『二人ぼっち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
二人ぼっち。
二人ぼっち
だったのに。
今では
たくさんの
人に囲まれてるね。
二人ぼっちでも
楽しそうだけど
私も間に入れて。
テーマ:二人ぼっち #129
一人ぼっちだと寂しいことも
二人ぼっちだと寂しさを半分できるね
一人ぼっちだとつらいことも
二人ぼっちだとつらさも半分できるね
一人ぼっちだと怖いことも
二人ぼっちだと立ち向かえる気がする
何より
一人ぼっちでも楽しいことは
二人ぼっちだと一緒に楽しむことができるね
一人ぼっちでも嬉しいことは
二人ぼっちだと一緒に笑顔になれるね
一人ぼっちよりも
二人ぼっちのほうが
楽しいことが増えると思う。
もちろん一人が好きな人もいる。
その人もチームや班活動のとき、
誘ってあげられるといいよね。
とは言っても、
自分から話しかけるのは
恥ずかしいと思うかもしれない。
そんなときは、こう思う。
「自分はその人のことに気がついて
あげられている唯一の人だ」
って。
「私が話しかけなかったら、誰が話しかけるの?」
って。
もちろん話しかけるのだって簡単じゃない。
それでも勇気を出して一歩踏み出せば、
案外、話があったりするかもしれない。
そこから友達になって
親友になって……。
何が起こるかわからない
貴方の人生
どんな人に会えるかわからない
私の人生
ここに存在できて
巡り会えたことに感謝
貴方はもう一人ぼっちじゃない
私と二人ぼっちだよ
2XXX年5月12。
地球に、想定外の変化が起きた。
巨大な隕石が、突如人々に降り注いだ。
人々が絶望にかられる最中、
一際冷静な1人。
男は、篠原準(シノハラジュン)といった。
とある人体実験で不死の体にされた、不幸な男。
彼は元奴隷であった。
彼は、幸せを知らなかった。
そこへもう1人、涼しい表情の女性。
女は、舞園由香里(マイゾノユカリ)といった。
とある事情で異世界から迷い込んだ、不運な怪物。
彼女はドラゴニュート(龍人)であった。
彼女は、愛を知らなかった。
絶望に包まれた、果てしない終わりの世界。
これからどうするのか。
どうしようもない、救いようのないこの世界で。
いっそのこと、心中しようか、2人で。
そんな話を女が持ち出したのは、
地球が死んでから約一月が経った頃であった。
男は言った。
死んだらもう、君と会えなくなる。だから、嫌だ。
そこには、確かな愛が芽生えていたと思う。
女も男も気づいていた。
だが、何も言わなかった。
なぜか。
そこに全く意味を見出せなかったからである。
デートもろくにできない世界。
交配もできない。
ましてや、一方は幸せが、一方は愛を知らない。
二人とも人間ではない。
ゆっくりと、ゆっくりと。
荒んだ世界を二人、歩いて行く。
音は、二人の呼吸音と足音だけ。
何も一言を話さず、ひたすら歩き続ける。
結局、このあと何をするかの結論は、
世界を見て回ろうということになった。
男は奴隷、女は異世界人。
世界を、知りたいと思った。
見てみたいと思った。
ただ、歩こう。
何があるわけでもない、世界の成れの果てを。
僕らはもう、1人じゃないから。
二人ぼっちの、この世界を。
#7 二人ぼっち
初めは二人から始まって
いつの間にか二人の子供に恵まれ
賑やかになり
4人で居るのが当たり前
子供たちは反抗期や喧嘩
話をしない時期もあった
そな事も懐かしい
一人就職し欠けると家の中が静かになった
また一人欠けると静かになった
いつの間にか家の中には始まりの二人が居る
【続く】
【二人ぼっち】
君と話したくて
夜遅くに電話した
今日だけは君と、君だけと
二人ぼっち
(私の生きてる理由って、なんなんだろう)
そんな思考に支配される時、
決まってこの世には、自分ひとりしか
存在していないような気分になる。
窓の外を眺めれば、
ぎゅうぎゅう詰めに建てられた
住宅達には明かりがともり、
いつも渋滞しているあの道路には
今日も真っ赤なテールランプが並び、
時折、人の声さえ聞こえるのに。
「なに?また考え事?」
甘く優しく耳障りの良い音が、私の耳をくすぐる。
