一人で頑張っている人に声かけや手助けをする

悩んでいる人がいたら「どうしたの?」と訊ねる


こんな小さなことでも塵も積もれば山となるという

信頼できる間柄を生むキッカケになる


私は今の職場に勤めるようになってから

人間関係の構築に勤しんだ


まだ深くは仲を深められないけど笑い話はできる

難しい仕事でも教えてもらえれば何とかこなせる


人間関係における信頼は簡単には蓄積できない

でも些細なことの積み重ねが今の自分を作る


もう少し踏み込んでさらに仲良くなりたいけど

いじめの経験も些細なことすら

明るい性格の中に闇として残る

9/4/2024, 3:48:18 AM

冷房を切って
部屋の電気を消す
森の匂いがするキャンドルを灯し
ベットに転がり天井を仰ぐ

泣きたくなるほど静かな夜に
こうして自分の機嫌を取る
心の息を 感じながら

些細なことは 丁寧に。

_ ₁₈₈

9/4/2024, 3:47:01 AM

『些細なことでも』

心が弱っているときは
些細な言葉が引っかかる

美容院で
色を決めきれなくて悩んでいると
「時間もないので切りながら考えましょう」
の、
「時間もないので」が引っかかり
施術中ずっともやもや

不快に感じたわけではなく
少し時間が経った今
何故それが引っかかったのか
わからない

けれど、もう行かないかも、とは思っている
数日経っても鏡を見るたび
違和感を覚える

9/4/2024, 3:38:44 AM

「8月4日あたりのお題が少し似てた。たしか『つまらないことでも』だったかな」
それこそ、区切り線『――――――』の上の300字程度で、せめて些細なことでも誰かに執筆の種を提供できたらとは思ってるわな。
某所在住物書きは過去作を辿り、呟いた。
「些細なこと、事、古都、子と……琴は違うか」

些細な事でもなければ、私は動きません。
些細な事でも、話してください。
些細な事、でも私には重要だったんです。
「些細な子」、とでも思っていましたか。
些細な子とでも真剣に練習した結果、その「些細な子」が私の最大のライバルになりました。
あとは?他には? 物書きは今回も途方に暮れる。

――――――

去年の9月の第2週、最初の月曜日。
私の職場の先輩が、当分、約2週間程度、リモートワークで職場から離れてた。
理由は、私と、先輩の親友である宇曽野主任以外、誰も知らない。というか誰も気にしてない。
残暑残る東京で、コロナの静かに忍び寄る東京だ。
理由なんて、予想すればゴロゴロ出てくる。
些細なこと、大きな理由、何か壮大な裏が潜む陰謀。ありとあらゆる想像を、しようと思えば、できる。
でもきっと、全部不正解だ。

種明かしをすると、先輩は当時、親友の宇曽野主任の一軒家に絶賛避難中だった。
先輩の前に、8年前の恋人さんが今更現れて、その恋人さんがなんと、ほぼストーカー数歩手前。
加元っていう人で、去年の今頃突然職場に来た。
「この人に取り次いでください」って。

この加元さんから8年間、名字と名前の読み方と、職場と居住区を変えてまで、逃げ続けてきた先輩。
そんな先輩の、今の住所までバレないようにって、3人暮らしの宇曽野一家が避難場所を提供した。
それが去年の今頃。去年の9月。
メタいハナシをすると前回投稿分の裏話。

「嫁と娘には大好評だ。何せ、あいつの得意料理は低糖質低塩分の、ほぼダイエットメニューだからな」
先輩今頃どうしてますか。
去年の今頃、当時勤めてた本店で、隣部署勤務の宇曽野主任に近況聞いてみたら、なんか避難生活満喫してそうな回答が返ってきたのはよく覚えてる。
「レトルト使った雑炊だの、サバ缶でトマトリゾットだの、あいつの故郷の冷やし麺だの。
加元からは『低糖質メシ作るとか解釈違い』と不評だったのが、今は『美味しい』、『面白い』だ」

遠くでは、それこそ今話題に出してる元恋人さん、加元さんが、先週に引き続きその日もご来店。
先輩に関する些細な情報、些細な事でも収集しようと、躍起になってた。
「この名前の人物がここに居るのは調べが付いてるんです」からの「お調べしましたけど居ません」で、受け付け担当さんの営業スマイルが引きつってる。
だって先輩、加元さんから逃げるために「藤森 礼(ふじもり あき)」に改姓改名したから
もう加元さんの知ってる「附子山 礼(ぶしやま れい)」じゃないもん。 残念でした。

「解釈違いなんなら、早く次の恋に行けば良いのに」
「どうせ次を食って、食って、何度か繰り返して、一番まともだったのが実は、だったんだろう?」
「なら些細なことでいちいち『地雷』とか『解釈違い』とか言わなきゃ良かったのに」
「加元にそれができれば、あいつは今頃8年も逃げたりしちゃいないし、ここにも居ない」

