何度も書き直した、紙が黒く濁るまで。
思った通りの話が書けない、焦りが募る。
こんなお話じゃダメだ、だれも読まない。
模索、試行錯誤、その繰り返し。
書き終えた頃には、手は真っ黒、鉛筆は親指くらいに縮んでいた。
書き終えた、ようやく。
ようやく書き終えたんだ、納得のいくお話を。
どうしようもないどん底の絶望、そこから這い上がって
ハッピーエンドにしていく。
僕にとってのハッピーエンド、読む人がどう感じるかは分からない。
けど、それでいい。
読んだ人が感じ取ったものが、このお話になる。
物語は、常に自由に感じ取れるものだ。
ハッピーエンドをどう思うかはその人次第。
君はどうこの物語を感じ取ってくれるかな、
それを考えるとワクワクするんだ。
3/30/2024, 12:41:07 AM