同時に恐ろしい程 強い力で抱きすくめられた。
私を捕らえるこの両腕は、
鉛のように重く、鎖のように固い。
「なにも考える必要ないでしょ、僕がいれば」
私を一人ぼっちの世界におとしたのは、この人だ。
「これからもずっと、ふたりっきりだね」
私はまた、窓の外を眺める。
私以外が存在する世界に救いを求めて。
▼ふたりぼっち
[二人ぼっち]
ひとりぼっちの 教室/丘の上 で
夕日を見てる 僕/私
夥しい 机/十字架 の山を背にして
黒板/ウィンドウ を確認する。
「君は今、何をしてますか?」
「夕日を見てるよ」
今日も 送る/届いた 中身が揃いのメッセージ。
座標も同じはずなのに、決して見えない君はきっと。
ふたり揃って、ひとりぼっちなのだろう。
「ひっぐえっぐ」
山の中、一人泣いていた。
空に届くほどの杉木に見下ろされ、
足は赤く腫れていた。
森に響くのは木々を揺らす風の音か、鳥の声くらい、慣れ親しんだものは何処にもない。
遂には涙も枯れて、木陰に身体を休め、下を向いて考えた。
このまま誰も来ないんじゃないか、熊に食べられてしまうんじゃないか
思わず声が漏れた。
「かあちゃん…」
ぱりぱりぱり
音がした。
顔をあげた先には
黄色に一本線を引いたような眼、
毛むくじゃらで土だらけの体の猫が、
睨みつけていた。
「何だよ…」
「あっちいけよ」
小石を拾い上げ、ひょいと投げた。
石は猫の横を通り抜けて、転がって、
驚いたように猫は走っていった。
顔を膝に埋める。
ぱりぱり
あいつだ。見上げると、
今度は見せつけるようにトカゲを咥え、
立っていた。トカゲはじたばたと
待つであろう未来から、逃れようと抵抗していた。
「お前の自慢は俺にはわからないよ」
「ほっといてくれ」
猫はふんと鼻を鳴らして、トカゲの身体に牙をかけた。その身体はだらりと垂れて、動かなくなった。
猫はポトリとそれを落とした。
思わず、目をそらす。
「いらねぇよ」
猫はすぐに平らげた。
「おれはそうなんだ、一人で山行って、大丈夫だって、でも迷って、ここにきたんだ」
猫は興味なさげに、舌を伸ばし、
体を舐めている。
「おまえ、道知らないか」
猫はその辺にいた蝶を掴み、またむしゃむしゃとしている。
「おまえも独りぼっちなのか」
猫はその辺の草を噛みちぎっては捨てている。
ここまで無視されると、流石に腹が立ってくる。それに猫の癖に鳴きもしない。
ちょっと考え、近くの草を手に掴み、猫じゃらしみたいに振ってみる。
猫が振り向いた。
きた!抜き足差し足、慎重に近づいて
ばちん…!
枝毛のような虫が潰され、動きを止めた。
猫は満足そうに頬張った。
こいつ、俺をいないものみたいにあつかって、なんなんだ。
それからムキになって色々した。
触れようとして、するりと避けられ、
丸みのある石を投げてみたり、
昆虫を餌に誘ってみたり、
その度、その度、猫は別のことをした。
でも、そこから離れようとしなかった。
流石に疲れ、気を引くのを諦めた頃には、空はオレンジに染まって、ひぐらしが鳴いていた。
そして、すっかり忘れていた自分の境遇を思い出し、またなんだか心細くなった。
木に寄りかかると、
猫は勝ち誇ったように目の前に立ち、手を舐めた。
「おまえには負けたよ」
「ひとりでも、何でもできるんだなおまえは、本当にすごいよ」
猫は何か気づいたのか、
じっとこっちを見つめてくる。
その瞳は大きく、本当はなにをみてるのかもわからない。
けれど、何だか寂しそうな感じがした。
突然、猫が駆け出し、森に消えていった。
落ち葉の音におーいと聞こえた。
抑えてたものがあふれ、必死に返事した。
走って、母へ抱きついて、
情けなくおいおい泣いた。
こつんと頭を叩かれ、ぎゅっと抱きしめられながら戻るとき、
どこからかにゃあと聞こえた気がした。
【ふたりぼっち】
言葉で支え
温もりで安心を
どんな時も
支え合い
生きてきた
あなたと
二人だけなら
いまよりも
幸せに
なれたのかも
たくさんの
愛よりも
あなたと
愛し合える
ただ
それだけが
望みだった
ふたりぼっち
東京は寂しいでしょ 偏見だけど
人数は関係ないの
心が離れていたら一人と同じ
だって自分の瞳には誰も写っていないんだから
お互いを意識し合える関係がないと周りに何人
