『七夕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今年は会えたね
一年、好きな人に会えないなんて
きっと私には耐えられない……
下手すると
二年も三年も……何年も会えないんだよ?
“大丈夫?”
なんて言われて
甘い言葉に惑わされることもなく
二人は互いを思う
川に挟まれ
互いの姿を確認する
姿形は見えても
表情が見えないかもしれない
何か叫んでも
川の音が声を掻き消すかもしれない
それでも互いを信じて……
それがもし
私と旦那だったら
何年、もつだろう?
そんなことを考えて
クスクス笑ってしまう
冗談交じりで
それはそれで長続きするんだろなぁ
(2023.07.07/七夕)
『織姫と彦星』テーマ:七夕
一年に一度しか会えない織姫と彦星の話。
くだらない。私にはなんの関係もない話。だけど毎年私の気持ちを憂鬱にさせる。だって、誰も私の誕生日だってことを認知してくれないから。そう、思っていたけれど。あなたは違った。
私の彦星はどこにもいない、なんてくだらない冗談を言ったら、僕を君の彦星にしてくれないか? なんてクサイセリフで返してきた。そんなことを言ってきた人は初めてだった。
最初は少し気持ち悪いと思った。でもその気持ちは本当だったみたいで、あなたはいつも私に真剣に向き合ってくれた。だからほだされたのかな。でも確かに愛されている実感があなたのことを信じさせてくれた。
私たちは晴れて恋人になった。それから結婚もした。でも幸せなのはそこまでだった。
あなたが死んだのは私の誕生日だった。ケーキを買った帰り道の事故だった。
誕生日であり命日である、という事実が私に重くのしかかった。けれど考え方を変えた。私たちは同じ日に生まれ、同じ日に死んだのだから、一年に一度会えているのではないか?
それから私は織姫になった。
七夕の思い出と言えば、七夕が近づくと近所の人が笹を貰いに来たことだ。
何をするのかははっきり分からないが、おそらく七夕の飾り付けだろうか。短冊を飾ったりしたのだろう。
『願い事』
七夕は、年に一度だけ織姫と彦星が会える日だ。
この2人の恋愛はいいなと思う。
お互いがお互いを好きで、一年待っている。
ここまでとはいかずとも、私にもそんな人ができたらいいな。
短冊にはなんて願い事を書こう。
お星さまへの願い事。
『いつか、私にも大切な人が出来ますように』
って書こうかな。
お題:《七夕》
七夕
「絵が上手くなりますように」
「小説が上手く書けますように」
「ギターが弾けるようになりますように」
「デザイン力が上がりますように」
「誰1人裁縫の話しないじゃない!」
「まあまあまあ」
「『彼女ができますように』!? 知るか!」
「まあまあまあ」
「『世界平和』? 荷が重いわ!!」
「まあまあまあ」
「こいつら七夕をなんだと思ってるの!?」
「でもみんな晴れるように祈ってくれるし」
「望みと釣り合ってないでしょーが!」
「願い」という名のワガママを
自分勝手に、空へと託す
胸の奥に閉じ込めていた
あれやこれやを
ぜんぶ開放していいんだよ
言いたいことを全部
言ってしまっていいんだよ
わたしたちだって
しあわせにならなくちゃ
【七夕】
今年も曇り空だった
でもその雲の上はきっと美しい天の川が流れていて
わたしたちには見えなくてもそれはただ
ただただ美しいはずで
この地球も、月も、太陽も
宇宙全てのほんの一部が人間なのだと思う
けれどいつしか人類はそれを忘れて
宇宙にも地球にも我が物顔で
そんな人類の願いは叶わないかもしれない
でもそれでも願いたい
どうかもう争わないでほしいと
傷つけあって欲しくないと
『七夕』
【テーマ:七夕】
七夕の由縁となる織姫と彦星の話を知っているかい?まあ、知っているか否かという話であれば殆どが知っているだろう。
