『たった1つの希望』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
望んだことは、1つだけ。
それがあれば許した、なんて、言えないけど。
でも、本当にそれだけだったんだ。
許して、なんて、何で言うの?
ボクが欲しかった言葉は、そんなんじゃない。
それさえも、望んじゃいけなかったの?
正直に言えば許したくないし、とても許せることじゃない。
けど、落としどころは必要だと解ってもいた。
ーーーだから、許そうと思ったんだ。
……本当はね、解ってたんだ。
許さなきゃいけないんだって、そうしなきゃいけないんだって、ちゃんと解ってたよ?
ーーーだから、許せなかったんだ。
今思えば、それがある意味では希望だったんだろう。
俺達が道を踏み外すか否かの、分岐点だったんだろう。
その希望が打ち砕かれた絶望は、きっと解りはしないだろう。
許さないよ。ボクは絶対に許さない。
”みんな”を奪ったのに、”なかったこと”にしたんだから。
それ以上に、許そうとしたーーをバカにして傷つけたんだから。
望んだことは、たった1つだけだった。
たった1つだけ、どーしても欲しかった。
ーーーただそれだけで、全てが変わっていたかもしれない。
……なんて、もうぜ~んぶ手遅れ、なんだけどね?
たった1つの希望
希望。
この言葉を聞くと、ホビを思い出すARMYだけど。
バンタンがたった一つの希望だった時期があった。
私が、親にも話ができなかった時期。
バンタンを見つけて、曲を聴いて、少し死のうかとまで考えていた私に大きな、でもたった1つの希望をくれた。
全員が今でも希望だよ。
ひとつしかない
強く描くねがいごとのような
叶えたいと思う欲望を
それがないと
あると信じないと
今の自分には足りなくて
砕けてしまいそうで
ただ、得られなくてもいい
なにも成し遂げられなくてもいい
そう感じる時もあるから
胸の内に秘めて
たった一つの希望
「希望なんてさ、別に一つじゃなくても二つでも三つでも、好きなだけ持ったらいいと思うんだよね」
そう言ってあいつは笑った。
俺は呆れて、思わず、
「相変わらず……は欲張りだな」
苦笑混じりに言えば、続けて、
「欲張りだっていいじゃないか! だってほら、見てよ! 夜空だって星が多い方がきれいでしょ」
あいつは変わらず笑みを浮かべたままどこかの物語のようなセリフを吐いて空を見上げた。その言葉につられて俺も見上げた空は確かに星が沢山輝いていて、キレイで――。
――暫くしてあいつが死んだ。
…………暗い夜道を一人ぶらぶらと歩く。
目指すべき北極星もなく、ただ冷たいアスファルトに視線を落として。
大切な友人が死んだからといって、『世界が一変した』なんて大袈裟な事は言わないが、それでも世界は随分暗く色褪せた気がする。
毎日がひどく冷たく空虚で退屈で、静かなのにとてもうるさい。
――だってほら、見てよ! 夜空だって星が多い方がきれいでしょ
一陣の風が吹き抜けた時、ふとあいつの声が聞こえた気がして思わず空を見上げた。
頭上にはあの時と同じ無数の星の瞬く空が広がり、星一つ一つの光は小さくてもそれはとても綺麗で、
――死んだ魂は星になるというけど……
柄にもなくそんなロマンチシズムなことを考えて、でも滲む視界の先に広がる星々のどれか一つがあいつだとしたら……。
ただ下を俯いているよりも、たまには顔を上げて探してみるのもいいかもしれないな、と、涙が溢れた。
未来に希望を抱いたりはしないけど、貴方が共に歩いてくれるのならば、明日を迎えるのもそう悪くはないかなって思うよ。
#たった1つの希望
今日は仕事で大きなミスをした。色んな人に迷惑をかけた。私はダメな人間なんだ。この仕事に向いてないんだ。というか、なんでこの仕事やってんだっけ、そんな考えが頭に過ぎった。思い返してみると、この仕事を始めたばかりの時の私は、キラキラしてたな。第一志望だった会社で働けて。優しい先輩や面白い同期に囲まれて幸せだった。でも、今の私はそんな人たちに頭を下げさせて、ミスをカバーしてもらって。恥ずかしくて消えてしまいたかった。楽しかった思い出。嬉しかった思い出。全部思い出して忘れようとしても、その思い出全部を黒く塗りつぶしてしまう。そんな時、同期からニ通のラインが届いた。「これ、私のおすすめの曲。元気なるよ〜💪」
という文とともに、聞いたことのない曲が添えられてきた。聞いてみると、自然に涙がこぼれていた。
でも、聞き終わった頃には、涙が引っ込みどこからか勇気が湧いてきた。「明日は、〇〇休みでしょ?ドライブとか行ってきな!落ち込んでてもしょうがないからさ。あんたは頑張ってる。それは、いつも私もみんなも見てるし気づいてるよ。」「だから、リフレッシュしてまたいつもの笑顔、見せてね!」
いつもまっすぐで優しい同期の言葉に涙が止まらなかった。この街の明日の天気予報は雨。雨が降っていないところを目指してドライブに行こうかな。
私は若い頃、失敗したあの頃から落ち込んだときはドライブに出ている。子供が落ち込んでいる時も、夜、海に連れて行っている。月がない日は星が綺麗で、満月の夜は月の道をぼんやり眺めて。わたしはあの日の同期の言葉がずっとたった一つの希望になっている。同期の言葉が私の希望だったように、子供の希望になるといいな。
その姿
道化師のやうでありました
操り糸に括られた
道化師のやうでありました
Tapdance
舞台の上で 軽やかに
But we don't forget.
