もしもタイムマシンがあったなら』の作文集

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もしもタイムマシンがあったなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/23/2024, 7:35:35 AM

・もしもタイムマシンがあったなら


買いそびれた特売品を買おうかな。
もう少し貯金額増やしてみようかな。
今住んでるところとは別の物件を借りようかな。
もっといい会社に転職しようかな。
伝えそびれたことでも言いに行ってみようかな。

過去に戻りたいことは沢山あるけど、結局は自分の未来の為に動いてるんだよね。

7/23/2024, 7:29:05 AM

もしもタイムマシンがあったなら

私は大切な人を失った日に戻りたい



もしもタイムマシンがあったなら

私は愛する人を見つけた日に戻りたい



もしもタイムマシンがあったなら

私は0からやり直す

7/23/2024, 7:23:20 AM

もしもタイムマシンがあったなら、亡き祖母が老い始めた頃に戻りたい。

横断歩道の信号が点滅してもゆっくりと歩く祖母を、数メートル離れた場所から苛々しながら見ていただけの学生時代のわたし。
膝や腰が痛く一歩一歩ゆっくりでしか歩けない状態を、車の迷惑になるだろうと歯痒く思っていたのだ。


数年後に祖母が病気で亡くなってから、この出来事を繰り返し思い出しては後悔している。

横断歩道を渡る祖母と歩調を合わせたり、足が悪い状態なのは運転手側から見ても一目瞭然だから迷惑をかけると心配をする必要など無かったのに。

小学生まではお婆ちゃんっこだったのに、祖母にたくさん可愛がってもらったのに、祖母が老いてからは冷たく接していた。可哀想なことをしたと後悔してきた。

「お爺ちゃんお婆ちゃんが死んだ時、後悔しないように優しくしたほうが良いよ」
誰かにそう言われても当時のわたしには響かなかった。優しさや思い遣りの心が育っていなかったのだ。

今なら思う。
冷たい自分を責めていた、あの頃の自分に「後悔するくらい優しくなれたんだよ!もう自分を許してあげよう?」って言ってあげたい。


タイムマシンがあって、老いた祖母に優しく接し後悔なく過ごせていたら、この痛みからの成長も無かったことになる。今の自分を全否定することになる。
婆ちゃんは亡くなってからも、孫のわたしに成長の機会をくれたんだ。 

婆ちゃん、ありがとう。
婆ちゃん、ごめんね。

どっちも抱えて生きていこう。

7/23/2024, 7:22:04 AM

小さい頃はあの時代に行ってみたい
あの人に会ってみたい

なんて夢物語みたいな純粋な考えだった

20年も生きていれば考えも変わる

コロナの前に行って祖母とお酒を飲みたい
幼い時に亡くなった祖父に会いたい
曾祖母にもう一度会いたい

私は身近な人は亡くなっていない
亡くなっていても老衰や私が小さい時の話だ

世の中にはもっと後悔していること、こうしたかったっと願う人が多い
もしも、病気をもう少し早く見つけていたら…
もしも、東日本大震災の時に右じゃなく左に行っていたら…
もしも、能登半島地震の時に自分と一緒にいられたら…
もしも、あの時にあの言葉を言わなければ…

私と比べることが難しい程の後悔と懺悔
私は知らない
知ることが出来ない
私の身近でそんなことが起こらなかったから
だからその人の後悔も懺悔も理解出来ない
それでも時は戻らないのだ

日本人は強いと思う
関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など…
日本は多くの災害をうけてきた
その度に復興して生きている

亡くなった人が大勢いる
前を向けなんて言うのは簡単
前を向くのは難しい
でもそうするしかないことも理解している

私は災害で身近な人を失っていない
だからそうゆう人達の気持ちが理解出来ない
理解出来ないからこそ何も言えない
言えたとしても前を向いて歩いてっと言うしかない
無責任だと思う
言わないのも他人事のようだ

でも理解して欲しい
自分の身に振りかからないと人は理解出来ないのだ
例えば原爆の被害者のことを理解できるか?っと聞かれて当事者以外理解は出来ないのだ

理解が出来ない
理解しようとしてないっと言われようが無知だろうが理解出来ないのだ
それでも手伝いたいがために募金をする
たとえ微差だったとしても…

私は過去に戻れるなら祖母とお酒を飲みたい
亡くなってはいないが会える数週間前に倒れて施設に入ってしまった
ようやく成人して一緒に飲めるって時だった
私は悔しかった
ようやくだったから

