溢れ出す言葉

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あの頃の主人公だった私は、ここで息絶えるのかな?
だって顔も見せられないくらい自己嫌悪ばかりで、
目を合わせて愛が始まるあの頃が懐かしくて。
少し力を押せば、願いが叶っていたの。

足がつかない足がつかない、そんな道のりばかりで。
雨がほしい。
あの頃のように。
きっと、きっと上手いこといく運を持っていると確信していたときへ。

君みたいな、病弱そうでひ弱そうな人の悩みも全て受け持っていた。
それでも車の外を生温かく見つめれば、どこからか希望も湧いてきたの。

喜びとか悲しみとか、口に出せるほどはっきり感じてはなかったけど。
それでも、夢の時代を生きてるって感じてた。
それくらい秘めていた気がする、何か、何か愛に似た心地よさを。
なんとなく彼がいて、あの人がいて。
それを不満そうに噛みしめていた。
どこかむず痒くって。でも、誰も私の答えを急いで求めなかった。
生きているだけで幸せっていう感じで、なんだか楽しかったな。

今の空はどんな色かな?あの時と何が違うんだろうか。

1/26/2024, 12:07:14 PM