我等の生は
天の幼子達の
気紛れ人生遊戯
お題【たった1つの希望】
タイトル【賽の目】
きみが笑いかけてくれる、ただそれだけで。
きみの世界にオレがいるんだとうれしくなって。
こんな気持ちになるのはたったひとりにだけ。
かけがえのない光を抱きしめた。
たった一つの希望
絶対に叶わない願いがある。
大抵の願いには、それを叶えるまでに障害がある。お金がないとか、相性が悪いとか、才能がないとか、ツテがないとか、そういうのだ。それを理由に諦める人は沢山いる。
けれど、それは乗り越えられる壁だ。他のものでいくらでも補える。とても辛いけれど、苦しいけれど、出来る人はいるのだ。やった人はいるのだ。やれる人を想像できるのだ。
私のこの思いはそういうのじゃない。違う。だって、魔法の領域だ。きっとみんなも知ってるんじゃないかな。とっても悪ーい魔女にこう言われるんだ。
「お前を○○に変えてやろう!」
ってね。
有名どころだとカエルだろうけど、私は犬か猫がいいな。うんと綺麗な獣になって、大好きな人とゆったり過ごしたい。
一つだけしか希望できないんだったら、そういう夢物語がいい。これより小さな望みは、両手じゃ持てないほど湧いてしまう。私はとっても強欲なんだ。
希望ってひとつなんか?
形はどうあれみんな色んな希望を抱いてどんどん進んだらええと思う。
待ってるだけじゃダメだぞ
一筋の希望が俺の道と重なった
この手をとらずに誰の手をとるってんだ
泥水を啜っても這い上がる
こんなとこで夢を諦めたくない
ここからのし上がって頂点に立つんだ
これがたった一つの希望から頂点に立った人のお話
『希望は残っているよ どんな時にもね』
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q より
日常生活で『希望』を意識するとき、それは
「(自分にとって好ましい)物事の実現を望むこと」
の意味あいの場合が多くあるように思います。
その場合、第一希望、第二希望・・・
と複数個の選択肢を思考に描きながら
目の前の『希望』に対峙し、
より良い『希望』に向かって挑んでゆきます。
『希望』は決して1つではありません。
「物事の実現を望み願う」の時も
「未来に対する明るい見通し」の時も。
今日は学年最後のレクがあった 先生達も走ってた
沢山写真も取ってくれて帰りの坂道では応援してるよって言ってくれて「𓏸𓏸さんよりはかよわそう笑」って笑ってた
明日合格発表 明日で全部が決まっちゃう,絶対受かるそして先生に良い報告できるように
「たった一つの希望」 #04
唯一の希望だった。貴方さえいてくれればよかった。貴方以外。何もいらなかったんだ。
でも。
お別れは、
あっさりと来てしまって
「なぜ?」
「どうして?」
「貴方は目を開けてくれないの?」
「どうしてそんな笑顔で眠っているの?」
「ねぇ」
「教えてよ。」
「分かんないよ。」
「分か、んないッ、…かッ、らぁ」
「目をッ!覚まして!!」
また、いつもみたいに。私の頭を撫でて言ってよ。「大好きッ!」って。「愛してる。」って。
私ね、貴方がいないと駄目なの。
だってね。貴方が、私の最初で最後の恋人だもの。私実はね、以外に一途なの。だから、
「貴ッ…方がッぁ…い、…ないッとぉ…」
私はどうやって生きればいいの?
