『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【ジャングルジム】#8
俺は昔、家から追い出されていた。
暴力を振るう母が、彼氏を家に連れてくるからだ。
俺は毎回、家から追い出された時はここの公園に来ていた。
そんな俺も、もう社会人。
スーパーの社員として働いている。
「いらっしゃいませ〜」
『ちょっと!この商品賞味期限切れてるじゃないの!!』
「ほんとですか?大変申し訳ありません。」
「商品お預かりします。」
『わたし、もうこの商品買っちゃったの!!』
『だから、商品の交換と、この商品の分のお金!返してね!?』
「えっと、、商品の交換は出来るんですけど、、代金を返すことはちょっと、、」
「後、この商品いつ買いましたか?」
『確か、昨日よ!』
「昨日はおかしいと思うんですけど、、」
「賞味期限が、一昨日になってますので、、賞味期限が切れたものは置きません。」
『いや、おかしいわね!!嘘つくんじゃないわよ!!あんたじゃ埒あかないわ!!店長!!店長呼びなさい!』
「はい、、」
はぁ、めんどくさい客に絡まれてしまった。
その日は疲れて、家から追い出されてた頃によく行ってた公園に行った。
「あ、ジャングルジム、懐かしい、」
昔はここで夜を過ごしたこともあったな、と思い出に浸る。
俺にとって、ジャングルジムは、遊び場でもあり、寝床でもある。
大切な、大事な、ジャングルジムだ。
#ジャングルジム
運動能力の低い子供でした。
何かする度に大人からも子供からも笑われるので、半世紀生きた今でも人前でスポーツするのは苦手です。
半世紀経っても、ですよ。
身の回りに“おる。、こんなニブい子!”と思った奴、今すぐ馬鹿にしたりするの止めろ!!
そんなニブか子供でしたが、両手でがっちりホールド出来、バランス感覚と筋力を使わないジャングルジムには登れました。だから、ジャングルジムは敵じゃない( ̄∇ ̄)
高い所から見下ろす景色(大袈裟すぎる)は何時もより2割り増し素敵に見えたものです。
もちろん、上の段に腰掛けるとかは出来ませんでしたよ。
蝉のようにジャングルジムにへばり付いたまま遠くを見てました。
馬鹿にして笑う奴いなかったんだねきっと。いたら嫌な思い出となって、ジャングルジムなんてお題見ただけで唾吐いたと思うわ。(私は口が悪い)
ブランコも飛び降りとか出来ないし、逆上がりも出来ないまま大人になりました。
大人になると、どれも出来なくなってしまう人が多いので、
『お尻重くなっちゃってね~。』
と適当に会話の流れに合わせていれば運動音痴がバレなくなった成人後は楽になりましたね。
一輪車の時代に生まれなくて良かったと心から思います。
普通の自転車はね、奇跡的に乗れます!
