カラフル』の作文集

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カラフル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/2/2024, 11:05:24 PM

砂漠の中で男が歩く。男は機械だった。
ある研究所によって開発された実験物なのだ。
これも実験の一貫である。それは心を作ること。
最初の街では男は不適合者として見られる馴染む事は出来なかった。
そして今に至る。バッテリーも切れかけている。意識がブラックアウト仕掛けている中、目の前に街を見つけた。
そのまますぐに街へ辿り着き、食べ物による充電を始め命を取り留めた。
街の人々は気さくな人だった。無感情な男を快く迎えてくれた。
すると段々と男に感情が芽生えた。
男の心は感情という虹色に染まった。
お題カラフル
この物語はフィクションです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
遅れてすみませんでした。

5/2/2024, 3:25:47 PM

あなたの闇色の髪が夜に溶けるのも、太陽の極彩色の光を閉じ込めてきらきら輝くのも好き。

お題:カラフル

5/2/2024, 12:37:28 PM

#カラフル

ある日君は、僕が見たことのないものを嬉しそうに持ってきた。

それはカラフルで、固いリボンのようなものだった。

銀テープと呼ばれるものらしく、何やら日付やらメッセージが書かれていた。

ファンの子たちは取り合いになるほど欲しいものらしい。

いつか自分の名前が入ったものをくれてやると言って、握りしめたまま眠りについてしまった君。

こんなものになんの価値があるのかわからなかったが、僕も君の名前が入ったものだったら欲しいと思ってしまった。

君の名前がキラキラしていたら、きっと飽きずに見つめてしまうだろう。

5/2/2024, 12:11:56 PM

赤、紫、橙、白。

鮮やかに咲く花々を、空の墓標に手向けていく。

雛芥子、紫苑、金盞花、白百合。

己を慰めるだけの、そんな愚かな行為を繰り返す。


「花曇」

名を呼ばれた。

「花曇」

応えずにいれば、静かに近づいてくる足音が一つ。

「帰れ」

振り返る事も出来ずに吐き出した言葉は、滑稽な程に掠れていて。

「花曇」

それでも、名を呼ぶ声は止まらない。
そのまま声は背後まで近づき、いつかのように袖を引く。


「おにさま」

懐かしい呼び名。
もう一度袖を引かれれば、もうこちらが折れるしかなかった。

大人しく振り返れば、そのまま縋るように抱きしめられる。

「帰れと言ったはずだ」
「嫌です。貴女を置いて帰りたくない」
「我儘を言うな」
「置いていかないでください」

有無を言わさない強い言葉。
しかしその言葉と裏腹に、抱きしめているその腕は微かに震えている。

それでも、言葉に応える事は出来ず。
震える腕を解いて、一歩だけ距離を取った。

「ならぬ。人と妖は、共には生きられぬ。主も解っただろう?」

もう一歩。
今度は、背後の墓標を見せるように移動する。

「もう私に吾子を殺させないでくれ」

鮮やかに咲く花に彩られた、空の墓標。
己が産んだ子らは皆、胎より出た刹那に銀の焔に包まれ燃えた。
遺されたものは何もなく、それ故に墓標の下に埋まるものはない。
墓標すら、己が角を見立てた紛い物。

古き知人には「人間の真似事」と嗤われ。
けれども、代わりに手向けの花を譲られた。

そんな己が未練と知人の優しさで作り上げた光景に、人である目の前の彼は何を思うのか。


言葉なく墓標に見入る彼を思い、静かに目を伏せた。


「…いや」

微かに呟かれる言葉。

「嫌、です。喪いたくない。独りにはしたくない」

空いた距離を詰めるよう腕を引かれた。
伏せていた目を上げ彼を見れば、強い瞳に射竦められる。

「ここでしか生きられないのなら、ここで生きる。人として生きられないのなら、貴女と同じ鬼になる。だから、どうか」

かつて、彼と共に現世で生きると決め、角を手折った己のように。
後戻りの出来ない覚悟を携えて、請われる。

「どうか、お願いします。もう一度だけ、僕に花曇と赤ちゃんを守らせてください」

どこまでも真っ直ぐな願いは、幼子だったあの頃から何一つ変わらない。
変わったのは、年月と共に成長した身体と、低くなった柔らかい声。
そして、幾分か変化するようになった彼の表情。