簡単に言ってしまえば神が着るような凄い服か布を作る女(織姫)にふさわしい婿を探すと、川辺(天の川)に牛の世話をして真面目に働いてる男(彦星)が居て、付き合わせたら遊んでばかり、なので別れさせたら働かずという風に悩みの種となってしまったものの、真面目に仕事をすれば一年に一度会えることにすると、これまで以上に真面目に仕事をやるようになった…というものだ。
君らはそんな逢引中やもしれん織姫彦星が今日邂逅した天の川は見れたかな。残念ながら私は相も変わらず星が幾つか瞬くか、若しくは一つも輝いていない地域だからね。いつの日か空いっぱいに広がる星や天の川を見てみたいものだ。
さて、今日…正確に言うなら昨日かな。七夕らしいことはできた人はいるかな。私は残念ながらそんなこともなく夏休みに向けて少々変わった予定で一日が終わったよ。
例えば短冊。短冊に願い事を書いて笹に飾ること。やった人はいるだろうか。私はこの文を書こうとして初めて七夕だったと気づいたくらい季節感がなかったね。
短冊についての思い出となれば、中学校の頃のことが挙げられる。そのとき、生徒会だったかな。そのような感じの生徒たちが笹と短冊を用意してくれたことがある。当時の友人と“何書いた?”だ“秘密”などの会話をしたのも随分懐かしく感じるよ。
七夕は行事の一つ。言い換えれば、己という物語に見出しをつけて紡げる話の一つだ。その物語は自分しか読まない自分だけの本。是非とも好きなように紡いでいくといい。
今日は遅くなってすまないね。なにしろこのアプリを思い出したのは九時頃、そこから寝落ちして十二時頃、その後風呂から出てこれを書いている。できれば許してくれると嬉しい。なのでSSの練習も辞めておこうと思ったが、折角七夕というテーマなのだから書いてしまおうか。
《追記》
寝てる間にハートめっちゃ増えてるΣ(º ロ º๑)
僕のを楽しみにしてくれてると思うとモチベ⤴️⤴️なんですわぁ
こんな駄文を心待ちにしてくださってありがとうございます(>᎑<`๑)♡
『以下練習用SS』
今までの夜空や星空とは何だったのだろうか。そう思わされるほど紺色が見えない空を見上げる。
今日は七夕だ。しかしどうせ一人寂しく仕事をして帰って何もせずに寝るのだ。ならばいっそのこと、と思って休みをとって天の川を見に来たのだ。同じような考えなのか、周りには同じように空を見上げている人々が点在している。
なかなかな田舎の方にあると言っていた友人の地元に来てよかった。家族連れの二組もこの広大な草原ではあまり騒がしくないように感じる。むしろ適度に聞こえる笑い声が風情をより増幅させているように思えた。
ふと考える。自分の踏みしめている地球も、あの天の川のうちの一つの星から見れば同じようなものではないか、と。そんなちっぽけな星のちっぽけな人間を気にする人物なぞ、殆ど居ないのではないか、と。
「ふふ。」
そう考えると気が楽になった。そうだ、元々地球もちっぽけな星なのだから、そこに生きる生物もちっぽけなものなのだ。だから細かいことを気にする必要はないのだ。
「よし。」
明日は既に休み。少しゆっくりしてから帰って、明後日からまた仕事を頑張ろう。
たまにはこういうご褒美も良いものだ、そう思って今の気分とは真逆なコーヒーをすすった。
七夕
入院している子供達の気を紛らわせるため、ここではこの時期になると短冊に願いを書いて笹に吊るす。俺がここに勤め始めたときからこの行事は続いていた。大体の子供が
「早く治りますように」とか、
「学校に行けるようになりますように」
とかの日常に戻りたいことを表す内容を書いた。
さて、彼女は何を書くのか。メンタルチェックの一環にもなるだろう。年頃を考えると書きたがらないかもしれない。いや、幼児退行が見られることがあるから乗り気で書くかもしれないな。そんなことを考えながら廊下を歩く。本人の意思を尊重しよう。それにしても、15歳の子供の接し方は未だにわからない。大人しか相手にしてこなかった精神科医が、急にできるようになるわけがないが。
「先生?どうしたんです?今日はお話しないんですか」