だから、私大丈夫。多分生きていける。
ジャングルジム
それは遥か昔の記憶の中。
登って登って
いい景色が見られる,素敵な遊具。
今は自分の子どもがジャングルジムを登るのを見ているだけ。
それだけでなんかふわふわした気持ちになる。
【ジャングルジム】
子どもの頃、ジャングルジムの1番上に立てばヒーローになれた。
小さな子どもから見れば、ジャングルジムはエベレストと同じくらい高い山だったんだ。
兄貴の真似をしてジャングルジムによじ登り、初めて1番上に立って見渡した公園は、見慣れているはずなのに知らない場所みたいだった。
まるで地球のてっぺんに立ったような最高の気分だった──。
今日は記念日だからと仲間と飲みに行った帰り道、君を誘って少し遠回りしてここに来た。
何十年か振りで訪れたそのジャングルジムは俺の背より低かったが、やっぱりその上から見る景色は新鮮で、最高の眺めだ。
星空の下、秋の気配が濃くなった夜風に君の明るい髪が揺れている。
「三十過ぎてジャングルジムに登るとは思ってなかったよ」
そんなふうに言って君は笑う。
今、俺らはジャングルジムなんかよりもっと高い場所で、もっと明るい光を浴びながら、煌めく景色を眺めることができる。
でもそれは当たり前じゃなく、奇跡みたいなことだ。
心から信頼できる仲間たちがいることも。
君がこうして隣にいることも。
ジャングルジムのバーを握る君の手に、俺の手を重ねた。
大学2年生、成人を迎えた。
成人式、かつて慣れ親しんだ見慣れない土地にかつて顔を合わせた見知らぬ顔が並ぶ。寂寥は空間で、空気は懐古に満ちる。
「なー、わいわい、覚えとっか?」
「忘れるわけないさあ!○○だっぺ?」緊張と安堵が幾度と無く繰り返される亜空間。極限までに煮詰められた非日常の中に見える懐かしさがどこか擽ったい。
式は無難に進み、やがて終わる。かつて仰いだ師は最早一介の大人へと変わっており、自分も大人になったのだなと未熟ながらに思う。20と言う月日で初耳する公僕の祝辞を受け止め、咀嚼し、やはり飲みきれず会場に吐いて捨ててしまう。そんなこんなで式は終わる。
「なあ、みんな2次会いくさ?」
誰かが問う。
「なんか、○○さんが幹事しでくれるってさ」
誰かが返す。
成り行きで調子よく話は進み2次会の話が纏まってゆく。また、誰かが言う。
「2次会までに時間があるけ、小学校見に行からん?」
「おうよ、行こや」
二つ返事で何人かが小学校に足を運んだ。無論私もその1人なのだが。学校の様子はすっかり変わっており、古ぼけた校舎の外壁は塗り直され見慣れぬ色に、知らない建物が2つほど増えており、そこに建っているという事実からそれがかつて通っていた小学校だと断定せざる負えないという様子だった。
「あー、すっかりかわっちまってえ」
「わがめー、なー、あへじかしじあ、まだ授業中だべ」
「わー、めやぐね」
はしゃぐ成人の姿がそこにあった。この小学校には最早なんの意味も無い。かつて通った小学校に、かつて通った人が、かつて通った人と集まる。その行為に意味があるのだろう。どことなく懐かしくあった。校庭に目をやる。かつての滑り台、ジャングルジム、鉄棒、雲梯とひとつも残っていない。でも、そこで今の子供たちが元気にボールを追いかけている。ああ、君たちが走っている地面の遥か下に、かつての遊具たちはひっそりと埋まっているんだろう。
#ジャングルジム
金木犀の香りがする夕暮れの公園
ジャングルジムは握るとひんやり冷たくなってきて
公園の街灯の明かりが灯る時間になったけど
夢中でおしゃべりしたあの頃
自分は無敵で何にでもなれる気がしてた
三軒隣の家に住んでいる女の子。
僕は彼女のことが好きだった。
毎日一緒に遊んでいた。日が暮れるまでずっと。
少し離れた広めの公園にあるジャングルジム。
二人で登って遊んでいた。
「ぃったぁ!」
彼女が叫び声を上げる。
慌てて下の方にいる彼女を見ると、どうやら手を伸ばした彼女の指を、僕が踏んでしまっていたらしい。
彼女の手を取り、引っ張り上げる。彼女は涙目で僕を睨み付けてきた。
「ごめん!」
必死に謝るも、彼女は何も言わない。
許してもらえないかもしれない。僕も不安で涙目になる。
言葉のないまま、ジャングルジムのてっぺんで二人腰掛け、夕陽を眺めていた。
綺麗な光が涙で滲む。
守らなきゃいけない女の子を、僕が傷付けてしまった。パパやママと同じくらい大切なのに。
踏んでしまった手を取り、尋ねる。
「まだ痛い?」
彼女は頷く。
その指に、優しく口を付けた。
好きな子には、ここに嵌める指輪を贈るんでしょ?