泣きながら、燃える子に手を伸ばすその姿を思い出す。

子を喪い泣いたのは、己だけでなく。
これ以上喪う事を恐れたのは、お互い同じだった。


なれば、彼の願いに応える言葉は決まっている。

「ーーー誉」

それは、呼ぶ事のなかった彼の名。


「!おにさま、今」

驚き惚ける彼の、力を失った腕から抜け出す。
そのまま背を向けて歩き出せば、遅れて駆け寄る足音が聞こえた。

「もう一回!ねえ、花曇」
「さあ?何の事だか」
「いじわるしないでっ」

どこか泣きそうな彼の声音を聞きながら。
今は何もいない腹に触れ、この先のいつかが平穏である事をただ祈っていた。




            20240502 『カラフル』

5/2/2024, 12:01:21 PM

(二次創作)(カラフル)

 赤、橙、黄色、緑、青、紫、藍色。色とりどりのそれらからは、いずれも空腹を刺激するスパイシーな香りが立ち上る。艶々のご飯は炊き立てで、見ているだけで涎が出そうだ。その様子を一望して、シュタイナーは傍らの牧場主アヤを改めて見た。
「それにしても、随分カラフルな食卓だね」
「だって今日は、シュタイナーの誕生日だもの!」
 わすれ谷を騒がせる怪盗シュタイナーが、別の意味でわすれ谷を騒がせる牧場主と結婚したのは、今から少し前のことだ。妻帯者となったことを機に、シュタイナーは怪盗業から足を洗った、らしい。時折谷を離れてどこかに出掛けることはあるが、殆どは谷で、牧場の敷地すら出ずに過ごしている。
「私はシュタイナーが怪盗業やってても気にしないけどね」
「君は変わってるよ」
「そう?」
 何はともあれ、せっかく用意したカレーが冷めてしまう。二人の仲が深まったきっかけも、またカレーだった。アヤはカレーを作るのが好きで、シュタイナーはカレーを食べるのが好き。そしてアヤは手広い牧場主で、様々な食材を生産してはカレーに使うのを繰り返していた。
 食卓に着いたシュタイナーは、まず藍カレーに手を伸ばした。一口、二口咀嚼してから、おいしいよと言ってくれる。アヤはそれが、嬉しい。
 と、シュタイナーがしみじみと呟く
「そっか、僕の誕生日か」
「うん」
「誕生日って、ケーキでお祝いするものだと思ってたな」
 心配は要らないのだ。アヤは立ち上がると、シュタイナーの手を引いて冷蔵庫の前まで連れてくる。扉を開いたそこには、三段のデコレーションケーキが鎮座ましましていた。ご丁寧に、カレーにも使った色草たちをふんだんに散りばめ、蜂蜜やシロップをとろりと垂らした、世界で一番カラフルな誕生日ケーキ。
「やっぱり僕は怪盗を辞めて良かったのかも」
 シュタイナーは妻をぎゅっと抱きしめた。
「キミ以上に欲しいものなんて、もうこの世のどこにもないんだから」

5/2/2024, 10:57:06 AM

カラフル


思い出せる一番古い記憶は、今もまだ残されている鏡台の前で母親が口紅を塗っている姿だと思う。


「メイクの本質はモテでも愛されでもないから、メイクが女らしさのためとか今やそれこそ偏見じゃん?」
目の前の新しい友達は長い指先のスクエアに整えた爪を夜空色に染めていて、眉は凛々しく、唇にはブラウンレッドのマットリップを纏ってる。友達は生物学的には男、私は生物学的には女だ。
「…でも身体が残念ながら女の私がやったら、それは女っぽくならない?」
「おばかさん、メイクでどれだけかっこよくなれるか知らないな?」
友人は朗らかに笑って黒いリュックからポーチを取り出した。
「ほら、そのキレーなツラ貸しな。てか、おばかさんって言い方めっちゃヒロインを励ますオネエすぎた、」
「ふ、自虐やめな、」

