『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
不完全な僕
完璧になりたかった。
だから、できないことも得意なことも全力で取り組んだ。
……できないことがある時点でなれるわけがないのに。
結局、全てが中途半端。
取り繕うことだけが上手になった。
ほうら、見てよ、ワタシハカンペキダヨ?
え?欠けてる?
……気の所為じゃない?ほら。
完璧ってなんだろう?
ああ、わからない、全くわからない。
あれ、わからなかったら完璧じゃなくなる。
だんだん混乱してくる。
そもそも、私、なんで完璧になりたかったんだっけ?
ガッ、
考えながら歩いていたからか段差に気づかず転んだ。
もう、今月何回目だ?
これくらい、ダイジョウブ。
え?怪我してる?
……本当だ、でもいつか治るから。
自分で手当をしながら考える。
いつから、こうなったのかなあ?
そうだ、期待に応えたかったんだ。
それで、段々苦しくなって、
苦しくないって自分にも嘘をついて。
嘘つきなのに完璧って笑えてくる。
えーと、そこから……
あ、自分が嫌いになった。
好きになりたくて完璧になろうとしたんだ。
でも、実際は、
――――逆だった。
正直、完璧と偽って苦しむ自分と
色々と抜けている不完全な自分なら
不完全な自分の方が好きだった。
幸せそうだった。
でも、今更、遅かったなあ。
ああ、消毒が滲みる。
言語化が苦手
人の話を細かく覚えてられない
急に話を振られたり人前で話が上手く出来ない
不完全な僕
半身て言葉を知ったのは13歳のときだった。
いわゆる運命の相手みたいなやつ。人は半分ずつ生まれてきて、世界のどこかにもう半分がいるんだって。
出会ってすぐにこの人だってわかる場合、わからない場合、同じ半分同士でも相性がいい場合、反発しあう場合、色々あるみたいで、半身に出会ったからって必ずしも「一体」になれるわけじゃないそうだ。
僕のイトコの兄さんは21歳で半身に出会って電撃結婚。もともと優しい人だったけど、半身に出会ってからはより性格の良さに磨きがかかって、仕事もうまく行って出世頭になって、いつ見ても幸せそうだった。でも奥さんが交通事故で亡くなってからみるみるうちにやせ細って後を追うように亡くなってしまった。イトコの兄さん夫婦を知ってる人たちはみんな「あの2人は一体だったからね」って首を振った。
僕は兄さんが大好きだった。奥さんのことも少ししか知らないけどいい人だと思ってた。
もし兄さんが事故に遭ってたら、奥さんもやっぱり後を追うように亡くなるんだろうか?
半分同士が巡り合ったら、悲しみや痛みも倍になってしまうんだろうか?
じゃあ半身になんて出会わないほうがいいんだろうか?
そんなことを思いながら兄さんの写真を見ると、やっぱり結婚してからの兄さんはどの瞬間よりも輝いていて、きっと周りが何を思おうが、出会わなければよかったなんて思わないんだろうと思う。
自分の命が削られたって構わないほどの出会いなら、僕もそんな半身を見つけてみたい、だなんて
そっと星に願う未だ半分の僕。
不完全な僕のまま、愛してくれた。
でも、不完全は不完全で。
結局は離れていった温かな体温。
あったものがなくなったという寂しさと、虚しさと、諦め。
最初からぜんぶ壊れるって分かっていたら、どれほどよかっただろう。
不完全なままじゃやっぱりだめでした。
不完全は不完全でした。
僕はいらない存在でした。
─不完全な僕─ #50
不完全な僕。そんな自分に落ち込む時もあるけど、嫌気が差す時もあるけど、そんな自分でも認めてみる、受け容れてみる。すると、自分の存在が確かなものになってくる気がするんだよなー。
(不完全な僕。)🦜
僕は・・・。
普通のすずめより
少し、体が小さくて
目も見え難いんだよ。🦜
(それで。)
「今の、季節は稲穂が
実を付け始めて
実が、ミルク状に
成るから
お米より、美味しい。」🦜
