『ところにより雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もしもし? 今どこ? ……うん、うん。あははは、やっぱりね。いや、そういえば「ところにより雨」とか天気予報が言ってたなって思って。で、空見たらそっちの方すごい色だったから。そうかなって。うん、迎え行くよ、待ってて。ううん、こっちは降ってない、大丈夫。あ、でもこのまま行くから、傘一本しかないけど文句言うなよ。わざわざ家帰んのやだし……あはは! まぁそれはそうだね。てか、不用意な方が悪いんだからそもそも文句言われる筋合い無いし。うん、うん。じゃあ今から行くから待ってて。ちゃんと屋根の下いろよ? いや、やりかねないじゃん。うん。じゃあもう向かってるから。また後で。
お題:ところにより雨
良かったね また仲良くしようね
なにもかもが解決したような言葉
そっと奥歯を噛み締める
何も終わってない
納得なんかしてない
ただ私が我慢しただけ
ごめんなさいより先に
そんなつもりじゃなかったが出てくる
あの子を許しただけ
嵐を乗り越え 絆が深まった?
いいえ 深まったのは溝
もう空は晴れ渡ったね?
いいえ いつもしとどに濡れているわ
#5.ところにより雨
𖧷ところにより雨𖧷
今日の気分
こどもの気分
恋愛で期待してしまった時の気分
ねこの気分
(笑)
全力であったその隙間に見せる
曇り空から…
そこで自分を保てないと
雨が降るんだ!!
冬はよく晴れて雨がほとんど降らなかった 冬の終わり頃にはダムの水不足がよく話題になり心配になった… 季節は進み春が近づいてくると雨が降るようになった 大事な恵みの雨だからホッとした… ところにより雨 歓迎します!
ポポヤ
夜の街は、どこも乾いていた。
アスファルトも、ネオンも、
全部がきれいに光を跳ね返している。
「降らないね」
__が言うと、〈君〉はグラスの氷を軽く揺らした。
「うん」
短い返事。
その音だけが、やけに澄んで聞こえる。
小さなバーのカウンター。
__と〈君〉の間には、指一本分くらいの距離。
近いのに、触れない距離。
「天気予報、外れたね」
__が続ける。
「“ところにより雨”って言ってたのに」
〈君〉は、少しだけ笑った。
「外れてないよ」
「え?」
「ちゃんと降ってる」
その言い方に、少しだけ引っかかる。
「どこで?」
聞くと、〈君〉はグラスを持ったまま、少しだけ視線を落とした。
「見えないところ」
昨日と同じような言葉。
でも、意味が違う気がした。
しばらく沈黙が続く。
店内には、静かな音楽と、
遠くの会話のざわめき。
「ねえ」
〈君〉がぽつりと口を開く。
「人ってさ、どこで泣くと思う?」
唐突な質問。
でも、今はそれを唐突だと思えなかった。
「家とか?」
無難に答える。
〈君〉は首を横に振る。
「もっと、ばらばらだよ」
グラスの縁を、指でなぞる。
「電車の中とか、夜道とか、誰もいないキッチンとか」
その一つ一つが、やけに具体的で。
「同じ時間でも、同じ場所でも、
泣いてる人と泣いてない人がいる」
そこで少しだけ言葉を切る。
「だから、“ところにより雨”なんじゃないかな」
胸の奥が、少しだけ重くなる。
〈君〉は、やっとグラスを置いた。
そのとき、気づく。
〈君〉の目元が、少しだけ濡れていることに。
でも、泣いているようには見えない。
涙は落ちない。
ただ、そこにあるだけ。
「……降ってるじゃん」
思わず、そう言ってしまう。
〈君〉は、少しだけ驚いた顔をして、
それから困ったように笑った。
「見えちゃったか」
その言い方が、やけに軽くて。
「なんで隠すの」
聞いたあとで、少しだけ後悔する。
〈君〉は少し考えてから、答える。
「濡れると、困る人がいるから」
「誰が?」
少しだけ、間が空く。
—
「たぶん、」
その答えは、思っていたよりも静かだった。
__は、何も言えなくなる。
〈君〉は、目元を軽く拭う。
でも、完全には消えない。
まるで、降り止まない小さな雨みたいに。
「ねえ」
〈君〉が、少しだけ顔を上げる。
