ところにより雨』の作文集

Open App

ところにより雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/24/2024, 7:10:23 PM

今の自分で良いのだと思いたいです。自分が自分を好きになるような生き方をする事かな!

3/24/2024, 7:04:07 PM

真面目な大学生だ。いい成績をとっているし、真面目に授業を聞いているし、例正しいもよく言われる学生だ。同級生たちにも、後輩たちにもよく憧れている。
 だが、失敗を知らないというわけではない。落ちない者とは存在していないでだろう。

 サキは、毎月曜日の同じに朝6時に目指した。バイトは8時から始まり、遅くならないように、早めに起きた。当日は大事な日だった。将来の夢を叶うかどうかわかる日だからだ。普通通りに準備して出勤した。

 バイトは大学の近くあるパン屋さんである。朝から昼までクロワッサン、パン、ケーキなど売っている。店長がフランス人で、サキは大学でフランス語を学んでいるので、いい経験になるはずだと思って応募した。

 実際に、サキはフランスに留学の経験があって、帰国してからずっとフランスに戻りたかった。その日は結果をわかる日だ。

 パン屋さんの全員がサキの希望を知って彼女を応援した。店長がフランス語の書類を添削するまで手つだった。だからサキの知り合いが全員疑問なしで「絶対受かる」と言っていた。

 彼女しか疑いを持っていた。でも全員に応援されていたから、何かを言うのが失礼と思って何も言っていなかった。

 休憩の時間が来た時、休憩室に入ってすぐにメールを調べた。

 外はは雨が深々と降ってきた。

〘ところにより雨〙

3/24/2024, 6:35:57 PM

今日も雨に打たれた
外に出ると大体雨に降られる
雨予報で準備万端な時に限って
くもり空のまま目的地に着いたりする

マーフィーの法則というらしい
心に余裕がある時はくすりと笑えるが
慌ただしくしている時に見舞われると
「どうしてくれようか?マーフィー」
と怒りの鉄槌を下したい衝動に駆られる

まるで自分の心とリンクしているかのような空模様
そう考えると雨の日も悪くない
スピリチュアル的に雨は浄化作用もあるんだとか
それほどまでに私の心は穢れきっているんだろうか
そのたび洗い流してくれてるのなら
プラマイゼロだからいいか

ところにより雨=私のところは雨、と
心に留めておくとしよう

3/24/2024, 6:10:05 PM

大阪は飴
違うわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
お題は👉️ところにより雨👈️じゃあ~ってかあ
ε=(ノ・∀・)ツ

3/24/2024, 6:02:01 PM

天気予報を見ていて1番困るワード。

それは、“ところにより雨が降るでしょう”

ところって何処!?

ねぇ!!ここは降るの!?

職場付近は!?

遊びに行く予定地は!?

結局干した洗濯物を入れ込んで、出かける際は折りたたみ傘を頼らなければならなくなりますよね。

出かける時、少しでも荷物が減るようにと天気予報を見たはずが。

最初よりも荷物が増えている現象が…

ただ、恋人と過ごす時間。晴れていたはずが急に雨になった時。

傘をコンビニで2本買うの勿体ないから、1本でいいよねって。

その1本を2人で使う時。

相合傘をした時。触れる肩と肩の温もりと。

決して私を濡らさないようにと、私の方に傘を傾けてくれる恋人の優しさに触れた時。

“ところにより雨”が素敵な言葉に聞こえてきますね。

✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼✼••┈┈••✼••┈┈•
はじめましての方ははじめまして。
そうでない方は、いつも閲覧して頂きありがとうございます。
パーティ全滅勇者でございます。

いつもは短編小説を書かせて頂いてますが、いい感じの物語が思い浮かばず…

なので、私の「ところにより雨」についての思いを書かせて頂きました。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

