昔はなんでも楽しかった
新鮮で初めてが多かった
それこそ人生での初めてが
友達が出来た
友達と喧嘩した
怒られた
怪我をした
褒められた
頑張った
色んな初めての連続だった
いつの間にかそれらはいつもの事になってしまった
何気ないものが刺激的だったのが物足りなくなって大人の道へ
それすらもいつの間にか物足りなくなる
昔の懐かしいアニメを見ると涙が流れる
プリキュアとか特に
純粋で悪は悪だと思い込み努力をしようとする
でも現実は………
悪は誰かにとっての正義で正義は誰かにとっての悪
誰だったかアニメだったかどこかで聞いた事のある言葉
大人になり事情や立場…子から親になったりして気がつく
犯罪のニュースを見てそれは一体誰が悪なのかと
虐められる原因があったのか無かったのか
虐める原因があったのか無かったのか
殺される理由があったのか無かったのか
殺す理由があったのか無かったのか
世界は複雑でこんがらがってて自分は流されなきゃいけなくて自分の考えは無くて
アニメの世界は自分を持てる
受け入れてくれる
そんな世界に行きたいのは当然ではないのか
世界は灰色
誰かが言った言葉
本当にその通りだと思う
もう真っ白だった頃には戻れない
でも戻りたいとも思わない
灰色になったことで新たな出会いもあった
好きな人や物と出会える確率があがった
好きなところにいける選択肢も増えた
1人でできることが多くなった
灰色になるのはけして悪いことでは無い
ただ黒に染まらないように
黒はきっと悪
多くが思っている
でも本人からしたら白なのかもしれない
この世界はきっと灰色でバランスをとっているのだろう
そしてその世界に我々は振り回されてるのだろう
ザーッと突然降ってきた雨
通り雨なのかそうじゃないのか悩む
雨には濡れたくない………
通り雨なら数分でやむ
ゲリラ豪雨的なのならやまない………
さて…
どうする?
通り雨なら待っててもいい
やまないなら雨に濡れてでも早く帰りたい…
傘があるなら良かったのに…
慌てて出てきた朝の自分が憎い
どうしたらいいものか
悩んでるうちにやんでくれないかな?
どうしよう?
暑いしベトベトするし…早く帰りたい!!
えいっと走り出して荷物を守りつつ濡れながら何とか家に向かう
運動不足のため所々歩きながら急いで家に帰る
はぁ、やっと着いた
時間的には10分,15分ぐらい
窓を見ると雨はやんでいる
これぐらいなら待ってた方が良かったのに…
後悔しつつ早くお風呂に入る
今度は折りたたみ傘をカバンに入れておこう
そう決意する
急いでお風呂からあがりまったりする
走って眠くなり眠る
気持ちのいい昼寝の時間
お風呂に入り折りたたみ傘をカバンにいれとくっと決意したことは忘れて夕方までぐっすりと…
誕生花
その存在を知ったのは数年前だった
小説を書きたくて誕生石とは違う特別な何かを調べていた
誕生花は誕生石と違い365日分ある
しかも花言葉まで
花言葉なんて中々覚えられない
しかも365日分も
誕生花以外にも花はあるわけで…
そんなに覚えられるはずがない
とは言え女なら憧れるであろうバラの本数の花言葉は覚えておいて損はしないだろう
後、月が綺麗ですねの返事も
好きな人がいれば相手の誕生花や誕生石を知っておいても損は全くしない
女全員が花が好きか聞かれれば違う
花は好きでももらった後を考えて欲しい
花瓶が無いかもしれない
もしかしたらズボラかもしれない
そんな事情を考えず108本のバラをもらっても困る
嬉しいけど…
渡すなら考えて渡した方がいい
花瓶はあるかとかズボラじゃないかとか
確認するなら1回相手の家に行く時にちょっとした花束を渡してみるのがいいかもしれない
花瓶の大きさも見れるしね
花瓶がないなら花束と一緒に花瓶を贈るのもいいかもしれない
うちの母は花が好きだ
家庭の事情で自分で種から育てることはしないが花束を渡すと嬉しそうにする
去年までは花瓶がなく少し残念そうだったので花瓶と花束をプレゼントした
母の日なら迷わずカーネーションだが誕生日の花束はすごく悩む
その月の花もいれたいし誕生花もいれたい
いれすぎると花束の値段頑張れ高くなる
贈られた方は気持ちだっと言うが贈る方はそうもいかない
