また会いましょう』の作文集

Open App

また会いましょう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/13/2024, 10:34:44 PM

また会いましょう



貴方は私の全てでした。

私に色々教えてくれた、
温かい声。
私の頭を撫でてくれた、
優しい手。
私を見守ってくれた、
穏やかな瞳。

私に注がれた、
貴方からの全ての愛。
それが、絶望に居た私を、
生かしてくれたのです。

私は貴方を愛しています。
ですが。
貴方にとって、私は、
可愛い教え子でしか、
なかったと知りました。

貴方の心には、
私ではない男が住んでいて。
その男が、
貴方の心を守っていたなんて。

でも、大丈夫です。
これからは、私が貴方を守ります。

貴方の隣に立つのは。
貴方の心を守るのは。
あんな男より、
私の方が相応しい事を、
貴方に教えてあげます。

私と別の世界へ行きましょう。
そこには、
貴方を苦しめる世間も、
私から貴方を奪う男も、
私を狂わせる悪魔も、
居ない筈、ですから。

真っ赤に染まる貴方。
閉じられた瞳。
冷たくなっていく身体。

私は貴方の血で、
真っ赤に染まったナイフを、
自らの胸に押し当て、
目を閉じます。

新しい世界で、
…また会いましょう。

11/13/2024, 10:20:03 PM

最近朝、起きづらくなってきた。

寒くなるとみんなそんなもんでしょう?

ああ、起きたくない。

でも起きなくちゃ。

起きたくない。

そんなわたしにおふとぅんは、微笑んでこう言うんだ。

『また、会いましょう。』

おふとぅん〜〜〜!!!




「また会いましょう」

11/13/2024, 10:15:30 PM

また会いましょうは会わない笑
再会を望むしかなさそう、LINE交換したらまた会いましょうなんて言わないでしょ?だからだいたい会わないんだよ

11/13/2024, 10:12:46 PM

「また会いましょう」
あなたは確かにそう言った。
それなのに何故。
次に会えたのは真っ白い箱の中。窓を叩いてももう二度と微笑んではくれないのね。
美しい白百合がとても良く似合う。
嗚呼どうかもう一度目を開けて、私を見てほしい。
あなたに似合う私になれたでしょう、あなたのその目でどうか確かめて。
白い箱の君は、優しく瞼を閉じたままだった。

11/13/2024, 10:09:16 PM

『また会いましょう』 2024.11.13.Wed #2

【実体験】
「じゃあ、またね!」
そう言ったことを後悔している。
これは、私が小学生だったときの話だ。

____________________


私は小学3年生からスイミングスクールに通っていた。テストをどんどんクリアしていき、そこで言う4級になったときだ。4級になったために時間帯がずれることとなった。いつも一緒だった友達もいなく、不安だった。そこで出会ったのがM君だった。

「聞こえないの?耳につけてるの」

そう、私は難聴なのだ。人工内耳に防水のカバーをつけて泳いでいた。私は初めて、こんな風に興味を持たれたことが嬉しかった。

「うん、そうだよ!これをつけてると聞こえるんだ!」

嬉しすぎて興奮してしまい、大声になってしまった。

「あ、ごめん」

「ふふふ」

その日はそこでさようならだった。
また次の週。

「あ」

「よっ」

手を上げて挨拶してくれた。名前は知らない。私もまだ自己紹介してないし。でも、名前はなぜか教え合わなかった。

____________________

小学5年生の春、私の学校では全校生徒の前で転校生が紹介される。

「それでは!新しくこの学校にきてくれたお友だちの紹
 介です!こっちに来てくださ〜い!」

明るい先生に連れてステージの上に現れたのはまさかのY君だった。

「え?!なんで…?!」

「おぉ、びっくりしたぁ」

「あ、ごめん」

「何?aomisちゃん知り合い?」

「え、まぁ…」

「え〜!知らなかったんだ笑」

「じゃあ、自己紹介をしてくれるかな?」

先生の声でみんながY君に集中する。

「M小学校から来ました、M(=名字)Y(=名前)で
 す」

私はそこで名前を知った。M君、なんでここに来たんだろう…?