そこまで言われて意識が戻る。無意識のうちに病室に入っていたようだ。
「ああ、いや、ごめんね。少しぼうっとしてた。」
俺は書類の中から短冊を取り出し、彼女に差し出す。
「そういえば、そろそろ七夕だろう?少しでも雰囲気を感じられるように短冊に願いを書いてもらうんだけど、なにか書きたいことはある?」
「あります。鉛筆ありますか。」
間髪入れずに答えられた。言われるままに鉛筆を渡し、筆が走るのを眺める。彼女が下を向くのに従って長い黒髪がテーブルに落ちる。
この子は人間味のある顔をしていない。強いて言うなら、人形のような顔だ。一般的に理想的とされるそれぞれのパーツが、理想の大きさで理想の位置におさまっている。無表情の彼女は少し恐ろしい。少なくとも俺はそう感じる。
ほんの少しの間を置いて、彼女が顔を上げた。
「はい、かけました」
短冊が手渡される。
『かえりたくない』
なんだこれ。帰りたくないって?家にか?今までのカウンセリングでは……あまり聞いてこなかったな。普通だと答えてそれっきり。何か事情があるのか。今後は学校以外のことも聞いていこう。事件につながる可能性もある。
「うん、ありがとう。じゃあ今日の質問だけど……」
______
カウンセリングを終えた後、部屋で
俺は短冊をファイルにしまった。
七夕____
学校の廊下に竹が2本あった。生徒が短冊を書きすぎてほぼ竹なんて見えなかったかが、放課後私も友達とその短冊だらけの竹の前に立った。
「彼女をください!!」
「あわよくば赤点回避」
「推しと結婚♡」
「楽しい高校生活になりますよーに」
みんな、それぞれ思い思いの願い事を書いていた。私は何を書こうかと迷ったが、真っ先に浮かんだのは好きな先輩のことだった。
ロッキンというライブに行く約束をしていた私たちはもう少しで当選結果がわかる頃だった。「ロッキンに行けますように!」私はそう短冊に書いた。
「まったー!」
飾ろうとした瞬間友達が私の手を止める。
「先輩の名前入れないの??」
「えー、バレたら最悪じゃん」
「いやいや、こんだけあるんだから大丈夫だよ!」
「確かに。じゃあ、イニシャルだけ入れるよ」
「そーしな!そーしな!」
友達はニカニカしながら短冊に「好きな人と両思いになれますよーに♡」と書いた。私は、「T先輩とロッキンに行けますように!」と書きなるべく目立たないところに飾った。
「ねぇ!T先輩ってのが話題になってる!」
そう友達からのLINEに私は思わず声を上げた。
先輩は友達と同じ部活であり、大盛り上がりで話をしていたため思わず耳を傾けるとわたしの名前が上がっていたとか。そして、先輩のスマホの中には私の短冊があったとかも…。
ロッキンには無事当選した。
だけど、次どんな顔をして会えばいいのか、。
~七夕~
イチャイチャしすぎで親父に怒られ
別居を余儀無くされた夫婦に願を
掛けるってどうなんだろう
自分達のことで精一杯で ほかのヤツの
ことなんて考えられないと思うんだが
まぁ、これは一緒に願い事を書く相手もいないヒガミってもんだろうな
~友だちの思い出~
あいつの兄貴は頭が良かった
もともとあいつの兄貴と友達で
そういや どっかの大学の天文学部に
行った気がする
あいつと初めて会ったのも
誘われた流星観測会でだった
あいつはガキの頃から可愛かった
~星空~
せっかく久しぶりに星でも見ようと
外に出たのに雲っていて
星なんか1つも見えない
~神様だけが知っている~
この夏休みはあいつと出掛けようと
いっぱい考えていた
楽しくなると思っていた
でも、あいつは他に好きなやつが
出来たと言った
なんだか全てが終わった気がした
次に誰かを好きになることなんて
あるんだろうか
それを知っているのは…
~この道の先に~
毎日バイト帰りに通る公園
この道はあいつの家に続いていた
一緒に下らないこと話しながら
帰っていた時はあんなに幸せだったのに もう ここの先を通ることはないだろうな
~日差し~
フラれて死にそうな俺にも
公園で走り回るガキんちょ達にも
