『世界の終わりに君と』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
世界の終わりに君と
若い時は好きな人と世界が終わる時には
○○したい!!とか2人だけでも生き残りたいとか
家族をここに避難させて最後の会話は○○で〜
とかってのはよく想像した事があったはず。
誰かと何か みたいな
そんなこと思わなくなったことに気づいた
今想うのは地球上に存在する生き物達
皆さん痛みなく苦しまなく心健やかに安らかに...
世界が終わるそんな日はこうでありたいと願う。
もしも今日の夜、世界が終わるならば
君と手を繋いで 最後の約束をするの
私は泣きそうだけど
君は私と同じ気持ちなのかな
そんな事を考えながら 私は泣くのを我慢して
君に頑張りの笑顔を見せてみるの
今までの出来事を振り返って、過ごしたい
出会えて良かった、関われて良かった
君と出会えて人生に悔いはない
どれだけ君のおかげで頑張れたか心救われたか
心の中の闇を照らしてくれた
君の力になれたか分からないけど、心からの感謝を伝えたい
#世界の終わりに君と
─もしも明日世界が終わるならどうする?──
そんな話をしたことあったよね
あなたからの急な質問に私は答えられなかった。
もしもあの時
「あなたと最後までずっと一緒にいたい」と
言えていたら世界が終わるとき
あなたは私のそばにいてくれたかな。
もう遅いよなぁと目を瞑り涙を流した。
─あれ夢を見てるのかな
あなたに抱きしめられているのはどうしてだろう
あなたは言った
「世界の終わりにそばにいて欲しいのは君だ」
そして
「愛してる。」と。
題 世界の終わりに君と
世界が明日終わるなら僕は誰といたいだろう
僕はテレビで核兵器特集をしているのを見て、ふと思った。
もちろん、僕が想っている君と一緒にいたい。
君は、今ここにいないけど、想いも伝えていないけど、最後だとしたら、絶対に君のそばにいたい。
君が僕のこと好きじゃなくても、側にいさせてほしい。
そして、もし困ったことがあったら助けたいし、苦しんでいたら励ましたい。
終わりまで、少しでも君に辛いことがないように。
もし、他に彼氏がいたら・・・
どうしようか。そこまで考えてなかった。
だけど、君が幸せなら、それでいいかな。
側でいられれば。
そこへ家へ来客がある。
「はーい」
出ると、君がいる。
「タカトくん、勉強する約束だったね、一緒にしよう」
君の眩しい笑顔。
「うん、ありがとう、僕が補習組なばかりに」
「いいよ、私、数学は得意だから、一緒に頑張ろう」
君は何でも出来る。僕は出来ない。
君はクラスの人気者。僕は人気なんてない。
だからこそ、君には相応しくない、想いなんて伝えられるわけがない。
君にはもっと素敵な人がいる。
だけど、側にいたい、君と・・・。
その気持ちが消えなくて。
こうしていられる時間を大事にしたいと強く願ってしまう。
「どうしたの?」
僕がそんな事を考えて、君を見ていると、勉強道具を出して、腕に抱えた君が不思議そうに問いかけてきた。
「ううん、何でもない。勉強しよう」
僕の気持ちなんていいんだ。君の幸せに比べたら小さいものだ。
想いなんて叶わなくていいから。
ただ、見守らせて欲しいだけだから。
世界がもし明日終わるのだとしたら、君の側にどうか僕をいさせて。
もしものものがたり
もしも地球が滅びるなら君といたい
なんて贅沢な頼みは神様は聞いてくれない
もしも地球が滅びる時に君を想っているのは私だけ
なんて贅沢なお願いは神様は聞いてくれない
もしも地球が滅びるまえに君に好きといいたい
なんて贅沢すぎる発言なんて誰も許さない
ただ、もしも世界の終わりを君と過ごせるとしても
私は望まないだろう
それは贅沢だからではない
わたしが泣いてしまう終わりなんていらない
世界の終わりに君と踊り明かしたい。
なんて言葉にできたなら。
君はこの世界から抜け出そうなんて思わなかっただろうか。
ある日、突然君は消えた。私に一枚のメモを残して。
君との出会いはある意味運命的だったのかもしれない。新学期に現れた君に私は心を奪われた。君と私の席の距離はざっと八人分。手が届きそうで届かないもどかしい距離で、躊躇っていた。そんな二人の距離に歩を進めたのは君の方からだった。
「名前、なんていうの。」
