『世界の終わりに君と』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
世界がおわるときにはキスをしよう
世界がおわるときのそらは何色だろう
「もし明日世界が終わっちゃうとしたら、そのときに何をしていたい?」
「なんだそりゃ」
「えっと……読んだ小説で。そういうのがあって」
タラレバにしたって、こんなポカポカ陽気のなかでする話か?
まあ話題がなんであれ、目の前のクッキーもコーラも芝生の匂いも、美味いことには変わんねえけど。
「そうだなあ」
空を見上げて直ぐシンプルに浮かんだ願いは、口にするにはあまりにも照れくさいものだった。
俺は暫く考えるフリをしてから、出来るだけ素っ気なく言い放つ。
「美味い肉食いてえ」
「……それだけ?」
「わりーかよ」
「わ、悪くはないけど。ホントにホントに、それだけ?」
何だよ。何で急に拗ねてんだよ。
っていうか、拗ねてても可愛いよなコイツ。
微かに染まった頬とへの字に曲がった唇が柔らかそうで、思わず伸ばしそうになった手をすんでのところで引っ込める。あぶね。
「お嬢こそ何してたいんだよ。世界メツボーとやらの瞬間」
「私? 私は……」
言葉を途切れさせ暫く空を見上げた後、お嬢の綺麗な青灰色の瞳が俺に向かって細められる。
はにかむ愛らしい表情に釘付けになってしまっただけでもヤバいってのに。
「……私は貴方と、手を繋いでいたいな。そうしたら、きっとなんにも怖くないよ」
頭をぶん殴られたみたいに、世界がぐるぐるまわりだす。顔があっちい。
「……。……ふーん。お嬢って、ホント俺のこと好きだよな」
「うん。大好きよ」
「まあ別に、知ってるし。何百回も聞かされてっし」
「……尻尾、揺れてるよ?」
「うるせ」
うるせーうるせー。
勝手に動く尻尾を無理やり掴んで押さえつけて、誤魔化すみたいにコーラを一気飲みした。
──俺だって同じだって。
言えたらどんなに良いか。
#世界の終わりに君と
生まれ行く時も
生涯を終える時も
皆が一人
日本のこの地で
家族や沢山の人との出会えたことにただただ感謝。
これらが私にとってのかけがえのない君
ショコラ
世界が終わる時、僕は誰に逢いに行くだろう。
ふと思い浮かんだ彼女に逢いに行くだろう。
この世界が終わる時も、一緒にいたいと思えるのは
大好きなあの人だけだから。
だんだんと意識が朦朧としてくる。
ぼやける視界、とうに言うことを聞かなくなった手足、上手く回らない呂律、少しずつ速度を落とす心拍。
それら全てが私の終わりを告げている。
ここまで長かったようで、あっという間だった気もする。
私の身体が「私」でなくなったあの日から、悪化していくのは風のように早かった。
怖かった。毎日少しずつ私という人間の欠片を取られている気分だった。
そこからここまで、終わるまでの闘病生活は長かった。誰も来ない真っ白な部屋で、ただただ動かない己の手足を見つめるだけの日々。
はやく消えてしまいたかった。
…消えたかったはずなのに。
いざ終わってしまうとなると、ものすごく悲しい。
まだ終わりたくない。生きたい。
やりたいことが沢山あるのに。
なのに、もう目を開けていられないの。
いつかに話した出掛ける約束。
守れなくてごめんね。
一緒に退院するって話したのにね。ごめんね。
貴方がこの先健康に、幸せに、満ち足りた人生を送れることをずっと願ってる。
全部、話せなくてごめんね。
本当の限界、身体が離れていく。
ものすごく怖いから、どうか手を握って。
その温度も数分後には分からなくなってしまうけど。
私の世界に貴方がいてくれて良かった。
見送ってくれるのも貴方で良かった。
…なんて言ってるの?