「もしさ、」
言葉を選ぶみたいに、ゆっくり続ける。
「誰かが気づいたら、その雨って止むと思う?」
分からない。
でも、黙っていたらいけない気がした。
「……分からないけど」
「少なくとも、ひとりで降ってる感じはなくなるんじゃない」
〈君〉は、少しだけ目を細めた。
「そっか」
その一言が、やけにやわらかい。
しばらくして、〈君〉は立ち上がる。
「帰るね」
「送るよ」
反射的に言う。
でも〈君〉は、ゆっくり首を振る。
「今日は、大丈夫」
その“今日は”が、少しだけ引っかかる。
「またね」
そう言って、〈君〉は店を出ていく。
ドアが閉まる音。
外を見ると、やっぱり雨は降っていない。
でも。
さっきまで、ここには確かに雨があった。
グラスの中の氷が、静かに溶けていく。
その音を聞きながら、ふと思う。
あの雨は、止んだんだろうか。
それとも、ただ場所を変えただけなのか。
「ところにより雨」
その意味を、少しだけ知った気がした夜だった。
『ところにより雨』
雨が降っている。
——俺の頭上にだけ、…………。
今日の天気は雲一つない快晴、ただし。ところにより雨。
主に俺の頭上がな。
○○○
俺は、どこにでも居る大学生だ。
朝起きて、大学行って、友達と遊んで、課題やって、寝る。
そんな当たり前の行動しかしてない俺が、なんでこんな目にあってるのだろうか。
「やっぱ、あれなんじゃないの~? 雨女ちゃんの呪い」
「馬鹿か、この世に呪いなんて存在しない」
「じゃあ今の不っ思議~な状態に対する説明は~?」
「…………」
友人がヘラヘラとした顔で俺に話し掛けてくる。
チャラチャラしたヤツだが、それなりに友情に篤いらしく俺の周囲に雨が降るという異常が起きても、変わらずに話し掛けてくれた良い友人の一人だ。
「雨女、か……」
「ちょっと地味な子だったよね~」
「……よく覚えてない」
「ひっど~!!」
雨女、とは。たしか大学に所属する一人の女学生を指す言葉だ。
随分な雨女らしく、彼女が居るところには常に雨が降るという。
大学入学時に遅れて来た際、彼女がやって来た途端に、雲一つない快晴が土砂降りのゲリラ豪雨になり、病弱な彼女が倒れて運ばれたのち、また直ぐ様に立派な虹のかかった晴天になったのは、この大学で有名な話だ。
俺はよく知らないんだが。
「なぁ、あのときの雨の話は本当の話なのか?」
「ん~? あ、そっかぁ。君は、あの雨女ちゃんを運んでたから、虹が掛かるのを見てないんだっけ~?」
「ああ、正直疑っている」
「あ~、まあ、ね。うん、うん。仕方ないかあ~。でも、アレじゃない? たぶん、君が雨女ちゃんに告白された、惚れられた理由ってソレだと思うよ~きっと」
俺は少し眉を潜めた。
不快だったからではない。理解出来ず、意味が分からなかったからだ。
「……普通に人助けしただけだろ? 何故、それで惚れた晴れたの話になるのか分からん」
「そういうとこ~」
……どちらにしても、このままでは埒があかない。
「彼女と話をしてみようと思う」
「頑張れ~」
○○○
友人と別れ、ツテを辿り、彼女の家の前に辿り着いた。
彼女の家、青い屋根の一軒家に対して、俺は一つ深い深呼吸を、したあと、覚悟を決めてインターホンを押した。
“ピンポーン”
「はい」
……出たのは、見知らぬ女性だった。
面食らう俺だが気を取り直して、妙齢の女性と少々話をする。
「娘に会いに来たの……」
「はい」
「そうなのね、でも……」
「でも?」
「娘は今、病院で植物状態なのよね」
「…………はい?」
「ちょっと貴方、娘を起こしてきて下さらない??」
「は?」
「お願いね」
手に紙を握らされて、反論の隙もなく扉を閉められる。
手に残る紙には、病院の住所と、病室が書かれていた。
「行くしか、ないのか」
俺はため息一つ吐いて、諦めて病室に向かうことにした。
○○○
これは、局所的に雨が降り注ぐようになった俺が、雨女と言われる“秘密”を生まれ持った彼女と、世界の真実に対して深く関わりながら、仲を深めて行く話だ。
続かない、
おわり!!