始業式が終わった後、私はすぐにM君のいる教室に向かった。だけど、教室にはいなかった。

「あれ、いない」

「あ、aomisちゃん!誰か探してる?」

「あ、いや、なんでもないよ!」

今のめっちゃ怪しいことしちゃった。大丈夫かな笑
それにしてもどこ行ったんだろう。あ、転校生だからすぐには来ないよね!そうだ、そうだ。

「うわっ」

「うわ、ごめんなさっ…、あ!」

後ろ向いた瞬間にぶつかり、ろくに相手も見ずに謝ろうとしたけど、相手を見ると第二の衝撃を感じた。

「おぉ、いたいた」

「なんでここに来たん!ってか名前M君なんだ」

「え、待って嘘でしょ、俺の名前全然呼ばんなぁと思っ
 たら知らなかったんかい。いやぁ、家の事情でね」

「あ、なるほど」

すると周りがざわつき始めた。どうやらこっちを見ているらしい。

「あれ、aomisちゃん知り合いなん?」

「おい、M、aomisさん狙いで転校したとかありえるぞ
 笑」

「なんであそこあんな仲良いん」

「んじゃ、また後で話そ!」

「あ、はーい」

とりあえず分かれて注目されるのを避けようとした。その日の帰り、そこでもM君がいた。

「あ、こっち一緒?」

「うん、途中までね」

M君と一緒に帰れるのは嬉しかった。でも、私にはもともと一緒に帰っていたHさんがいたため、3人で帰ることになった。

「どうも、Mです」

「どうもー、Hだよ。どこから?」

「M小学校から」

「あね!思ったより近い笑」

「まぁ、ちょっともったいない気もしなくはないかな
 笑」

「こらこら、自分たちに会えたんだからいいでしょ」

「そうだねー、早速友達出来ちゃったし」

なんだかもう仲良くなってる。なんだかモヤっとした。

「なんかもう仲良くなってるね笑」

「え?普通に話しただけだし、うちが仲良いのはaomisだ
 よぉ」

「aomisさん、友達多いんだね」

「あ!さん付け!さん付けするタイプ?」

「まぁ、普通そうじゃないの…?」

「なるほどなるほど」

「なんだよ笑」

次の日も次の日も毎日3人で帰るようになってからは孤独感を感じるようになってしまった。たまに2人が前、私が後ろで1人という、悲しい構図になっていた。だから3人は嫌いだ。
そうなっていたある日、途中でM君と分かれて、Hさんと一緒に帰るとなったとき、私は泣いてしまった。

「?!な、え、どうしたん!?」

「いや…、っ…なんでもないよっ…」

「…ごめん。Mと話したかったんよね…?つい夢中にな
 っちゃった…」

「…」

「ねぇ、もしかしてだけど、あんたさ、Mのこと好きな
 ん?」

「え?」

唐突な質問に戸惑った。え、M君のことが好き…?いや、そんなことな…い…、え…?

「あぁ、なるほどね。まだかぁー、あいつ何してんだ。
 ごめん、今の忘れて」

この日から私はすっかりM君のことを意識してしまった。休憩中に見かけたときも、授業でたまに一緒になったときも、帰るときもずっとM君のことを見てしまっていた。ある日、Hさんが休みだった。久しぶりに2人きりで話すから、少し緊張していた。

「今日、休みだよね?」

「うん」

「そっか…」

残念そうにしているのを見て、ますます「あ、これはもしやすると…」という思いが強くなった。でも、その思いはすぐに消え去った。

「ね、名前さ、呼び捨てで呼び合わない?俺、aomisって 
 呼ぶわ」

「え!いいよ!じゃあ、自分はYって呼ぶね!」

「ふふ」

男子とこんな会話をするのが初めて、心臓の音がうるさかった。自分がYと呼んだ瞬間、笑顔になったのを私は見逃さなかった。
次の日、本当に名前で呼んでいいんだよねと不安だったが、勇気を出して呼んでみた。