人がいたって
あなたは独りだよ
完
二人ぼっち
この世界で二人ぼっちだったら、、
君と僕の二人ぼっちだったら、、
君を否定する人なんていなかった。
「死にたい」、「価値がない」だなんて、
君に言わせる人なんていなかった。
君は幸せになって当たり前なのに、、
誰かのせいで君が不幸になってゆく、
『二人ぼっち』
二人ぼっち
私ともう一人の私
私達は
二人ぼっち (一人)
みんなが見る顔は
心配させない顔
見ない顔は、
苦しんで悩んでる顔
だから私達は
二人ぼっち
その中に誰かが入ることは、
出来ないかも
二人ぼっち
一人ぼっちは寂しい。
孤独感じる。
でも、二人だと寂しくない。
支えあう人がいたほうが安心する。
二人ぼっち
君と私。
二人ぼっちだ。
いっそのこと一人ぼっちの方がよかったな。
帰り道の相合傘、夜更けのドライブ
ラインのトークルーム
二人ぼっちの間をこだまする、秘密の言葉
ジリリリリ――
目覚まし時計の音を鬱陶しく思いながら、むくりと体を起こす。
時計の針は朝9時を指している――今日は日曜だ。
ベッドから下ろした足から冷気が伝わってくるが、さして気にも留めず窓に向かい、カーテンを開けた。
薄暗い部屋に一気に光が入り込み、思わず目を細める。
――雪だ。
都心から1時間程車を走らせると、山の麓に古い家々が立ち並ぶ田舎道が続く。
そのうちの一軒家。車を停め、カラカラに干上がった池のある庭を通り、玄関の引き戸を開けた。
「来たよ」
靴を脱いでスリッパに履き替え、リビングを通って左手にある部屋へ入る。
お土産に持ってきたお菓子を差し出した。
「今日すごく寒くって、ここまで来るの大変だったよ」
「お母さんは仕事のつき合いで来れないんだって。
――私しか来れなくてごめんね、ばあちゃん」
時々車が近くを通る音のみがする静かな空間。
あたたかな陽光が差し込む畳部屋の一角、目が合う。
柔らかに笑う祖母は、記憶の中の彼女と変わらないーーよく撮れている写真だ。
大好きな祖母の命日。
線香の香りを感じながら安らかでありますようにと祈る。
幼い頃から行事の度にこの家で時を過ごしてきた。
夏には、空が暗くなりはじめる時間から酒やジュースを持ち寄り、庭で肉やら野菜やらを焼いて花火を楽しんだ。
冬には身を寄せ合い鍋を囲って、たあいもない話に花を咲かせた。
今は主なき古ぼけた家で――――ただ思いを馳せる。
「二人ぼっち」
1年前の夏、彼は死んだ。
斜陽が差し込み、多くの人が交ざり合う今日まで、私の中の彼は生きていた。
知らせは突然だった。
「あの子ね、亡くなっちゃった。」
詳しい理由はわからないが、自殺だったらしい。
彼の親友が言うのだ。間違いないだろう。
年末、彼のお墓参りに行くことになった。
汗の滲むような日差しが眠ったと思えば、人々の心の隙にまで土足で入ってくるような冷たさが襲う。
明日を終わらせた君のことを知らずに過ごしてきた1年は、彼にとってどれほど孤独だっただろう。
そして、明日の来ない君のことを思う人が、君の選択の故に増えたことを、君はどう思うのだろう。
私は知らない。君の選択の訳を。
でもこれで分かるだろう。もう君はひとりぼっちじゃない。
『二人ぼっち』
夕暮れのベンチで僕達は考えていた。静かで人の気配も感じない蝉の声が響く寂しい公園。気まずい雰囲気の中で僕は口を開いた。
「そろそろ帰ろうか?」
僕の言葉に彼女は答える
「まだ座っておこう」
二人きりのベンチ、二人きりの公園、ここには二人しかいない。二人はずっとこのままで良いと思った。しかし、時間は止まらない。もうすぐ二人だけの時間は終わる。悲しいけれど僕は言う。
「そろそろ帰らないと」
僕の言葉に彼女は答える
「まだここに座っていたい」
それを聞いた僕は、キスをして彼女から逃げるように走り、公園が見えなくなると大声で泣いた。
こんな寂しい夜には
君とのメッセージが心を安らげてくれたね
あの日あの時
君はきっと私を思ってくれていたのかな
2人ぼっちの世界の中で
1人は寂しいよね
1人ぼっちってすんごく寂しい
世界がどうでも良くなってしまうくらいに
どうしてもあなたを求めてしまうから
どうか私と
2人ぼっちの世界で生きませんか?