傷を付けるんじゃなく、いつかそれを着けてもらえるように。絶対にもうこれ以上悲しませないと、笑顔にさせてみせると誓う。
夕陽に照らされて、二人の顔が赤く染まった。
『ジャングルジム』
【ジャングルジム】
しんと静まり返った夜の公園。吹き抜ける冷ややかな風を感じながら、ジャングルジムのてっぺんに座り天上の月を見上げる。黄金色の満月は、硬質な光を粛々と地上へ注いでいた。
子供の頃はこの高さが怖くて、登る途中でいつも足をすくませていた。そんな私に手を差し伸べて、てっぺんまで導いてくれたのは君だった。
(ねえ。私はもう、一人でここまで登れるくらい大人になったよ)
心の中でそっと呼びかける。幼い姿のままで永遠に時を止めてしまった幼馴染。何年経っても君がいた頃の状態を保っている君の部屋のクローゼットの奥から、おばさんが偶然発見したらしい数年越しの君からの手紙を開き直した。
おばさんに呼ばれてこれを渡された時にこぼしてしまった涙の跡が、便箋にシミを作ってしまっている。拙い文字、幼い文面。あの頃は賢い大人のように見えていた君も、本当はただの子供に過ぎなかったのだと、今さらながらに思い知らされる。
ずっとだいすきだよ。鉛筆で刻まれた愛おしい文字を、指先でなぞる。成長してしまった私はもう、あの頃の私とは違う私になってしまっているだろう。今の私を見ても君が私を好きだと言ってくれるのかはわからない。だけどそれでも。
「私だって、ずっと大好きだよ」
大切に胸に抱き続けてきた想いを、手紙へと囁いた。届ける相手のいない拙い告白を、月影だけが凛然と聞いていた。
朝になると顔を潜める透明が、それでも世界を満たしている透明が、わたしにも浸透する
色んな角度から見渡すことによって
物事を客観的に考えるようになるよ
て、誰が話していたんだっけ
ボクは高い位置から見渡した
ここから見える景色が好きだ
硬い枠組みの中に入ってると
なんだか少しだけ安心できた
泣きたいときもあったけれど
外の世界から見られるようで
ボクは少しだけ我慢したんだ
周りばかり見ていて気にして
ボクが逃げてたのは何からだ
キミじゃないボク自身からだ
『ジャングルジム』
①《佐藤にとってのジャングルジム》
「最近、ウチの孫が公園のジャングルジムでよく遊ぶようになってねぇ」
そう自分に語りかけてきたのは、パートのお喋りおばさんこと吉田さんだった。
既に終業時刻を知らせるチャイムが鳴り終わっている。つまり、あとは帰るだけという時に捕まってしまったのだ。
あまりの運の悪さに自分の今日の運勢は最下位だっただろうかと思いつつ、彼女の話に相槌を打つことにした。
「へぇ、そうなんですね。じゃあ、一緒に公園に行く時とかお孫さんから目離せないですね」
「そうなのよ~。ウチの孫、元気いっぱいでホント困っちゃうわぁ」
困ると口で言いながらも、孫のことを話す吉田さんの顔は嬉しそうに笑っていた。そんな様子に自分は、祖母というものはこんなにも孫の成長を喜ぶものなのかと一人でに感心していた。
「佐藤君は小さい頃どうだった?やっぱり、男の子だからいろんな所で遊んで傷とか作ってたりしたのかしら?」
自分の孫の話だけしてもつまらないのか、それとも此方の方に気を遣ってなのか吉田さんは唐突に質問を投げ掛けてきた。正直、それは自分にとってはありがた迷惑の部類に入る行為だった。というのも、自分はあまりそういったことを他者に話したくない質なのだ。理由は、様々あるが一番の理由はまず自分には実の親がいない。というのも、自分は幼い時は孤児院にいたのだ。運の良く小学4年生の時に里親が見つかり、育てて貰った。なので、あまりこういった話はしたくなかった。
「いや、自分はあまり外に出るようなタイプじゃなかったですね…」
「あら、そうだったの?体とか大きいから、てっきり外で遊んでるイメージあったわぁ」
「えぇ、よく言われます」
そう言って曖昧に笑った自分に、吉田さんは何かを聞くことなく、5分程そのまま自身の孫の自慢話を自分に聞かせ続けた。
■■■
