『ミッドナイト』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
b-flowerで教えてましたですけど大丈夫ですか?😁お願いします
ふと、スマートフォンから顔を上げる。
顔にあたる空気を数時間ぶりに意識して、ああ、冷えたなぁと思う。
午前2時。
寝静まった世界は、私に現実を突きつける。
良い子は寝る時間だ。でも、私は寝られない。
ふと、勉強机の方に視線をやる。
横になっているから、机の上は見えない。
でも、そこにある膨大な参考書は見えなくたって私の心に重くのしかかる。
なぜ、こんなことになってしまうのだろう。
どうしていつもいつも逃げてしまうのだろう。
あと3時間で朝日は登る。
夜が明けたら学校に行かなければならなくて、
そしたら私は悪い子だとバレてしまう。
悪い子な自分は嫌だ。
そんな自分は受け入れたくない。
見たくない、見たくない。
スマートフォンに視線を移した。
膨大な文字が並ぶ画面を流し見る。
物語の世界には、こんな嫌な私はいない。
ああ、面白い。
楽しい。
手が止まらない。
止められない。
誰か、誰か私を止めてくれと、そう思う。
この腐りきった自分を立ち上がらせて、どんな苦痛にも耐えられるようにして欲しい。
そんなこと。
他人任せを願うとは、なんて自分は浅はかなのか。
自分で立ち向かい、乗り越えるしかないのに。
苦しい。苦しい。
この苦しさから逃れることができるのならば、
物語に溺れる方がどれだけいいか
面白い。
面白い。
手が止まらない、
止めようと思うことすら出来ない。
焦りも、自分自身に感じる失望も、午前2時の冷えた空気も全部頭の片隅に追いやって。
私は液晶画面を撫で続ける。
更けていく夜に
消えないあかりがひとつ。
逃げ続けた先に、何があるのか。
そんなことすら考えないまま。
深夜2時
良い子は寝る時間。
でも、私は寝られない。
課題提出12時間前
通話越しのあくび
2024 1/26(金) 8『ミッドナイト』
世界が眠っている。
家族は眠り、自分だけがここにいて、
この時間は自分だけが
独り占めできるような。
実際はただの夜更かしでしかないのかもしれない。
最近よく行くカラオケ店で、
声の高い高校生らしき男の子が働いている。
始めたてなのか、全力で、微笑ましい。
ああ、自分もそこで働いていたんだった。
シフトが被らないというだけで
さらに距離は遠く他人からの視点になってしまう。
ここはネカフェ。
隣の部屋で、
カップルのイチャイチャする声がして苛つく。
壁をドン、となぐった。
<ミッドナイト>2024.1/26
No.22
創作。
ミッドナイト
そんなに珍しくもなくなった、夜ふかし。
ベッドにいるけど、眠らない。
耳にはイヤホン、お気に入りの曲をいくつか流す。
側には飲み物、あったかいものがいい。
近くには本の山、マンガに小説、つい夢中になるやつ。
薄暗い部屋の光、明るすぎないくらい。
窓のカーテンは眠るまで開けたまま、星が見たい。
天気が良ければ窓も開ける、外の風が気持ちいい。
そんなこんなで、今日も夜ふかしの準備は万端。
遅めの三日月に目をやって、今日もご機嫌な・・・
ミッドナイト。
『ミッドナイト』
夜中の12時、ですか…
うーん…
ネタが思いつかないです…
私が深夜に起きている事は
大晦日以外に無いので
分からないです…
とりあえず、今日はそろそろ寝ようかな。
おやすみなさ〜い
ミッドナイト
真夜中って言われたら何時を思い浮かべる?
十一時?それとも一時?
