『たとえ間違いだったとしても』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たとえ間違いだったとしても、
私はその道を選んでいただろう。
他人から不可能だと言われたり、
夢の見過ぎだと嘲笑われたりしたとしても
私には諦めるという選択肢はなかったのだ。
勝つことばかりを覚えて、
何の努力もしたことがない薄っぺらい
私という人間がここまで継続をしたことを
我ながら誇りに思う。
自分自身続けていて辞めたいと思ったことがない訳ではないのだ。
どう見てもよくないでしょ、という人に惹かれてしまうことがある。周りからも、どうして? なんて聞かれるけれども、よくわからない。
近くには、もっといい人がいるじゃないと言われたりしても。その人のことを、いい人だとは分かっている。なのに、何故か惹かれない。
頭では、分かっている。なかなか面倒くさそうだと。きっと振り回れされるんだ。でも、想いは止められない。
それが、たとえ間違いだったとしても、それはそれで、自分には必要だったんだと思う。
「たとえ間違いだったとしても」
『たとえ間違いだったとしても』
たとえ、この考えが、この行動が、この選択が、世間一般での間違いだったとしても私は…私は進み続けるだろう。だって、それはきっと私にとっての正解でもあるから、私にとって不利益を被ったとしてもその経験は必ず役に立つから、だから…
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ほんの暇潰しのつもりで、クラスの隅でいつも縮こまっている陰気な男に声をかけることにした。
俺は所謂陽キャ、一軍と呼ばれるような人間で、明るく、友達だって数え切れない程にいる。
そんな俺にだって暇な時はあるし、その暇を潰したいとも思う。
人間として中々に最低な行為だとは思うが、そんな行為さえ黙認されるのが、同調圧力に満ちた現代社会のいいところだ。
そんなわけで、俺は奴を呼び出してみた。
放課後の夕暮れの中向かい合うと、中々にデカい。
俺だって小さくはないはずなのに、それでも首を持ち上げて見上げないと顔が見えない。
「……え、えと……その……は、話、って……?」
俯き気味で、見るからにもじもじとしながら話す目の前の男は、普段だったら気にも留めないタイプだろう。
「俺、お前のこと好きだわ。付き合ってくんね?」
半分笑いを含んだような、我ながらあまりに軽薄な告白。
流石にこんなのを信じるような馬鹿はいないだろうと、そう高を括っていた。
嘘告だとバレて最低だと言われようと、逆に本気で照れられようと、どちらに転んだってこの暇を潰すだけの面白みはあるだろう。
そんな、軽い気持ちだった。
「え……ほ、ほんと……?ほんとに……?」
大柄な体躯が、いつの間にか眼前まで迫っていた。
俺のより関節一つ分は大きい手に手首を押さえつけられて、そのまま校舎裏の壁と腕の間に閉じ込められた。
「は……?ちょ、離せ……冗談だって!間違い!嘘告!そんなんも分かんねぇのかよ!」
陰キャが調子乗りやがって、なんて強気に出たのが間違いだった。
そもそも、モテそうだからとバスケ部に入っただけで碌に練習にも出ないような俺が、体格で劣る相手に勝てるはずもないのだ。
「ふ、ふへへ……嬉しい……ま、まさか……君も同じ気持ちだったなんて……」
頬を染め、引きつりながら口角を上げる様は、いっそ悪魔のようですらあった。
本能的な嫌悪感と恐怖に包まれ、ぞわりと鳥肌が立つ。
「っ離せって!嘘だっつってんだろ!?」
半狂乱になって振り払おうとすれば、今度は腕が腰に回され、そのまま全力で抱きしめられた。
あまりに強いそれは胃を圧迫して、上記も相まって吐き気を誘発する。
「い、今更間違い、なんて……言わせない、よ……?……そ……それに……間違いでも、もう取り消したり……し、しない、よね……?」
長い前髪から覗いたその目があまりに恐ろしくて、俺は頷くことしかできなかった。
テーマ:たとえ間違いだったとしても
たとえ間違いだったとしても、
誰にも認められなくても。
私は、私には、
この選択しかないと思ったから。
だから、ねえ、
——一緒に堕ちよう?