○○○
追伸、久々に長くなりそうで、途中で慌てて切った。
長い長文にも関わらず、ご愛読ありがとうございました。
今日も満員電車。
昨日は充実していた。
Unity触ったし。
ジャンプのトレースしたし。
作業中のイラストも描けたし。
毎日がこうだと良いな。
今日はところにより雨。
傘持ってこなかった。
生きろ!! 俺。
ところにより雨。
私の雨は止むことは無い。
いつまで振り続けるのだろう。
もう疲れた…。
だらりと傘を持っていた腕を下げる。
じっとりとした空気。それに混じる匂い。お構いなしに雨は私に落ちる。
疲れた、疲れた。
今日は久々にぐっすり眠った
年を取ると身体を維持しなければと
色々な事に敏感になる
「あれが良いよ」と聞けば買い
また、「やっぱりあっちが良いよ」
………と聞けば、また買いに走る
その内に、食品(サプリ)からグッズまで
色々な物が所狭しとひしめき合う
沼るとプチトレーニングルームが
出来上がったりするが、大体は
しばらくすると埃を被っている
「私なんていつ人生終わってもいい」
笑いながらランチタイムなんかで
皆がよく口にするセリフ…
けれど、だ〜れも本気でそんな事
思ってない
少し眺めてほしい…
飲みかけのサプリ、薬のストック…
やっぱり、本気で思ってない(笑)
さあ、よく眠りよく食べて元気に長生き
しましょう
単純明快な答えを維持する為に
頭を捻り体を鍛え今日も1日頑張ろう
今日のお天気は……
「ところにより雨」か…
この道路のここは、雨の境目になっている。
風の流れのせいか、雲の量のせいか、向こうに見える山の勾配のせいか、ここは天気予報が「ところにより雨」の時、道路の真ん中を境に、向こう側で雨がくっきり、壁のように降っている。
一歩向こうに踏み込めば、たちまち雨粒が体を打ち、
ざあっと降雨の音が、耳を包み込む。
いつも雨雲の境目がここにある。
ここはそういう道だった。
目の前で、雨が地面を叩いている。
水たまりを跳ね飛ばした車が、水溜まりの残滓を撒き散らしながら、乾いたコンクリートを踏んでいく。
なぜそんな奇特なところに私はいるのか、というと、なんでことはない、この道路の先が私の地元だからだった。
間違っても、天気マニアで雨の境を観光に来たとか、新天地でうまくいかなかった自分の人生のために感傷に浸りに来たとか、そんな話ではない。
ただ、地元に、実家に帰る道すがら、通らなくてはいけない道なだけだ。
中学を卒業してすぐ、実家を出た。
山間の、周りでは一番大きいくせに、最寄りのコンビニに行くには車が必須な、そんな中途半端に廃れた地元の町が嫌になって、県外の高校を受験した。
授業でうっかりおもしろ回答をしたことや、良かったテストの点さえも、あっという間に広がる地元の町の狭い人間関係が嫌になって、当たり前のように、駅でカフェに寄り、その足で地下鉄を乗りこなす人を恋人にした。
色褪せ錆びれた店の看板や、蔦に絡まれた錆びついた門や、今にも崩れそうな空き家のブロック塀を避けて道の真ん中を通るように、と先生から言われるような、そんな閑散とした歯抜けのような町並みが嫌になって、ミニチュアか何かのパズルかのように、ぎっしりと清潔な建物が並び立つ、騒がしい街に住むことにした。
高校を卒業したら働くか、働くかの選択肢しか話さない同級生たちにうんざりして、志望大学や研究テーマや大学生活を受験勉強でやつれた顔で、しかし、キラキラとした目で語るそんな人を友人にした。
その結果は…