そんな話を聞いたからなのか、帰宅途中にある公園に立ち寄ってしまった。近くの自動販売機から微糖の缶コーヒーを買うと、公園内のベンチに座わった。
視線を動かせば小さな子供達とその保護者、それから犬の散歩や自分のように公園で休んでる者があちらこちらにいた。
ふと、今日の話の話題に出てきたジャングルジムに目を向ける。ジャングルジムには、小さな子供達が無邪気にあの格子状の中を巡り回っていた。
そんな様子を見ながら、もし幼い頃の自分があの場所にいたらどうしていただろうかと思った。
ジャングルジムの下であちこち動き回るか、頂上を目指して登るか、それとも――。
そこまで考えて、そう考えることの不毛さに気付き息を吐いた。
今どれほどかつての事を夢想しても、過去は変えられない。それは大人になって、すぐ分かったことだったろうと思いながら缶コーヒーを開けた。
(あのジャングルジムで遊んでいる子供達は、大人になくなったらどう思うのだろうか)
今の自分のように思うのか、それとも別のことを思うのか。
「…きっと、その時にならないと分からないよな」
自分だって、そうだったのだからと残りのコーヒーを飲み干して、ゴミ箱に捨てると立ち寄った公園を後にしたのだった。
② 《あの頃のジャングルジムはもういない》
幼い頃は、ジャングルジムがどこか巨大な物に思えた。
あの格子状の中を縦横無尽に駆け巡るのも、頂上にあたる場所によじ登るのも一苦労だった。だが、どこか満足感とも充実感とも言えるようなものがジャングルジムから出た後にやってくるのだ。
それが幼心に良い刺激となって、また来ようと思えた。
しかし、大人になると子供の頃とは全てが違ってくる。
記憶の中で大きかった筈のジャングルジムは小さく見えるし、思えてしまう。
あの格子状の中を無邪気な気持ちで、縦横無尽には行けず。頂上に登るのは、あっという間になってしまった。
ジャングルジムを出た後は満足感や充実感よりも、疲労感と脱力感。
あの刺激は大人になってすっかり消えてしまった。
これが大人になるということなのか?
いや、大人になってしまったということなのか?
はっきりしたことは分からない。
ただ分かることがあるとすれば、きっともうあの純粋な頃の自分には戻れないということだろう。
作者: 🐡
「ジャングルジム」
言わずもがな、ジャングルジムは、ブランコや滑り台と並ぶ定番の遊具の一つである。
国内の公園や学校に多く設置されており、たくさんの子供たちから愛されている。
私も昔から遊んではいたが、よく考えてみるとジャングルジムについてあまり知らない。
少し調べてみると、1920年にシカゴの弁護士によって発明されたことがわかる。
彼の幼少期、数学者であった父が、竹を組んで作った格子状の遊具が原型とされている。
確かに3次元座標を連想させる構造をしており、数学らしい要素が見受けられる。
慣れ親しんだ遊具でも、調べてみると意外な発見があり面白い。
気になったことは積極的に検索し、新たな知識で脳を刺激すれば人生もより豊かになるだろう。
〘ジャングルジム〙
ぷくちいでぴんなお耳のちこさんと迷路みたいに遊んだ思い出
お題:ジャングルジム
ジャングルジムの上から爛々と「とびおりる!」と言いながら、足が竦んだ子へ「ほらおいで」と手を伸ばして迎え入れ。きゃっきゃと無邪気な笑い声に釣られて、重くなった体重すら愛おしい。
これを愛情と言わずしてなんと言えよう。
ジャンケン、ジャンケン、ジャンケンポイ。
ウンコを踏んだわけでもないのに、蜘蛛の子散らすように皆が離れていく。
自分の運のなさを呪い追いかけるが、誰も鬼を代わってくれそうにない。
辺りを見回すと、一番小柄なユズキが目についた。
目があった途端、奇声を上げながら一目散に逃げ出す。
逃げ場のないジャングルジムへ追い込んだつもりだったのに、野ウサギが穴ぐらへ逃げ込むようにスルリと潜り込んで行く。
小賢しいまねにイラつき頭に血がのぼる。
ふいに厭な匂いが鼻につき、ジャングルジムに手をかけるのに躊躇した。
ペンキの匂い、それとも鉄の錆びた匂い?
