『ハッピーエンド』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ハッピーエンド
甘過ぎるくらいがちょうどいいの
夢見る夢子の世界観なのだから
それくらい強烈な甘さじゃないと
…夢に酔えないでしょ…
夢を見させて…
お花畑で
いて…
ハッピーエンド
ハッピーエンド
私たちの人生は何をもってしてハッピーエンドと言えるのだろう。
物語としてのハッピーエンドなら簡単だ。事件を解決する、好きな人と結ばれる、敵を倒す、夢を叶える、危機から脱する、それだけでいい。
しかし物語が終わっても人生は続く。そして人は必ず死ぬのだ。主人公が最後に死ぬ物語にハッピーエンドなどあるのだろうか。
私たちの人生は必ず死で終わる。そこにハッピーエンドはあるのだろうか。
私の人生、物語みたいにハッピーエンドで終わりたいな。
人生はちょっと平凡でちょっぴり退屈なんだと思う。
外に出ればゾンビが襲ってくる心配もなければ、トラックに轢かれそうな子供を助けてそのまま違う世界に…なんてこともない。
ここは、現実の世界なので剣も魔法も使えなければ存在すらしない。
私が死ぬまでに宇宙の謎は時明かされることは無いので謎のままだし、宇宙侵略を目論む悪の組織もいない。
幼なじみのかっこいい男の子もいないので、当然少女漫画みたいな初恋も始まらない。
やっぱり人生は平凡でちょっぴり退屈だ。
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大好きな場所がある。
家が近く幼い頃から行きつけている場所。
楽しい遊具がなどがあるわけじゃない。
そこは公園じゃないから。
なにか幼い頃からの約束の場所なのかと言われればそんなんじゃない。私に幼なじみというものは存在しないから。
じゃあ、その場所のなにがいいのかって言われれば四季がわかること。
春になれば満開の桜が咲き、夏になれば濃ゆい若葉が茂る。秋になれば枯葉となり散っていき、冬になれば見ているこっちが寒そうになるほど丸裸になっている。
そんな当たり前じゃない毎日の風景が私の退屈を少しは和らげてくれる。
少しの幸福と少しの不幸の隣り合わせで気付けば、私は死んでいるのだろう。
それも人生だから仕方ない。
「ねぇ、ここの近くに住んでいる子?」
不意に声がした。
それはいつも食べる料理に少量の塩を入れられた気分だった。
「あっ…怪しいもんじゃないよ。僕は最近ここらに引っ越してきてさ」
私が通っている近くの高校の制服を身にまとい、胡散臭いばかりの笑顔を撒き散らしている。
人は見た目が9割。
世間一般的にそう言われているのなら世間は彼のことを人目見た時にイケメンの部類だと思う。
打って変わって私が思う彼の第一印象は最悪なのだろう。
「だれ?」
「だれ?って言われるとなぁ…あっ!宇宙を侵略しに来たものです」
「……」
「あれ?面白くなかった?じゃあ、僕は異世界から来たんです。だから魔法が使えますよ」
「……」
「これもだめ?だったら……」
「もう大丈夫です。充分やばい人ってわかりましたから」
前言撤回したい。
これは、いつもの料理に少量の塩じゃなく大量のデスソースを入れられたのだ。
こんな理解に苦しむ人間が本当にいたんだ。
「私…もう帰ります」
「あっ…」
イケメンがいても頭がおかしい人がいても私の人生は変わらない。
日常にほんの少しだけいつもと違うことが起きてもそれは変わらないのだ。
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「ややっ!また会ったね?」
「頭が…イカれてる人…」
「うわー!頭がイカれてるって初めて言われた!なんか…思っていたのと違う!とか変わってるとかそんな人だと思わなかったって言われることは多いけどさ」
「なんか告白していないのにフラれた気分になるだ」と何処と無く嬉しそうに喋る彼にやっぱり頭がイカれてると思ってしまう。
「ねねっ!僕は君と出会って次の日から考えたんだ」
「期待してないけど…なにを?」
「君ってなにか世界の重要な秘密を握っている組織の一員だったりする?」