結果は。
ご覧のとおりだ。
私は結局、見慣れた雨の壁の前に立っている。
清潔な都会の街の高校に受かって、バスに乗って地元を出た日も、確か天気予報は、ところにより雨の日だった。
あの日、この雨の壁を抜けた時、私はスッキリとした晴れがましい気持ちだった。
これで、インターネットで自傷行為のように何度も見た、都会のキラキラとした未来を、自分の手に掴めるのだ、と信じきっていた。
あのスマホの中の無数の投稿から見えてきた、現代の地域格差というものから私は抜け出せたのだ、と思っていた。
しかし、それは間違いだったのだ。
判で押したような定型の暮らしで作り上げられた地元の社会で育った私は、自由への責任を知らなかった。
有り余るほどの選択肢がある中で、自分で最適解を考え、将来を選びとるということを、私はできなかったのだ。
気がつけば私は、溢れる物、人、選択肢に呑み込まれ、誘惑と欲望に負け、下へ下へと流され流され、とうとう街で生活できないほどに落ちぶれた。
追い詰められて、騙されて、賢くない私は、犯罪にまで手を出した。
私は、あの街では、まごうことなき田舎者で、喰われるカモだった。
あの時は、雨から脱せたと思っていた。
この雨の壁を抜けた、こちら側は、快晴だと思い込んでいた。
しかし、今私の上には、ぼんやりと濁った空がある。
考えてみれば当たり前だ。
「ところにより雨」の日は、雨が降っていない地域も、ぐずついた天気なのだ。
この道路は、雨の境目になっている。
一歩踏み出せば、たちまち雨粒が体を打ち、ざあっと降雨の音が耳を包み込む。
あの頃は、それを煩わしいと思っていた。
まだ自由の代償を知らない、青かったあの頃の私は。
ところにより雨
今日は雨が降っています
体調も悪い
気分も暗い
雨が降ると瞼が重い
雨の日こそ、外に出たい
ところにより雨
最近書けなくなったのを誤魔化すように短編を上げるm(__)m
#特別な存在
昨日ひっそりスペース確保して、書き終わったのでよかったら。
ザッ…ザザ…
「…このあと…天気をお伝えします…現在、各地で雲が広り……ところにより雨…」
ザッ…ザ…ザー……
ノイズがひどい。
卓上ラジオの声は、ほとんど聞き取れないまま、予報を終えた。
…嫌な気がして、外に出る。
見上げると、さっきまで晴れていたはずの空は、暗い雲に覆われていた。
今にも振り出しそうで、とりあえず店先の商品を中へ運ぶ。
――ふいに、辺りが暗くなる。
持っている重さは分かるのに、目では形が掴めない。
と、…と…
独特な足音が、規則正しく、かすかに響く。
気づけば、それはゆっくりとこちらに近づいていた。
…来る気はしていた。
会いたくも無いその顔が、頭に浮かぶ。
諦めたように、息が漏れた。
面倒ごとに巻き込まれるのは、御免だ。
何度目かの、この気配。
足音が、すぐそばで、静かに止まるのを待った。
(後書き)
一人称っぽくを、練習してます^^;
今日は
晴れ
ところにより雨…
急に変わったのは
あなたが他の子とばかり
楽しそうに
話していたから…
きっと私よりもあの子のことが…
そう考えたら
さみしくて、雨
お題
ところにより雨
3/25nao
雲が土地を覆っている
「今日は多くの地点でよく晴れる」と朝聞いたはずなのに私の行き先は「多く」には入らないらしい
なぜだろう
私の頭上は澄んだ青なのに
アプリで見た目指す場所は雲がついている
地形がくっきりと見えるのにそこだけ隠されている
30分強電車で移動するだけの場所