[だから。]
・田んぼの上は
雀が、群れて
稲に飛び込むんだね。🦜
✣僕も、負けずに
稲穂目掛けて
飛び込んだら
間違えて、
他の雀にぶつかって
・気絶した。🦜
《涙が出る程、痛かった。》
❝今年の、お米は僕の涙の
味がするよ。❞
【たぶん。】🦜
長過ぎる
2024/08/31㈯日記
雨の止み間に窓を開けて
部屋の空気を入れ替えしたり。
夕方は綺麗な夕焼けになってた。
台風が温泉地巡りをして
海に行って日本を楽しんでいるとか
発想の面白い人って普段も
楽しい事を探す達人なんだろうか。
台風の進路を見るのも明日で
見納めになりそうで良かった。
普段は見ない博士ちゃんを
今、見ているんだけど
昭和大好き博士ちゃん達の熱量が
カッコいいし可愛い。
博士ちゃん達の歌が上手くって
驚く。
芦田愛菜ちゃんを見たら
藤井聡太君を思い出す。
2人は清らかで穏やかな空気を纏っているから。
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なるって事が今週、
知らなかった!ってなった事。
おやすみなさい。
徹夜して全巻読破
へとへとな僕は今まさに完全体
不完全な僕 切ないけれど
わくわく面白く喜び学ぶ
♯不完全な僕
#不完全な僕
僕は人の『色』が見える。
誰にも信じてもらえないけど。
人はみんな色を持ってる。
その人のイメージカラー?好きな色?
否、僕はその人の“才能”を表すものなんだと思う。
例えば、泳ぐのが得意な人は青。
誰とでも話せる人はオレンジ。
絶対音程を外さない人は緑…とかね。
小どもの頃、僕の色は空虚な白だった。
当時は何がなんだか分からなかったけど、
その頃はまだ才能なんて分からなかったんだ、きっと。
何年経っても、
鏡を見るたびに、僕の頭上には白が見えた。
…大丈夫。まだ才能に目覚めてないだけだ。
決して、みんなと違うなんてことはありえない。
そうやって、信じ続けた。
もう高校生だ。そろそろ何かあってもいいはずだ。
おそるおそる鏡を見る。
しかし、結果はいつもと変わらない、白。
僕は布団に潜って泣いた。
自分の価値の無さに。自分の非力さに。
そして周りから取り残される不安に押し潰されながら。
___気づけば暗い空間にいた。
(…ここはどこだ?なぜ僕はこんなところにいる?)
辺りを歩いてみた。
ここは黒一色だ。いや、黒にみえる別の何かか?
その闇に一人の少女が立っていた。
「ここはどこなんだ?教えてくれよ。」
彼女はピクリとも動かない。
それどころか彼女は僕の意識の中に入り込んできた。
脳内に、か弱い声が響く…
〈…やっと、来てくれたのね。〉
初めて彼女がこちらを向いた。
彼女には、目がなかった。
ない…というか、そこだけ消しゴムで消されたように
空間に同化していた。
僕には不思議なことに『恐怖』という感情はなかった。
「君は誰だ?」
〈私は…あなたの秘密を知る者よ。〉
「秘密?」
〈あなた、人の…色が見えるんでしょ〉
「……なぜ知っているんだ?」
〈…あなたの目には、私は何色に映ってるかしら?〉
まずは質問に答えてほしかったが、
とりあえず会話を続ける他なさそうだ。
「…君は、透明だよ。特に、目。」
〈正解。そう、私の色は透明。色なんてないのよ。〉
「だったら…僕にも色なんてないよ。」
〈あら、どうして?〉
「だって…」
僕は全てを話した。警戒心はもうなくなっていた。
これはおそらく夢だ、そう振り切ったからだ。
〈ふーん。白、ねぇ…〉
「ああ、白だ。周りはみんな、立派な色があるのに。」
〈…白は、立派な色じゃないの?〉
「…へ?」
〈だって、少なくとも透明な私よりはいいじゃない?
白だって立派な色でしょう?例えばそう…お米とか、
綿花とか、キャンバスとか…あっ、そうよ!
キャンバス!あなたはキャンバスなのよ!〉
「…キャンバス?」
〈ええ、キャンバスは最初は白いものでしょう?