「違います」
「だったら、あれだ!お金持ちのお嬢様!ツンデレで素直になれなくて寂しさ紛らわすためにここに来てるんでしょ?それで僕と出会った!」
「違います」
「まさか有名な顔出しNGの有名な人だったり…?」
「違います…さっきから一体なんなんですか?」
彼が言う台詞は日常じゃ有り得ない。
まるでドラマやアニメ、小説の中に出てくる者を探しているみたいだ。
「一体なんなんですか?ってそんなの簡単だ。君に運命を感じたから。だってこんな広い世界の小さな島国。その中の小さな村の名前のないこんな場所で君に出会えた。僕の日常は平凡だ。退屈だ。だからずっと考えてた…」
日常が平凡で退屈。
それは私もずっと考えてた。
私が生きる世界は周りと違う。
「僕が生きる世界は周りと違うんだって。君もそうなんだろ?」
「いつも考えてた…朝、ドアを開けたらゾンビが襲ってくる世界だったらって」
「わーお。そしたら間違いなく僕らはゾンビに噛まれてゾンビになっちゃうね。狙撃が得意なわけじゃないしFBIでもない。ただの一般人。僕らは間違いなくバッドエンドだね」
「トラックに轢かれそうな子供を助けてそのまま違う世界に行くとか…」
「その前にトラックに轢かれそうな子供を助けるだけの度胸がないからなぁ。人は誰だって死は終わりを指すだろう?あーあ。分岐があれば助かるのに。こちら異世界行きですって」
「宇宙の謎は私が死ぬまでに解明されないし宇宙侵略を目論む悪の組織もいない」
「宇宙は謎のままがいいんじゃない?解明したらもっと人生退屈になっちゃうよ。それに宇宙侵略を目論む悪の組織は僕です。絶対に」
「幼なじみのかっこいい男の子がいて…少女漫画みたいな初恋が始まるんだ」
「それは困る!!少女漫画だったら初恋は必ず叶うし幼なじみとの恋愛は王道だ!最近ここに引っ越してきた僕は確実に当て馬キャラってやつだろう?!君が他の誰かと結ばれたら君はハッピーエンドでも僕はバッドエンドだ…」
「えっ……とそれって」
「そうだよ!僕らはこの世界に抗っていかないといけない。このままじゃ、何も変わらずに終わる!」
相変わらず胡散臭い笑顔を浮かべて微笑む彼がいても、私の人生はちょっと平凡でちょっぴり退屈なのだろう。
「目指すはハッピーエンドかな!悪の組織でも幸せになれるって!君は参謀ね!」
「絶対に嫌です」
でもこの先、そんな日常が少しは変わる気がする。
✨ハッピーエンド✨
映画のようなハッピーエンドでさえも
そこに辿り着くまでには
多くの人の悲しみや苦しみがあり
言い方は悪いが
人の不幸のうえに あなたの幸せが存在する
すべてがそうだと思わないが
全く無いとも言えないだろう
結局 大事なのは
あなたの今の幸せには
多くの人の犠牲があった事を受け入れ
感謝する事だと思う
自分に奢らず過信せずですね…😊
ハッピーエンドなんて僕には来ません
誰か僕を哀れんでください
存分にどうぞ
そんなんで僕は心が潰れたりしないので
、、、多分ね。
最高のハッピーエンドを求めて、幾度となく「今日」という日を繰り返した。
けれども必ず、君を失う結末に行き着いてしまう。
「おはよう。どうしたの? 顔色がよくないよ」
何十回目かももうわからなくなった、君との朝の挨拶。
自分の運命なんて何も知らない君は、陽だまりみたいにあたたかな笑顔を、無邪気に僕に向けた。
「……大丈夫だよ、大丈夫」
涙が出そうになるのを堪えながら、僕は君に笑顔を返す。
今日こそは、君を救うんだと心に誓う。
……いや。本当は。
僕は、この「今日」という日を永遠に繰り返していたいのかもしれない。
この繰り返しが、永遠が、僕にとってのハッピーエンドなのだとしたら。
「ほんとに? 大丈夫ならよかったけど」
君がまた、ふわりと笑った。
『ハッピーエンド』
何度も書き直した、紙が黒く濁るまで。
思った通りの話が書けない、焦りが募る。
こんなお話じゃダメだ、だれも読まない。
模索、試行錯誤、その繰り返し。
書き終えた頃には、手は真っ黒、鉛筆は親指くらいに縮んでいた。
書き終えた、ようやく。
ようやく書き終えたんだ、納得のいくお話を。