3/24/2024, 5:58:09 PM

「晴れのちところにより雨が降るでしょう。」私の心にはずっと雨が降ってるけどね。なんて思いながら憂鬱な朝を迎える。一口かじって残した食パンと手をつけていない目玉焼き。「もうちょっと食べていきなさい。」と母に言われるが、「食欲無いからいらない。」と冷たく返す。「いってきます。」と暗い顔で暗い声で挨拶をしてから家を出る。いつになったら私のことを見てくれるの?はあ。君の事ばっかりが授業中でも頭の中でぐるぐるしてる。あっという間に学校が終わり帰ろうとする。「あ、雨だ。」今更雨が降ってきた。「タイミング悪いね笑。」無邪気な笑顔で話しかけてきた。あ、話しかけてくれた。「そうだね。傘持ってないから最悪だな笑。」別に君の傘を貸りたいとか、一緒に傘の中に入りたいなんて思ってないよ。そんな贅沢は言わない。君の笑顔を見れればそれでいい。話せたらラッキー。そのくらいの方が楽だから。期待したら辛くなるから。「僕の傘貸そうか?あー、でも、貸したら僕の分無くなっちゃうか。帰り道同じ?だったら君が嫌じゃないなら一緒に帰ろう。」
やっと私に運が回ってきた。幸せ。こういう事をきっと幸せというのだ。「いいの?じゃあお言葉に甘えて。ありがとう嬉しい。」こんな短い言葉に収められるほどじゃないけど私の気持ちを伝えた。心に雨が降っていたけれど、晴れた。天気は晴れじゃなくて雨だけど、雨だからいい。だって君と帰ることが出来るから。ずっと雨が降っていればいいのに。

3/24/2024, 5:57:38 PM

ところにより雨

不安定
見せる顔
コロコロ変わるように…

変幻自在

でも

心は大雨
見えないの…

1人で抱え込む

笑顔の裏は
泣いている…

3/24/2024, 5:49:15 PM

雨が強くなった。
つい先程まで運良く晴れていたと思っていたところにこの雨。帰り道にある小さな商店街の、とりあえず目についたサンシェードの下に駆け込む。走ったために乱れた呼吸を整え、シャッターに背を預けては濡れた髪をかき上げ苦々しく空を見上げた。雲の動きが速いところを見ると、直にこの雨も止むだろう。ふと視界に入ったサンシェードは店先に僅かばかり伸びている程度で、随分年季が入っているのか色は日に焼け全体的に白っぽく、所々ほつれて穴も空いている。すると見上げていた頬に雨が一雫、落ちてきた。その冷たさに思わず眉をしかめ、ポケットからハンカチを取り出し濡れた頬を拭く。首の後ろも拭こうと俯いた時、スマホが鳴っていることに気付いた。鞄から取り出して画面を確認しようとした時、スマホ越しに向かい側に止まっている車が見えた。見覚えのある黒い車に、乗っているであろう人物のことを考えて無意識にため息をこぼす。
「 …もしもし 」
「 おっ、何だよそのテンションの低さは 」
スマホの向こうから聞こえてくる声は妙に明るく、少しだけ笑いを含んでいた。
「 いや、何してんだよこんなトコで 」
小さな商店街。当然道路も狭く、車はなんとかすれ違える程の幅しかない。通りは多くないとは言え、道路の半分を占拠していては迷惑になる。にも関わらずハザードランプをつけ、こうして呑気に電話をしてきているのはあの男の無神経さから来るものであった。
「 何って、雨を追っかけてきた。お前、雨男だしな 」
確かに雨にはよく降られる。小さい頃からそうだった。その事でからかわれたりイジメにあった事もあるが、この腐れ縁の幼馴染はそんな事気にもせずいつも俺を遊びに連れ出した。
「 何か用でも… 」
「 そういや朝の天気予報でところにより雨とか言ってたけどよ、ここまで来るとアレだな、お前がいるところにより雨、だな 」
突然のダジャレに顔が引き攣る。スマホからはスピーカーにせずとも笑い声が漏れ聞こえた。今すぐ切ってやりたい。一頻り笑ってから不意に車の窓が開いた。
「 悪い悪い。いや、家まで送ってやろうかと思ってこっち来てみたんだ。そしたら暗い顔で雨宿りしてるから、何かあったのかと思って 」
色の濃いサングラスを軽くずらし、こちらを伺うように見てニッと笑ってみせる。子供の頃から見てきた、悪戯っ子のようなあの笑顔。何かあった時はいつもああして笑って俺の手を引いていく。嫌なことがあった時も、失敗して落ち込んだ時も、心無い言葉に沈み込んだ時も。
「 ……別に 」
雨の中小走りに車へ向かう。後部座席に乗り込むと、バックミラーに映る満足気な目が見えた。なんだか癪だが仕方ない。いつ止むか分からない雨に付き合っていられるほど暇じゃないのだから。
「 いつまでもここに停めてたら邪魔になるし、まぁ、タクシーとして使ってやるよ 」
運転席から機嫌のいい笑い声がする。
「 オーケー、お客さんどちらまで? 」
「 家まで。ついでに何か甘い物奢れ 」
気付かないうちに口元に笑みが浮かんでいた。心の雨も、もう直に止むだろう。

