『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこまでも続く空
私は朝
大きい雲を見つめていた
それはどこまで続くのだろう
と思った
追いかけたんだ
ずっとずっと
どこまでも続く空を…
大切なものも、大切なひとも
好きな風景も、お気に入りのお店も
いつかは無くなる、変わる、違う何かに
いつだって変わらないのは、
この、どこまでも続く青い空だけ
(どこまでも続く青い空)
どこまでも続く青い空。
うーん、どこまでも続く空なら分かるんだけど。
自分のいるとこが青くても
太陽が届かないとこは黒いし、微妙な角度だと赤いし。
だいたい雲が厚いとこは、おじゃんだし。
そういえば、飛行機に乗った時に時刻は夕方で
飛行機の下の雲は赤かったけど、上の方は薄青かったな。
あのまま太陽が沈まないように飛行機が飛び続けたら
どこまでも続く青い空になるかな。
飛行機じゃ無理か?いや緯度によってはいけるか?
その前に飛行機乗りっぱは精神もフトコロもキツいか。
ん?やっぱり違うな。
地球は丸いから、これだと続くんじゃなくてループか。
うーん、…どこまでも続く空にしません?
どこまでも続く青い空を見ていると、結局どこにいても自分は一人ではないのだと感じる。
そんなことを、エッフェル塔の上で感じている僕は少し傷心気味なのかもしれない。
「体調は良くなったか。」
「お陰様で。」
地上115メートルの高さから呆然とパリの街を見つめていると、一通り景色を見終わった友人が戻ってきた。
階段を665段も上ったというのに息一つ乱すことない彼を、今日はとてつもなく恨めしい。
重たくなる足を必死に動かし、ぐるぐるとした階段を上る作業で吐き気が込み上げて来ていた僕とは大違いだ。
塔に上ると言い出した時は有り余るほど元気だった気力が、今ではゼロである。
「見て歩くか?」
「登っておいて何も見ないで下がるとか嫌すぎるって。」
吐き気を収めるために座っていたベンチから立ち上がり、まだ水が残っているペットボトルを鞄の中に押し込んだ。
こっちだと顎で友人が指し示す方に歩を進める。
外に続く扉を開けた瞬間、生温い風が僕の頬を撫でていった。
「うわ…きれ〜。」
言葉では形容しがたい、異世界のような世界がそこには拡がっていた。
パリと言えばやはり、伝統的な石造りの家だろう。豪華な装飾を匠の手によって丁寧に作られ、一つ一つが芸術品のように美しく感じられる街。
そんな街を高台から一望するというのは、かなり贅沢な経験だ。建物の高さも、角度なども均等に決まっているのか、全ての建物が綺麗に揃えられていた。
「反対から見ると、遠くに高いビルがあんだよ。めっちゃFFみたいだった。」
「FFなに?」
「あれは7だろ。」
「ちょ、みてくる。」
走る気力は無いのでゆっくりと歩きながら塔の反対側へと歩き出す。
途中、とても大きい広場のようなものがあり、その先に王様が出てきそうな建物があった。その建物がなんという建物なのか、政治的なものなのか知らないが。美しく綺麗であった。
「うわマジじゃんFFじゃん!!」
反対側に着くと、小さな。と言っても近づいたら大きいのだろうが。遠くの方に高いビルが何本も立っていた。それは端から徐々に高くなっていく感じで、それがこじんまりとしているのがFFの建物のよう。
石造りで均等な高さの建物たちから徐々に大きくなる様はかなり僕のテンションを上げさせた。
「上から見るか?」
ふと、友人が指さしたのはほんの数段。家にあるような階段である。
「絶っっったい無理。もう階段見ただけで吐きそう。」
いつもなら登るほんの数段もここまでたどり着くのに階段がトラウマになった僕には地獄のようで、思い切り首を横に振った。
そんな僕を見て、意地の悪い悪魔のような顔をした友人は笑って言う。
「上ろうな。」
その後一悶着あり、とりあえずで快晴とともに景色を見終わった僕らは階段…ではなく、エレベーターで地上まで下りることにした。