過ぎた過去は戻らない
祖母の代わりに親と沢山飲んでやろうと思っている

タイムマシーンがあったらまた別の幸せの道を歩けるかもしれない

7/23/2024, 7:21:24 AM

『もしもタイムマシーンがあったなら』

タイムマシーンがあって

過去へ行っても

今の自分は変わらないだろうし

未来に行っても

今の自分を変えれるのは

今の自分だけだから

タイムマシーンがあっても

使うことはないな

使わないという選択肢もあるよ

7/23/2024, 7:20:38 AM

もう夏休みにはいったっていうのに、勉強してない、そういうのがダメなんだな、自分ってだからそういうのは成長しないんだ、ちゃんと頑張らなきゃいけないのに、けど頑張りすぎたら心配されるし、、、あぁ゙!、もう!、どうしたら"!!、

7/23/2024, 7:20:04 AM

もし、私がこの世で最も完全な人間であるとしたら。
誰も私を否定できない。だれも私を叱れない。

誰も、私の間違いを指摘できないということは、
私は私の間違いを、
自分で見つけて、
自分で正さなければならないということ。

だから私は、誰にも認められることは無い。
私の問題は、私の中で全て完結してしまう。

私の正しさは、誰かにとっての苦痛。
なぜなら、間違いを犯した人にとって、自分の間違いを認めることは、不可能に近いからだ。

罪を犯したことを認め、直ぐに反省できるなら、
その人は最初から罪を犯さない。

最初から罪を犯すという覚悟をして、彼等は罪を犯している。

ならば罪人を裁く意味はあるのだろうか?

人は恐らく、死ぬより辛いことを経験する。
たとえば、生まれた時からもっている、自分の命より大切なものを失った時、人は絶望する。
すぐに立ち直れるのなら、それはその人にとって大切では無いものだった。
大切であればあるほど、その人が地獄から這い上がることは難しいだろう。

地獄を耐え抜いた人に、報酬はない。
失ったものの大きさを目の当たりにして、空虚な心のまま生きていく。

誰かがそれを見ていてくれているなら。
誰が見てもその人は命より大切なものを失ったと、その失った心を埋めてくれようとするだろう。

けれど、失った場所に、他の何かが居座ることは、許されるものだろうか?

それこそ傲慢で罪深いことだ。

どうして自分が、その人の心を癒せると思えるのだろうか。

誰かを助けようとした、その者こそ、裁かれるべきだと言う私を、誰もが拒絶するだろう。

私こそが罪人だと裁くかもしれない。

それだけ人は愚かであり、私はその姿を見ると悲しくなる。

それが鏡であったとしても。

私は自分が正しいと同時に間違っていることを理解する。

けれど、だれも私を間違いだと指摘しない。

私は傲慢であることをゆるされているのだろうか。

それとも、いつか、私の居場所はここではないと排除されるのだろうか。

わたしは、ここにいてもいい?

だれも首を横には振らないだろう。
そんなことはないと言うだろう。

私はそれが本心なのか嘘なのかを、判断することはできない。

それを知るのは、この命を絶った時。
私がそこにいなくても、人々が涙を流してくれるのなら、私はようやく信じることができるだろう。

しかし、私は私が死んだあとも、皆が笑顔でいてくれることを望んでいる。

私はひとりでいい。

ひとりがいい。

ただ生かされているだけの存在でいい。

生きているだけで、罪を償っている。
そう思っていないと、私はこの地獄を耐えられない。

7/23/2024, 7:15:58 AM

【タイムマシンなど】

もしもタイムマシンがあったなら、父に会いたい。
僕は5歳の時に、父と生き別れた。
両親が離婚したのだ。
理由は分からない。
だけど、僕は父が大好きだった。
父が語る宇宙の話が、とても好きだった。

26世紀の現在も、タイムマシン開発は全く進んでいない。
僕が死ぬまでの間に完成することは無いのだろう。

僕は父を追いかけたかった。
また、隣を一緒に歩けるように。
そんな思いで、必死に勉強した。
幸いなことに財力だけはあったので、難関私立大学にも十分入れる環境にあった。
ただ、学力が追いついていなかった。
来る日も来る日も、必死に勉強した。
青春時代の全てを勉強に捧げた。
そのおかげで、友達はちっともできなかったけれど、難関私立大学に合格することができた。
僕の目的は、政府の官僚になること。
現在、政府は他の惑星への移住を計画しているらしい。
つまり、僕が政府の官僚として移住計画に携われば、父に近づけるのではないか。
父はこの手の話に興味津々だろうから、きっと僕を見つけてくれるに違いない。
そう思ったのだ。