結局収穫ナシでご退店の加元さん。
スマホ取り出して、何かいじって、帰ってった。
加元さんに対応してた受け付けさんは、相当疲れたらしくって、加元さんが見えなくなった途端大きなため息吐いて背伸びして。
丁度パッタリ、「さっきの人見てた?」ってカンジで私と目が合ったから、
私も、ねぎらいの心をこめて、「見てた。お疲れ様」ってカンジで、小さく頷いてみせた。

「そうそう。お前も用心しておけ」
「なんで私?」
「加元にお前の存在がバレてる。おととい『あの人誰』と、わざわざダイレクトメールを寄越してきた」
「まじ……?」

結末を話すと、加元さんと先輩はこの後、
11月に先輩側がキッパリ加元さんをフって
今年の3月加元さんがウチの職場に就職してきて、
そして5月24日、完全に加元さんが撤退した。
「元恋人の執着が酷い」って些細なことでも、先輩の親友である宇曽野主任と先輩の友人である付烏月さんとが結託して、加元さんを追っ払った格好。
「持つべきは有能な友人だよね」っていう、要するにこちらも、バチクソ単純で些細なハナシ。

9/4/2024, 3:29:00 AM

些細なことでも言いたくなることがある。
でも些細なことで騒がれたり、言われたりすると腹立つ。
なので、なんか良いタイミングで、しかも嫌味のない振る舞いが出来たら、ちょっとは争いごとは減ると思う。

9/4/2024, 3:23:46 AM

どんなに些細なことでも
この一歩が、己にとって大きな影響を与えることがある
一歩違えば足元の蟻を踏んでいるように
ひとつひとつの自分の行動は、少しずつでも未来を変えているんだ

9/4/2024, 3:20:57 AM

否定されるのが怖い。
 どんな意見を投げられても、自分を否定されてるように感じてしまう。被害妄想が凄いって思う。
 どんな些細なことでも。何もかも受け止めてしまうからさ。
 こんな自分が嫌い。大っ嫌い。
 被害妄想が激しすぎでしょ。相手は意見をくれたんだよ?なのにそれを否定されてるように感じるってさ。
 元々から、そういう、否定されるのが怖かったのは覚えてる。
 物心ついた時から、ずっと。そういうのはあったな。
 何でかなんて全く覚えてない。
 そもそも何かきっかけがあったかどうかすら。記憶力悪いね、つけていかなきゃだなぁ。
 でもさ、どれだけ自分が嫌いでも、大っ嫌いでも、相手からの些細なことは僕は傷つくよ。
 でも逆にそれを言ったら、相手は傷つくでしょ。だからずっと溜めて溜めて溜めて、壊れる。
 改善するところなんて何個もあるって、このままじゃだめだって分かってるんだよ。
 壊れるのなんて、もう感じたくないって。だけど、治す気になれない。もう終わりだよね、こんなの。
 気づいたんだ、諦めると楽だって。責任から逃げるわけじゃない。
 否定されても、壊れても、相手の言う通りに動いた方が、世の中上手くいくの。
 …やっぱ、僕って面倒臭いやつだな。こんなんじゃ捨てられるのも当然か。あ、これも面倒くさいか…。

9/4/2024, 3:12:41 AM

#些細なことでも

 些細なミスが気になって、昨日あんまり眠れなかった。
どうやら杞憂だったけど、頭ぼんやり。
 痛くない大きな注射器で、このおでこの眠気をチューッっと吸い上げて欲しい。

9/4/2024, 3:00:15 AM

“些細なことでも”彼を知ると、幸せな気持ちになれる

また新しい彼を知れたことが。そして、その新しい彼をいつか見たいという、願い事を想う時間が。

きっと、今にも零れ落ちそうな私の瞳の水滴は、そんな愛しい愛しい彼のせいなのだ。思うようには近付けなくて、けれど声は届いて、あともう少しで触れられそうなのに離れていってしまう、そんな彼のせい。

けれど、いつも私の心に安心とときめきを与えてくれるのは、いつだって彼なのだ。この胸の高鳴りも、寂しさも、全部全部、彼のせい。

9/4/2024, 2:56:11 AM

些細なことでも




 トントントン、と包丁の叩く音に目が覚めた。

目覚めの腹を刺激する香りに、幸せな気持ちで起き上がる。
寝室から出てキッチンに向かうと、愛しい人の姿があった。
流れるような手さばきは、毎度のことながら綺麗だと思う。

ーまあ、僕にとってはいつでも可愛いいんだけど。


そんなことを思いながら足音を忍ばせて近づき、そっと腕をまわした。

「おはよう、悠仁。」

「おはよ、悟さん」

「うん。おはよ、ゆーじ。今日の朝ごはんなーに?」

自分でも驚くくらいに甘い声が出た。

「今日は和食!玉ねぎの味噌汁と、卵焼きと、しゃけとご飯!あ、あと昨日の小松菜のやつまだ残ってるからそれかな!
悟さん、今日久しぶりにお休みだろ?ゆっくり食べれるからパンじゃなくてご飯にしたの」
 