僕が階段は嫌だ!!!!と発狂しかけたことで、流石の友人も折れてくれたのだ。
改めて見上げたエッフェル塔はやはり世界遺産と言われるだけに美しく。東京タワーとは違った雰囲気があった。
空になったペットボトルをゴミ箱に投げ、塔に背を向けて歩き出す。友人は楽しそうに笑うと口を開いた。
「次は水三本くらい持って上るか。」
「二度と上らない。」
【どこまでも続く青い空】
#どこまでも続く青い空
広い広いこの場所に
たった1人で浮かんでる
それは青い空なのか
それは青い海なのか
境界線が解らないほど
溶けている
広い広いこの場所に
たった1人で堕ちていく
どこまでも続く青い空
いくら空そのものが青くても
雲がかかれば灰色で
日が傾けば赤色で
夜は濃く、朝は薄く
夏は輝き、冬は澄む
偶に考える
空は本当に青いものなのだろうか
どこまでも続く青い空が嫌いだ。
世界はこんなにも果てしなく広大なのに。
私はこの場所のほかにはどこにも行けないことを、思い知らされているようで。
どこまでも続く青い空が私には届かない幸せみたいで。
あの澄んだ青色が視界に映ると。
何だか泣いてしまいそうになるから。
私はこんなにも。
俯くことを覚えてしまったんだ。
【どこまでも続く青い空】
歯車
ギギギギギ
ゴゴゴゴゴ
ガガガガガ
ギギギギギ
ゴゴゴゴゴ
ガガガガガ
絶えず歯車の噛み合う音が響く、真っ暗な空間をひとり、わたしは歩いていた。
足元は無限の血だまりがあり、その上を靴で歩く度にぴちゃぴちゃと嫌な音がする。
歯車はわたしの頭の上で、いや、ドーム状の丸い世界の天井をびっしりと埋め尽くすように、歯車は噛み合っては回転していた。
わたしはおかしくなったのだろうか。
それとも、世界がおかしくなったのだろうか。
そもそも、この歯車の意味が分からない。
もちろん、地面を満たす血だまりの意味も。
ギギギギギ
ゴゴゴゴゴ
ガガガガガ
ギギギギギ
ゴゴゴゴゴ
ガガガガガ
ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ
ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ
ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ
僅かな震動、僅かな反響、僅かな色彩。
尚も、わたしは歩き続けるしかなかった。
例え、狂っていたとしても。
そうすること以外にすることが特になかった。
立ち止まれば、わたしは今に発狂してしまうんじゃないかと恐ろしくて仕方がなかった。
ギギギギギ
ゴゴゴゴゴ
ガガガガガ
ギギギギギ
ゴゴゴゴゴ
ガガガガガ…
ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ…
ぴちゃり。
クス。
クスクス
クスクスクスクス
クスクスクスクスクスクスクスクスクスクス
クスクスクスクスクスクスクスクスクスクス
クスクスクスクスクスクスクスクスクスクス…
…
君と過した夏は
暑くて
世界一の思い出でした。
お前は最強で
何でもかんでも背負い込んで
1人で...2人で最強なのに
俺一人で出来るだろって
君はさ強いよ
だから私がいなくても平気だよ
アンタの瞳はどこまでも続く
蒼い空のようだね
【どこまでも続く青い空】
床に寝っ転がって空を見る 。
淡い青。薄い雲。秋だなあ。
ついこの間まで夏の青だったのに。
夏の空は黒を感じる青。
真空の青。
視線を部屋に戻す。
片付け忘れてた毛糸玉がひとつ、カーテンの下に転がってるのが見える。
毛糸の巻き目。ぐるぐる。
空色の糸でぐるぐる巻きにされている地球。
私は今、地表に建つこの家の床に転がって、
窓枠の中から空を見ている。
空の内側を。
よく見ると
よーくよーくよーーく空の奥を見てみると、何なら瞼を閉じて見てみると星、星、星星星星…
星でぎっしりの世界!
