『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
まさに秋の空って、そんな感じだよなあ。数日前にも書いたっけ、青く澄んだ、遠い空。一番空が気持ちいいのは秋だと思う。
ただ、どこまでも続くものを見ると、怖くなる。気持ちいいのは、勿論そうなんだけど、ただ遠く離れているものって、何か怖い。共感してくれる人がいればいいけど……。どこまでも続く青い空を見上げて、心に残るのは確か。でも、先が見えない。それって、凄く怖い。だから、高さなんてとうに知れている天井を見上げながら文章を書いている。最近は外に出ることがあまりなくなった。だから、空の高さも、自然の匂いも、朝露の音色にも触れることがなくなった。
久しぶりにドアを開けようか。空気の澄んだ空へ出かけてみようか。もう一度、自分の青さを取り戻しに行こうか。
どこまでも続く青い空
を見ようとして車から首を出すと
危ないよと
夫が言って片手で私を引っ張ってくれた
私はドキッとして
夫の方を向く
夫は真剣な表情をして運転をしていた
そこでもまたドキッっとして
夫の話を聞けていなかったことは
内緒だ
まったく
危ないって言ってるのに
聞きもしない
どうしてそんなに
おっちょこちょいなんだ
気を付けてくれよな
危なっかしいたりゃありゃしない
でも可愛いから許せてしまう自分がなさけない
説教をしなきゃいけないな
どこまでも続く青い空
岩手「このどこまでも続く青い空、あたしずっと見ていたいな」
どこまでもつづく青い空を見ると、少しの間目の前の嫌なことを考えなくて済む。そして、あの空になりたいと思う。
空には「考える」とか「悩む」という活動がない。それが羨ましい。
『どこまでも続く青い空』
血と肉に埋もれていた俺が、どこまでも続く青い空を見れるようになったのは他でもないあなたのおかげだったから、そんなあなたには、ただひたすらに幸せな未来が来ることを願っている。
どこまでも続く青い空だって、どこまでも輝く綺麗な星だって、どこまでも繋がる人の絆だって、全部あなたがいなかったら知ることすら出来なかっただろう。感謝と信頼と情愛と、何もかもをひっくるめて穏やかに眠るその顔を見つめた。
ゴールデンカムイ、杉リパにもはまっただって!?公式ですしね、しょうがないです。
前作で♡500達成しました。ありがとうございます。これからものんびり好きなように書いていきます。
「どこまでも続く青い空」とかけまして
「祖父が亡くなった」と解きます。
その心は「高い/他界」でしょう。
【どこまでも続く青い空】
『海と空が広がって、繋がっている!』
海に来る人間はよくそういう。
魚の私に言わせれば、
空は海と繋がることは永遠になく全くの別ものだ。
海から顔を覗かせてみても、この海と繋がっているはずの空には私のヒレは届かないのだから。
見上げれば、海と同じ色の大きな大きな青空が見える。
海を映す鏡のようなその姿に、魚の私が憧れを抱いてしまうのは罪なのだろうか。
1度でいいから、空に飛び込みこのヒレで空を掴みたい。
そう思うのは、罪なのだろうか。
そんな考えに溺れながら、波の奥に空を見ていた。
重力に呑まれ、眠りに落ちるようにゆっくりゆったり
わたつみへ沈んでいく。
羨ましい、私も空飛ぶ鳥のように自由に空を泳ぎたい。
今の姿では無理なので、そっと目を瞑り神に祈った。
悲しげに物語ったあと、
彼女はその陶器のように白く美しい腕を日に透かした。
「神なんていないのかもね。」
そう呟く彼女の横顔は、この憂き世でも自分の手で空を泳げないことを、悔やんでいるのように見えた。
どこまでも続く青い空
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.10.24 藍
雲ひとつない晴天の今日ならできる気がした。
長い間悩み続けても答えは出なかったのに。
決心のきっかけは「天気が良かったから」。
こんな気軽な決心で上手くいくかは分からないけど、自分なりに頑張ってみようと思う。
#どこまでも続く青い空
クジラは空が好きだった。
息継ぎがてら見上げる空は、海よりも優しい青色をしていて、流氷よりも柔らかい白を浮かべている。あの中を泳ぐことができたのならどれだけ心地良いだろうかといつも思う。