スマホの小さな画面が見づらい
声や音が聞き取りにくくなった
記憶力が低下し、何を取りに来たかを忘れてしまった
階段を登り降りするだけで息が上がる
物欲や遊びに対する欲望が減った
趣味に興味が無くなった
仕事以外の人間関係が疎くなった
食欲はある
朝までぐっすり寝れるだけで幸せ
#たとえ間違いだったとしても
たとえあの時私がしたことが間違えだったとしても、時間は進んでいく。やり直すことはできない。過去の失敗にとらわれたってどうしようもないんだから、次へ進んでいくしかないよ。
だから私はたとえ間違いだったとしても、前へ進み続ける。私はもう、迷わない。
グラスの中に
ギリギリ残った水を
飲み干して
揺れたグラスは
机の端に置いて
割れて落ちて
流れた血は
赤い絨毯を
青く染めて
遠くの観客は
それを見て
絶賛をして
そして
嬉しい私は
暗闇の中で
泣き声を上げて
差し出された
白い手を取り
しゃがみ込んで
好きな青色を
むしりながら
破片を集めて
全ては昼の夢だった。
題材【たとえ間違いだったとしても】より
『たとえ間違いだったとしても』
いつもありがとうございます。
仕事が終わらずスペースのみです😭
お題「たとえ間違いだったとしても」
たとえ間違いだったとしても…
あなたが言って、飛び出した
間違いであってもいいなんて
自分で言うには格好いいけど
言われた方は、困ってしまう
ドキドキはらはらヒヤヒヤリ
こっちの事情は、おかまいなし
ブレない眼差し、見定めては
駆け出すあなたは、特急電車
対するこちらは、各駅停車
清く正しく美しく
いい人たれと、躾けられ
品行方正むねとして
石橋叩いて、生きてきた
けれども胸が、チクリと痛む
間違いだなんて、言うくせに
あなたの瞳は、いつも綺麗だ
どんなに傷つき、疲れても
あなたの涙に、後悔はない
惑わされるのは、自分ばかり
迷って困って、躓いて
正しさ間違い選別しても、あなたの瞳に届かない
臆病な風に凍えては
二の足地団駄踏んでいる
正しいって、なんだろう?
間違ってるって、なんだろう?
でも、本当に、少し悔しいのは
あなたの事が、ほんの僅かだけ、うらやましいと思った事
戸惑い、あきれ、距離をおいても
あなたの視線に、背を向ける事が出来なかった
だから、真似してみようと思った。辿ってみようと思った。
例え嘘でも、不完全でも
あなたのその眼差しを、見ていたいと思ったから
何でついてきたの?
拍子抜けした顔で、あなたは聞く
間違いだったとしても、構わないと思ったから
あなたは困った顔をした
たとえ間違いだったとしても
規則違反だとしても彼らを助けなければいけないと
心がそう思って、気が付いたら体が動いていた。
まさかこの心の選択が彼らと手を取り合い
仲間たちと共にあれに立ち向かうことになるとは…。
。。。
新海底鬼岩城もう一回観に行きたい!
※書きかけ
考えるより先に手が出る性分だ、昔から。直すべきだとは分かっていても、身に染み付いた習慣というか、癖は、中々忘れるのが難しい。
お題:たとえ間違いだったとしても
『たとえ間違いだったとしても』
たとえ間違いだったとしても、私は私の主張を貫き通す。
誰に馬鹿にされようとも、誰に信じられなくても構わない。
いいか? “グンマー”に雨は降らない。降るのは槍だ。降らせるのは、血の雨だ。
——そんな装備で大丈夫か??
