『一筋の光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は人生を様々な流れのある大河に見立てて
『人生とは大河を泳いで渡るが如し』
と捉えている。
でも今
天官賜福の花城が言いおった。
踏み石(飛び石)、
河にかかる橋と。
気づかなかった…!
泳がないといけないものだと思っていた。
必ずしも河に入って泳がないといけない訳ではないのか…。
本当に気づかなかったんだ…!
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(『人生とは大河を泳いで渡るが如し』について知りたい方は、2023/02/01の投稿を参照のこと)
#13 「一筋の光」
大好きなバンドがいる。そのバンドは年明けにツアーを控えている。先輩も好きなバンドなので「一緒に行こうね」と言っていたが先行1次抽選は私も先輩も落ちた。「一般抽選は絶対勝ち取ろうね」「そうですね、絶対絶対勝ち取りましょ!」と先輩と喋っていた。しかし、いつまで待っても一般抽選のお知らせが来なかった。「え、このまま一般抽選ないとかありますかね?」「私もなんかそんな気がしてきた」と私たちは不安で仕方なかった。
先行1次抽選の落選のメールが来てから2週間ほど経ったとき、先輩から突然LINEが来た。「先行2次のお知らせ来た!!」
私と先輩の間に差した一筋の光だった。2人ともすぐさま応募した。
先行2次抽選の結果発表は明後日。果たして、私たちはライブに行けるのだろうか。
一筋の光
弛まなく注いだ愛も
ほんの一筋の光にさえならず
夜が咲いていくのは
求めてばかりいるから
そんな日は歌をうたおう
たとえ返ってこなくても
暁けない夜はないから
【一筋の光】
それを求めて彷徨う。光に群がるなんて虫みたいとは思うが暗闇を歩き続けるのは辛いものだ。暗闇での光は希望。希望を求めて歩いている。だが、疲れた。希望などそう簡単に見当たらない。これを見ている者へ。私はまだ歩き続けているだろう。これは意地。こんな事にならないように早々に諦める事を推奨するよ。
大海原を進んでいる。
どこを見ても、どこまで行っても、曇天だ。
どんよりしている訳でもなく、太陽が透けた嫌に眩しい雲。
マストの日陰に逃げて、方向感覚が狂わないよう舵を握る。
船が揺れる。海賊船のような木造で、
そのくせただ平凡な自分が乗っているだけの船。
形ばかり立派で、中身はない。
縄が軋む音が聞こえる。まだ錨は降ろせない。
自分が何処辿り着くのかなど見当がつかない。
なにせ地図がないのだから。
昔は持っていた気がする。夢見る宝の地図を。
一体、何処で失くし、諦めたのか。
騒めく波に持っていかれぬよう、
舵を一方向へと取り続ける。
地図がなくとも、自分の道が分からなくとも。
ただ真っ直ぐ、ひたすらに進み続ければ。
きっといつか、どこかの海の片隅で、
光芒がかかる場所へと辿り着けるはずだから。
だから、まだ錨は降ろさない。
「一筋の光」 白米おこめ
「一筋の光」
君は僕の一筋の光だ。
君を見ているとそう思う。
【光を売る仕事】
彼は、光を売る仕事をしている。
仕事と言っても、対価はお金ではなく笑顔だけど。
そして私は彼のもとで助手をしている。
仕事は簡単。
球体が出現するから、穴を開けるのだ。
この球体は「孤独」「絶望」を意味する。
そこに、鋭利なピンでえいっと穴を開けて、
彼が生み出した光を詰めると完成。
その後、少し大きめの覗き穴を作って、
そこから様子を覗き込む。
中には「誰か」の暮らしの様子がある。
その「誰か」が笑顔になっていれば良い。
「良かった、元気を取り戻したみたいですね」
私は球体を覗き込んで、満足気に言った。
中には「誰か」がいる。
この人は好きな人に告白したものの振られてしまい、失意のどん底にいた。
「笑顔になったなら、良かった」
彼もまた微笑み、コーヒーを片手に新聞を読み始めた。
私は彼の笑顔を見て、ほっとする。
ほっとしつつ、寂しく思う。
光があれば闇が生まれる。
光を売る仕事は、影を生む仕事でもあるのだと。
「一筋の光」