「Yー?」

「んー?」

「Hさんはどうするの?」

「いや、HさんはもうHさんしかなくない?」

「それは分かる」

私だけ名前で呼ばれてるんだと実感して、すごく嬉しくなった。でも、Hさんが傷つかないか心配だった。また次の日、Hさんが学校に来た。

「え、なんか変わった…ね?呼び捨て?」

「あ、うん。Yがそうしようって」

「ふーん…、じゃあ自分もYって呼ぼっかなー」

「急に呼び始めたらびっくりしちゃうでしょ笑」

このときは笑ったけど、心底やめてほしいと思った。Hさん、Yに出会ってから変わった気がする。Yのことを狙ってるように私には見えた。

【作者から】
まだ途中です
会話文多めになっちゃう…

11/13/2024, 10:05:38 PM

また会いましょう


また会いましょう、とは言わなかったけど
縁があればきっとまた会える、とは言った
離れがたい気持ちを誤魔化すために

ごめん、あの時心の中では
もう会わないと決めてたよ

11/13/2024, 9:37:59 PM

「また会いましょう」
そう言ってアイツは自殺した。
髪が長くて声が小さい、いつも縁の太い眼鏡をかけていたアイツ。俺はアイツが気味悪くて、いじめていた。初めは泣いたり失禁したりして面白かったのに、だんだんと反応が薄くなっていった。他のヤツらはそれがつまらなくなってやめてしまったけど、俺だけはいじめ続けていた。やがてアイツから何の感情も感じとれなくなり、ある日突然死んでしまった。俺の目の前で笑って逝った。
それからというもの、毎日毎日手紙が届く。手紙には俺を呪う言葉と、自傷行為の写真が封入されている。俺は気味が悪かった。アイツは死んだ。なのにどうしてアイツの名前が書かれているのか。俺の精神は日に日に追い詰められていった。そんなある日、登校すると、いつもなら笑って話しかけてくる友人が誰1人話しかけてこなかった。それどころか、俺を避けているようにさえ感じられる。その日の放課後、先生に呼び出され、いじめについて言及された。俺は何も知らないと答えた。後から知ったことだが、クラス全員の家にアイツから手紙が届いていたそうだ。その手紙には、俺を呪う言葉が書かれていたらしい。だから、みんな俺を避けて無関係になろうとしたのだ。
日を追う毎に、俺の居場所は無くなっていった。ついには、両親にまで話が伝わってしまった。泣きながら俺に説明を求める両親に、俺は何も言えずただその場に立ち尽くしていた。すぐに俺は地域の有名人になった。歩いていれば、知らない人でも俺を避ける。俺には居場所が無くなった。部屋に籠った。明かりすらも俺を嘲笑っているように思えて、電気をつけるのを辞めた。寝ているのか寝てないのかもよく分からない。家族も俺と顔を合わせようとしない。毎日届き続ける手紙は、ついに部屋の一角を占拠した。吐き気が止まらない。食事が喉を通らない。死にたかった。
ふと、窓を見た。久しぶりにカーテンに手をかけ、そっと開く。光が一斉に入ってきて、目が眩んだ。やっと、救いを見つけた。

次に目が覚めたら、俺を見下ろすアイツがいた。
「また会いましたね」
アイツは笑っていた。


11.13 また会いましょう

11/13/2024, 9:33:25 PM

また会いましょう

たまにグサグサっと突き刺すことしてきますね運営さんは。
よくもこれをピンポイントでお題にしてきますよ。

皆さんには何気ない挨拶でしょうが、私には盛大なフラグ以外の何物でもありません。
この一言が相手から出たら、もう終わりです。

仕事で言われる分にはそんなことありません。
また会いましょうねー。
さようならー、よりも次に繋がる気持ちが伝わりますもの。

ところが、これがひとたび仕事を離れてプライベートの世界に行くとですね。
正確には私のプライベートの世界ではですね。
120%裏言葉になります。

二度と会うかボケーー!!