どうしようもないどん底の絶望、そこから這い上がって
ハッピーエンドにしていく。
僕にとってのハッピーエンド、読む人がどう感じるかは分からない。
けど、それでいい。
読んだ人が感じ取ったものが、このお話になる。
物語は、常に自由に感じ取れるものだ。
ハッピーエンドをどう思うかはその人次第。
君はどうこの物語を感じ取ってくれるかな、
それを考えるとワクワクするんだ。
「ねぇ、本当のシアワセって知ってる? 七不思議から始まる怖い物語なんだって。」
ある日から、こんな噂が流れるようになっていたのだった。
本当のシアワセがなくなってしまえば、当たり前に来ていたはずの朝が来なくなってしまう。
そんな変な噂だったけれど最近おかしいことが起こりつつあって、学校が左右反転したりしている。
学校内で広まっている噂が現実化しようとしていて、その影響で学校の規則が追加されてしまった.....。
その学校の新しい規則は、夜7時以降学校内立ち入り禁止という特殊なものでみんな不思議がっていた。
そんな夜の学校で何が行われているのか知る人は私を含め、ひとりもいなかったのでみんなで規則通りにした。
でも、私の所属している部活が規則通りには動こうとせず、夜の学校を調査しようということになってしまった。
2年生、3年生の先輩はあまり怖がってはおらず、むしろ興味津々といったところだろうか....そんな感じだった。
一番怖がっていたのは、私の一番の友達であり大親友の朱音(あかね)で私も行くから大丈夫だよと落ち着かせた。
その夜に先輩方との約束通り、夜の7時に学校に到着してみんなが学校の正門に待っていた。
2、3年の先輩方、私と朱音を含めて6人で夜の学校に調査をしに行ったが特に普通の学校と変わりなかった。
でも、それで先輩方は『夜の学校を調査してみた!!!』というポスターを作りたいと言うので帰りはしなかった。
先輩方は「幽霊さん!取り憑いてみてください!」と変なことを言い出し「危ないです」と言ったが先輩はやめなかった。
そのことが幽霊の気に障ってしまったのか幽霊というか、オーブみたいな青い光が先輩の中に入っていってしまった......。
「先輩、さっきみたいなことはもう言ってはいけませんよ?というより、大丈夫ですか?」
朱音が言ってみたが、先輩は沈黙を続けていて一切喋ろうとはしなかった。
そのあと幽霊の声なのか分からなかったけれど「幽霊を甘く見た罰、自業自得だ。」という声が聞こえた。
それに、朱音は「先輩は無事ですよね?先輩は大丈夫なんですよね?」と先輩を気遣うかのような言葉を言った。
幽霊はその言葉に向かって「この状況でさえも、自分の心配をせずにこの身体の心配をするのか?」と言っていた。
私は、幽霊のその言葉に「ここで私は死ぬのではないか、明日にはクラスメイトやみんなの顔を見れるか」という心配だけがあった。
その影響で、私はそこから一歩も動くことが出来ずにその場にへたり込んでしまい「次は私の番かもしれない」と覚悟を決めていた。
朱音は「私はここにいる先輩や親友だって守れるし生きてここを脱出できる」と言い、私の前に立ち塞がって両手を広げていた.....。
前にいる幽霊とは違う声が私に聞こえる声で耳元でして恐る恐る振り返ると真後ろには私を上から見下ろして笑っている幽霊がいた.....。
しかし私は、恐怖で声が出ずに見なかったことにしようと音を立てないように最初の幽霊の方を見て目を瞑ったが後ろの幽霊に口を塞がれた。
そして、幽霊は指を口の前で立てて「静かにしてね」と口パクをしていて、そのあと私の口から手を外して目隠しをし「全然気づかないじゃーん」と言った。
その声に、朱音は振り向いて「紫音(しおん)!」と私の名前を呼んだが幽霊に「そこから、動かないで。この子がどうなっちゃってもいいの?」と言われた.....。
そのあと私の後ろの幽霊に「偉いね、幽霊の言うこともちゃんと聞けるなんて。嬉しいなぁ、僕は女の子大好きだから。」と言われたあと何かが切れるような音がした。