僕の真っ暗な世界に一筋の光が刺した。
僕は親から悪魔と呼ばれた。
僕に話しかける人なんていなかった。
もう、声の出し方も忘れた。
笑顔の仕方も、涙の流し方も。
全部忘れた。
でも、君に出会って、好きになった。
僕に話しかけないでと伝えても君は話しかけてくれた。
僕は暗闇の中をずっとさまよっていた。
でも、君に出会った時一筋の光が刺した。
その光に僕は救われた。
こんな僕だけど君のそばにいたい。
いつか君の光となれるように。
一筋の光
この歳で新たに始めたことが2つあって。
そのどちらも、まーバカにされます。何たって周りはその道何十年の達人ばかり。当然、プロの方もいるわけで。「今まで何やってきた?」「え、なんで来たの?」の冷めた眼差しに囲まれる私。
どうやらそう簡単には同じ空気を吸わせてはもらえないようで。そりゃそうです。あちらからしたらこの世界舐めんなよ、ですよね。
学びたいと思ったけれど、その道に一歩踏み出すのさえ拒まれそう。折れそう。
だけど、踏み入れた足は引き返せない。自分が好きで選んだんだから。
その方々の爪の垢でものんで、ちまちま精進しくしかありません。
こんな私に少しでも「才能開花」の片鱗を思わせる一筋の光は宿るのか否か、全部自分次第なわけです。
以後乞うご期待。
ではまた明日。
end
「いつか思い出になるよ」がひとすじの光であって闇でもあった
光はいつか消えてしまう
本物に見えた星の光だって、偽物かもしれない
絶望の中 手を差し伸べてくれた、唯一の光でも
いつか離れて行ってしまう、裏切られる
嗚呼、
暖かさも優しさも、
最初からないものだったから、深く暗い孤独でも耐えることができたのに
一度知ってしまったから、一度与えられてしまったから
もう耐えられない
やっぱり私なんかが望んじゃいけなかったんだ、誰かに助けてほしいなんて
誰かに、愛してほしい…なんて、
いつか光が消えてしまうのなら、最初から
" 知りたくなかったよ "
【一筋の光】
暗雲が覆う空の下。一筋の光が閃光のように切り裂き、太陽の光が地上を照らした。
その光はどこから現れ、放たれたのか。地上から放たれたのである。
地上には邪悪なる魔物たちが群れを為していた。しかし、彼らからすれば、突然現れた光が天を裂いたかのように見えたのだろう。
その光を放ったのは、黄金の剣を携えた仮面の男。後の世に、勇者と呼ばれる存在だった。
響めく邪悪なる魔物の群れ。その隙を突いたかのように勇者は黄金の剣に先ほどの光を纏わせる。
そして、邪悪なる魔物の群れへと突き進んだ。
響めきの隙を突かれた邪悪なる魔物の群れは、光を帯びる黄金の剣にやすやすと切り裂かれゆく。
それはさながら、舞いを観ているかのように。
されど、その光の斬舞は邪悪なる魔物の群れを滅ぼしゆく脅威。
数が減らされてゆくことに気づいたとしても、もはや手遅れ。
勇者の舞う剣は光を浴びたものにとって、滅びへと導くもの。呑まれるは邪悪なる魔物の群れのみ。
流動不動の舞は美しく描かれ、流れゆく川のように静か。
されど、呑むものの生命を邪悪さを散らしていく。暴流に逆らうことは無謀であるのと同じように。
そして、邪悪なる魔物の群々を滅ぼし終えた勇者はいずこかへと消えていった。
どこに去っていったのかは誰も知らないのであるーー。
『一筋の光』
⚠️自殺表現注意!
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僕は、生ける屍だった。
あの事件以来…
悪夢のせいで満足に眠る事も出来ず、食事も味覚部分がおかしくなり、死なないように摂るただの作業と成り果てた。人付き合いだって、情緒が不安定なせいで上手くいかない。
人生とは、全く持ってクソッタレなものだと普段から感じる。僕みたいな下の人間は、ボロ雑巾のように働いてやっとの事で衣食住にありつけるのに対して、上の人間は、そんな底辺の苦労も知らないままに、のうのうと甘い汁だけを吸い楽に生きている。
これは、僕の感性が歪んでいて、悲観的な考えを持っているというのもあるだろう。だけれど、世の中、不公平だ。公平なんて、あったものじゃない!!