実際そんな口調かは知りませんが、これを言われて別れるとまたはありません。

面白いですよねえ。
思ってないなら言わなきゃいいのに。
これはきっと、社交辞令と後ろめたさ故の方便というやつです。
私なら次はないなと思う人には、こんなこと言いません。
素直にまた会いたいなと思うから言います。

何人もに言われて、全員その後音信不通って気にもなるじゃないですか。
知人友人いない私が聞ける相手は職場の人だけなので、あちこちで聞いてみると。
その場では本当にそう思っていたけど、帰り道で冷静になってナシだなってなるんじゃないか説が圧倒的でした。
ホントですかねえ?
私は言い慣れてる社交辞令だと疑ってますよ。

書いていて気づいたのですが、この冷静になってナシ説もけっこう失礼な話ですよね笑
冷静にって、会ってる時は私が幻惑魔法でも使って騙してるみたいじゃないですか。

そんなことまったくないです。
Xとかアプリとかのプロフィールは、身長とか年齢も誤魔化してませんし、顔とかも無加工を載せています。
口下手ですよーとか、普段会う人いないから人付き合い不慣れですよーとか、遊ぶって言われても何したいか浮かびませんよーとか。
期待しないでねと正直に書いてあります。
もちろん体感に個人差はあるでしょうが、実際会ってから知るよりいいと思うんですよ。

まあそんなこと書いてるやつと接したくないじゃないですか。
それでもまれにお声掛けてくれる人が現れて、フラグが立って終了。

また書いていて気づきましたが、怖いもの見たさでみたいなことですかね?
そんなに酷いやつってどんなやつだと興味がわいて、実際会ってみてそのとおりだったと。

でも、それならまたなんて言わないでほしいですよね。
つまらない二度目はないなら、じゃあねくらいでいいじゃないですか。

人気者は大勢を相手にして大変でしょうが、不人気者も普段相手にされずたまの応対は不慣れで大変です。


また会いましょう。
そんなフラグに気づかず鵜呑みにし、次はいつ会えるだろうかと楽しみに待ってしまっていた頃の自分に、次はないんだから期待して落ち込むな、予定組まれないかドタキャンだから無理して休み取るな、と言ってあげたくなる今日この頃。

皆さんはどうでしょう。
日々の駄文を読んでくれている人なら、何となくこいつはこんな感じと感じてくれていると思います。
そんな私ともし会って、また会いましょうと思えますかね?

11/13/2024, 9:07:16 PM

また会いましょう

7年ぶりに
あなたと身体を重ねた
最後まではしない、ということを条件に
懐かしさと 愛しさでいっぱいに抱きしめた
あなたはそんな私の気持ちも知りながら
あくまで優しく、壊さないように
どこか義務的に扱ってくれました

あなたとは
別れて、また復縁しての繰り返しでした
私があなたではない人と結婚し
1年半後に離婚してシングルマザーとなった後も
あなたとまた出会い、
結婚してしまいました
その後、あなたとの間にできた息子を出産した直後
あなたから別れを告げられました
親権や、養育費を巡り、1年かけて争いました
別れた理由? さあ、よくわからない

いつも私には何の話し合いをせずに
一人結論出して 別れを告げるの
このままでは、自分のメンタルがもたないから
お互いつぶれるからって
え?それって私が、悪いの?
つぶれる前に、ちゃんと相談してくれたら
私が壊れる前に、あなたの本音を聞かせてくれたら
未来は変わっていたのかな
私、本当につらかったんだよ
寂しかったんだよ
あなたの親と同居が無理だったんだと
わかってたんじゃない
こんないい女を振ったこと
後悔させてあげたい
あなたのこれからの人生の延長線上に
私の存在はなかったとしても
別れ際に
また会いましょう、と言います

11/13/2024, 9:06:09 PM

・また会いましょう

カメラロールを見直すとまだ貴方がそばに居たあの日々が綺麗に残ったままでいる。
もう新しい写真が増えることは無いけれど、それでも貴方はまだここに居てくれる。
私が消さない限り写真の貴方はずっと私に微笑んでくれる。
いつか本当にお別れしなきゃいけないけれど、今はまだ私の傍にいてくれるあの人をこの中では大事にさせていてほしい。