おわり
たとえ間違いだったとしても
人に大きなこと、深刻なことを相談されたとき、思うことを言うときに勇気がいる時がある。
相談なんだからもちろん私の発言なんか参考程度なことはわかっている。
基本聞いて欲しいんだし背中押して欲しいもんだってわかってても、本当に思ったことを伝えるときに、相手は聞きたくないだろうなーって思うと伝えるか一瞬迷うけど、結局伝える。
若い頃はそういうことを相談されるのは信頼されていることななのかな?と勘違いしていた。
力加減がわからなくて、どうしようもない男とのこじれた恋愛を聞いてもらうだけ聞いてもらいたいとか、結婚決まってるのに他の男に惹かれて旅行行っちゃって心の整理がつかないとか、大きくもなけりゃどうでもいいオブザイヤーみたいなのにもマジメに付き合っちゃって、愚痴言う時だけ連絡してくるってわかって辟易したり。
相談される中にも普通の友達と私のことをゴミ箱扱いしてくる人と2種類いるってわかった。
ホワイトライって考え方もあると思うし、思ったことや本音を伝えることがいつも正しいわけはない。
それでも、間違ってても伝えなきゃいけない時、伝えたい時、勇気を振り絞るわけだけど。
結果良かったみたいなこともたくさんあるし苦い思い出もたくさんある。
ワカランナァ,いまだにわからん。
そもそも間違いってあるのかもわからん。
「……なぁ。俺さ、今回のことで、しみじみ思ったんだけど」
「んー?」
「あのな。……お前や俺がこの先、何かしらを選択して、そんで行き着いた場所が、『たとえ間違いだったとしても』。
俺はお前となら、いまみたく、どんな状況でも笑っていられそうな気がする……こんなん思った女、お前が初めてだ」
「……そう、なの?」
「いまの、この状況……普通の女ならキレてるだろ?」
「まぁねー、ナビ搭載してない車で出掛けて、でもスマホをお互い持ってるってのに、日帰りドライブのはずがすーっかり、車中泊の一泊旅行になっちゃいましたー、なーんて! 普通だったら、相当気まずいだろうねー?
にしても……フフッ、大体さぁ、目的地は海だったはずなのに、なんでいま、山の上の展望台? こんなのキレるよりウケるよ、そもそも方向オンチ二人でドライブデートなんて、その時点で間違いだったってのに、フフッ、フフフフフッ!」
「いや、実際の俺は方向オンチじゃない、説得力ねーけど。いままでのドライブでこんな、アホな間違いしたことない、なんて言うかその、お前だからなのか、油断しすぎてたし……」
「なにそれ、じゃあ私のせいってことかぁ……アハハッ!」
「ってか……見事に、話の腰を折られたな」
「えー? プロポーズ、しないの?」
「うーん、リベンジする。今度、ちゃんとした旅行に行こうか?」
「ちゃんとした旅行、だって! フフッ」
◇◇◇
「……えー今回、私たちは。この旅行にあたって、事前にきちんと下調べをし、車ではなく、公共交通機関を用いて、旅行先に赴いた……ここまでは、とーっても、よかったんですが!」
「………………」
「いやぁ、でもさ。一日後の間違いで、よかったよね? 一日前だったら、予約のキャンセル料もだけど、せっかくのお料理とか、もったいないことになって、旅館のご迷惑になっちゃってたかもだし?」
「………………」
「お互い、月曜日の午前休も取れたんだし? ねぇ、全然問題なくない?」
「……宿の予約の日付け、間違えるとか。俺は本当に、どうかしてる……」
「フフッ。まさか、浮かれてた?」
「っ、否定出来ない。たぶん明日の、お前の誕生日の日付けに、引きずられたから……」
「えー? なにそれ、また私のせいじゃーん、フハッ、アハハハハッ!」
「って、こんな足湯に浸かってる場合じゃない、今夜の宿!」
「まーまー、いったん落ち着いて。ほらあそこ、観光案内所で聞けば、民宿とか空いてるかもだし。なんならレンタカーで、車中泊でも……」
「さすがに、それはねぇだろ?」