両者の違いは何なのだろう
行き先が例外にあたる私は何なのだろうか
ついた場所に雲がいなくなってたら魔法使いにでもなろうかなと、憂鬱さを誤魔化しながら不安とともに電車へと乗り込む
308
私の心は快晴の時もあれば
雨の時もある
天気予報のように
事前に分かれば良いのになあ
「ところにより雨」
天の川銀河はところにより雨
場所によっては惑星が降り注ぐでしょう
ところにより雨
山沿いの町は
いつも
ところによりの
ところになりがち
雨も雪も
時には霧もふる
ところにより 雨
天気予報士が泣いていた。
「ところにより雨です」
この人が泣いているから
雨が降るのかもしれない、そう思った。
数年前のパンデミックをきっかけに家から出ない生活が長くなっていた。今日も午前のオンラインミーティングさえ終われば小一時間で仕事が片付いてしまう。優秀なわけでもなく、効率がいい人間であるから、日常も効率的になってしまった。
あるより、ない方が楽。したいより、しない方が静か。そんな直感から、心も大きく動かなくなり、動かし方もわからなくなった。
そもそも心は動かそうと思って動かすものじゃなかったんだ、ということに気がついたのは今朝だった。朝食を食べながらXをなんとなく眺めていた時だった。
天気予報士が泣いていた。
たったそれだけのことに、目を止め、息を飲んだ。
しばらくして鼓動が跳ねていることに驚き、鏡を見に行った。
今どんな顔をしているのだろうか。
記憶の中の自分との間違い探しは考える必要もないほどだった。まるで顔の必需品みたいに目の下にはクマがある。
口角に手を当て、ニコッと笑わせてみるが失敗した福笑いのようなぎこちなさだった。
なぜあの予報士は泣いていたんだろう。考えても仕方のないことに時間を使ったのは久しぶりだった。
撫でた顎の無精髭に一本、白髪が混ざっていた。
スマホ画面に映し出された心天気予報。
生年月日で登録しておくと、自分の心の天気が見れるのだ。
どれどれ、今日の天気は……。
"晴れ、ところにより雨"
雨……。
今日は同じクラスの吉田さんに告白するのに、これじゃ告白する前にフラレたみたいじゃないか。
いや、あくまで予報だし、外れることもある。
前向きにいこうぜ、俺。
頬を叩いて気合いを入れ、学校へ向かった。
特に問題は起きず、全ての授業が終わり、放課後を迎える。
ここからが本番だ。
吉田さんが教室から出たのを確認して、追いかける。
吉田さんは一人で廊下を歩いていた。
よし……今しかない。
「吉田さ――」
声をかけようとした瞬間、吉田さんの元に一人の男子が近づく。
「学校内はダメだって言ったのにー」
「いいじゃん。皆に見せつけてやろうぜ」
「もう……早く帰ろっ」
吉田さんと男子は、並んで校舎を出た。
……なんで跡をつけているんだ?俺は。
「あっ、雨降ってる……私、傘忘れちゃった」
「俺の傘に入りなよ。家まで送るから」
「じゃあ……お言葉に甘えて」
吉田さんと男子は相合傘をして、楽しそうに話しながら歩いていった。
……俺も傘を持ってきていない。
吉田さんに彼氏がいるの知らなかったし、普通の天気予報を見るのを忘れてしまった。
心の天気予報は、ところにより雨と予報していたが、これじゃ雨と雨が重なって大雨じゃないか。
「くそー!天気のバカやろう!」
俺は心の天気と空の天気に文句を言いながら、走って家に帰った。
「ところにより雨」
天気予報確認した子首かしげ「ところによりってどこのことなの?」