11/13/2024, 8:16:56 PM

「現在見ている太陽の光は、8分前の光。「おおいぬ座」のシリウスから届く光は、7年前。知ってた?」

彼は病室で、持参したクッキーを食べる私に自慢げに言った。

知らなかったが、どこかで聞いたことあるような話だったので「ネットで得た知識をそんな鼻高々に話さないの」と一蹴した。


いわゆる職場恋愛をし、同棲を開始した直後に、彼の膵臓に癌が見つかった。

彼はとても前向きで明るい性格の為、病人という感じが全くなく、私自身も彼の病気は治るものだと信じきっていた。

彼の両親も私に気を遣い、病気が治らない事は知らされていなかった。

3ヶ月後、私にとっては、唐突に。
彼は亡くなった。


暫くしてから、ひとりでは広すぎるマンションの片付けをゆっくりと始めた。

始めは呆然としながら、動いて止まってを繰り返し、ゼンマイ仕掛けの人形のように彼との思い出をしまい込んでいった。

ある程度高価そうな物は、ご両親に返すように荷物をまとめていく。

それまで触らなかったラップトップのPCを念の為開ける。


私宛の手紙が挟まっていた。

中には「食器棚の上の棚の一番右」と書かれていた。

食器棚の上の棚の一番右を見ると、また手紙が挟まっている。
次は床下収納。その次は洗面台の下、また更にその次はクローゼットの中など、次々と指示に従い手紙を探していく。

彼に導かれるように私は「彼」を探した。


最後は、私が大切にしていたアクセサリーケースの下に封筒があった。

開くと、笑顔の私達の写真が入っており、その裏には、

「また会えたね」

と、彼の優しいまる字で、書かれていた。


題;また会いましょう

11/13/2024, 7:57:04 PM

「また会いましょう」

カノジョは毎回最後にそう言って僕と別れる。
たとえ、それが建前だったとしても僕はその言葉を信じて
またカノジョ会いに行く。

一方通行な片想い。
だけどそれが心地よかったりする。

なぜ会いに行くの?
好きだから

片想いなのに?報われないのに?
報われようなんて思っていない
好きだから相手の幸せを願っている

じゃああなたの幸せは?
あなたの幸せは誰が願っているの?
さぁ...身内なら少しは思ってくれてるかもしれない

カノジョに対してはストレートな答えをだしたのに
自分自身のことになると曖昧なのね...。

曖昧な僕だからこそ、はっきりしてるこの好きの感情は特別で大切で、だから大事に育てたい感情なんだ。



「また会いましょう」



好きな人にまた会える可能性がある言葉
その言葉が続くかぎり、また会いに行くよ。

11/13/2024, 7:36:08 PM



























11/13/2024, 7:31:27 PM

わたしは16歳だった。
いつもご本を買うお店の入ったビルがその日、解体されて新しく建て直されることになった。何年もかかる。

とつぜん、わたしには、居場所がなくなった。友だちもなく、高校生活を何で埋めたらいいのか。

わたしは、呆然と鉄の幕のかけられた、昨日までの楽園があった場所に突っ立っていた。

「よっ」

後ろから声がした。振り返ると、赤い帽子を被った転校生がいた。ジャンバーを羽織っていて、私たちの学校にいるような子じゃない。だから、とても浮いている子だ。

「あたし、ここいら、知らないんだよね。あそこのファミレスで奢るから、街を紹介してくれない?」

たじろいだのは確かだ。この子と話すと、学校でもっと変な目で見られるかも。でも、どうせ、いつでも1人だったじゃないか。わたしは、相手の目を見た。彼女は爽やかに笑う。わたしは少し泣きそうにそれでも笑顔を返した。

