小さい頃はあの時代に行ってみたい
あの人に会ってみたい
なんて夢物語みたいな純粋な考えだった
20年も生きていれば考えも変わる
コロナの前に行って祖母とお酒を飲みたい
幼い時に亡くなった祖父に会いたい
曾祖母にもう一度会いたい
私は身近な人は亡くなっていない
亡くなっていても老衰や私が小さい時の話だ
世の中にはもっと後悔していること、こうしたかったっと願う人が多い
もしも、病気をもう少し早く見つけていたら…
もしも、東日本大震災の時に右じゃなく左に行っていたら…
もしも、能登半島地震の時に自分と一緒にいられたら…
もしも、あの時にあの言葉を言わなければ…
私と比べることが難しい程の後悔と懺悔
私は知らない
知ることが出来ない
私の身近でそんなことが起こらなかったから
だからその人の後悔も懺悔も理解出来ない
それでも時は戻らないのだ
日本人は強いと思う
関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など…
日本は多くの災害をうけてきた
その度に復興して生きている
亡くなった人が大勢いる
前を向けなんて言うのは簡単
前を向くのは難しい
でもそうするしかないことも理解している
私は災害で身近な人を失っていない
だからそうゆう人達の気持ちが理解出来ない
理解出来ないからこそ何も言えない
言えたとしても前を向いて歩いてっと言うしかない
無責任だと思う
言わないのも他人事のようだ
でも理解して欲しい
自分の身に振りかからないと人は理解出来ないのだ
例えば原爆の被害者のことを理解できるか?っと聞かれて当事者以外理解は出来ないのだ
理解が出来ない
理解しようとしてないっと言われようが無知だろうが理解出来ないのだ
それでも手伝いたいがために募金をする
たとえ微差だったとしても…
私は過去に戻れるなら祖母とお酒を飲みたい
亡くなってはいないが会える数週間前に倒れて施設に入ってしまった
ようやく成人して一緒に飲めるって時だった
私は悔しかった
ようやくだったから
過ぎた過去は戻らない
祖母の代わりに親と沢山飲んでやろうと思っている
タイムマシーンがあったらまた別の幸せの道を歩けるかもしれない
7/23/2024, 7:22:04 AM