貴方は私の精神安定剤でもあったの。貴方といると不安なことも何もかも忘れちゃうから。
ねぇ、
お願い。
神様。
「彼を…ッ返して!!ッ返してよぉ……」
返してくれないなら、こんな世界いらない。必要ない。
「どうして…ッ死んだの…?」
『自殺らしいですよ。』
「自殺…?」
崖から落ちたの?なんで?どうして?私の記憶のなかでは、貴方はいつも笑ってた。
いつから、辛い思いをしていたの…?
恋人である私にも言えなかったの?
あぁ、…ごめんなさい。貴方を救えなくて、。
「でも、大丈夫よ。」
「私も、すぐそっちに行くわ。」
???『ふふ。今日もいいお話が出来そうだわ。』
「たった1つの希望」
私ならみんなの幸せを願うだろう。
決して叶うことの願いだけれど
叶うかもと思えるから希望なのだ。
そんなことを考えながら今日もベッドに潜り込む。
希望とは叶わないから希望なのであり、
叶ってしまったら何も価値なんてなくなってしまう。
そんなものであるのかもしれない。
叶うはずのないことを願ってしまう私たちは
楽天的であり、今を諦めてしまっているのかも
しれない。
今の私にはよくわからないけど。
少なくとも誰かには幸せでいてほしい。
【たった1つの希望】
我が家のマイルームで、朝7時半前に鳴る時計。
ピポポ……ピポポ……あぁ、今日も止めないといけない。
それが起きたばかりの私に課せられる最初のタスクだ。
めんどくさい準備をこなして、朝ごはんを食べて、しばらくスマホで時間をつぶす。
そうして、クソどうでもいい時間を過ごしたら、もう登校開始の時間だ。いってきます、の前に振り返る。
どうも、おはようございます、マイルーム。
見ると、部屋の隅っこに堂々と、ふとんが投げ出されていた。いつもと同じ。掃除されていない部屋。
汚くはないけれど、キレイとも言いがたい部屋。
無言で荷物を鞄に放り込み、外へ出る。
自転車にまたがり、こいで、こいで、こぐ。
木々を横目に見る。車と並走する。
遠くに見える山々。私の両足でこぐたびに伝う振動。
ガタン、ゴトン、と電車に揺られている感覚。
しかし、眠たくはならない。どこにも身体の支えになってくれる背もたれはないから。
吹きつける風。心地よくもあれば、うっとうしくもある。
自転車を止めて、校舎を見上げて、ウッと深呼吸して、席に着いて……それから鞄に忍ばせた本を開き、読む。
読む。読む。読む。じっくりと、目を通して。
本の内容が頭に入っては抜けていく感覚。
ただの文字の羅列として認識してしまっているかのようで、ときどき怖くなる。なぜだろう?
狭苦しさを感じる。
確かに空気があるはずなのに、少しだけ上手く呼吸ができないような息づらさを感じることがある。
別に、この空間にいるのがイヤというわけではないのだが……教室の中でも、教室の外でも、校庭のグラウンドでも、家の近くにあるコンビニでも、我が家のマイルームの中でも、同じような気持ちをたびたび味わってきた。
キーーーーーンコー~~ーーーーーーーー
やったぁ、4時間目の授業の終わりの鐘だ。
よく頑張ったなぁ、私。まぁ、寝ちゃってたけど……
ーーーーーーーンカーーーーーーーーーン
いやいやいや、長い、長い、長い。
まだチャイムが鳴り終わらない?!
コー~~ーーーーーーーーーーーーン……
あ、鳴り終わった。
これで、やっと弁当が食べられる!
めちゃくちゃ腹へったァ。
とは、思うのに、なぜか私は栞の挟まった本を手に取り、読み始める。弁当は机の上に置き去りに。
周りの雑音がわずらわしい。環境音って、もう少し下げられないかな? ねぇ、ドラえもん、そんな願いを叶えられる秘密道具があるなら出してよ。
なんて、毎日のように思いながら、やっと放課後を迎える。
そういえば、午後の授業では何をしていたか……なんて、いちいち覚えていない。もちろん、午前の授業のことも。そもそも、覚えてなんかいられなかった。
校門の真隣にある自動販売機。
そこに並んだグレープ味のファンタに心奪われる。
ファンタの誘惑がすごい、と思わず足を止めた。しかし、足を止めたところでどうすればいいのか。私は馬鹿なので、財布という貴重品はマイルームに置いてきた!