それから私は、目隠しから開放されていた。この幽霊たちに人質にされてしまったのか.......でも大親友だった朱音が尊敬していた強い先輩方が私の目の前で殺されている。
でも、私だけはその幽霊たちには殺されなかった。そこで、私は「幽霊さんたちは.....なんでここに?」とひとつだけ質問をしてみた。「幽霊じゃなくて妖怪ね。」と言われた。
「じゃあ、妖怪さんって呼んだほうがいいですか?」と聞いてみると「僕は体育館の遠吠えって七不思議のジュリィでこっちは僕のライバルで夜の灯りって七不思議のランジュだよ。」
ジュリィとランジュは私を殺しもしなければ取って食べたりもしない。他の人には、厳しいのに私にだけは優しい部分があるちょっとした特殊な子たちなのかな......。
「ねぇ、なんでジュリィもランジュも私のことを守ろうとしてくれるの?」と聞いてみた。「懐かしい雰囲気がするんだ、懐かしい思い出が蘇ってくるような感じ。」
懐かしい雰囲気......懐かしい思い出......か。しばらく、家に帰っていない私も家族や友達、先生が懐かしく感じてくるよ。それに、二人といるとなんか落ち着く.....。
「懐かしいって?二人にもそんな過去があるの?」と聞くと、「うん......昔、まだ僕たちが人間の頃に幼馴染で大親友の女の子をなくしたんだ。その子に似てるんだよ。」
「私が?まぁ、なぜか私は前世?の記憶があるんだよね。小さい男の子二人と遊んでいて急に車に引かれて男の子が私の手を握ってずっと一緒だって言ってくれた夢....。」
「幼馴染がなんで車に引かれて、僕たちがその子の手を握ってたの知ってるの?まさか.....君が幼馴染の......ゆずは.....?」と言われていたけどなんか聞こえにくいなぁ。
「(私は........前世の名前........ゆずはだった.......咲花ゆずはで.....男の子の名前は......愁悧(じゅりぃ)と浪茅(らんじゅ)だった.......。あぁ....二人が幼馴染だったんだ.....。)」
でも、なぜか分からないけれど寂しいような.....切ないような......悲しいような.......儚い感じな部分が二人とはあるなぁ。これも、ある一種のハッピーエンドっていうのかな。
やっと、会える。
最後の最後まで勝手なことばっかり、
でも、今日はハッピーエンドになりますように。
そう想いは私だけ。
会える今日は幸せだから。
新幹線乗って、あなたに会いに行く。
なにごともないように
ないように、、願いをする。
めでたしめでたし!で終わる物語を信用できずに生きることは、どれだけつまらないんだろうって思いながらもそのまま過ごしている。ハッピーエンドの向こう側に幸や不幸があるのなら、物語に『Ⅱ』を求められる悲劇を思ってしまう。
あのとき彼らが頑張って掴み取った平穏は、幾数十年で当たり前のものになってまた振り出しに戻っていく。輪廻転生。ものごとが遍く流転するような不変の悲しみの中で、いつか手を取り合う輪を抜けて一人になれる日を案外救いと呼ぶのかもね。
終わらないものを求めている。ないからいいんだと思うよ。できるだけ真っ白なものを求めながらべたべた握ってるみたいに。
「ハッピーエンド」
それを決めるのは君たち自身だ。
最近じゃあ 映画や小説でも、 結末を読者に考えさせるようなものが多くなってきた。
それがハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、、正解を探してしまっているのではないだろうか。
そうではなく、自分がどう もっていきたいのか自分の意思を介入させてみてはどうだろうか。
自分の創造性を活かし、ハッピーエンドにするのならこの人物にはこう動いてほしい、、こうであってほしい、、、とか。
現実でもそうだ。
ハッピーエンドにもっていきたいならまずは自分の意思をもって自分から行動しなければ何も 「変わるもの」だって 変わらない。
『ハッピーエンド』
ハッピーエンドの「エンド」の終着地って、どこなんだろう‥
ドラマとかではハッピーエンドだった、バッドエンドでショックなんて言葉が飛び交うけど。
人の人生におけるハッピーエンドとは?