といっても、わたしもこの街は、先のビルばかりに行っていたので、何も知らない。

「どういうところに行きたいの?」
「んー、とりあえず本屋。ここにあるって聞いたのに……。ほかに、でかいのあるの?」

一応わかる。そして、案内して、本屋にたどり着いた。昔行っただけだけど道は覚えていた。

「ご本、読むんだ?」
「そうね。読まないの?」

わたしは、自分のバックに入っている文庫本を思い出した。誰もわたしに興味がないから、わたしが選ぶものもつまらないだろうと思っていた。でも、もしかしたら……。

「…………」

わたしは、文庫本の題名を言った。あれ、あの題名が思い出せない。

「好きなの?」
「え? う、うん」

相手は、何も言わずに、すっと本棚に向かった。ああ、そうだろうね、とあたしは思う。なにか、脱力感だけがあった。

「これ」

しばらくして、この子はハードカバーの本を持ってきた。

「これな? その文庫の作家がすげー影響受けた翻訳小説。これを読むと、その作家のこと少しわかるぞ」

わたしは、自分の表情がぱああと明るくなっていくことがわかった。

それから、わたしたちは、ご本の話題を、ずっとした。

相手は本当にファミレスで奢ってくれた。わたしは、ドリンクバーを頼んだ。相手はハンバーグだった。

「また、会える?」

わたしは、恐る恐る、聞いてみる。

「学校でも会えるじゃん。なんなら、放課後にも」

メロンソーダをずずずっと飲んで、わたしは胸をキュッと閉める奇妙で苦しい、でも幸福感のある衝動を、持て余すように、しかし、歓迎して感じていた。

わたしは16歳だった。
彼女はいま、大学で博士号を取るために頑張っている。
わたしは、ある企業で働いていて、いずれ独立するつもりだ。
あの日があったから、わたしは歩んで来れた。

11/13/2024, 6:53:25 PM

また会いましょまう

もう会う事は無いような響きだね(笑)

11/13/2024, 6:43:06 PM

【ドイツもコイツもタイクツ・ユウツ】

知ってるような、曖昧な今日、
ドッペルゲンガーまた会いましょう

11/13/2024, 6:15:51 PM

また会う日とはいつなのだろう
また会える日など来るのだろうか
彼(彼女)は微笑みながら言った
【また会いましょう】と・・
そんなこと言う必要もないはずなのに

11/13/2024, 5:58:41 PM

【また会いましょう】

先日、私は用事があったので郷土資料館を訪れた。
知人とここで落ち合う約束をしたのに知人はまだ来る気配や連絡も無かったので私は郷土資料館を観察する事にした。

歩いて行けば行くほど、周りにはその土地の歴史が見えて来て、この土地には昔の事だが馬が沢山いたからか、その馬を捕る様子なんかが描かれていて、あの土地は女性の人骨がいるなんて事が書いてあった。

「あら、久しぶりね」

誰かとすれ違い、気にせずに歩こうとしたところで声をかけられた。誰だか分からず私は振り返る。
ポニーテールの美人か微人な女で、自分がまるで美人だと言いたそうな顔をしているが、この女が美人ではなく微人である事には違いない。
そしてこんな女にも会いたくなかったのにも関わらず会ってしまったことに運の尽きを感じてはいるが、幸いにも知人には会わせなくて済んだ。

「何年ぶりでしょうね」
「そんな事より可愛くないのは変わらないのね」
「そうですか。私は可愛くなくても生きているので」
「そんなのじゃモテないわよ、一生」
「これからありのままを愛してくれる人が来るので」
「そんな人いないわよ。まあ頑張りなさい」
「ああ、そうですか」
「可愛くない。まあまた会いましょう?」
「あなたには会いません」

微人な女は足早に郷土資料館を出て行く。やはり知人には会わせなくて正解だと思った。あの微人な女は大人という立場を利用して、当時小学生の私に色々言っていったのだから。

11/13/2024, 5:32:28 PM

貴方に出会った瞬間惹かれた。

スリル満点のジェットコースターに
飛び乗ったようだった。

でも少しも怖くない。
感じるのは幸せな高揚感だけ。


シンデレラはガラスの靴を落とし
王子様がシンデレラを探し結ばれる。

でもそれって、偶然の奇跡?
それとも計算?

「また会いましょう」って想いながら

「楽しい一日をありがとう」と
言って貴方と別れる。

家時に着くまで想像してしまう。

貴方が私のイニシャルが入ったピアスを
差し出して言うセリフを

11/13/2024, 5:24:40 PM

ある夏の夕方六時。
黄昏の中涙を流す。
あなたは自転車事故で居なくなってしまったのに。
もうここには誰もいないのに。
私は、それに気がつけず立ちすくんでいた。
だって、何があっても「また会おうな」って言って一緒に居てくれたあなただ。
こんなことで、こんなことで居なくなるはずがない。
そう信じることしか私には出来ない。
いや、本当はわかっているのかもしれない。
居なくなってもう会えないことも、全部。
それでも⋯
「また会いましょう」
あなたがどこかに居るのなら、この言葉くらいは聞いてくれるだろう。

Next