なんてことないように言われた言葉が、とても嬉しかった。
繁忙期で任務が多く、今日はひと月ぶりの丸一日オフの日。
きっと、任務続きでパンばかりだったから、と自分を気遣ってくれたのだろう。
健康的なメニューのラインナップに自分を思ってくれているのが分かって、まわした腕に力を込めた。
「うは、悟さん、危ねえって」
笑いながら、でも嫌がられていない声に、たまらなくなった。

9/4/2024, 2:50:38 AM

→短編・枝葉末節

 母に会いに行こうとして、あっち行ってこっち行って落っこちて、お池が2つできたりして、お池に落ちた豆から枝が伸びて、ぐんぐんでっかくなって、えっちらおっちら登って行って、ツルが巻き付くその様子の右巻き左巻きを観察して、自分のツムジはどんなだっけって気になって、頭に手をやってみてもよく判らんくて、そういや豆の木に登ってたんだなと思ったのに、指のササクレが気になって剥いてみたら、目が覚めた。
「変な夢」
 こんな夢を見た原因ははっきりしてる。
「きっとまた、些細なことでも揉めるんだろうなぁ」
 母の四十九日法要が終わり、始まった遺産相続の話は一向に進んでいない。
 話は方々に飛び、常に文句が上がり、まぁ見事に何も決まっていなかった。まるっきりさっきの夢そのものだ。
 兄、姉、私、弟の4人きょうだい。父は10年ほど前に鬼籍に入り、今度は母。何事かあるたびにきょうだい一致団結して、色々な出来事に対処してきた。助け合える仲の良いきょうだいだと思っていた。
 私が楽観視しすぎていたのだろうか? 母の死後、きょうだいたちは、急によそよそしくなった。何だかチグハグで、何もかもが上手くいっていない。何も言えずに成り行き任せの私もズルい奴だと思われているかも。
 子はかすがいと言うけれど、きょうだいにとって親は結び目なのではないだろうか? お互いを固く結束する結び目。それが解けてしまった私たちは、それぞれが新しい世界の結び目に絡まっている。
 気が乗らないながらも何とか身支度を施す。子どもの漢字ドリルが目に入った。
 漢字かぁ。そう言えば、母の趣味だったな。ボケ防止とか言って、漢字検定とか受けちゃったり。兄さんが車で試験会場まで送迎するとか、母のドリルを探して弟と書店を巡ったっけ。テレビのクイズ番組、漢字だけは母の独壇場。四文字熟語がお気に入り。楽しかったな。本当に楽しかったのにな。
「淋しいよ、お母さん……」

 姉さんが手配した小さな会議室で、書類をあいだに話し合う。会議室なんて、他人みたいで落ち着かない。
 話は平行線。揚げ足取りや牽制。小さな分与にまで話がもつれる。一気に全員が話し始めて、一気に沈黙が訪れる。きょうだいという遠慮の無い関係と、それぞれが家庭持ちであることが、こんなにも尖ったベクトルを生むとは思ってもみなかった。
 ずっと沈黙を通していたが、堪らず私は口を開いた。
「枝葉末節」
 みんなの視線が私に集まった。
「お母さんなら、そう言いそうじゃない?」
 兄さんがネクタイを緩めた。姉さんのため息。母さんならもっと気の利いた毒を吐きそう、と弟の苦笑。
「一旦、休憩しよう」
 兄さんの言葉の後、私たちは自動販売機に向かった。姉さんが全員分のジュースを奢ってくれた。

テーマ; 些細なことでも

9/4/2024, 2:44:11 AM

昨日投稿した『心の灯火』を、せっかくだからとスクショしてLINEで夫に送った

突然の私からの思わぬ「愛の告白」に、不覚にも涙してしまった…と返信が来た

普段は仕事中は私からのLINEなど開けることなど殆ど無い夫が、たまたま開けたLINEの思わぬ内容に涙してしまい狼狽する様子を想像して、私も笑い泣きをしてしまった

お互い涙腺が弱くなったものだ…

多くの部下を従え、今の時代には逆行するかのようにその存在感で部下たちを震え上がらせている夫も、良く見ればそれなりに年齢を重ねて来たことを感じさせる


向き合って食事をする夫をまじまじと見る

以前は寝癖を整えるのにも苦労するほど勢いのあった毛量も、最近はサッとひと撫ですれば言うことを聞くほど大人しいものになり、わざとらしいほど黒ぐろとした漆黒の髪にも白いものが目立つ様になってきた
一瞬寄せる眉間のシワも、そのあとが残るほど深さを増してきている

そのどれもが、私達二人が過ごしてきた時の流れを物語っているのだ

そう思うと、勢いを失い白髪の混じった髪も、眉間のシワさえも、味わい深く愛しささえ感じてしまうのだ


そんな些細なことでも、ひとつひとつ丁寧に拾い上げていくこと…

もしかしたら、こんな毎日を「幸せ」と言うのかも知れない




『些細なことでも』

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