真っ黒な日傘をさして歩くお姉さんにも
携帯見ながら木陰で休むおじさんにも
同じように降り注ぐ
夏の日差しは容赦がない
~窓越しに見えるのは~
バイト先の喫茶店
その窓越しに見えるのは
いつもの風景だ
何も変わらない
どうせお客は誰もいないし
なんとなく外を見ていると
~赤い糸~
真っ黒な日傘をさしたお姉さんが
よろけるが目に入った
別にいい人ってわけじゃないが
声をかけた
絆創膏を渡した
照れた顔がかわいいなって
思った
~入道雲~
あれから何度かお姉さんは
バイト先の喫茶店に来た
大したことは話してない
何でだか 明日は一緒に映画にいく
ちょっと面白そうだと思っていたやつだし
バイトの先輩がイケイケ煩かったし
お姉さんの真っ赤になった顔が
可愛かったし
青い空に入道雲がやけ白く見える
明日も暑そうだ
笹の葉揺れた 風が吹く
つられて踊る 短冊
願い事は 夢の中
天の川 年に一度の鳥の橋
薄い衣を靡かせて
2人で笑う まだ夜半ば
淡く光る 天の川
蛍の舞いに 夜を告げた
まだ朝日は起きず
君とボクとの約束と 空の2人の約束と
繋ぐ星は川となる
お題【七夕】
タイトル【明日を忘れて】
今日のテーマ
《七夕》
「じゃーん! 今日は七夕メニューだよ!」
「うわあ! すごい!」
「かわいい! お星さまだ!!」
妻の自信満々の声に、子供達が歓声を上げる。
今日の夕飯は七夕メニューと言うだけあって、随所にそれらしさが散りばめられている。
ちらし寿司の上には星形にくり抜かれた薄焼き卵や海苔が散らされ、ウズラの卵を顔に見立てた織姫と彦星が鎮座している。
吸い物には星形のおくらと手鞠麩と結びかまぼこ。
主菜のミートローフも星形にくり抜かれた人参が使われているし、トマトを器にしたポテトサラダにも星形の赤や黄色のパプリカとハムが飾られている。
デザートには天の川をイメージしたサイダーのゼリーが用意されているらしい。
子供達は目を輝かせ、食べるのがもったいないねと言いながらそれらを平らげていく。
その様子は微笑ましく、夫婦揃って相好を崩して眺めたのだった。
もともとこうしたイベントでは張り切って凝ったものを作るのが好きな妻だが、実は今日について言えば七夕だからというだけではない。
子供達が寝た後、ここからが僕達夫婦にとっては本番だ。
冷蔵庫の奥、子供達に見つからないよう隠しておいた洋酒たっぷりのケーキを前に、爽やかなレモンサワーで乾杯する。
今年は七夕が週末にあたったこともあり、普段の年よりもゆっくり楽しめそうだ。
「今年で結婚して10年か。長かった気もするし、あっという間だった気もするな」
「子供ができてからは特に時間が過ぎるの早いよね」
「これからもよろしくな」
「こちらこそ」
そう言い合って、もう一度グラスを合わせた。
まだ大して飲んでないのに、妻の頬はほんのり色づいている。
僕の頬も僅かに熱を持っているが、アルコールのせいばかりではない。
七夕というイベントにかこつけてプロポーズしたのが11年前の今日。
仕事の都合などもあって、1年の婚約期間を経て結婚したのが10年前の今日。
七夕という日は、僕ら夫婦にとっては特別な日なのだ。
織姫と彦星のように、恋にかまけてやるべきことを疎かにするようなことがないようにしようねとお互いに笑い合う。
今年の七夕もつつがなく過ごせたことに感謝しながら、この先も家族みんなが健やかに幸せに過ごせますようにと願うばかりだ。
七夕飾りの短冊にしたためた思いを噛み締めて、特別な記念日の夜を愛する妻と存分に楽しむ僕なのだった。
天の川が流れる
綺麗な空の中で
僕たち織姫と彦星は願い事の話をしていた
「来年も無事に会えますように」
毎年同じ願い事
今年も叶うといいな
午前11時59分
今年もまた別れが来た
優しく抱いて
ゆっくり離れる
そして目を合わせず互いに背を向ける
あぁまた苦痛の1年が始まる
午前12時
また会おうね
〈七夕〉
