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今日は仕事で大きなミスをした。色んな人に迷惑をかけた。私はダメな人間なんだ。この仕事に向いてないんだ。というか、なんでこの仕事やってんだっけ、そんな考えが頭に過ぎった。思い返してみると、この仕事を始めたばかりの時の私は、キラキラしてたな。第一志望だった会社で働けて。優しい先輩や面白い同期に囲まれて幸せだった。でも、今の私はそんな人たちに頭を下げさせて、ミスをカバーしてもらって。恥ずかしくて消えてしまいたかった。楽しかった思い出。嬉しかった思い出。全部思い出して忘れようとしても、その思い出全部を黒く塗りつぶしてしまう。そんな時、同期からニ通のラインが届いた。「これ、私のおすすめの曲。元気なるよ〜💪」
という文とともに、聞いたことのない曲が添えられてきた。聞いてみると、自然に涙がこぼれていた。
でも、聞き終わった頃には、涙が引っ込みどこからか勇気が湧いてきた。「明日は、〇〇休みでしょ?ドライブとか行ってきな!落ち込んでてもしょうがないからさ。あんたは頑張ってる。それは、いつも私もみんなも見てるし気づいてるよ。」「だから、リフレッシュしてまたいつもの笑顔、見せてね!」
いつもまっすぐで優しい同期の言葉に涙が止まらなかった。この街の明日の天気予報は雨。雨が降っていないところを目指してドライブに行こうかな。
私は若い頃、失敗したあの頃から落ち込んだときはドライブに出ている。子供が落ち込んでいる時も、夜、海に連れて行っている。月がない日は星が綺麗で、満月の夜は月の道をぼんやり眺めて。わたしはあの日の同期の言葉がずっとたった一つの希望になっている。同期の言葉が私の希望だったように、子供の希望になるといいな。

3/2/2023, 1:43:22 PM