わからないけど、今のハッピーが続きますように
高次元存在から教わったこと 1
イエス・キリストは、地球人救済のために
アンドロメダから金星を経由して
地球にやってきた。
今のキリスト教は、愛を伝えてきたキリスト
の教えではなく、のちの支配階級がキリストの名を
利用して崇拝させるように仕向けた。
そもそもカトリック、プロテスタントと
分かれるのはキリストの教えとは
全く違う。
ハッピーエンド
ℋ𝒶𝓅𝓅𝓎 ℰ𝓃𝒹...そう、私達の恋は、必ずこれからもハッピーエンド。毎日が夢の様な生活…一目惚れしてしまった職員と付き合えただけでも夢の様なのに、更には、今、同棲まで出来て、更には、将来は、結婚に子育て…⁉️ホント、夢の様…私が、元彼と付き合ってた頃、アプローチは、私からだったけど、告白は、貴方からだったね。「例え、𓏸𓏸(元恋人の名前)と付き合ってても良いから、お試しで俺とも付き合って欲しい!𓏸𓏸には、内緒で!で、もし、俺とも付き合ってみて、𓏸𓏸の方が良かったら𓏸𓏸の元へ戻れば良いし、逆に、もし、俺の方が良ければ、俺と正式に付き合って欲しい!俺にもチャンスが欲しい!」と…貴方からの告白、凄く嬉しかった…ホントなら、すぐにでも、貴方の元へと行きたかった…でも、元彼と馬鹿すぎてクズ過ぎる関係を繰り返していたせいで別れ話をしたら、元彼が泣き始めて…私達の恋は、色々と甘くなかったね…そんなロマンティックな恋をした私は、まるで、現代のロマンティックシンデレラだね💕︎まさかの当時の彼氏と当時の好きな人二人で私の取り合いなんて…♡なんてロマンティックなんだろう…♡これまで沢山試練があった。でもそれら全て、二人で乗り越えて来た。どんな時も側にいてくれたね…例え、沢山、私の嫌な部分が見えて来ても…凄く嬉しかったよ。何もかも受け止めてくれて…今日で交際1年2ヶ月記念日💍㊗️♡これからも末永く宜しくね💕︎
「結婚しようか」
あの時、私の答えに正解はあったのだろうか。
あの時の答えによって、現状はどう変わったのだろうか。
あの時のたった一言で、私は大切な何かを失ってしまったような気がしてならない。
「結婚は、考えてないの」
あなたはうつむいて、そうか…、とポツリ。
ホントに、結婚は考えていなかった。
今こうしていることが幸せで、そこに何らかの変化を与えることに不安を感じていた。
あなたがいれば、それで良かった。
後日、彼に呼び出され、さよならを告げられた。
私は、あなたを愛していること、ずっと一緒にいたいことを伝えたけど、あなたは「じゃあなんで…」とつぶやいて、去っていった。
結婚は、愛する二人のハッピーエンドなのか。
それならば、私にとってのハッピーエンドは、幸せなエンディングではなく、幸せの終わり、だったのかもしれない。
私が迎えたデッドエンドは、私が選んだ結末。
正解ではなかったかもしれないけど、失ったものはもう戻らない。
カーテンを開けると、眩い光が差し込んできた。
五月晴れの空が広がって、眼下の公園の緑が目に優しい。
私はスーツに着替えて、玄関のドアを開ける。
新しい生活を始めるための第一歩。
まだ、ハッピーエンドはいらない。
終わりにしたくない。
私を、私の恋を、私の人生を。
ハッピーエンド
彼に殺されちゃった私としてはバッドエンドなんだけど、ストーカーの私を殺せた彼からしたらこれはハッピーエンドだったのかな?
その代わり彼はこれからずっと私の事忘れられないだろうね!…ずっと彼の頭の中に居れるならハッピーエンドだったのかも!
あれ?でも彼からしたらバッドエンドなのかな?