だからあなたはこれからどんなものにもなれるの!
あとは、絵の具って、描くものがないと使えない
でしょう?だから、他の人たちがあなたによって輝けるってことじゃない?〉
「…えっと、つまり縁の下の力持ち的な?」
〈そうそう。だから、自信を持ちなさい。
色だけで人を判断するのは良くないけれど、
少なくともあなたは純粋でいい子だと思うわ。
…なんとなく、そんな気がするの。〉
「そっか…。」
〈…そろそろ夢から覚めなさい。
それから、頑張るのよ。〉
「…ああ、ありがとう。」
目の前には見慣れた天井があった。
やはり夢だったようだ。
だけど、これだけは夢じゃない。
白は、立派な『色』だ。
不完全な僕
不完全な僕は
ただ此処にいるだけでは
不完全なままで
何があっても前に進み
常に見聞きし
そこから学び
考え
全てから吸収することで
完全な僕に近づいていく
「先輩」
勢いよく振り向いた反動で靡いたポニーテールが、僕の頰をぺしっと叩いた。
「どうした?」
「好きです」
「知ってる」
「君も知ってるでしょ?私は君のことは好きにならないの」
分かってますよ。と呟いた。聞こえてたかは知らない。
「その完璧な先輩の先輩は、そんなにかっこいいんですか」
「かっこいいよ」
じゃあまだ不完全な僕のことは好きにならないんだね
「好きです」
「うん」
「もう終わりにしようかな」
「ん?」
「好きになってくれないんでしょ?」
あぁ泣きたくなんてなかったのに。
不完全な僕、私
完全な人間なんていないわ。
完全な人ばかりがいたらこの世の中おもしろくない。
AIみたい。
不完全な自分でいいと思う。
今もアンサンブルの自主練中
弾けないー!メトロノームに合わせて弾いているけど指がついてかない。リズムも取れないし、音とりもちゃんと出来てないからね。
今日のお題は、今の私そのものだから言い訳してるのかも。
不完全な僕
西暦2XXX年。地球は高度な技術の発展を遂げ、巷には様々なロボットが溢れていた。
「あぁっ…!」
切羽詰まった悲鳴と共に激しく食器の割れる音が響く。一家に一台(一人)は当たり前のお手伝いロボット。通常ならば機械が行う作業は、人の手と違い寸分の狂いもなく完璧に全ての事柄をこなす。
しかし我が家のお手伝いロボットは。それはそれはミスも多くそそっかしい。それもそのはず。元々このロボットは製造中に欠陥が見つかり、完成することなく廃棄されるところを安く譲ってもらったものだ。お手伝いロボットとしては不完全。それでも。
「ご主人さま、すみません…」
しょんぼりと、全身で反省してますと謝る姿はなんとも人間味あふれる。全てを完璧にこなす完成されたロボットは、魅力的だけど。
また迷惑をかけてしまった…僕が不完全だから…
とか、思ってる事が顔に出てしまう不完全な君と、僕は暮らしていきたいよ
不完全な僕
情けなかった
好きな人に
好きとさえ言えなかった
あの人しかいなかったのに
あの人がすべてだったのに
それから僕は
気が狂ったように好きな人を作りだしては
新しいオモチャの車を欲しがる子どもみたいに
次々と乗り換えていった
やがて誰も
僕を相手にしなくなった
僕は馬鹿な生きものだ
未だに初恋は
切なく甘く
僕の胸を締めつけるよ
そして
雨が落ちてきそうになったら
不完全な僕は
空を見あげる
欠けているとこがあるから嵌まるんだ
/お題「不完全な僕」より
小学生の時はまだ不完全
中学生も
高校生も
大学生も
大人になっても
老人になっても
不完全な僕は
何になれる?