だから、ここから…会社の屋上から飛び降りてやろうとフェンスに手をかける。後はもうここから飛び降りるだけとなった時、ガチャリと音が鳴り扉が勢いよく開く。
「……お前、何してるんだ」
その声は、怒りとも焦りとも聞き取れる声色をしていて、走ってきたのか肩で息をしていた。
僕が、屋上に行こうとしているのを見た同僚から、サボりだと先輩に伝えたのだろうか。それならば彼はなぜ、こんなにも焦ってここへ来たのだろうか、。
考えれば考えるだけわからなくなってくる。
「何、って…死のうとしてるんですよ。もう人生に疲れちゃったので」
ニコリ。
そう効果音が付きそうなくらいに彼に笑って見せるといつもの仏頂面がさらに歪む。
あぁ、どうして、そんなにも辛そうな顔をしているんだろう…僕の事なんか何にも知らない癖に。
「じゃあね、先輩」
目を瞑り、フェンスから手を離す。
次に襲ってくるのは痛みだろうか…。
まぁ、なんでもいい…。
……、………、。……………?、、。
いつまで経っても、次の衝撃がやってこない。
恐る恐る目を開けると、先輩が顔を真っ赤にして僕の腕を両手で掴んでいた。
「勝手に、死ぬ…なよ、ッ、こんなところで、死なれて、たまるか…お前は、俺にとって、光、ッ、は…なんだよ、ぐっ、はあぁ…っ、」
流石…高校の頃は、ボクシング部だったらしいが、まさか僕よりも小柄なのに、引き上げるとは、彼の馬鹿力に驚き、ふつふつと笑いが込み上げてくると同時にぽつりと涙が落ちる。
僕が、先輩にとっての光?冗談よしてくれ。
でも…
「ははっ、ふは、…先輩の、せいで死ぬ気なくなっちゃったじゃ、ないですか……」
怖い。
死ぬのは、…すごく怖い。
力が抜け、地べたに座り込むと自分の身体を抱える。
抱えながらも彼の顔をまっすぐ見据える。
彼が僕を光と言うのならば彼もまた、僕の深い深い闇に差し込んだ一筋の光だと言える。
だから……、
「……先輩が、僕の光になったんだ。責任、とってよね?」
そう言って、彼の手を掴むと…手のひらにキスを落とした。
一筋の光
私を途方のない暗闇の中に突き落としたのは貴方。
でも、その暗闇の中で一筋の光になってくれているのも貴方。
「一筋の光」
人は希望を持つものらしい。
人生に絶望しても
この世から離脱する事が出来る。
タイミングがあれば
いつでも離脱出来るから。
そう考えて辛うじて
今を生き延びる。
一筋の光は、
きっと君を照らす。
一筋の光は、
きっと私をこの世から消そうとする。
私にとって貴方は一筋の光。
ただ会うだけなのに、楽しくて楽しくて。
何もかも忘れられる。
貴方が私の前から居なくなると、
とても虚しくなってしまう。
貴方が居なくなると、一筋の光も一緒に消えてしまう。
初めから光などなければ辛くもなかったのに。
一筋の光が降りていた。
誰かが覗いているらしい。
幸福の中で見下ろす地獄はどんなに愉快か。
極楽はどうやら地獄の上に成り立っていて、覗き込めば苦しむ大勢が見えるようだ。救われたい。どうにか。
たった一度の希望を誰が他人に譲れるだろう。
ほんとうはあなたに救われてほしいのだろうか。
欲を剥ぎ取れば光より軽くなれるだろうか。
しかし一人では生きていけないのだ。
幸福も不幸も。
暗闇の中からでは、逆光で何もかも見えないのだから。
気まぐれでは救われてくれない地獄に落つ。
きれいごとでは生きていけないのです。たった一度のチャンスを掴みたがらない人間はいないでしょう。生まれ落ちたここが地獄なら、誰もがより良く生きていたいでしょう。死んだように生きる毎日に何の意味があるのか。誰かに譲るくらいなら生きていないし死んでいない。私たちは生まれた時からずっと一筋の光を掴んで生きているんです。神なんていないし、より良く死ぬために生きている。そういうふうに考えています。
死にたくないという想いこそ私の一筋の光。綺麗事では生きていけない世界を生きることは大変だと理解し合えるからこそ、誰かと同じ光を見続けたいと思えるのです。あなたのこれからの道もどうか、見失う事のないくらい光で満ち溢れますように。
一筋の光
#一筋の光
一(いち)
という数字は決断力が試される
シンプルであるが故に伴う危険も肝に銘じておこう
その一筋の光。進むべきか進まざるべきか
こう二択のみに支配された頭では冷静な判断は出来ない
その光はどんな色をしているのか?
差し伸べられた光なのか?はたまた偶然の幸運が目の前にこぼれてきたのか?
本当に一筋しかないのか?
今一度自分を俯瞰して冷静になろう
だがもちろん"これはチャンスだ!"
そう思える心が最後に残ったら、
そうしたら迷わずゴーする勇気をもて!
情報という名の闇に差す光「どうでもいい」は救いにもなる
題-一筋の光