これが、女でも男でもない、私らしくあるためのメイクデビューだった。

5/2/2024, 10:35:09 AM

「ねーちゃん」

「んー?」

「ねーちゃんてさ、嫌われてんの?」

煩い雨音に鉛筆のカリカリと言う音が混じって聞こえる。インクや筆、紙など絵を描く道具と机にベッド、タンスといった生活に必要なものが最小限置かれた部屋ではいかにも絵描きらしい独特な匂いが部屋に詰まっている。
自分の部屋から持ってきた漫画を閉じ、姉のベッドから起き上がると、姉はこちらを見向きもせずに鉛筆を動かしていた。

「無口で無愛そうなつまらん奴は皆からよく思われないんでしょ」


顔色一つ変えず、さらりと言ってしまったねーちゃん。

「寂しくないの、ひとりって」

「お前がいるからなぁ」

「でも僕が彼女とか作ったり何か熱中できるもんできたら、ねーちゃんから離れるよ」

「そん時はそん時。てか、ひとりって悪いもんじゃないから」

ずっと動き続けていた手がやっと止まる。天井に手を伸ばし、固まった体をほぐして、姉の目が僕を捉える。

「お姉ちゃんのこと心配してくれたの?」  

「僕は心配してないけど、母ちゃんと父ちゃんがさ」

「なんでだろうね。学校休んでないし、成績もいいのに心配することないよね」

机を片付け、勉強するからと僕を追い出そうとする。

「ねーちゃんの絵欲しい」

「急にどうしたの?いいよ」  

自分の部屋に戻り、タンスの中に隠していたケースを取り出した。中には幼い子が描いた絵が数枚入っている。
どれもクレヨンで色鮮やかに彩られていて、眩しいくらいだ。

これは昔の、僕が生まれる前にねーちゃんが描いた絵らしい。ねーちゃんが中学生の頃に捨てようとしていたが、母ちゃんが取っといて、僕が欲しいと言ったので今、僕の部屋に絵が置かれている。

ねーちゃんの部屋にあった絵を思い返す。どれもモノクロの絵だった。


今僕が見ているのは、見ていてワクワクする自然と笑顔になるとっても好きな絵だ。
辛い時はこれを見て元気になれる。
子供の絵だから上手いとは言えないけど上手いよりも大切なことがこの絵にある。

ねーちゃんが今書く絵は、凄い上手いんだけど、大切な何かが足りない。


僕は小学校の頃に使って以来しまっておいた絵の具セットを取り出した。






数日後、ねーちゃんの部屋に行った。

ノックをすると返事が聞こえたので、ドアを開けると相変わらず、絵を書いている。

「はい、これ」

「これって」

ねーちゃんがこの前くれた絵に色を付けた。
これでねーちゃん気づいてほしいけど、それは簡単じゃないから僕はこれからもねーちゃんの絵に色を続けようと思う。
いつかカラフルな世界に戻るため。

5/2/2024, 10:06:29 AM

『カラフル』


世界は良くも悪くも規則正しい
だから 変わり者の僕は消化不良を起こすのだ
許せない 流せない
何も出来ないのに消えてもくれない
僕の心の中には大量の感情が泳ぐ

けれども
捕まえてみると解るんだ
角度ごとに何かが違うから
一つだって同じ感情が存在しないこと
人類だいたいこんなものなのだろう
僕だけじゃないの 知ってる

カラフルに乱反射する感情を見つめて
僕は見失った僕を想う
微かな軸は僕のモノ
纏う肉は集めた知識と経験則
君は本物かと己に問う
そんな日々すらもいつか 人生を彩るのだろうか

5/2/2024, 10:04:29 AM

始めは一つの声でした
ゆるりゆるり伸びていく声が
重なるのも直ぐでした
高くは弾み 低くは奮わせ
重なり合って色をなす
それは一つの歌でした

弦を叩いた優しい響き
革を叩いた重い衝撃
金を叩いた煌めきの波
木を叩いた暖かな転がり
歌に寄り添い色を染める
それは一つの曲でした

並ぶ足裏が地面を擦り
張られた生地の一揃い
拍子を取る手 骨鳴る指先
曲と共に物語を成す
それは一つのステージでした

やがて床も笑いだし
壁もぽろぽろ震わせる
拍手代わりを降らす屋根に
遂に柱は悲鳴を挙げ

それは

それは一つの心中でした

<カラフル>

5/2/2024, 9:59:58 AM

色とりどりの花が咲く

春の芽吹きの中で

きみは ゆっくりとお別れの準備をしているね

思い出を辿れば 愛らしいエピソードばかり

きみと出逢って

わたしの世界は 鮮やかに彩られた


きみがいなくなったら 目に映るすべて

モノクロと化すだろうけど

きみがいた日々は ずっと ずっと

色褪せない



◇カラフル◇

5/2/2024, 9:58:44 AM

カラフル

生まれ変わっても、また自分

人生やり直しても、また自分

何を描くのも自由なこの世界で

何を描こうか

5/2/2024, 9:56:18 AM

カラフル。
 私にとってはここがそう。
 あなたはそう感じない?