私の世界に今まで無かった、少し低いのに耳に馴染んでいくような声。先生から促され、少し気だるそうな無機質だったあの日の声とは少し違う、無意識に出た自然な声。そんな君の声が、私の為だけに発せられた声だと思うと胸が少し高鳴った。少し裏返ってしまいながらも何とか声を出す。そんな私の様子を見て笑う君が、凄く愛おしくて。部活動に所属したいという君を、私の所属しているダンス部に誘った。運動神経良くないから踊れるかな、なんて頭を掻きながら笑い、これから始まる新しい生活に想いを馳せるノリノリな君が本当に可愛くて。この時私は、後々この誘いが君に不運を誘い込むだなんて思ってもいなかった。
ダンス部に来て一日目。未経験ということもあり最初はやはりそう上手くはいかず、私が部活中ずっと側にいて教えていないと着いて来れなかった。私はご褒美のように部活の時間が待ち遠しかったけれど、君はそうじゃなくて。私にいつも迷惑をかけてごめん、と何度も泣きながら謝っていたのを今でも覚えている。けどそんな君も、一ヶ月も経てばあっという間に私の存在なんて忘れてしまったようだった。元々部内で人気者だった君が私から離れていくのは必然のことのようにも思えた。更に次の作品でセンターに抜擢された。私の一年間の努力は、君に一ヶ月で上書きしてしまった。
部活終わりに一人残って自主練をする。鏡に映る私の踊りと君の踊りは何が違うんだろう。色んな感情が心の中を巡る。教えてあげたのは私なのに。君が上手くなったのは私のお陰なのに。その色々な感情の中で怒りが優ってしまった。蓋をしていた自分の感情を解放して気付いた。君を最初に誘ったのは私なのに、出来ない君に勝手に同情して、出来ないと上から目線で勝手に判断して、彼女と一緒に踊りたいと勝手な気持ちで側にいて、でもいざ彼女が上手くなると勝手に嫉妬して。
「私勝手すぎない…?」
自分の勝手さに、自己中さに呆れて、悔しいはずなのに涙が出て来なくて、何だか笑いが込み上げてきた。一人しかいない静かな体育館に乾いた音だけが響いた。
それから立場が違くなった私たちは、クラスでも部活でも話さなくなっていって、いつの間にか私たちの距離は初対面の頃に戻っていた。もう昔の関係には戻れないと分かっていても、私には君を手放すことなんて出来なかった。それは自分の情けなさに気付いてしまったからかも知れない。申し訳なくて、どんなに君に合わせられる顔が無くても、私の瞳は君を捉えて離さなかった。もう一度あの頃に戻れるなら。少しでも一緒にいられるなら。そんな淡い期待もまだ胸の中に残っていた。
ある日盗み聞きした部活内の会話。
「最近調子乗ってるよね。」
「みんなあの子ばっかりちやほやしてさ。」
「私たちの一年間の努力は無駄だったってこと?」
同じ部活の同じ学年の子達が、更衣室で着替えながらひそひそ話している会話の中身は、間違いなくあの人のことだった。本人の知らないところで大好きな人の悪口を耳にするのは、とても苦痛だった。私の方が知ってる、何も知らないあんたたちが語んな、そう言いたいけど、立場があまりない私が彼女らに注意しても、余計火に油を注ぐだけだと思った。彼女らの怒りは、中身が濃くなるほどに頂点に達していって、遂に伏せていた名前を声にした時、タイミング悪く当人が更衣室の扉を開けてしまった。
「ちょっと、ノックくらいしてよ。」
「勝手に入ってくるとか変態じゃん。」
と、さっきまでの自分たちの態度に対して開き直り、ここぞとばかりに悪口を並べ立てる。気まずそうな顔をして君は扉を閉めた。どんなにその日一日待っていても、体育館に現れることはなかった。
君が部活に来なくなって一ヶ月が過ぎたある日。担任の先生が神妙な面持ちで話を切り出した。
「なぁ、もし今日で世界が終わるとしたら何する?」
なんだよ、そんなに深刻なことじゃないじゃん、そう思いながらも頭の中で考えてみる。私が死ぬ間際までしたいことって何だろう。出来ることなら寝ていたいし、最後までお腹は膨らませていたい。死んだら次こそは君と結ばれるように、六文銭を手に握っておこう。それから、それから…。考えていると先生が口を開いた。
「俺は奥さんに愛を伝える!」
そういう先生の姿を見てみんなが笑う。先生愛妻家だもんね、顔真っ赤じゃん、愛を伝えるのって大事だよね、と笑う人、揶揄う人、真剣に頷く人、返ってくる反応が人によって違うように、世界の終わりにしたいことも多種多様だった。みんなしたいことがあって今を生きている。世界の終わりにしたいことは、そのしたいこと全てを投げ打ってでもしたい、やり遂げたい、成し遂げたいことなんだろうな、と一人でに思う。…じゃあ、私が本当にしたいことって?寝たいとか、お腹を膨らましたいとか、そういうもの全てを投げ打ってでもしたいことって、なに?