ああ、もう、分からない、わからない。
みみだけはさいごまできこえるって、
だれかがいったのに、
嘘つき、嘘つき、嘘つき、
嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき
「〇時〇〇分、永眠」
『世界の終わりに君と』
世界の終わりに君とやりたいこと、
たくさん思いつくなぁ。
いつもみたいにゲームして、
パッキンアイスの別々の味同士を交換して、
風呂上がりに髪乾かすの面倒だって駄弁って、
そうして布団に入るんだ。
最後に「おやすみ」って言いたいのに、
視界が滲んでいくばかりで、
どうしようもない現実から
いよいよ目を逸らせなくなって。
それでも、もうすぐ終わるこの世界を
甘んじて受け入れるしかなくって。
もう人生やめてしまいたいなって
思ったこともあるけど、
結局こうして生きていること。
君が僕にくれた数え切れないほどの笑顔と、
暖かな思い出。
記憶と一緒に溢れ出る涙が止まらないんだ。
最後の言葉はどうしたっけな。
「世界、救ってみない?」
そう君が言っていた気がするけれど、
夢だったのかもしれない。
でもまだ「おやすみ」って、言ってないはずなんだ。
手に触れる君の体温が消えていかないのは、
きっとそういうことなんだと思う。
「うん」
きっと、そう返せていたんだ。
【世界の終わりに君と】
「世界の終わりに柴犬と」のご主人のマインド好きだ
「『世界が終わる五分前』って知ってる?」
「え、何それ知らない」
「知らないならちょうどいいや。いいこと思いついたし」
「え、何」
「今からお前と『もしあと五分で世界が終わるなら』どうするかという議題について話し合いたいと思う」
「はい」
「どうぞ」
「家族に会いに行く」
「五分で?無理そ〜」
「るせー。気合いだよこういうのは」
「気合いで乗り切るのかよ」
「そういうお前は?」
「とりあえず状況確認する。急にそういう話出たらなんでそうなったの?って話だし」
「まあ五分前なんてわかる奴、いねぇよな」
「そもそも今までこういう『世界が終わる』って予想して来た人たちは大抵外れてる」
「じゃあなんで議題にしたんだ」
「お前なららっきょにお別れするとか言ってくれそうだったから」
「俺そこまでらっきょ属???」
「らっきょ属ってからっきょ族だろ」
「…俺やっぱ最後はお前と一緒がいいわ」
「は?なんで?」
「この会話が一番た
#2024.6.7.「世界の終わりに君と」
HQくにみ少年の事件簿。
テストちかい。泣く。がんばる。
「夢を見たんだ、」
そっと僕は語りかける。
荒れた大地の上に立って、粛々と世界の終焉を待ち侘びるだけの時間。植物や動物なんかの生き物の気配はなくて、おそらくあの雰囲気だと食べる物も高が知れているだろう。
ちっぽけな人間にはどうしようもできないと肌で感じるほど荒廃した空間だったのに、今思えば、夢の中とはいえどうしてか僕は恐怖を抱いていなかったんだ。
……思い返してみれば、あの荒廃した世界でも、変わらずに君が僕の隣で手を握ってくれていたんだよ。それが当然だとでも言うかのように。
深夜二時。静かに語りかける僕の隣には、穏やかな寝息を立てる君がいる。起きる気配のない様子に、思わず笑みがこぼれる。柔らかな頬をなで、そして額に唇を寄せる。
もしもこの先、夢と同じような運命を辿ることがあれば、世界の終わりに君と手を繋いでいたいけれど。
今はまだ、君との穏やかな幸せを噛み締めていたい。
『世界の終わりに君と』
#.4
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『世界の終わりに君と』
別ver.
眠れない夜に繰り返し考えることがある。よくある連想ゲーム。もしも世界が終わる時、誰と一緒にいたいか。
この答えは、何度考えても脳裏に思い浮かぶあの人ただ一人だ。大好きな家族でも大事な友人でもなく、ずっと想い続けてきたあの人。
そして、何度考えても、叶わない願いだと思い知るのだ。
あの人の隣には、もうずっと変わらずに大切な人がいる。
いつ見ても穏やかな雰囲気で、それでいて甘い空気を漂わせている仲睦まじい二人。あの二人なら、世界が終わるその時まで、いつものように手を繋いで寄り添っているんだろうな。
そこまで考えて、ため息をひとつ。
どうも自分には、たかが空想の中でさえも、世界の終わりに君と過ごす権利はないらしい。
「世界の終わりに君と」
SNSやテレビなどで「世界が終わる。そして世界が終わる時には世界中に鐘の音が鳴り響く」という情報が流れた。
「嘘だろ?」
僕は、冗談だと思った。
家の廊下を急いで走っている音がする。
ドアが開いて、君が部屋の中に入った。
「ねぇ!君も見た?世界が終わるっていう情報!」
君が言った。
「うん。見たけど。冗談だろ?」
「それが、冗談じゃないみたいで」
「まじで?」
「うん」
「じゃあ、世界の終わりに君は何をしたい?」
「私は、君と世界一綺麗な景色を見たい!」
「じゃあ行こうか」
僕がそう言うと、君は嬉しそうに頷いた。
世界の終わりに君と世界一綺麗な景色を観に来た。
「きれいだね」
「うん」
僕たちは、綺麗な景色をただ見ていた。
「僕は、世界の終わりに君と、綺麗な景色を見れて良かった」
「うん。私も良かったよ」