まぁ、いいか。今度、買ってあげるから。
待ってろよ、グレープ味のファンタ。
こんな心の声が、もしも周囲に聞こえるとしたら、炭酸飲料に話しかけるヤバい奴だと思われるに違いない。
ふっと上を見る。
そこには、青く澄んだ空がいる。
いつも、必ず、近くて遠い、そんな貴方。
鞄からスマホを取り出し、カメラを空へと向ける。
貴方は笑っているのか、それとも泣いているのか。
表情は分かりゃしないが、ただソコにいる。
それだけで、私の心は浄化されるようなのだ。
スマホのアプリを開き、先ほど撮った写真を添付する。
あぁ、今日も綺麗だ。
私の空日記。それは、貴方の観察記録。
それは、私にとって最重要のタスク。
それは、1つの希望。
テーマ:たった一つだけの希望 #110
希望という言葉が好きじゃない。
絆という言葉や仲間という言葉も同様に。
小さい頃はキラキラしているそれらの言葉が好きだった。そんな私はいつも希望というものとは程遠く、絆を持つ仲間はいなかった。
いつしかそれに気が付いたときには、私はそれらの言葉が嫌いになっていた。
世界はそんなに明るい言葉だけじゃ通用しないと分かったからだろうか。甘く見てはいけないと、知ってしまったからだろうか。
そんな私はどんどん醜くなっていった。
人を信用できない。家族も友人も、更には私自身まで。
誰も信用できない。誰もが皆嘘をついて騙し合っているように見えた。
そんな時だった。たった一つだけの希望と出会ったのは。
真っ黒なカラスが、数メートル先でピョンピョンと跳ねていた。何をしているのか、興味を持った私はなぜかそのカラスに話しかけていた。
「ねぇ、カラスさん。一人?」
カラスは私が話しかけるとこっちを見た。一応、怖がらせないためにトーンを高めにしてみたが、やっぱり私には合わない。
「そっかぁ…。一人か…」
話しかける私に首を傾げているそのカラスは逃げる気がないらしい。真っ黒なカラスは言葉通りどこも黒く、何だか私みたいだなと思った。
明るさのない、真っ黒なカラス……。
「あ、待ってよぉ。カラスさん」
離れていこうとするカラスを追いかける。なぜか飛ばないカラスは、私をおちょくっているように思えてむっとした。
「もぉ、何か私遊ばれてる?」
そう言うとカラスが止まってこちらを振り向く。まだまだ、遊び足りないのだろうか。
「も〜……。カラスさんは欲しがりだなぁ」
そう言うとカァ! と鳴いて羽を動かした。
「あ!」
気が付くとカラスは、空へと羽ばたいていた。
その時カラスの羽が太陽に反射して、少し深い紺のような色が見えた気がした。
その時な〜んだと、思った。
な〜んだ。カラスも完全な黒じゃないんだ、と。
私も、真っ黒な人間じゃないのかな…と。
ほんの少しだけ、思えた。それが何故、たった一つだけの希望だと思ったかはわからない。
似た者同士だと思っていたものが、本当は違った。
それに気がつけたことが、その時の自分を変えた気がする。
今となっては、子供に希望や絆、仲間という言葉を教える身ともなっている。不思議なことだ。
では、また。
黒のハット帽を脱いで軽くお辞儀をしたあの背中、私忘れません。
あんなに大きかったのに、
小さな白い箱に納められた春さん。
最期まで私のことを生徒としか見てませんでしたね
春さんと再会した時、私は既にバツイチでした。
春さん、いえ先生も既に奥様と離婚されてましたね。
私は先生の事をお慕いしてました。
先生もご存知だったのでしょう。
でも、一度たりとも一線を越えませんでしたね。
私に対して好意を寄せていたこと、なんとなく気づいてましたよ。
私の一つの希望は、あなたの最期の言葉です。
また、どこかでお会いしましょう。
私、また見つけてみせますわ。
だから、その際はお返事聞かせてくださいね。
小さな頃はシンデレラをよく見てた
お姫様より魔法使いになりたかった
希望なんて
ひとつあれば上等
闇を抱えた人ほど明るく笑う
灰の中に蘇る不屈の輝きで
夢か幻でもいい
泥の中に咲くものがあると信じる
真夜中に虹を掛けるような
魔法を信じてる
『たったひとつの希望』
たった1つの希望
あの人ともっと仲良くなりたい。
話しかけたいのに、かけられない。緊張したり,怖くなったり
だけど,あの人の笑顔が1番好き。いつも気になって緊張しながら,あの人を探してしまう。ほんとに諦めきれない恋。