そして、僕は遂に政府の官僚になった。
人生でいちばんの達成感を感じた。
やっと、父に会えるかもしれない。
そう強く感じた。

僕は計画通り、移住計画に携わることとなった。
その名も「政府惑星移住計画委員会」。
これは120年ほど前にできたもので、今では実際に移住計画を実行している。
僕も小学生の時に月へ移住した。
月には「月へのエレベーター」で移動した記憶がある。
壁はスケルトンで、広大な宇宙を手に取るように観ることができた。
他にも、火星や水星、イオへの移住は「宇宙船」を使うらしい。
これらは全て、僕らの仕事である。

移住計画に携わってから初めてみたが、宇宙船はめちゃくちゃ大きかった。
「こんなに大きいんですね…」
あまりの大きさに呆然としていると、
「10年後くらいにはこの規模感に慣れてるから安心しろ」
と、先輩にフォローされてしまった。
他にも、「視察」という名目で金星の近くに行ったりもした。
灼熱地獄だった。
正直、恐怖を感じた。
「こんなに表面って荒れてるんですね…」
あまりの状況に呆然としていると、
「10年後くらいには何とも思えなくなるから安心しろ」
と、またまた先輩にフォローされてしまった。

そんな当たり前ではない日々をずっと繰り返すうちに、就職して4年が経っていた。
ある日、先輩からある話を持ち出された。
「実は、お前に直接的に移住サービスを見てほしいと思っている。
というのも、地球には一般人で1人だけ地球に留まっている人がいるらしい。
本人に移住の意思はないらしいが、そろそろ移住してくれないとこっちが困る。
それで月に強制送還することになったんだよ。
これはお前にとって貴重なチャンスだ。
ぜひ、参加してくれないか?」
僕はとてもワクワクした。
直接的に体験できるチャンスだ。
そしてこれは、各種メディアに載るかもしれないらしい。

実行日当日。
事前資料で大体のことは把握している。
当日の流れや、トラブルの対処についてなど。
ただ、一つ引っかかったのは、移住者についてだ。
相生星吾。51歳。男性。
顔立ちが僕に似ているような気がする。
それに、この名前どっかで聞いたことある。
なんとなく、「これお父さんじゃね?」と思った。
ただ、名前はうろ覚えで年も覚えていない。本当に僕のお父さんだと言い切ることはできなかった。 

「おい、行くぞ。」
はっとした。前には先輩がいる。
ああそうだ。
今日は、僕という人生において最大の日。
気を抜いてどうする。
「行きましょう、先輩。」
僕は歩き出した。

僕は移住者の隣の席に座るよう指示された。
離れた席には先輩がいる。
大丈夫なはずだ。

移住者はスマホを見ていた。
だけど、触っている様子は無い。
ちらっと見ると、写真が写っていた。
家族写真。
両端には両親、そして真ん中には…
「君、ちょっといいかい?」
急に話しかけられてびっくりした。
スマホを覗きすぎて、不快に思われただろうか。
「は、はい?」
「君、新卒かい?」
「いえ、4年目です。」
「そうかい・・・」
あ、ただの他愛もない話か。
少しほっとした。
「君に、お願いがあるんだ。」
またまた急に話しかけられた。
「なんですか?」
「私の命は君より短い。どちらかといえば死 に近づいていると思う。」
「ほ、ほう…」
一体この話にどのようなオチをつけるのだろう。

「だから、もし私が死んだとき、私の骨を地 球に散布してくれないか?」
え?
びっくりした。
こんなことを頼む人なんて、今までいただろうか。
「地球に、ですか?」
「ああ、地球に。生まれ故郷だからね。」

「君、名前は?」
「えっと、五十嵐アキです」
「アキくん、ねぇ。」
移住者は、まるで僕の名前を味わうかのように頷いた。

「あの、遺骨の散布についてなのですが、」
何だか、勝手に口が動いたようだった。
「なんだい?」
「場所の指定はございますか?」
「場所か、そうか。それなら、瀬戸内がいい な。」
瀬戸内。
家族旅行で瀬戸内に行ったことがある。
何となく、気づいたことがある。

「わかりました。瀬戸内ですね。」
僕は、微笑んだ。
ああ、お父さんだ。
この雰囲気、喋り方、お父さんそっくり。
何も変わってない。
6歳の僕に、今なら伝えられる。
タイムマシンなんて、必要なかったよ。
君はいつか、お父さんに会える日が来るんだよ。
僕は呼吸を1つ置いて、お父さんに言った。
「では、遺骨の散布は私が責任を持って行わ せていただきます。」