3/24/2024, 5:18:02 PM

ところにより雨


「あー…」

降ってきたか。
もちろん傘なんて持っていない。
下校時間に合わせるように降り始めた雨を少し睨む。
勢いは増すばかりだ。

「はぁ…」

どうしたものか。

「あれ、傘持ってないの?」

声の方を向く。友人がいた。

「あはは…帰れなくなっちゃった」

「傘、入る?途中までだけど」

「いいの?」

「うん。それまでに止むでしょ
 止まなかったら近くのコンビニまで送ってあげる」

「ありがとう」

二人が入るには少し小さな傘。
お互いが濡れないようピッタリとくっつく。
あったかい。
友人とはいえ相手に触れることなんて滅多にない。
そう考えると鼓動が速まる。
伝わってしまわないだろうか。
少しでも離れようとすると
"濡れるでしょ"と言わんばかりに近づいてくる。
その度に心臓が跳ね上がっていた。


「じゃあね。また明日」

そう言って歩いていく彼女を見送る。
別れる頃には雨が上がっていた。
少し先のコンビニを一瞥する。

「もう少し降ってたらよかったのに」

不満げに言う私は表情を崩していた。

3/24/2024, 5:00:02 PM

仕事と私、どっちが大事?

私はこの質問が苦手だ
仲良し同士がする空気感などでは無く
真剣な眼差し。

この質問をする時点で、相手の期待する答えは
『君が大事』
けれどもそうとは思えないからこそ、
相手は聞いているのだ。

では、
『仕事が大事』と答えてみては?
それは落胆もするし、納得もする。

─私達どうして付き合ってるの

新たに疑問が生まれるだけ。

そもそもこの質問などしなければいいとさえ思う。

『君がいれば何もいらない、今の仕事辞めたっていい』
大袈裟に言われたこともあったな、

そんなこと言われて、私が喜ぶとおもってる?
妙に腹立たしかった。

『これ以上、困らせないで』
冷たく言い放たれたこともあったな。

これ以上、ね…
心を閉ざすにはじゅうぶんすぎた。

嫌なことばかり思い出す。


仕事と比べることではないけれど
あなたは私を1ミリも見てくれないから、
少しでも見てほしかっただけ。
気を引きたかっただけ。

寂しかった。
このままなら、いっそ手放してよと何度も思った。

寂しいと言うとあなたはとても嫌がる。

1人で過ごすのがうまくなった。

寂しさは、感じるけれど
誤魔化すことがうまくなった。

忙しいのだから仕方ない。
今だけ。

寂しいな。

寂しいと伝えることもできないのは
とてつもなく悲しいことなのだと
苦しくて辛いことなのだと、今では分かる。

麻痺してたんだ。
さみしい場所に居すぎて、心が壊れないように。

人の心は複雑で
ふとしたことで歪む。

何が悪くて、何が良いかはわからないけど

寂しさを、受け止めてほしかった。

3/24/2024, 4:57:18 PM

雨が降っている。
それは今が梅雨時期だからということもあるのだけれど。
不思議なことに、俺がオフの日は結構な確率で降るのだ。
タダでさえインドアな人間なのに、雨が降ってしまうともう、食材を買いに行くのさえ億劫になってしまう。


余り物でなんとかなるかな。
いや、でもこの前使い切ってしまったようなーー

……うーん、…………行かなきゃダメかなぁ……。面倒くさいなぁ…あ、そうだ、彼に頼もう。
確か、今日早いって言ってたし。
そうと決まればLINEを送る。
と、タイミングが良かったみたいであっという間にいいでしょう!と彼の声がするスタンプが送られてきた。


最近、こんな風に大人しく彼の帰りを待つことが増えた気がする。
まるで俺を外へ出さないようにしてるみたい
は考えすぎか‪w



雨の檻
(君が降らせたと考えれば雨の日も悪くない)

『ところにより雨』



作者の自我コーナー
以前別サイトで書いた話のサルベージ
小さい頃雨男雨女を雨を操れる人だと思っていました。
体育の日とか便利ですよね。外でマラソンよりも中でドッジの方が好きです。

3/24/2024, 4:44:06 PM

今日も外はいい天気だ。
私の中はこんなに土砂降りなのに。

いつから降り出したんだろうか。もう、そんなことも覚えていないし心底興味が無い。

いつも真っ暗で土砂降りな私
しかし、時々晴れになることがある。
どんな時だと思う?