学校に君の姿が見つからなくなって三日が経った頃だった。担任の先生から口づてに聞いた君のこと。君がもうこの世にいないということ。もっと早く君の異変に気づいていれば、君を助けられたかも知れない。私が君との間にできた距離を、君の異変のせいにして埋められていれば、君を取り戻せたのかも知れないのに。手遅れになる前に。
彼女のことは報道番組でも取り上げられた。昨夜学校の屋上から女生徒が転落する事故があり、警察は自殺とみて調査を進めているとのこと。女生徒は部活で使用していたと思われるシューズを履いており、屋上に残されていた彼女のものだと思われるローファーの中には、遺書と思われる一枚の紙が入っていたという。その情報と共に、紙の写真もテレビの画面に大きく映る。そこに彼女の字で一言だけ書かれていた。
「あなたとだけずっと踊っていたかった」
「世界の終わりに君と」
一緒に居られたら。
ずっと手を繋いで最後の瞬間まで。
この世の終わりなら、自分の最後に覚悟を決める。
【世界終末時計】。
この世の終わりを示す時計。
秒針が動く。世界が変わる。
それが、終わりに近づいているのか。
運命に、抗っているのか。
それは全部、あなた次第。
*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚
なにかのプロローグ的な。
なお、続けるつもりはない。
最近、一目惚れ?気になる人ができた
めちゃ波長合うし、好きな物似てるし誕生日も2日違いだし話しやすいし落ち着くし時間過ぎるの早いし…
しかし、好きになっても付き合えることはできない
というか、できない可能性の方が大きいだろう
今世付き合うことが出来ないなら、
「世界の終わりに君と」来世愛し合いたい
世界の終わりに君と昼寝をする約束をした。
「寝ようと思って寝られるもの?」
「いやー難しいでしょ。だから睡眠薬用意してるよ」
拍手を貰い良い気になったところで、親友に薬を渡し、せーの、で同時に飲んだ。
やわらかい布団に横になる。
外の桜は満開で、快晴の春。だと信じたい。ふすまを閉めて、畳の部屋に閉じこもっているから外がどうだか分からない。最期の部屋に用意したのは、布団と時計とイルカのぬいぐるみ。
「このぬいぐるみでかいね」
「うん。いつも抱き枕にしてる」
ふーん、とイルカのヒレをふかふかと触る親友は、随分興味がありそうに見えた。
「可愛いでしょ。握って寝て良いよ」
と、伝えると親友はそれから暫しイルカを揉んだ後、「やっぱり良いや、ありがとう」と言って、代わりに私の手を掴んだ。
別に嫌ではないし、なんなら耐えきれない寂しさがあったから、私も素直に手を繋いだ。
「まぁ最期だからね」
「うん、最期だもんね」
親友の手は、とても温かかった。
これから冷たくなるって、そんなの知らない。この温かさは多分私の中で永遠になるのだろう。
ぎゅっと力を入れたら、握り返してくれた。
うん、今この瞬間が永遠だ。
/世界の終わりに君と
#世界の終わりに君と…
ーもし、明日【世界の終わり】が訪れたらどうしようー
そしたら、それが分かった瞬間に私は、きっと…
・世界の終わりに世界の中心で彼への愛を叫ぶ
・彼と二人で二人しかいない空間に行き、彼と二人で互いに大声で沢山の愛を叫び合う
・彼と世界が終わる日が訪れるまで永遠に彼と思いっきり抱きしめ合いキスをしながら世界を終わらせる
・彼と愛を確かめ合う
・人生最後の日に彼と丸一日使って沢山デートする
・人生最後の日の晩餐に彼の手料理を食べたり豪華なディナーをする
・彼とお互いに「今までありがとう。最後まで愛してたよ。」と切なくなるけど、別れと感謝の言葉を伝え合う