 彩度が低い。
 シンプル。
 寒色。

 ふーん、そう。
 でもね、
「お気に入り」をタップしてみて。
 そこはきっと……
 


(カラフル)

5/2/2024, 9:51:24 AM

電気が消えた部屋
深夜2時頃、僕はまだ寝れずにいた
ぬれた枕に顔を埋める
真っ暗で何も見えない
世界から色が消えてゆく
カラフルに見えていたものが荒んで、心に刺さる
もう、何も、見えない――

5/2/2024, 9:44:56 AM

カラフル

 カラフルとは色彩豊かな、色鮮やかな、派手なという意味である


綾乃 「みんな、オヤツ持ってきたわよ。」

紀信 「ありがとう、お姉ちゃん。」

翔・メイ 「いただきます。」

綾乃 「あれっ、咲は?」

紀信 「咲はトイレだよ。」

綾乃 「あんたたち、ゲームばっかりやってないで、それ食べたら少しくらいお日様のパワーを充電してらっしゃい。」

翔 「みんなでサッカーやろうぜ。」

メイ 「アタシは咲ちゃんとお砂場でオママゴトする。」

紀信 「お姉ちゃん宿題は終わったの?」

綾乃 「宿題じゃなくて課題ね。
テーマがない自由課題だから、なに描いていいか迷うのよね。あんたたちも何か考えてくれる?」

翔 「どんなのがいいの?」

綾乃 「そうねぇ、夏だから明るくてカラフルな感じがいいな。」

メイ 「わかった咲ちゃん一緒に考えようね。」

咲 「うん、でも大変そうよ。」

メイ 「大丈夫だよ。アタシに任せて。」

綾乃 「ありがとう。じぁよろしくね。」

***翔と紀信はインターネットで画像検索してカラフルな鳥やビー玉・お菓子などを教えてあげた。***

綾乃 「この珊瑚はとってもキレイでよさそうね。ありがとう。咲たちはどこ行ったのかしら?」

咲 「ねェメイちゃん、なんか変じゃない?」

メイ 「そんなことないよ。とってもカラフルでしょ。」

咲 「なんか違う気がするんだけどな。」

メイ 「お待たせ〜。」

***メイちゃんはとんでもない格好で現れたのである。
黄色いボウシ
水色のシャツ
赤いスカート
緑色の靴下
紫のマフラー
ピンクの手袋  ***

メイ 「どう?とってもカラフルでしょ。」

綾乃 「アハハ メイちゃん€☆〆^$♪×...」 

           おわり

5/2/2024, 9:42:25 AM

空腹の身体にカロリーが流れ込んでくる。飢えた身体は、さながら白紙のキャンバスのようだ。肉を喰らえば赤く、魚を食べれば青く、野菜を食べれば緑色に。

 飢えが満たされるたびに、自分の身体がどんどん目まぐるしく色付いていく感覚があった。
 食事とは、つまるところ自分の身体を彩ることと同義なのかもしれない。あるいは、心を。

5/2/2024, 9:41:33 AM

色に溢れた世界で
いつまでたっても自分の色だけは見つけられない
周りを見渡せば色が溢れている
黄のような人
緑のような人
青のような人
みんな自分の色を持っている

みんな見ていて楽しい
混ざればもっとカラフルになる
また違う楽しさがうまれる
色を組みあわせて
みんな楽しさをうみだす

1ヶ月も経てばみんなの色が見えてくる
20年経っても見えてこないのは自分の色
お前は黄色だと
お前は緑色だと
お前は灰色だと
お前は青色だと

私は何色なんだろう
黄のように誰かを楽しませられる色だろうか
緑のように誰かを癒す色だろうか
青のように誰かを安心させる色だろうか
まだ20年の旅路
これから先進んでいく中で見つけられるだろうか
もし見つけられたなら
誰かに愛される色がいい
誰かのための色じゃなく
私のための色がいい