7/23/2024, 7:08:09 AM

何処にも行かないよ

もしもタイムマシーンがあったら

7/23/2024, 7:06:40 AM

もしもタイムマシンがあったのなら
2人きりで出会う事になった5月に戻りたい
あなたの事を好きだと自覚してしまう前に

7/23/2024, 6:59:33 AM

今までそれなりに、いや、結構な苦労をして生きてきた。
恥の多い人生を送ってきました、と文豪のように言えたらそれはそれで格好がつくが、何のことはない、ただただ生きるのが下手なだけだった。
それは大概今も変わっていないので、ほれ戻れ、と言われた所で同じ苦労をしにわざわざ戻りたくはない。

たくさんの失敗と、苦い経験と、辛酸をなめて地面を這いずり、それでも生きねばとあがいたり流されたり絶望しながら、ようやくここまでたどり着いた。
よたよたと転びながらも続けてきたこの大事な足跡を、わざわざ消して戻るほどクリティカルな出来事が私には無い。

もしかしたら、つまり、
案外と私は幸せに生きてきたのかもしれないな、
とそんなことを思った。



お題・もしもタイムマシンがあったなら

7/23/2024, 6:56:58 AM

もしもタイムマシーンがあったら貴方はどうしますか?
私なら、売って儲けたり、未来の自分を見ます。

7/23/2024, 6:49:49 AM

もしもタイムマシンがあったなら/

最初はやり直してうまくいったことに
よかった、と安堵するだろう

だけどそのうち
失敗してもまたやり直せばいっか
なんて怠惰になっていく

タイムマシンが無いから
人は後悔する
そして成長できる

一緒にいられることに
愛を感じ奇跡を感じられる

だからわたしは失敗しても
何度でも今をやり直す為にタイムマシンは使わない


なんて、、
そんなの綺麗事、


人間は弱いから何度も何度も使ってしまうだろう

それは仕方がない抗えない

しかし怠惰になるかならないかは
自分で決められる

どんなに不便でも便利な時代になっても
学ぶ人は学ぶし考えない人は考えない

もしもタイムマシンがあったなら
わたしは学びのために有効に使いたい

7/23/2024, 6:41:13 AM

もしもタイムマシンがあったら



仕事中に考えよう

7/23/2024, 6:40:57 AM

もしもタイムマシンがあったら、
昨日の晩御飯どうする。
どこに座る。運転免許必要かな。

7/23/2024, 6:40:07 AM

もしもタイムマシンがあったなら

 タイムマシン。懐かしいな。
 たしか、このアプリに登録して2日目のお題が「タイムマシン」だった。
 そのときは「タイムマシンができるほどの未来では人々の価値観も変わり、タイムマシンは要らない技術として扱われる」と考えて物語を書いた。今なら違う答えを出せるだろうか。

 もしもタイムマシンがあったなら、私は「昨日」を永遠に繰り返すだろう。要らない技術だなんて言わない。些細なことで深い後悔を抱えて眠り、朝起きても後悔が拭えず、耐えかねてタイムマシンに乗る。そうやって「昨日」を繰り返して正解を模索する。結局正解を出せないことに苦しんで、翌朝またタイムマシンに乗る。……うーん、やっぱり要らない技術かもしれない。

 あるいは、特に楽しかった1日を繰り返しても良い。つい昨日「何をしていても純粋に楽しめない」だなんて言ったばかりだけど、それでもそこそこ楽しかった日は存在する。そもそも楽しめない理由の根本が「明日が来てしまうから」なので、タイムマシンによってこの問題が解決されるのであれば、永久に楽しい日々を過ごすだろう。うん、やっぱり必要な技術かもしれない。

 しかし、もしもタイムマシンが実現したら、きっと争いの火種になるだろうな。以前の作品はそのアンチテーゼとして書いたけれど、あれは所詮ファンタジーだ。悪用されないわけがないんだから。そう思うと、やっぱりタイムマシンは要らない技術か。そう言い切った以前の作品は平和の究極系のような物語だったのだなぁと今さらながら思う。

7/23/2024, 6:05:51 AM

「君は過去と未来どっちに行きたい?」
「別に、どっちも興味ない。」
「えぇ〜、夢がないなぁ君は。大人の自分に会いたいとか、あの日をやり直したい! とかないの?」
「ないね。」

 つまんな〜い、なんて声が隣から聞こえてくる。
 それが本心なんだから仕方ない。タイムマシーンなんて、あったところでどうしろというのか。

「私はねぇ、未来がいいなぁ。」
「……未来? 行ってどうするのさ。いまからその未来がもう来ないようにしようってのに。」
「だからだよ。……未来に行って、お母さんに謝るの。親不孝な娘でごめんなさいって。」
「…………。」