など…私にとって、友達とかよりも何よりも彼が大事だから明日、もし、世界の終わりが来るならば、私は、最後の日までも彼との時間に費やしたいし、彼に時間をかけてあげたい。好きだよ。心から愛してる。色々あるけど何だかんだ仲良しでラブラブで…ずっと何時までもそんなカップル、いや、未来には、そんな夫婦になりたいし、ずっと死ぬまでそんな理想の夫婦でいたい。
『世界の終わりに君と』
好きな人編。
巨大隕石が地球に迫る。
テレビやネットでも様々な有識者たちがそう言っているので間違いない。どうやら今日で地球はおしまいのようだ。
最期くらい好きな人と一緒に過ごしたいと思った俺は意中のあの人に電話をかけた。
「あ、もしもし…はは、うん、そうそう、なんか今日で地球終わりっぽいね。ところでこれから会えないかな」
「ごめん今日は会えないの。また今度誘ってね」
「あ、うん…そっか、じゃあまた今度…」
「うん、また今度ね、ごめんね」
今日を逃したら今度なんかもう無いというのに断られてしまった。だが、彼女のそういうちょっとヌケたところがチャーミングで好きだったりする。
『世界の終わりに君と』
友人編。
宇宙人の戦闘艦隊が地球に襲来した。
ネットで得た情報によると、彼らは地球の豊富な資源を奪おうと遥か何億光年も先の銀河からやってきた悪い宇宙人たちらしい。
(宇宙人ってやっぱり本当にいたんだな…)
そんなことを考えながら空を見上げる。
空に浮かぶ宇宙人の巨大な戦艦、通称『マザーシップ』は今まさにこの瞬間、大量殺戮兵器の『プラズマチャージキャノン』を地表に向けて発射しようとしていた。
バチバチと火花を散らす緑色の光を見つめて俺は呟いた。
「これで世界も終わりかあ…なんかあっけないな…」
「終わりやな、ほんまあっけないな」
いつの間にか隣に立っていた友人が俺の意見に同意する。
「あのプラズマみたいなのって当たったら痛いのかな」
俺はふと思ったことを友人に聞いてみた。
「たぶん痛いってか、熱いんちゃう? それか痛みすら感じへんかもな」
「ふうん…」
そこで会話は止まり、空から降ってきた光の奔流が俺達を包み込んだ。
友人の言った通り、痛みは無かった。宇宙人のビーム兵器は慈愛に満ちていた。
「はあ……」
ばかばかしい脳内シミュレーションを終了してため息を吐く。
『世界の終わりに君と』、か。
「はあぁ……」
なんでも自分のやりたいようにできる妄想の中ですら物語の主人公になれない、なろうともしない自分に落胆して、もう一度おおきな溜息を吐く俺なのであった。
もう自分の中で世界は終わりそう。
終わらないようにするには君と会うことだったんだよ。
けど運にも見捨てられて
あたしの世界は壊れ始めたんだ。
お題:世界の終わりに君と
キッチンの奥でチン、とトースターが鳴った。
間も無く軽い足音が横切っていく気配がして、甘ったるい「できたよぉ」という声とともに、彼女が現れた。
少し焦げついた食パンとバゲットがカゴに並んでいる。
その中でひときわよく焼けたやつを手に取り、僕は皿に乗せた。あっ、と彼女が抗議する。
「それ、私が食べるつもりだったのに」
まあまあ、と宥めながら、僕はバターといちごジャムをトースターに塗りたくって、彼女の皿に乗せた。
ほぼふやけてしまっているせいでよれていて、あまり四角くない。
それでも寄せていた眉がぱっと離れ、目が輝いた。
「ありがとう!」
「どういたしまして」
「へへ、いつもよりジャムもバターもいっぱいだ」
ふんふん、と鼻歌が聞こえてくる。
口の端いっぱいにジャムとバターをつけて彼女がパンを頬張る。それだけで僕はおなかいっぱいだ。
「ねえねえ」
視線を向けるより先に、彼女の顔があった。
大粒の涙をぼろぼろとこぼしながら、彼女は言う。
「またいつか会った時、また一緒にいてくれる?」
口の中が甘酸っぱくて、生ぬるい。
最期に見る光景が彼女でよかったと、心底思った。
世界の終わり君と
世界の終わり君と何をして過ごそうか。
私は、一緒にご飯食べてゆっくりすごしたい。
好きな場所にいく?