「フフッ、そう? あのとき、楽しかったよ?」
「あー……くそ。プロポーズしたい……」
「えー? まだしないつもりー?」
◇◇◇
「っ、うわああああっ!」
「ええっ、なになに?! まさか、ゴキブリ?!」
「違う。じゃなくて……これ! なんで俺のカバンに、え、先月から、ずっと……?」
「?? ……ああ、なーんだ、結婚届……って、あれっ? なんでまだ提出してないんだろ?」
「……あっ。式の前々日くらいに、ウチの親に記入してもらって、そのまま……」
「そういや式の当日も、すっかり忘れてたねぇ。バタバタして、それどころじゃなかったしー。……フフッ、やだ。この一ヶ月は私たち、夫婦じゃなかったってこと?」
「あああああ……と、とにかく、提出!」
「いまから行く? ってことは今日が、二つ目の結婚記念日だねー!」
「ハッ、記念日か……どうする? 4月23日でいいの?」
「明日4月24日にすると、今日が独身最後の日になります。日にちはどっちでも、いつでもいーんじゃない? フフッ、いつになったって、毎年爆笑出来そうだもん!」
「ったく、いい女だな……プロポーズしたくなった」
「あら、そう? でもねー、これが最後だよ?」
若い時やそうでもない時の事だけど
とても深い恋をした
車の中に
置きっぱなしにしてたような
上着の香りと
暖かくて冷たいこの時期の風が
体の横をすり抜けていく感覚で
わたしの感情は揺さぶられる
もう会うこともないのだけど
(たとえ間違いだったとしても)
「ここ」ではないどこか、別の世界のおはなし。
世界線管理局なる厨二ふぁんたじー組織はビジネスネーム制を敷いておって、
経理部は猫の名前、そしてその経理部に、マンチカンなる入局2〜3年の、ボクっこがおりました。
ボクっこマンチは去年の冬、管理局を敵視しておる組織の世界多様性機構に襲われて、
「非力」と、ストレートに言われました。
『僕は、強くなりたい!』
非力認定が悔しくて悔しくて、
管理局内の精鋭部隊、法務部執行課、実動班特殊即応部門の、優しくて強いツバメ副部門長に、
自分を鍛えてほしいと相談したのが3〜4ヶ月前。
『どんな「強さ」が欲しいのですか?』
ツバメ副部長、ボクっこマンチに聞きました。
『どんな、』
マンチは、ただただ、強くなりたいだけでした。
『どんな……強さだろう?』
マンチは、ただただ、自分を「非力」とバカにした敵対組織の連中を、見返したいだけでした。
たとえ間違いだったとしても、
たとえ、それが自分の仕事でないにしても、
ボクっこマンチは非力ではなく、
敵を追い払える、強いマンチになりたいのです。
そんなボクっこマンチですが
副部長は思うところがあったのか
まずマンチに瞬発的な発想力と道具の応用力と
それから危険予知能力とを鍛えるために
まさかのキャンプ演習を提案しまして。
強くなるための訓練がキャンプ演習って
やっぱり何かの間違いな気がするマンチなのです
(お題回収)
たとえ間違いだったとしても
せめて例として、護身術とかを先に知りたいのです
(回収完了)
…––「マンチカン。今日は、自分で飲料水を集めて、その水でコーヒーやお茶でも淹れましょう」
さて。
週にだいたい1〜2回目安のキャンプ演習の、その日はちょうど、最終日です。
「近くに川や泉はありますが、敢えて、そこを使わないでください。
いくつか道具を用意してあります。それを、自由に使って構いません」
せっかく良い川があるのに、
せっかく間違いなく安全な泉もあるのに、
ツバメはそれを、禁じます。
代わりにツバメはシートにナイフ、重しのブロックにガスコンロ、
様々な道具を並べて、それで水を得ろと言います。
「うう、分からない」
マンチは困ってしまいました。
「どうすれば どうすれば良いんだろう」
ああ、こんな弱気だから、自分は「非力」と言われたんだ。そうに違いない。
マンチはうつむいて、頭を抱えてしまいました。