僕は十二時を思い浮かべる。
シンデレラの魔法が解ける時間。
今日もお疲れ様です。
魔法を解いて、
舞踏会で頑張った本来の自分を休ませてあげてください
ミッドナイト
終わらない仕事
そろそろ帰る 帰らない、と攻防戦のBAR
慌てて乗った終電の座席
真夜中の香りがするいつもの道
鍵が見つからない玄関前
静かな棲家
入る為には鼓舞が必要な極楽の湯船
止められない物語
ぐっすり布団の中
ひっそりと終える 昨日
2023/1/26
ボクは花束を。
ボクは花束を持って、走って、走って、
ずっと、ずっと…、夜道を走り続けたんだ。
キミという人間に会いたいが為に。
意味も無いのはボクだってとっくに知ってたさ。
だけど、ボクはその意味の無い事を…、
意味のある事に変えたかったんだ。
今日もボクの目の前に来て、キミは、
ボクよりも泣きたそうな顔をしているんだ。
「今日も来たよ。、、ずっと忘れないからね。」
そうして、ボクはいつも
"墓場"
でキミを見て、待っているんだ。
その場から動くことの許されないボクは、キミが来てくれるしか、
会える方法が無いんだ。
----一応の解説----
夜道を走った=天国でも地獄でもない真っ暗な場所
走り続けた=死んだことに気付いていなかった
意味の無いことはボクにも知ってた=死んだ事に気づいてしまった
花束を持って、走って、走って、=何かしらの方法でキミに花束を渡したかった
ずっと…=事故か何かに会い、少しの時間が経った
誰もが寝静まる真夜中。
君の中で今日もせっせと働く影が一つ。
今日起きた事。
学んだ事。
君にとって思い出、または、記憶と呼ばれるそれらを
影は、仕分けて整理する。
影の仕事は、君の今日一日の行動を整理することから始まる。
朝の支度から始まり、その日食べた物、行った場所、会った人、その時交わした会話等など。
君が見たもの、聞いたもの、全てを書き出していく。
君が思い出したい時にちゃんと思い出せるように
インデックスをつけるのも忘れない。
その作業を終えた後、
今度は、君が感じた事を整理していく。
君の心の襞にやさしく触れ、君独自の感性を慈しむ。
影は、君が君である事が誇らしいのだ。
並大抵の人であったならめげてしまう作業も
頑張ってしまえるのは、
君の見てきたもの、感じた事、
君の全てが大切だから。
影は、手抜きをしない。
今日も沢山の大切な記憶を整理する。
その中で気になった出来事を繋げて
ちょっとしたプレゼントを作ってみる。
支離滅裂で意味不明な物を作っちゃうこともあるけど
君の反応が見たいから
作っている時は毎回ドキドキ、ワクワクしている。
今日の君はどんな反応をしてくれるだろうか。
現実でも覚えていてくれたら嬉しいな。
影は君の中でひっそりと微笑んだ。
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真夜中の影
オールとか、言ってみたいけどオールとは無縁の人生を歩んできたから、真夜中を堪能した事がない。
大晦日さえ、除夜の鐘を聞いたら布団に潜り込む。
シーンと静まり返り、些細な物音に目が覚めた深夜2時…。
目を開けたら見てはいけない物が見えてしまいそうな気がして、すぐさま目を閉じる。再び眠りに入れた日は無事に朝を迎えるが目を閉じても眠れない日もある。
暗闇の中で窓を叩く風の音…
寂しそうに鳴く野良猫の声…
まっすぐな道路を駆け抜ける田舎特有のバイク音…
私の眠りを妨げる様々な音を感じながら、絶対目は開けない!と意気地になる自分。
そんなささやかな…ミッドナイト
み 道の真ん中で、立ち止まる。
つ つい、目を奪われた。
ど どっと疲れが溢れ出ていたが、吹き飛んだように感じた。
な 何食わぬ顔でこちらを見る満月。
い 居た堪れなくなって、目を逸らした。
と と思えば、ぱらぱらと降ってきた雪が月光を反射した。
お題:ミッドナイト 2024/01/26
「眠りについているつもりだよ」
『本当に?』
「えっ?」
『アハハw』
「!?」
『それなら良かったよ』
「ミッドナイト」
″ミッドナイトブルー″
深い海の底のような
遠い宇宙の彼方のような
真夜中の青の色
力強く凛とした
深く澄んだキレイな青
私もそんな色の
人間になれたらと思う
真夜中の街に繰り出すのが好きだった。何をするともなく、ただ無目的に歩き回って、真夜中の街の住人と肩を並べてみるのが好きだった。
そんな私の厄介な敵が補導――私はそれを恐れることができるヤングなのだ。
中学生だね、高校生だねと好き勝手に尋ねてくる彼らは仕事熱心で、氏名と学校名を絶対条件に、答えるまでは今夜は帰したくないと言わんばかりに立ち塞がる。
厄介なのだ。大変なのだ。
でも私は今日も真夜中の街にヤングの象徴、セーラー服で出かける。
私の居場所はここじゃない。
でも私の居場所、たとえば彼らの言う学校では、私は特別になれない。
真夜中の街の奇異な視線――関心、何をしているのかと一瞬でも私に架空の理由が書き足される。
きっと私は特別になりたいだけなのだ。
【ミッドナイト】2024/01/26
あの頃の主人公だった私は、ここで息絶えるのかな?