喜んで欲しいからだ
確かに気持ちだが適当に決めた花束では意味が無いのだ
悩んで決めるからこそ喜ぶ顔を見て幸せな気持ちになる
花は前を向かせる
そう思ったのは小学生の時の修学旅行先でのことだった
修学旅行では広島に行った
広島の原爆資料館でとある文を見つけた
焼け野原に花が咲いた
50年は咲かないっと言われていたのに花が咲いた
その花を見て生き残った人々は元気をもらい復興した
こんな感じの文だった
きっと花を見て何かを感じるのは強く咲きほこるからなんだとその時から思うようになった
誕生花は誕生日に咲いてる花が誕生花になってることが多い
きっとどんな環境でも咲きほこる花のようにこれから強く凛々しく成長しますようにっと願いもこめられていると思う
そろそろ誕生日だ
花言葉と誕生花と願いを込めて咲いた花を選んで束にする
小さい頃はあの時代に行ってみたい
あの人に会ってみたい
なんて夢物語みたいな純粋な考えだった
20年も生きていれば考えも変わる
コロナの前に行って祖母とお酒を飲みたい
幼い時に亡くなった祖父に会いたい
曾祖母にもう一度会いたい
私は身近な人は亡くなっていない
亡くなっていても老衰や私が小さい時の話だ
世の中にはもっと後悔していること、こうしたかったっと願う人が多い
もしも、病気をもう少し早く見つけていたら…
もしも、東日本大震災の時に右じゃなく左に行っていたら…
もしも、能登半島地震の時に自分と一緒にいられたら…
もしも、あの時にあの言葉を言わなければ…
私と比べることが難しい程の後悔と懺悔
私は知らない
知ることが出来ない
私の身近でそんなことが起こらなかったから
だからその人の後悔も懺悔も理解出来ない
それでも時は戻らないのだ
日本人は強いと思う
関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震など…
日本は多くの災害をうけてきた
その度に復興して生きている
亡くなった人が大勢いる
前を向けなんて言うのは簡単
前を向くのは難しい
でもそうするしかないことも理解している
私は災害で身近な人を失っていない
だからそうゆう人達の気持ちが理解出来ない
理解出来ないからこそ何も言えない
言えたとしても前を向いて歩いてっと言うしかない
無責任だと思う
言わないのも他人事のようだ
でも理解して欲しい
自分の身に振りかからないと人は理解出来ないのだ
例えば原爆の被害者のことを理解できるか?っと聞かれて当事者以外理解は出来ないのだ
理解が出来ない
理解しようとしてないっと言われようが無知だろうが理解出来ないのだ
それでも手伝いたいがために募金をする
たとえ微差だったとしても…
私は過去に戻れるなら祖母とお酒を飲みたい
亡くなってはいないが会える数週間前に倒れて施設に入ってしまった
ようやく成人して一緒に飲めるって時だった
私は悔しかった
ようやくだったから
過ぎた過去は戻らない
祖母の代わりに親と沢山飲んでやろうと思っている
タイムマシーンがあったらまた別の幸せの道を歩けるかもしれない
あのおもちゃが欲しい
あの漫画が欲しい
昔は、おもちゃや漫画が欲しかった
ハマっているもの、流行っているもの
物が欲しかった
昔はお金が欲しいっと言う大人が理解出来なかった
物が欲しいなら物が欲しいっと言えばいいのにっと
家が欲しい、お酒が欲しいって物が欲しいって言えばいいのにって思っていた
でも大人はお金が欲しいっと言う
お金が欲しい
それを理解したのはいつだったか…
一人暮らしを始めてからか、それとも社会人になってからかは分からないが理解してしまった
物が欲しい
でもその物を買うためにはお金がいる
だからお金が欲しいっと
昔はもう少しお金があったのかもしれない
でも今の日本では生活するので手一杯だ
昔みたく物価が低ければ旅行にも行けたかもしれない
昔みたく給料が多かったら好きな物を食べられたかもしれない
今はほんの少しだけしか好きな事が出来ない
長く我慢してようやく少しだけ好きな事が出来る
お金が足りないのだ
気がつけばいつの間にか口癖のように言っている
いつかの大人のように
「お金が欲しい…。お金があればなぁ………」