僕たちは帰宅し、美味しいものを食べたり、二人でゆったりと過ごした。
僕たちは、最後まで一緒にいた。
「僕は、最後の時まで君と一緒にいれて良かった」
僕が呟いた。
「私も君と一緒にいれて良かった」
二人、笑い合っていた。
世界が終わる時を知らせる鐘が世界に鳴り響いた。
僕たちは、手を繋いで、目を閉じた。
そして、何もかも無くなった。
世界の終わりに君と
人生が終わる時
会いたい人がいた
一番の理解者でいてくれて
ありがとうと伝えたくて
でも君は一足先に旅立った
だから僕は会いに行く
世界の終わりは
君との始まり
「世界の終わりに君と」
君と二人で居れるなら
世界が終わってもいい
さようなら世界
という人には ついぞ巡り会いもせず
こうしてひとり
遠くの爆音を聞いている
じわじわと近づいて来るその音は
簡単には終わらせない苦難の予感をも潜ませている
世界の終わりに君と狂った茶会を開こう。
君はどこにもないブドウ酒を私に勧めて、私は答の無い謎を君に話そう。眠くなるまで退屈な話をして、ハーブティーも飲まずに永遠の時を過ごそう。
耳が良い君は、誰か来てもすぐに気がつくだろうし、手品を見せる私は、誰が来てもすぐに火をつけられるだろう。いつまで経っても冬眠中の小さな友人は、退屈な時間とともにティーポットに閉じ込めて、白いテーブルに絵を描きながら時が進むのを待とう。
世界の終わりに君と舞踏会に出向こう。
君は一等似合う燕尾服で私を迎えて、私は真っ青な棘のあるドレスで君をまとう。十二時の鐘が鳴り響いても、普段通りの姿で夜の喧騒を踊り続けよう。
踊りの上手い君は、死からの誘いも華麗に躱すだろうし、歌を歌う私は、死からの誘いも華麗に薙ぎ払えるだろう。意地の悪いのろまな女達は、他の観客とともに黒い夜へと投げ出して、永遠へと続く恐怖と快楽のワルツをふたりきりで踊ろう。
世界の終わりに、君と。
世界の終わりは、君と。
沢山の幸せを持ち寄って。
永遠の時は、君の。
大切なものを奪って。
世界の終わりに、君と。
何もかも忘れたまま過ごしたかった。
世界の、終わりに、君と!
今日のテーマは世界の終わりに君と
なんじゃそれw映画のタイトルかw
まぁ世界の終わりに君とって、要するに世界が終わる日は一人で過ごしちゃ駄目ってことねw
まぁそんな突っ込みはいいとして
世界が終わるねぇ、ファンタジー過ぎて何だろうね。
何をやっても世界が終わるんだからね、何をしたいわけでもないしね、普通に考えたら、世界が終わる日に出かけるって言っても、何も出来ないよね
世界が終わる日に仕事する人はいないと思うしw
ディズニーランドに行ってもミッキーもいないだろしwwまして入ることも出来ないだろう。
そう考えると美味しいものを食べに行くこともできないし、交通機関だってマヒしてると思うしね。
結局は家族で部屋でのんびり過ごして、世界が終わるのを待つのが良いのかもね。それが一番の有効な使い方じゃないかなぁ。
ほんとつまんない話だなぁwもっと夢見た話を書けば良かったww
今更消して書き直すのもめんどいので、これまた失礼しました。
つまらない文章読んでいただきありがとうm(_ _)m
・8『世界の終わりに君と』
カヨは
「貴方の言いたいことはよくわかりました」
そう言って男の目の前ででっちあげの内容証明証と手紙を破り捨てた
「私は不倫などしておりませんし、元夫も納得して離婚しています。今は他人です。貴方にどんな想いがあろうと知りません、好きにしてください。彼の名を騙って慰謝料を請求されても身に覚えがありませんので払いません。彼に尽くしたいのならどうぞご自由に!!!私を責めている暇があったらあのひとの側についていればいいでしょう!!」
いつの間にか泣きながら唇噛んでいた
そうして男に背を向けて立ち去った
チカノブという男が叫ぶ
「彼が病気でも!世界が明日終わろうとも!そうします!!ずっと側にいます!!」
頭上に降ってくる言葉が気持ち悪かったカヨは
「うるせえジジイ!!」
と叫んだ
【続く】
世界の終わりに君と
君がこの世から消えた時絶望したよ。前は逆だったのにね。俺が消えた時君はずっとこんな気持ちだったんだな。
もし、また来世で出会えたら次こそ君と世界の終わりまで一緒にいたいよ。
世界の終わりに君と
世界の終わりに君と楽しんだ線香花火はとても鮮やかだった。燃え尽きるその一刻まで花火と君の笑顔を目に焼き付ける。最後に君と過ごせて良かった。
「世界の終わりに君と」
歌でも歌おうかな?
ハグでもしとく?
美味しいご飯でも食べとく?
美しい景色を見に行く?
何かほかにしたいことある?
君と一緒なら何をしても後悔しないよ
素敵な時間をありがとう
出会えてありがとう
あなたといつも、一緒にいるとは限らない。
今日も、僕らの共有した時間は、
とても短かった。
明日も、どれくらい、言葉をかわせるのか?
一緒にいられる時間が、少ないと、
いつ、そばにいたかもわからなくなる。
世界が明日終わるときに、君はそばにいるかな?
僕はいて欲しいけど、きっと、
何もかも一瞬になくなるときだろう。
愛してる。その気持ちだけ、残せるかな。
世界の終わりに君と
は?嫌だが?
世界の全ての人間が、誰かと一緒が良いとか
アンタの価値観を勝手に押し付けないでくれる?
世界の終わりじゃなくても
私は一人で生きていく