簡単な答えだ
友人と雑談をしたりゲームをしている時だ

おかげで毎日が楽しい
彼らのおかげで、少し雨が降っている日でもやがて晴れになる

だから

私の中は今では晴れ、ところにより雨。







お題むずくね?初めて文章とか書いたわ

3/24/2024, 4:40:11 PM

『ところにより雨になるでしょう。』__プツン。
「最近こんな天気ばっかだね〜」と母が言う。
だけどそんな母に対して父は、
「いいじゃないか〜」とご機嫌に言う。
その理由は小さい頃聞いたことがあって、
それは父が母に一目惚れした日だから。
こんな恋を私もしてみたい。

#『ところにより雨』
No.77

3/24/2024, 4:32:59 PM

「ところにより雨」

雨が好き。小学生の時に友達に打ち明けたこの言葉は、ドン引きという結果で終わった。

「今日雨だね〜、はあ、憂鬱だなあ。。」
私の友達の愛叶はそう言った。

「私は好きだけどな。雨」
純粋で素直な私から出た言葉はそれだった。

すると愛叶は、ええ!?本気?何がいいの??
とドン引きしてきた。

あぁ、雨が好きなのはダメなことなのか。
おかしい事なのか。

私は変なのか。

そう思った。


今でもまだ心に残っていて覚えているということは、
きっとそれほど傷ついたことだったんだろう。

涙が出るだとか、ひとりで悲しむだとか、そういうひと時の"痛み"ではなく、ずしんと苦い味が残り続けるような
長い長い"痛み"なんだ。


天気というものは分からない。
いくら予報が出来たって、完全に分かるものではないんだ。そこが面白い。そんな中で降る雨。

皆雨の良さが分からないというが、よく観察してみれば分かることが沢山ある。

雨の1粒1粒が滴る音が美しい。パラパラという音だったり、バーッと一気に落ちてくる音だったり、サラサラととても優しい音だったり。

どれも違う。一日たりとも同じ音なんてない。

それに雨が降ると、地面が濡れる。
当たり前だけど、晴れていたら乾燥している草木や花にも、雨の日には命の源となる水が当たる。
それがどれだけ自然にとって嬉しいことなのだろうか。

これは私たちには直接的ではないけれど、植物にとってはご飯の時間で、幸せな時だと思う。

誰かが幸せだと自分も幸せになるのと同じように、自然が幸せだったら私も幸せになれる。

まあ、これは私だけかもしれないけれど。

雨は悪い所だけじゃないよ。
私たちにとっては、傘をささないといけないし。頭は痛くなるし!なんだか憂鬱になるし。
嫌なとこばっかり見えやすいけど、でも違うから。

まあ、これは自論だし、別に誰かに押し付けたい訳じゃない。

けどほんとに。いい所あるよ。

どうしてこんなに必死に思ってしまうんだろうと考えたことがある。

きっと雨と私は似ているのかもしれない。嫌なとこばっかで、良さがないように自分でも思う。
でも、よく見て。私を、しっかりと見て。
もしかしたらあるかもしれない、私にも、
良さというものが。

多くの人には刺さらないけど、たった、1人でいい。
誰か1人が、私の良さを見つけて好きだと、言って欲しい。思って欲しい。


こう思うのが、雨の日の私。

伝わりずらく拙い文章だけど、思うことを全部綴りました。

3/24/2024, 4:30:56 PM

だって世間では女が年を取ればジャンク
それが男ならばヴィンテージなのだもの

3/24/2024, 4:17:14 PM

『ところにより雨』

『ところにより雨となるでしょう。』

『雨かぁ…、』

雨は好きかい。僕は、あまり好きじゃない。
今日の大阪はところにより雨。
もしかすると、その"ところに"は僕の地域なのかもしれん。
取り敢えず、折り畳み傘と憂鬱な気分を鞄に押し積めて学校へ向かう。今日も、どうせ、好きな子とは話せない。茶髪ボブの、可愛らしい子。ほら、結局話せない。
心も、大雨。空模様まで、号泣中。
呆れながらも、折り畳み傘を手に持ち下駄箱へ。
すると、黒い髪を三つ編みの御下げに黒淵の眼鏡を掛けたクラスの目立たない子。正直、可愛いとは思わない。