きっと夏の海ほどに暖かいのだろう。水圧代わりの風は気持ち良さそうだ。そして何より、どこまでも空の青は続いている。陸地がないのだ。浅瀬もない。座礁の心配がない上天敵もいない。
ふふ、とクジラは笑った。そうしてもう一度空を見てみようとして、海面に顔を出してふしゃあと潮を吐いた。
すると、潮が見る間にいくつかの風船へと形を変えた。まるでクジラの背から生えているかのように、たくさんの風船がふわりとクジラを釣り上げた。
クジラは大きく尾を海面に叩きつけてみた。
――浮いた。
クジラはどんどんと高く上がっていく。やがてその体が白く、ふわふわになっていく。
「くじら雲だ!」
クジラは笑った。ふしゃあと吹いた潮は小さな魚へと姿を変え、クジラの隣で群れを成した。
くじら雲はゆったりと空を泳ぐ。どこまでもどこまでも、泳いでいく。
空はどこまでも青かった。
どこまでも続く青い空 (10.24)
「上手ですね」
テンプレの台詞にため息をつく。ひとつ深呼吸して
「彼女の『英雄』はどうですか?」
と尋ねた。先生の顔はちょっと困った風に歪んで、しかし嬉しそうに答えた。
「表現はいい。勇ましさが目に見えるようだ。だが鍵盤のタッチが粗い——-あぁ、君の機械的繊細さが欲しいですね」
機械的、ね。
ピアノも無理か、とさして悔しがるでもなく思う。
「上手」「すごい」「賢い」「天才」
聞き飽きたうすっぺらい感想。
理由は明白、自分はいつも成長しないから。何をするにもどんよりと厚い雲が心を押しつぶして、夢中になれる光を見つけられないから。
ありがとうございました、と一礼して出た教室の外には、いつもの少女がいた。
「タッチが粗いってさ」
「もちろん練習してきたよ!指先がちょっと裂けちゃったけど」
絆創膏だらけの指先を見て震えた。あぁ、狂ってる。
だが彼女の空はきっと、どこまでも青く希望で満ちているのだろう。
なんて羨ましい。なんて清々しい笑顔。
ふと、彼女に恋したら夢中になれるかな。と血迷った事を考えて嘲った。
「どこまでも続く青い空」
空はどうして青いの?と長女に質問をされた。
やはりきたか。
この日のために雑学本で、分かりやすい説明を予習しておいたのだ。
私は、赤とか黄色は飛んでいっちゃうけど青は残ってるんだよ、と教えた。
ピンと来ている様子は無かったので、少し残念だ。
きっと、わかってくれる時が来ると信じているが、いつになることだろう。
子供の疑問は絶えないはずなので、他の質問にも答えられるようにしておきたい。
次は、白い雲と黒い雲の違いについて調べることとする。
【どこまでも続く青い空】
「何でこんなに空が青いんだよ…」
どこまでも続く青い空を見上げながら、俺は
思わず呟いた。頭の中は、今度提出する卒論のことで一杯だった。担当の教授からことごとくダメ出しをされ、何をどう書けばいいのか迷走していた。青い空を目の前にしても、まったく気持ちは晴れなかった。
「うわ〜、絵に描いたような逆恨みですねぇ〜、先輩」
ボソッと小声で言ったはずの一言を、たまたま隣にいた後輩のヒグチが耳にしていた。奴は、俺が教授にダメ出しされていたときにもたまたま同じ部屋にいて、事情をよく知っている。
「でも実際、教授のご指摘どおりに修正する方がより良い卒論になるんじゃないんですか?」
「うるさいな。良くなるかどうかは別として、つまらなくなるんだよ。卒論も俺も」
そう言いながら、俺は教授がダメ出し中に言ったある一言を思い出していた。
「う〜ん、君の文章は何というか…デッサン力のない抽象画のようですねぇ」
絶妙な言い回しだった。教授が提示した締切に何とか間に合わせた俺の論文は、資料を深く読み込むことなく感覚的な言い回しで体裁を整え、文字数だけを稼いだことがバレバレだった。だからといって、元々底の浅い文章の内容をより具体化したからといって、現在より良い論文になるとも思えなかった。
「僕は先輩の文章って好きですけどね。読んでると心が和むというか、感情の浮き沈みを穏やかにしてくれるというか…けど、それって卒論においては合ってないんでしょうね」
どうやら、ヒグチはヒグチなりに俺の文章を認めてくれていたらしい。ただ、今の言葉はあまりフォローになってはいないのだが。