「応用力です。マンチ」
ツバメが言いました。
まず、何でも、間違っても良いから、行動してみろと提案したのです。
「間違えたら、そこから『何故間違えたか』を考えることができる。
大丈夫。まず、最初に、やってみるのです」
「おうようりょく」
マンチは繰り返しました。
「応用、力」
マンチは再度、繰り返して、
そもそも水とは何か、どうやって集まるか、
まず、たとえ間違いだったとしても、
考えてみることに、したのでした。
☆ たとえ間違いだとしても
私はトルコ猫。
軒の下で産み落とされた名もなき野良猫よ。
体が大きくなり、母猫から3週間生きる術を教わったら親兄妹達とはお別れ。
その後の皆のことはもう知らない。
3年前、安住の地を求めて彷徨っていたら、公園に辿り着いた。
そこには、定期的にエサを用意してくれたので助かった。
ある日、いつものようにエサを食べようとしたら、金網の檻の中に皿があった。
あれ?なんか変だな?と思ったけどお腹がペコペコなので檻の中に入った。
たとえ間違いだとしても仕方のない選択だった。
すると、私の前足が金属の板を踏んだ瞬間、ガシャツ!と音がした。
私はびっくりして、後ろを見たら檻の中に閉じ込められたことに気づいた。
ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!
脱出しようとして金網に体当たりをしてもびくともしない!
逃げられない!!
私の額から血が出ていた。
その後、人間がやってきた。
「ちょっと、出してよ!どういうつもり!私が何をしたって言うのよ!出してよ!」
私は精一杯叫んだが無視された。
人間は捕獲器に布を覆い被せるとそのまま車に積んだ。
そして、病院に連れて行かれた。
病室のテ−ブルに捕獲器が載せられた。
その時、私はお尻にチクっとした痛みがあった。
どうやら注射を打たれたようだ。
すると眠くなってきた。
私は殺処分されるのね。
こんな死に方をするなんて無念よ……。
……私は目を醒ました。
真昼の公園、私は冷たい金網の捕獲器にいる。
見れば捕獲器の入口が開け放たれている。
今だ!私は急いで捕獲器を飛び出すと振り向くことなく走り去った。
誰もいない空き地で毛づくろいをしていると、左耳が少しカットされており、腹には傷跡がある事に気づいた。
私に何かしたのね!許せない!
人間は大きて恐ろしい生き物よ。
信用しても酷い目に合わされるだけよ。
人間なんて二度と信頼するもんですか!
そう心に誓った。
歩く
茨だらけのこの道を
先の見えぬこの未知を
脚で
自分の股から生える二本のこの脚で
前に出して歩く
歩き続ける
時に迷う
枝分かれした道で
自信を持てない時がある
途端竦む
止まらぬ嗚咽
身震い
恐怖と不安
人は一度
休んだほうがいい
たとえそれが間違いだったとしても
立ち止まることを忘れてはならない
そうでもしなければ
身体が腐敗していく
動けなくなってしまう
どうして
そうまでして地獄に飛び込むのだろう
: たとえ間違いだったとしても
たとえ間違いだったとしても
いや、間違いなどあってはならない
間違えればオレは、住処を追われる
オレは確かに見たんだ
密かにブツを隠すところを
オレを欺こうなんて、1年早い
問題なのは、あの手下のことだ
ずっと目を光らせてやがる
あの鋭い眼光
只者ではない
だがオレにはどうしても、アレが必要なんだ
もうこれ以上は待てない
しめしめ、用を足しにでも行ったのだろう
ヤツは静かに背を向けた
いまだ!
オレは音も立てずに動き出す
例の引き出しの前に立った瞬間
目のくらむような一撃が頭を揺らす
目を見開き振り向くと
必殺猫パンチが繰り出される
クソッ、罠だったのか
私をナメたアンタが悪いのよ
アンタがアレを狙ってることぐらい
気づかないわけないでしょ
ふふふっ
あのちゅ〜るは全部
私のものなのよぉ~
オレは呆気なく
膝からくずおれた…
桜月夜