『帰らんの、?』

『うん、この大雨は帰れへん。』

俺は、彼女に折り畳み傘を押し付けた。

『え、?』

『女が風邪引くんは可哀想や。』

そう一言だけ残し、俺は鞄を頭上に大雨の中走り去った。彼女の『あッ…、』と何かを言い掛けたのすら、聞かず。そんな、彼女が今じゃ俺の嫁さんなんて、人生、分からんな。



24.3.24

3/24/2024, 4:10:51 PM

お題《ところにより雨》



神隠しに逢ったあの人を追ってゆく先で必ず降る、蒼白の雨。



でもその雨は。



「私にしか、見えない」





この世界は不自然で、そして奇妙だ。



いまだ真実は遠く、雨は、私に幻想をかける。

3/24/2024, 4:08:40 PM

「ところにより雨」

今日も君に話しかけてみよう。そう思いつつ、ぼーっと窓の外を眺めていたら降り出した雨。しまった、今日は傘を持ってきていなかったんだった。
冷静な君はきちんと傘を持っていて、そそくさと帰ろうとしている。わたしもいれて欲しいと頼み込んで、ようやく、わたしの左肩は雨に濡れた。
右肩と、胸に広がるぬくもり。

今日は、ところにより雨。

3/24/2024, 4:08:38 PM

よく晴れた、果てなく続く空。
その途中には何個かの雨模様。

それが何だと言うのか、関係ない世界の話。

うん、この空にもいつかは雨が降る。
どこか晴れ場所では、そんな事を気にも留めずに、
過ごしている誰かがいる。

3/24/2024, 4:07:10 PM

「ところにより雨」

目が覚めた。でもまだ眠い。時計を見る。もう8時か。
自分はやっと起きたというのに、自称マッドサイエンティストの子供はとっくに朝ごはんの準備を終えていた。

「おはよう!!!今日も変わらず朝が苦手だね〜!!!」
そう言いながら、そいつはテレビをつけつつトーストと卵を焼き始めた。

テレビから天気予報が流れてくる。
〇月×日、△曜日、ところにより雨───

あー、今日は買い物に行くつもりだったのに、雨が降るのか……。仕方がないけど明日に変えようかな、そう思っているうちにトーストと目玉焼きが出来上がったみたいだ。

いい匂いがする。

「ふふん。今日は久しぶりに目玉焼きトーストを作ってみたよ!!!ボクが作ったんだから美味いに違いない!!!」
そう言って出来立てのトーストを頬張る。

自画自賛は置いておいて、たしかに美味かった。

「あ、そういや今日は買い物に行くんだろう??」
ああ。でも雨だからやめようかと思って。
「そんなこと言わずに〜!!!ボクも一緒に行くから買い物をちゃんとしたまえよ!!!」

やれやれ、仕方がない。
自分たちは冷たい雨の中、買い物に行くことにした。

もう春だというのに寒い。
「冷えるね〜!!!ボクは平気だけども!!!」
チョーカガクテキソンザイは呑気に言う。

家から5分くらいの場所のスーパーにつき、色々と買い物をした。最近減りの早い卵、食パン、トマト、それから夕食用のコロッケ。
「おいキミ!!!これを買い忘れてるぞ!!!」
そう言いながら大量のチョコレートを買い物カゴに放り込んだ。

はぁ……まあいいか。
買い物を終えて、スーパーを出る。
その時、晴れ間が見えていることに気づいた。

傘を差さなくてもいいから楽だと思いつつ帰路に着くと、あいつは急に叫び出した。
「見たまえ!!!ほら、あっち!!!」

言われるがままに指差す方向へと目を向けると、
虹が出ているのが見えた。
久しぶりに見た虹は、街を七色に照らしていた。

たまには雨の日に出かけるのもいいかもしれないな。
そう思って、自分たちはゆっくりと家に帰った。

Next