店内が落ち着いたのを見計らい、店主の洋介は外へ出た。メニューの看板を、ランチ用からカフェ用にひっくり返す。通行人の多くが、傘を持っている。
店内に戻ると常連のサラリーマンが会計中だった。
「雨もう降ってる?」と尋ねられ、洋介は「まだ濡れずに帰れそうですよ」と返した。
日が暮れる前に降り出す予報だが、今はまだ雲もまばらである。
会計が終わった客を見送ってから、レジを打っていた妻の綾が言った。
「今夜は会えないね」と織姫と彦星のことを言っているらしい。「わざわざ梅雨の時期に約束しなくたっていいのに」
毎年この時期にはレジ横スペースに、笹飾りと短冊を用意している。店の近くには高校や大学がある。乗り気で願い事を書いて飾ってくれる学生もおり、笹はずいぶん賑やかになっていた。
「レポート間に合いますように」
「夏のレギュラー入れますように」
「無くした自転車の鍵見つかりますように」
「今年も一年健康で」
「どうぶつえん え いけますように」
たくさんの願い事を眺めながら、姪が小さかった頃のことを思い出す。
出張や転勤の多い姉の子を、夏休みの間、よく預かっていた。子どもを授からなかった洋介と綾は、姪を自分の娘のように可愛がった。
母親と離れて寂しかったろうに、姪はいつもニコニコ笑っていた。姪は毎年「〇〇になれますように」と、その時の夢を書いていた。
姪は去年一般企業に就職して、最近も忙しくしているようだが、それが彼女のしたかったどの仕事でもないことは知っていた。
姪が短冊に願い事を書かなくなってから、洋介は密かに「ハルちゃんの夢が叶いますように」と、短冊をかけている。
「来年は、晴れるといいね」
ドアベルが鳴って、客が入ってきた。
笹がさわさわと、優しい音を立てた。
「七夕」
七夕
叶わぬ願いを
書いてみる
ただそれだけ
わかっていて
空を見上げるだけの
その一瞬が
大事なのかな
涙がこぼれないよう
ずっと夜空を
見上げている
明日には
許されない
今日だけのもの
誰かの願いが
叶うを祈る
「なんで付き合ってるの?」
君にそんな言葉を投げかけた。
驚いた顔をして、悲しみの表情を浮かべる。
「好きだから」
でも、
「会えないじゃん」
「それはそうだけど、でも。僕はちゃんと君のこと愛してるよ。」
そんなの私が聞いたから言ったんでしょ?
最低。
君のことを疑う私も、君の愛を信じきれない私も。最低だ。
だったらとことん悪者になろう。
君を傷つけないように、私が傷つかないように。
「今日はもう帰るから。またね」
振り返る前に君の辛そうな顔が見えた。
灰色の雲と、湿った土の匂い。
今年もまた、会えなかった。
七夕
もしもし〜?彦ピ?あーし迷子なう〜🥺🙏
え?近くに?ん〜…あ、星の道ある感じ〜
そこ渡ってったらいーのね、りょ〜卍👊
おひさ〜!💖1年に1回とかまぢだるいんだけど〜
最近いつメンの莉子に新しい彼氏作りなとか言われてんだけどそこまであーしらの愛軽くねぇっての〜wwwww
はぁ?もうバイなん?だる💢あと3日は居たいんですけど〜!
いやまぁあーしがキャバの仕事よりボーイの彦ピ優先してたから悪ぃんだけどね?
いやホントその節はメンゴって〜🙏😂
じゃーね彦ピ💓来年な!浮気すんなょ💝
まあまたDMするわ!愛してるょ〜😙
『友達の思い出』
高校時代からの親友がいます。お互いに家庭環境が複雑だったので、「思い出」というと家庭の事情が真っ先に浮かびますが、ここには書けそうにないです。
今でも、何でも話せる親友なので同じ高校で同じクラスで席が近かった彼女との出会いは人生に於いて宝物です。
わたしも彼女も地毛が茶色いので、入学早々に先生から地毛の確認をされたのが懐かしく思います。
『七夕』
就学前の七夕で、短冊に「ランドセルが買ってもらえますように」に書いたことをやけに鮮明に覚えています。
当時は母子家庭及び極貧だったため、ランドセルを買ってもらえない不安があったのかもしれませんが、その辺はよくわかりません。
もちろん、願いは叶いました。
ランドセルを初めて背負った時の喜びも、鮮明に覚えています。