私は今年59歳になるが、いま、勉強が楽しく、春から新しい勉強を始める準備をしているところだ。
強制されてする勉強は、拷問のようかも知れぬが、好きでするなら道楽の1種なのである。
江戸時代に本居宣長(もとおりのりなが)という人がいた。彼は町医者であったが、国学者として名を残した。最も有名な仕事は「古事記伝」だろうか?彼はそれを書き上げるのに34年費やした。
宣長は私塾も開いて、沢山の弟子に教えた。彼は教師としても優秀だったらしく、その講義は「ため息が出るほど面白い」と弟子が評したくらいだった。
弟子には商人が多かった。商人は金を持っている。遊びもいろいろあった筈だ。
•*¨*•.¸¸♬︎達磨さん、こちら向かんせ世の中は、月、雪、花に、酒と、三味線•*¨*•.¸¸♬︎
なんて、さんざん遊んだ末に、結局勉強がオモロいと気が付いたのだ。
宣長の、勉強に対する情熱は、大和の魂を伝えたいと言うことに尽きると思う。
「大和魂」とは勇ましさではない、逆だ、「もののあはれ」なのである。
つまり、「雄々しさ」とは輝かしく、立派に見えるが、そんな価値観よりも、わが国の人々は「めめしさ」をこそ大事にして来たのだと、宣長さんは『源氏物語』を読んで気が付いたのだ。
『源氏物語』の評価も「淫乱の書である」とか「性をテーマに見せかけて政争を描いているのだ」などと言う解釈がなされていたが、宣長はそうではない、そのまま読め、「もののあはれ」を感じなはれ。と、言いたかったのである。
最近、日本の文化が他国から高い評価を受けるようになった。『SPY×FAMILY』『薬屋のひとりごと』『葬送のフリーレン』『鬼滅の刃』にしろ、共通する価値観はなにかと言えば、「めめしさ」なのではないかと思うのだ。
めめしさを尊ぶ文化は、他国ではなかなか見られない、特に米国の価値観では強いものが偉く、尊く、弱いものが蔑まれてしまう。
ハリウッド映画はハッピーエンドが多いというのが一般認識だが(そうでない作品もいろいろあるけど)、正義が勝ち、悪が滅びる、だけでは何かが足りなかったのだ。
偽装家族を本当に好きになってしまうスパイや、消滅する鬼に情けをかける戦士はめめしい。
けれど、そこが良いのだ。「めめしさ」こそ、大事にしなくちゃいけないのだと、世界は日本を見て気が付いて来たのではないだろうか?
ハッピーエンド
好き嫌いは当然わかれると思います。
感じかたは人それぞれだから
その人がハッピーだと感じたら、
もうそれはハッピーエンドな訳だから
素敵だねってことだよね
親友と喧嘩をした。
LINEをしていた。電話をしていた。ゲームをしていた。
時間が来てゲームをやめた。
急に電話を切られた。
今まで溜まってきたものが爆発した。
そう、爆発した。
今まで我慢してた親友の嫌なところをLINEで言ってしまった。
逆ギレされた。
その時は感情に身を任せていた。
涙が頬を伝って落ちた。
自分が被害者ぶっているということは分かってる。
きっと笑っているだろうな。あの子。
何となく悔しかった。
その後は覚えていない。
「もうあの子と話したくない。」
文学などの物語や、映画やテレビのドラマといったものなら「ハッピーエンド」はある。「バッドエンド」もある。
物語のハッピーエンドが喜ばれるのは、カタルシスとセットになっているからだろう。気分良く物語への感情移入から現実感覚へ帰還できるし。多くのハッピーエンドは、人の心を元気にする力がある。
しかし、ハッピーエンドでも、昔の子供ゴコロに「めでたしめでたし」が何故めでたいのかわからない物語があった。シンデレラとか、白雪姫とか、「とにかくどっかの王子をつかまえたらオッケー!!」みたいな流れのものだ。疑問なのは、「その王子様って良い人なの?」とか、「全然知らない人とすぐ結婚しちゃうの?」とか、たくさんありすぎる「王子様と結婚してめでたしめでたし」な物語の、それが「幸せな結末」たる根拠の不明さだった。
『シンデレラ』は、ある小さな貴族の父親が、娘達の教育のために書いた物語だとか聞いた。日本の『源氏物語』の中にも、結婚によって磐石の後ろ楯を得るという部分がある。結婚をゴールと見なし、権勢強く富のある相手との結婚に、家の命運を賭けていたケースは世界各地に残る話だ。なので物語の設定にもしばしば使われる。映画「タイタニック」でも、ヒロインの初期状況は、母親の意向によって“お金持ちに売り飛ばす如き婚姻の約束”がある。「幸も不幸も金次第」という考えがそれらの背景にあるようだ。
逆に、映画「愛と青春の旅立ち」(…だったと思うんだけど)みたいに、結婚式場から恋人をさらって走るラストの“ハッピーエンド”もある。シンプルに「好きな人と一緒が幸せ」という流れだ。若く身軽で自分が抱えるものは自分自身のみなら、それに勝るものはないだろう。その後の幸福はそこから創ってゆくものだから、スタートでもある。
ハッピーエンドは、その先に続く「今」を創造する流れのスタートだ。