俺は今、あの「デッサン力のない抽象画」にこれからどう手を加え、教授にその良さを伝えようかと頭を悩ませている。今だけは、あのどこまでも続く青い空がどうしても気に食わない。
空はどこまで続いているのか、僕はまだ知らない。
空は晴れ渡って終わりが見えない。
手を伸ばしても届かなくて、空がどこにあるのかすら
わからない。
空は真っ青だ。
空があんなに青いのは世界の醜さから目をそらすため
だろうか。
死んだ人はお空に行ったんだよなんて話もある。
たしかに空はきれいだけれど、見ていたら魂を吸われて
しまいそうだ。
空は不思議でとってもうつくしい。
だから、僕はこの大空が少しでも長く続いていたらと思
うのだ。
いつか本当のことを知ったとしても、僕は空がどこまで
も続いていると思うだろう。
草原に寝転び、風に吹かれながら青い空を見つめ、
とりとめもなくそんなことを考えている。
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「青い空」
どこまでも続く空
『どこまでも続く青い空』
雨の後は空気が澄んでいるという。
日が差す畦道で空を見上げた。
視界が全て青になる。
……手を伸ばす。
青がその手を透過する。
届かない。
掴めない。
嫌気が差して俯いたその先、足下の水溜まりにも青を見た。
……それを力の限り踏み付ける。
矮小な自分。
矮小な空。
爆ぜた青い情動は、留まることを知らず。
雨で冷えて湿った風が、どうでも良さそうに頬を掠めた。
どこまでも続く青い空。
これ聞いて、あなたは何を連想しますか?
大半の人は、希望とか晴れ晴れとした気持ちとか…前向きなイメージをもつでしょう。
でも、俺はそう思いません。
これを見ているということはきっと、上を向いているのでしょう。
上を向いている、ということは、涙がこぼれないように、人に涙を見られないように隠して、我慢しているのではないでしょうか。
生きるのは辛いです。
苦しいです。
死にたくなる時だってありますよね。
だから、「どこまでも続く青い空」は、この世の地獄を表していると、俺は思います。
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テスト週間だったので親の監視食らってました。
テスト、二つの意味で終わったわ。
今回は何もかもに絶望して生きることをやめたくなった男の子の話です。
これ、実は書いている紙が学校の1分間スピーチの用紙だったりして、、
なんてことも考えます。
初めて書き手が登場した伝説の回となりましたね。
また出てくるかもしれないし、今後一切お会いすることが無いかもしれません。
なーんて。
人生辛いことばっかですが、こんな駄文を読んでくださる心優しい方がいらっしゃることに感謝しながら生きようと思います。
2023/10.24 どこまでも続く青い空
「どこまでも続く青い空、白い砂浜。くぅ~、サイコー」
「こんなんで喜ぶなんてすげーな、お前は」
「だって、仕方ないよ。こんなに綺麗な砂浜なのに、誰もいないんだよ」
「そりゃそうだ。もう秋だぞ。泳ぐには寒すぎる」
「沖縄ではまだ入れると聞きましたが?」
「そりゃ沖縄の話ですから」
今朝、彼女がどうしてもと言うので、海へ連れてきた。
その彼女は、楽しそうに波打ち際で波と格闘していた。
だけど、どこか無理しているようにも見える。
「それで?相談あるんだろ」
「‥太郎君にはお見通しか」
「突然海に来たいと言われれば怪しむさ」
そう言って、俺は彼女に歩み寄り隣に立つ。
彼女は水平線を見ていた。
俺もそれにならう。
「実はさ、親から彼氏に会いたいって言われてんだよね」
「そうなのか。俺は御両親に会ってもいい。でも、なんか会って欲しくないように聞こえるけど?」
「‥今まで秘密にしてたけど、あたし実は鬼なの」
「前に言ってたな。由来が分からないけれど小鬼の末裔だって」
警備の仕事の時に、酒に酔って暴れた彼女を取り押さえたが馴れ初めだ。
人化の術を使って、初めての人里で慣れない酒(鬼ころし)を飲んだかららしい。
鬼というのはその時聞いた。
「違うの。由緒正しい鬼の末裔なの」
嫌な予感がして彼女を方を見る。
彼女は真剣な顔でこちらを見ていた。
「由緒正しいって、まさか」
「そう、鬼ヶ島の鬼なの」
思わず天を仰ぐ。
一面青い空だった。
とりあえず深呼吸しよう。