私が私を愛せて
誰かが私を愛せる色がいい
きっといつか見つかると信じてる

5/2/2024, 9:38:24 AM

幼子が はしゃいで遊ぶ ドリンクバー
混ざるカラフル マズさすこぶる

5/2/2024, 9:36:34 AM

『 カラフル 』

目が覚めた。

時計を見ると、まだ朝の6時。

せっかくのゴールデンウィークなのに。

まだ寝てたい気持ちもあったけど、

カーテンを開けて、顔を洗って、歯を磨く。

ご飯は昨日のカレー。

テレビをつけて、外を見た。

さっきまで白黒だった世界が、いろいろな色に見えた。

空、誰かの家の屋根、通っている車。

なんだか楽しくなりそうだ。

5/2/2024, 9:35:47 AM

赤、青、黄色、緑、オレンジ、ピンク、紫。
とっても綺麗な色!
綺麗な色に綺麗な色を重ねたらもっと綺麗になるはず!
でもあれれ?重ねれば重ねるほどカラフルじゃなくなってく。
だんだんと色が暗くなって、君の目の色に近づいていく。

君はため息をついて、だから言っただろ?と言った。
『色は混ぜると明度が下がって黒くなるんだよ』
だったら綺麗になるのは間違いじゃないわね。
私の大好きな君の瞳の色だもの。世界で1番綺麗で素敵だわ。

そういうとモノクロのような白い肌に紅がついた。

『カラフル』



作者の自我コーナー
カラフルだから綺麗って訳じゃないです。
好きな物の色がいちばん綺麗に見えるよねって話。
作者は紫がいちばん綺麗だと思います。
気づけば周りが紫まみれ。

5/2/2024, 9:29:44 AM

透明な小瓶に入ったカラフルな飴を、そっと朝日の当たる出窓に置いてみた。
まだ春の優しい光に照らされて、瓶の中の飴がキラキラと輝やいている。
瓶の中に入った飴は、ビー玉よりはちょっと小ぶりのサイズなので、噛めばすぐ口の中で無くなるだろう。
赤い玉はいちご。黄色はレモン。緑はメロン。水色は…ソーダかな?
子供の頃から何度も食べている馴染みの味で、
今、食べなくてもだいたいわかる。
私が幼い時にはこの飴たちも、幸せをくれるのに十分なお菓子だったけれど、大人になった今では、どの色を食べても同じ味だと感じてしまう。
練り込まれた香料と、舌にとろりと残る甘い水飴の感触。
そんな色と香りをつけただけの砂糖の塊を食べるなら、体重が気になる大人になった今では、ちょっとお高いチョコレートでも口に放り込みたいのだ。
今となっては、瓶に入った飴は、こうして窓辺において、キラキラ輝くのを眺める為のもの。
まばゆい朝日に照らされたカラフルな飴たちは、今日1日を応援してくれるかのようで、毎週月曜日の朝は、こうして飴の入った小瓶を出窓に置いて、輝く瓶に入った飴を眺めながら食後の紅茶を飲んで一息つくのがここ最近の日課になった。
私は紅茶を飲み干すと、時計を見た。
午前6時半。そろそろ出勤の時間だ。
先月から新しく配属された後輩たちの面倒を見ている。
彼女たちをみると、まるでこの瓶に入った飴のように見える。
私も入社したての4年前はそうだったのだろうか。
毎日毎日同じことの繰り返しで、全てのことが段々と色褪せてきてる気がする自分は、週初めの月曜日、こうしてこの朝日に輝く飴をぼんやりと眺めてるだけで、なんでだか元気が出てくるのだ。
単純な性格の私の、安上がりな癒しの時間。
でも、カラフルな飴の小瓶の効果は絶大なのだ。
今朝もキラキラ光る飴の応援を貰って、さぁ、今週も頑張っていこう!
私は出窓に置いた飴の小瓶を白い棚に並べ直してから、通勤用のバックを手にとった。
今週も元気良く、いつもの会社に向かうために。

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