完璧という言葉は、僕のことを指すのです。
完全無欠とは、僕のことなのです。
僕は完璧な人間ですから、何も失敗しません、何も間違えることはありません。何せ完璧ですから、完全で無欠なのですから。
人の意思も、行動も、言の葉も、運命さえも、僕がそうしようと思えば、全てが僕の手の平の上で、僕の思うままに踊るのです。完璧な僕のために、全てが上手く行くのです。
ですが、最近とあることに気付いたのです。
僕は完璧です。それは変わりありません。
ですがですが、僕には友達が居ないのです。
話し相手は居るけれど、それは完璧な僕のために生きる働き蟻ですから、友と呼ぶのはおかしいでしょう?完璧な僕は、当然寛大ですから、蟻を友と呼ぶことも勿論出来るのですが。
完璧な僕に友達一人居ないのは、不思議なことでした。
どれだけ蟻達に情を抱こうとしても、僕には出来ないのです。
そこで、完璧な僕はまた気付くのです。
僕は完璧でも完全無欠でもないのです。
どこかが欠けてしまっていて、それがこの孤独を生み出しているのです。
完璧な僕は、それを理解することが出来るのです。
『不完全な僕』
どれだけ自身を、鼓舞しても
周りとの差を、無慈悲にも突き付けられる
埋まらない差がある事は、知っている
でも、それでも
自覚する度に、嫌になる
生きているのが、辛くなる
--二作目--
愛し方も知らない
適切な言葉も知らない
何処までも不安の残る愛だけど
それでも僕は
お前を愛して良いのだろうか?
#不完全な僕
401作目
不完全な僕
完全なものってあるのかな?
単体ならないし
複数ならあるのだけど
全てとなるとどうなんだろうか
特定の複数なら結果は決まってる
複数も含めた単体
団体が単体となると
さらなる複数がある前提だよね
観測するからには
他が存在する
だから全てには成り得ない
この世界の外にも
別の世界があるとする
今あるこの世界を閉ざすと
この世界は流動するものの
一応は完成したとする
外の世界込みの話だと完成してない
お題が不完全な僕だったはず
完全をどの様な状態に決めるかだね
一時的に決めることは可能でも
長期的には不可能だと思う
それを決めるのは僕ではなく他人
僕は不完全だし
僕に困りはしても
完全だからこそ不可能もあるはず
僕なんて所詮は一時的な状態に過ぎないし
題【不完全な僕】
(登場人物⇒葵、ひなた、すみれ、ふうま)
「本当に良いの?僕なんかで。」
「いーの!良いから告白したんだよ?」
「でも、まだ不完全な僕を…。」
しかも、こんな可愛い葵が僕に?
罰ゲームかな。また、裏切られたらどうしよう。
みんなみたいに僕を。
「ん~。不完全なんかじゃないと思うよ?」
「えっ?どうゆうこと?」
「自分ではそう思っていても、実際はものすごく尊敬されてるんだよ。」
「本当に?」
「うん!だから、自信をもって?」
「ありがとう。あと、返事は今日中にLINEで返すから。」
「うん!待ってるから。全然断っても良いからね?」
「はい!しっかり考えて、正直に答えるから。」
葵は幼馴染み、ずっと優しく接してくれた、だから…。
ーその日の夜ー
「ピコン!」
「来た? 何で公式なの~?」
やばい、緊張してきた!
まだかな、まだかな?
「ピコン!」
「また来た!次こそ。」
ホーム画面を開いた私は、家族の前にも関わらず、おもいっきりはしゃいでしまった。
ー葵。今日の告白の返事をするね!ー
本当に、信じられなかったんだ。葵が?僕に?
って感じ(笑)
頭のなかはめっちゃバグってたんだ~!
でも、真剣に優しく声をかけてくれたね。
こんな、まだまだな僕だけど、お付き合いから、よろしくね!
「えっ、え~!本当に?やったぁ!」
すみれに明日教えよ!
ー翌日ー
ガチャ 「行ってきます!」
「あっ、葵。行ってらっしゃい!」
「よっ。葵!」
「ひなた!あの、昨日ありがと。よろしくね!」
「喜んで~!」
「ん?あれふうま&すみれカップルじゃない?」
「本当だ!おーい!」
あっ。気づいた!
「えっ!なんか、2人の距離感変わってない!?」
「ばれた?あの、実は…付き合ったの。昨日。」
「まじ?ひなた!おめでとう!」
「祝!Wカップル成立!しようね!」
「葵!本当におめでとう!」
「ありがとう。すみれもね!」
みんな、幸せになったな~!