指先で少し触ってみるが、ベトつかないし、ペンキが着くこともない。
気の迷いと振り切り、遅れを取り戻すように勢いよく潜り、四つん這いで突き進んだ。
ユズキは悪戦苦闘する僕をあざ笑うように、今度は上へ上へと登りだす。
目で追うように見上げると、ゴーンとすごい音がして、ジャングルジム全体に震えが走る。
ユズキのてっぺんから嘲り見下ろす様に、益々頭が熱くなった。
やっと頂上にたどり着くと、ユズキはそれを見届けたのが合図とばかりにヒラリと飛び降りた。
追いつめたつもりが、またしてもかわされ、行場のない怒りでどうにかなりそうだ。
怒りで頭がクラクラしていると、不意にヌルリと足元がすべった。
バランスを崩したまま足元へ引っ張られるようにひきづりこまれていく。
体中が熱くて自分の身体なのにピクリとも動かないのがもどかしい。
そうか、さっきのは血の臭いか。
身動きの取れない僕を痩せ細って骨だけのジャングルジムがゆっくり捕食するんだ。
ジャングルジム
ジャングルジム
子どもが登って遊ぶ
ではなく
夜、または陽射しきらめく日中
ジャングルジムの上でぼーっとする
実際やった事ある人
どれぐらい居るんだろう
追記
夕暮れ時もあったね
《ジャングルジム》
小さい頃は怖いくらい高く見えたジャングルジムも
蛇みたいに長く見えた滑り台も
今となってはちっぽけだ。
遊具で全力で楽しんで遊んでいた時期に戻りたい
ずっとずっと高く見えた。
だって僕の背丈はジャングルジムの2段分くらいで、足をかけるのがやっとで、それでも上を向いてぐいぐい登っていこうと思えたんだ。
真っ直ぐに上を見つめる。周りの声は何も聞こえない。ただ、掌のじんじんするような感じと、靴の裏のぐっと重たい感覚だけが全てだった。
ただ、真っ直ぐに。白みがかった青空に透けるように浮かぶ、三日月を目指した。
ジャングルジム
公園にあったような
いまはもうないんじゃないの
でかい公園ならあるのかも
なくても困らないと思う
でも子供にとってどうなのか判らない
既にないのが当たり前なのかな
なくても似た遊びがありそう
特に田舎だと
自然は元々危ないもの
ジャングルジムを
問題にしたのは
親や社会に時代の風潮で
それをなくしてもとは思ってたかも
子供にとって危ないものは有り触れてる
危なくないものなんてないからね
簡単に言うと付き合い方の問題ではと
で、ジャングルジム等がなくなって
公園で怪我をする確率が
数%くらいは下がったんじゃないかな
危ないものはいくらでも思いつくし
言えることもなくはないけど
そんなものばかりだし
なんで特別視したのかが不思議
「ジャングルジム」
高い景色が好き。登るのは少し怖い。
冷たい鉄の棒が気持ち良い。握った後に手が鉄臭い。
どこからだって入って出られる。どこもかしこも穴だらけ。
吹き抜ける風が気持ち良い。雨宿りにはむいてない。
子供の頃の自由な城。
足元グラつく不自由な大人。