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誕生花

その存在を知ったのは数年前だった
小説を書きたくて誕生石とは違う特別な何かを調べていた

誕生花は誕生石と違い365日分ある
しかも花言葉まで

花言葉なんて中々覚えられない
しかも365日分も
誕生花以外にも花はあるわけで…
そんなに覚えられるはずがない

とは言え女なら憧れるであろうバラの本数の花言葉は覚えておいて損はしないだろう
後、月が綺麗ですねの返事も
好きな人がいれば相手の誕生花や誕生石を知っておいても損は全くしない

女全員が花が好きか聞かれれば違う
花は好きでももらった後を考えて欲しい
花瓶が無いかもしれない
もしかしたらズボラかもしれない
そんな事情を考えず108本のバラをもらっても困る
嬉しいけど…

渡すなら考えて渡した方がいい
花瓶はあるかとかズボラじゃないかとか
確認するなら1回相手の家に行く時にちょっとした花束を渡してみるのがいいかもしれない
花瓶の大きさも見れるしね
花瓶がないなら花束と一緒に花瓶を贈るのもいいかもしれない

うちの母は花が好きだ
家庭の事情で自分で種から育てることはしないが花束を渡すと嬉しそうにする
去年までは花瓶がなく少し残念そうだったので花瓶と花束をプレゼントした

母の日なら迷わずカーネーションだが誕生日の花束はすごく悩む
その月の花もいれたいし誕生花もいれたい
いれすぎると花束の値段頑張れ高くなる

贈られた方は気持ちだっと言うが贈る方はそうもいかない
喜んで欲しいからだ
確かに気持ちだが適当に決めた花束では意味が無いのだ
悩んで決めるからこそ喜ぶ顔を見て幸せな気持ちになる

花は前を向かせる

そう思ったのは小学生の時の修学旅行先でのことだった
修学旅行では広島に行った

広島の原爆資料館でとある文を見つけた

焼け野原に花が咲いた
50年は咲かないっと言われていたのに花が咲いた
その花を見て生き残った人々は元気をもらい復興した

こんな感じの文だった

きっと花を見て何かを感じるのは強く咲きほこるからなんだとその時から思うようになった

誕生花は誕生日に咲いてる花が誕生花になってることが多い
きっとどんな環境でも咲きほこる花のようにこれから強く凛々しく成長しますようにっと願いもこめられていると思う

そろそろ誕生日だ
花言葉と誕生花と願いを込めて咲いた花を選んで束にする

7/24/2024, 9:23:40 AM