最悪のケースだった。
「俺が桃太郎の末裔なの知ってるよな」
俺は桃太郎の家系として生まれた。
俺のご先祖様は鬼ヶ島の鬼退治をして、その功績が認められた。
それから桃太郎の家系は、代々人に害をなす妖怪を捕まえたり、懲らしめたりしており、俺もその仕事をしている。
「うん。だから言い出しづらかった」
ごめんねと彼女は言って言葉を続ける。
「こういう時代だから、桃太郎に興味あるひと、あんまり居ないの。お母さんも応援してくれてるし。でもお父さんがね」
「お父さんが?」
「バリバリの桃太郎アンチです。ハイ」
「ああー」
口から変な声が出る。
「今まで色々理由付けて、会わせないことができたの。お父さんは人化の術を使えないし」
「じゃあ、何かあったのか。人化の術が使えるようになったとか」
しかし、彼女は首を振った。
「お父さん、桃太郎嫌いを拗らせて、人間の文化もよく知らなかったんだけど、この前ハロウィンの事知ったの」
なるほど、ハロウィンか。
ハロウィンなら鬼の格好でも怪しまれないだろう
「それに合わせてこっちに来る、と」
突然彼女が俺の手を掴む。
「お願い、会って欲しいの」
「そう言われても、桃太郎じゃあ反対されるだけだよ」
「そこは大丈夫。天狗の末裔ってことにしてあるから。お母さんも全面協力。天狗のフリしてやり過ごせばいいの」
準備万端だった。
「駄目かな?」
彼女が上目遣いで見てくる。
俺はこいつのコレに弱い。
「分かったよ」
というと、満面の笑顔になり、そのまま海の方に走って行き、はしゃぎ始めた。
現金なものである。
俺は、ため息をこぼす。
一週間後のハロウィン。
それまでにボロを出さないよう特訓しなければいけない。
あの日は警備の仕事が有ったが、休むことにしよう。
忙しいが頼み込むしかない。
今から気が重い。
もう一度空を仰ぐ。
どこまでも続く青い空。
鬼退治のほうが絶対に楽だよ。
ハロウィンまであと8日
どこまでも続く青い空
ねぇおかあさんあの雲おっきいねぇ
「そうだね。この雲は隣の県の雲が見えてるのよ。だから、同じ空を見ているのよ。」
そうなの?この雲はこの街の人だけが
見えると思ってた。空ってひろいんだぁ
ある日母さんは警察の人に連れてかれた。
「ごめんね…」
警察の人からは今までのお母さんは
俺の本当の母さんじゃなかった。と言われた。
ずっと小さい頃から育ててくれた母さん。
意味がわからない。今までの母さんの愛は本物じゃなかったのか?
俺は翌日本当の親という人達に会いに行った。
「ああ…!よかった…無事で良かった…」
その本当の親という人はそう言って抱きしめてくれた。
でも、違うこれじゃない。俺は親じゃなくて母さんの
愛が欲しい。
窓から見えた空は青かった。
母さんもこの空を見てるのかな。
会いたいな母さん。
「どこまでも続く青い空」
今日、友が旅立つ。
船に乗り、生まれ育った島を出て都会に行くらしい。
何度か、行ったことはあるけれど。
息がしづらくて、とても苦しかったこと。
キラキラした町はとても綺麗だったこと。
それでも、やっぱり島に敵わないな、なんて思っていた。
友には、夢があるらしい。
それは、島では叶えられないものらしくて。
夢を応援したかった私は引き止めることも出来ず、ずるずると言えないまま、友が旅立つ日を迎えてしまった。
もうすぐ、会えなくなってしまう。
それがどうにも悲しくて、涙がこぼれそうになる。
でも、笑って見送って、って言われたから。
目尻に溜まる涙を拭き、船を見上げた。
ブォーーー
船の動き出す音がする。
友が、船からこちらを向いているのが見えた。
私は、深く、息を吸い込んだ。
「いつまでも、待ってるからっ!!
また、会おうね!!」
これで、聞こえただろうか。
ゆっくりと目を開け友を見上げると驚いた顔をしてこちらを見ているのが見えた。
そして優しく微笑み、こう言った。
「絶対、夢叶えてくるから!
それまで、待っててね!」
私は何度も頷きながら大きく手を振った。
船が見えなくなるまで、何度も、何度も。
船が水平線に消える。
どこまでも続く青い空は、静かに私たちを包み込んでいた。
どこまでも続く青い空を吸い込んで
また一歩まえに進む
もう振り返ったりしない、そう決めたのに
青空みたいなきみの笑顔が消えない
いまもきっと、どこかで誰かと