でも、そんな時間あるのか?
世界の終わりに君と何をしょうか。
終わるんだから、好きなコトしたい。
終わるんだから、何もしないという選択もありか?
まあ、どっちにしろ終わりっこないよ。
#26 世界の終わりに君と
「僕と君の秘密を話そう。」
そんな約束をしたのは、ある日の帰り道。
「世界はきっと突然に終わる。」
きみは脈絡もなくそんなことを言う。
「世界が終わるのは明日かもしれないし、10年後かもしれないし、僕らが死んだずっと後かもしれない。この世界は、1度滅びたあとかもしれない」
「いきなりどうしたの」
「今日のラジオの話題が、『明日世界が終わるなら』だったんだよね。誰も世界が何時終わるかなんて予想できないだろうから。考えてみてもいいかなーって」
「なるほど。で、どうするつもりなの?」
「それを今から考えようと思って。君もバスがくるまでまだ時間あるでしょ?」
「まあ、まだあるけど」
「じゃあ一緒に考えよう!」
本当に明日世界が終わるかもしれないのに、呑気なやつだ。
「君ならどうする?」
「俺はいつも通り過ごすかな。明日世界が終わるからって、なにか特別なことをする理由にはならないでしょ」
「えー!明日世界が終わるっていうのはすごく大きな理由じゃない?」
「そうかな」
「そうだよ!そんな理由が付けられる日なんて、一生に一回あるかないかわかんないじゃん!」
「うーん。まあ世界が終わる時は、でかいことやってるかもね」
「え!どういうこと!?」
「内緒」
きみには分からなくていいことだ。
「そういうきみは何かしたいことでもあるの?」
「僕はねー、美味しいものたくさん食べて、遠くにいる友達みんなに会いに行って、やりたかったこと全部やる!」
「それ一日で終わるか、?」
「えへへ、でも最後の日は今までで一番最高な一日にしたいじゃん!」
「そうか。頑張れ」
「何それ。そんな明日で世界が終わるみたいな」
今日のきみは鋭いな。
「あ、あともうひとつやりたいことがあった!」
「まだあんのか」
「世界が終わる時には、君の秘密を教えてよ。僕の秘密も教えるからさ」
「え、なんで」
「いいじゃん。世界が終わるのなら!」
きみは不敵に微笑む。
「まあいいよ」
「おっけー。約束だよ!指切りげんまん!」
楽しそうなきみの声を聞いていると、なんだか世界を終わらせるのは勿体ない気がしてきた。
#1 『僕と君の約束』
2024.6.8 世界の終わりに君と
世界の終わりに君と
「ねぇ、世界が終わる日なにして過ごしたい?」
「なに、急に」
「よくあるじゃん!あと数時間で世界が終わるなら 何しますかー的な?」
「まぁ、あるけど、」
「あるよね!だから何がしたい?」
「あるけど、それからそこまでとんでいくのは意味 が分からん」
「まぁまぁまぁ、そんなケチなことは言わずに…」
「じゃあ、いつも通り過ごしていたい。」
「えっ!もっと何かないの?!」
「なんかー……贅沢したい!とか学校サボりたい!
とか…ない?」
「ないよ。ただいつも通り過ごしていたい。」
「ちぇっ、つまんないの、」
そう、ただいつも通り、貴女と喋りながら過ごせたら…ただ、それだけを望む。
出来ることなら、この世界が終わる終期まで、貴女と喋っていたい。
貴女といるこの時間が宝物だから…
「ねぇ、なんで突っ立ってんの?」
「はやくしないと置いていくよ!」
「ちょっと待って、すぐ行く!」
やっぱり、貴女は私の太陽だ……
バックを背負って、セーラー服を着ている2人組。
1人は楽しいそうに喋ってて、1人は分かりにくいがきっと嬉しそうに相づちをうっている。
そんな2人は夕陽に背を向けて歩いていった……。
fin
世界の終わりに君に恋をした。
これはなんだろ隕石降ってくるとかで世界が終わる的な感じ?にしよかな笑
さよ~なら~