ボクは花束を。
ボクは花束を持って、走って、走って、
ずっと、ずっと…、夜道を走り続けたんだ。
キミという人間に会いたいが為に。
意味も無いのはボクだってとっくに知ってたさ。
だけど、ボクはその意味の無い事を…、
意味のある事に変えたかったんだ。
今日もボクの目の前に来て、キミは、
ボクよりも泣きたそうな顔をしているんだ。
「今日も来たよ。、、ずっと忘れないからね。」
そうして、ボクはいつも
"墓場"
でキミを見て、待っているんだ。
その場から動くことの許されないボクは、キミが来てくれるしか、
会える方法が無いんだ。
----一応の解説----
夜道を走った=天国でも地獄でもない真っ暗な場所
走り続けた=死んだことに気付いていなかった
意味の無いことはボクにも知ってた=死んだ事に気づいてしまった
花束を持って、走って、走って、=何かしらの方法でキミに花束を渡したかった
ずっと…=事故か何かに会い、少しの時間が経った
1/26/2024, 12:16:50 PM