 心地よい風が吹く。放課後の学校の屋上から見える景色は、夕日で赤く染まってそれなりにきれいだ。
 フェンスを背に、ふたり手を繋いで屋上の縁に立つ。
 私達は今から、ここから飛び降りる。

「怖気付いた? 止めてもいいんだよ。私一人でいくから。」
「ううん。ただ、ちょっと罪悪感あるなってだけ。おいてかないでね。私だって、もうこれ以上先には生きていけないもん。」
「……覚悟は、良い?」
「うん、いいよ。」

 過去も未来も、私達にはもう必要ない。
 顔を見合わせ、フェンスから手を離し目を閉じゆっくりとしあわせへの一歩を踏み出した。


#1『もしもタイムマシーンがあったなら』

7/23/2024, 5:50:13 AM

もしもタイムマシンがあったなら…僕はあの頃に戻りたい何故ならあの頃に
僕を庇ってトラックに引かれて帰らぬ人になってしまったからだ。僕はあのときのことを後悔している。もし戻れたら…

7/23/2024, 5:41:26 AM

もしもタイムマシンがあったなら(数分後の未来)


地球滅亡、最後の日。
空は真っ赤に染まり、無数に細かい粒の隕石が降り注ぐ。
何度か巨大な拳大、それ以上のものも混じって落下しており、街は既に壊滅状態。辺りに人影は見られなかった。

「教授、!」
―――最早残骸と化した街の片隅で、彼が白髪の老人に切羽詰まった声を上げる。
二人の背後には荒廃した景色にそぐわない、白い球体の真新しい時空間装置―――“タイムマシン”が設置されていた。

「いい、わたしのことは気にするな。早く乗りなさい、時間がない」
「しかし………!」
躊躇する若い彼の両肩に、教授が険しい表情で手を乗せる。
「もうわたし達が、人類最後の人間となってしまった。しかし神様もご慈悲を下さる、これを残しておいて下さったのだから」
教授は目を細め、その白い物体を見やる。

「何とかここまで完成にこぎつけられて良かった。さあ乗りなさい、過去を変えてきてくれ。もうタイムマシンの燃料が片道しかない、ここへ戻ることもないだろう。心して行くんだぞ」
過去へ―――この人類を滅亡をさせる隕石の軌道を変える、旅路へ。
「ならば教授も、」
「定員は一名だ、それは長年わたしの助手だった君が一番わかっているだろう」
「ですが!」
このままでは、と続ける彼に教授が優しく微笑む。

「わたしはもう年だ、過去を変える力もない。若い君なら安心して任せられる。行きなさい、長年の研究の成果を無駄にしないでくれ」
―――教授の真摯な眼差しに、心を鬼にして頷くと彼は颯爽とタイムマシンへと乗り込んだ。

「時間軸は修正してある。どこまで過去を遡れるか、行き先は不確かだが、今の状況を覆せる過去へと辿り着けるはずだ」
「はい! 必ずわたしが地球を救ってみせます!」
頼んだぞ。
二人は最後に固く頷き合うと、白い球体は徐ろに浮遊し、一瞬でその場から消え去った。

「………」
上手くいけばいいが………。

―――降りしきる隕石の中、ふと教授の脳裏に数日前のタイムマシン完成時、喜びを二人で分かち合っていた場面が蘇る。
………ああ、わたしの役目もこれで終わった………。

『教授、完成したタイムマシンの試運転では設定はどうされますか?』
『ああ、とりあえず数分先の未来にしてみよう。それが成功したら、設定を過去にしておいてくれ』
『了解です』

教授が役目を果たせたことを感慨深く噛み締め、死を覚悟したその時。
突如宙に、先程まで目の前にあった白い球体が現れ教授は目を瞠った。
………戻って、きた………?
いや戻れるはずがない。これは、

―――タイムマシンの中の彼と目が合う。

「………」
「………」

地球滅亡、人類滅亡まであと僅か。
―――彼らは為す術なく、見合って固まったまま動かなかった。


END.

7/23/2024, 5:37:02 AM

パソコンで写真のデータを整理していたら、生まれたばかりのあなた達の写真が出てきてふと思った。もしもタイムマシーンがあったらって。

タイムマシーンがあったら、あなた達を初めて抱っこした日に戻りたいな。

こわれてしまいそうなぐらいに小さくてか弱くて、それなのに両手では抱えきれないほどの愛であふれたあなた達。

何よりも貴重な瞬間を、もっともっとじっくりと味わっておけばよかった。あの時の感動はもう二度と味わうことができないから。

だからね、すべての瞬間を楽しみながら生きることにしたよ。大切な時間は過ぎてからじゃないと気付かないものだから。

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