どこまでの続く青い空に、君の打ったボールは空に舞い上がりどこまでも伸びていく。
「………!!!いけー!!」
君の打ったボールは、グングンと伸びていき、ホームランとなった。
君の打ったボールが、チームを勝利に導いたのだ。
私の、好きな人のホームランが…。
「小春ー!!勝ったー!!」
私の家の玄関をいきなり開け、開口一番の言葉が、上の言葉。
田舎ならではの防犯力………。
「おめでとうっ!!凄かった!!ホームラン!!」
「おめでとうねー。大ちゃん」
「えへへ、ありがとう小春のお母さん!」
小春は、私。大ちゃんこと大輔は、私の幼馴染。
「はーあ、大輔、甲子園いくんだねー」
「ま、甲子園っていってもセンバツだけどねっ!」
「そんなの関係ないよっ!甲子園に行くってだけで、スゴいんだから!!」
大輔は小さい頃は小さくて、とても細い子供だった。けれど野球をするようになってから身長も伸びて、筋肉もついて、今では野球部の4番を任されるほどの男性になった。
そして高校ではよくモテるようにもなった。
「大輔が甲子園でたら、もっと人気になっちゃうね…」
「えっ!?何いってんだよ。そんなの高校球児っていうだけのことだろ?俺じゃないよ。」
「俺だよ。みんな、大輔のファンになる」
「だから、高校野球を通しての俺のファンになるだけで俺の全てを見てファンになるヒトはいないって、そんなのは、一過性…。」
「……そうかもだけど……」
「それに、」
「……うん?」
「俺は、一人の女の子に振り向いて貰えればそれで良いんです」
「……うん?何?」
「ううん。なんでもない」
大輔がなんと言ったのか私は聞き取ることが出来なかった。
けれど、両片想いのこの関係は、もしかしたらあと少しで、変わるかもしれない。
そんな予感がする……。
どこまでも続く青い空
詩みたいな言葉だ
そんな空、見たことあるかな
きっと見た事があるけれど
不思議と思い出せない忘れられた空…
空、海、山、
たくさんの美しい景色を見てきただろうに
脳裏に焼きついた景色の記憶が
今はとても薄い
広い海に広がる、どこまでも続く青い空が見たい。
叶うならば誰かとずーっと見ていたい…
テーマ「どこまでも続く青い空」
近眼のぼくにも見える猫の瞳が映す空のパースは視てない
近眼のぼくにも分かる猫の目に映る空にはパースが無いこと
近眼のぼくにも見える猫の目に映る空には視えないパース
近眼のぼくにも見える猫の目に映る空からパースは見てない
近眼のぼくにも見える猫の目が映さり空 パースは視てない
猫の目が映す空のパースは見てない
近眼のぼくにも見える猫の瞳に映りし空のパースは取られず
近視でも見える 猫の瞳が映す空、狂うパースを追わなくていい
近視でも見える 猫の瞳が映す空、狂うパースは追わなくていい
近視でも見える 猫の瞳が映す空(狂うパースは追わなくていい)
溜め息一つ
上を向く
気持ちいい程
青空が広がっている
深呼吸
そして
再び見上げる
終わりのない空を追いかけ
僕は走り出す──
(2023.10.23/どこまでも続く青い空)
山に登ると空が近くなる
同じ空気なのに
気持ちがいい
ただそれだけのことでも
また行ってみたくなる
〜どこまでも青い空〜
見上げると私は主人公なんだなと思う。
特別な空。
私は満天の星空が忘れられない。
もう一度見たい空。
どこまでも続く青い空
ねえ
真っ青なキャンパスに
貴方なら 何を描く? と
空を見上て 彼女は言った
おっきなハートかな!
単純な 僕の回答に
きっと笑うだろうと思いながら
彼女の方を見た
だけど
予想とは裏腹に
素敵ね !
と微笑みながら
自分の手を思いっきり伸ばして
大きなハートを空に向けて描いていく彼女
何故だか
その光景に 僕はたまらなく
泣きそうになった
どこまでも続く青い空
底の見えない青い水
どっちが空でどっちが水だったのか分かんないけど
もう取り返しがつかない事
この地球は、どこまでも続く青い空に囲まれている。
他の星は何色の空に囲まれてるんだろう?
【 どこまでも続く青い空 】
雲一つなく、澄みきった空。
誰の上にも等しく存在して、誰の影響も受けない。
地上で何が起きたところで、きっと何も変わらない。
自然が汚染されても、争いが激化しても。
空は何も変わらず、包みこんでくれるだけ。
だから、見上げてごらん?
誰が見ても、何も違わないよ。
明るくても暗くても、何も。
きっと、自分の小ささに気づくだけ。