だって顔も見せられないくらい自己嫌悪ばかりで、
目を合わせて愛が始まるあの頃が懐かしくて。
少し力を押せば、願いが叶っていたの。
足がつかない足がつかない、そんな道のりばかりで。
雨がほしい。
あの頃のように。
きっと、きっと上手いこといく運を持っていると確信していたときへ。
君みたいな、病弱そうでひ弱そうな人の悩みも全て受け持っていた。
それでも車の外を生温かく見つめれば、どこからか希望も湧いてきたの。
喜びとか悲しみとか、口に出せるほどはっきり感じてはなかったけど。
それでも、夢の時代を生きてるって感じてた。
それくらい秘めていた気がする、何か、何か愛に似た心地よさを。
なんとなく彼がいて、あの人がいて。
それを不満そうに噛みしめていた。
どこかむず痒くって。でも、誰も私の答えを急いで求めなかった。
生きているだけで幸せっていう感じで、なんだか楽しかったな。
今の空はどんな色かな?あの時と何が違うんだろうか。
楽しくて眠らない金曜日のミッドナイト。
疲れ果てて即寝する金曜日のミッドナイト。
【ミッドナイト】
午前0時を回ったころ、私はひとりカクテルを喉へと流し込む。
照明はつけず、カーテンは開けてあるものの今日は星ひとつ見えない曇り空。明かりはダイニングテーブルの上にあるランタンだけ。
0時を回ればシンデレラは魔法がとけるというけれど、私はたいてい、夜中にようやく魔法がかかる。
ランタンのぼんやりとした光に照らされた、深い赤紫色のカクテル。これを一杯飲むだけで、ほんとうの私は内側のほうにひっこんでしまう。
………ステージの上。
身に纏うのは赤色の豪奢なドレス。カクテルで少し火照った頬はほんのり桃色に色づいて、音が響く高いヒールで大胆に歩みを進める。
観客の視線、スポットライトの光…この瞬間、すべては私のためにある。
美しく艶やかで、優雅に、華やかに舞う…このステージのアゲハ蝶。
誰もが私の歌に酔いしれ、演技に目を奪われる。
いつもは内気で気が弱い私だけど、ひとたびステージに立てば、そんな私はおやすみなさいの時間。ほんの少し、カクテルの力も借りてるけどね。
どんな人にも、輝かしい瞬間はあるものなのかもしれない。私がこうして輝けるときがあるように。
ステージにいるときの私は、
_____________最高のミッドナイトシンデレラ。
ミッドナイト
ミッドナイトと言えば、
ミッドナイト・ブルーかな。
ブルーと言えば、
ジョン・コルトレーンの、
「ブルー・トレイン」名盤ね。
アルバム、最初から聞いてみて。全曲聴いたことあると思うよ。全てが名曲。ミッドナイトにぴったりのアルバムね。
テーマ〖ミッドナイト〗
きっとこれは夢なんだ。この幸福は長い長い夢だ。
いつかの夜この夢は終わりを告げるのだろう。
それはいつなのか俺には知る由もないが。
この夢から覚めるのがとても怖い。覚めたら俺は、、。
これが夢ならこのまま永眠していたっていい。
俺は自らの頬を引っ張る。痛い。それと同時、
この幸福は夢では無いと知る。怖い、。怖い 、、、。
この幸福が崩落することに更に恐怖を感じる。
そんな俺と裏腹に時計はミッドナイトを知らせる鐘の音を響かせる。幸福の終わりと共に。