『たくさんの想い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たくさんの想い出
何百、何万年と彼は歩み続けている
アーレントは止まることができず歩み続けている
その中でも大切な人ができて、彼らとの記憶が刻まれていく
彼らが亡き後もアーレントは歩み続ける
想い出を胸に歩む
再び魂が輪廻し、会うことができるよう願いながら……
思い出には、大抵ひとが関わる。
“自分”という魂が、生き続ける限り。
誕生は、母が命をかけた証。成長は、差し伸ばされた手の数。
_____あなたがその記憶を、“思い出”と呼ぶのなら。
“思い出”をずっと、ずっと覚えていて。
またそれを思い出したとき、また織りなしたとき、
それは【想い出】となるのでしょう。
[想い出]
『たくさんの想い出』というテーマについて…
小さい頃の想い出、学生の頃想い出いっぱいある…
私はこっちの『思い出』もたくさんある…
でもこっちの『想い出』という意味がなかなか理解できなかったから、『思い出』→こっちの意味の思い出という意味で考えたよ…
人との出会いもたくさんの想い出だね…
友達や幼なじみと出会ったこともたくさんの想い出…
私は人とのコミュニケーションがなかなか上手く出来ない…でも前の自分に比べてから、積極的に話ができてる気がする…
たくさんの楽しい想い出…
たくさん苦しんだ事や辛い事もあった…
でもそれもいい想い出かもしれないね…
きっと『思い出』と『想い出』という意味は違うのかもしれないけど、私が思う『想い出』っていうテーマで考えたよ…こういうテーマになったかもしれないね…
これからもたくさんの楽しい想い出を作っていきたい…
ありがとう、一緒にいてくれて。
あなたがいたから、
こんなにいろんな想い出、できた。
たくさん、悲しかったこと、つらかったこと
あったけど、やっぱり仲直りしたこと
あったかい、あなたの心が
一番居心地が良いこと、教えてくれた。
また、今度は楽しいこと、いっぱい
想い出、つくろうね。
#たくさんの想い出
今の私にぴったりなテーマかもしれない
思い出じゃなく、想い出
片割れとの想い出は、すべてが濃い
だからこそ、最悪の事態を想像して不安になってしまう
そのくらい、私にとってだれよりも大切な存在なんだよ
きみと結ばれたいよ────
引きこもりから脱出してからのほうが
たくさん思い出がある。
障害者として社会に出るために
紡いできた経験が一つの本になるくらい
たくさん思い出がある。
恩師といえる方々も
そのほか知り合った初対面の人たちも
みんなはじめは障害者という色眼鏡で見たり
よそよそしいところがあったけど
関係を深めていくうちに
「なんだ本当はこういう人なんだ」
と私の長所や短所をわかってくれた。
その経験をした後に再会した同級生は
恐る恐る話しかけてきた。
そして私を裏切り爪弾きにしたことを泣いて謝った。
それを私は笑顔でチャラにした。
本当は許せないこともあるけど
過去をチャラにできるくらい私は
強くなれたかもしれない。
その同級生は普通の幸せを手に入れていた。
でも、私と離れた後の経緯を知って泣いていた。
たくさんの思い出が重なって
今の私が形成され素知らぬ顔であの同級生と話せた。
はじめは誰だって相手がどんな人かわからない。
だけど、お互いに色眼鏡なしに関われるかどうかで
その人との未来の思い出が変わってくる。
自分自身の未来の性格も変わってくる。
そんなことをお題から今日改めて思った。
『たくさんの想い出』
会社の良子さんは黒髪の素敵な10個上の大先輩。最近何かの写真をスマホで見ている姿をよく見掛ける。何の写真ですか?と尋ねると「あなたには見せても大丈夫かしら…」と言いつつ、チラッと見せてくれた画像には茶色い紐のような物が写っていた。何だろう?と不思議がる私に良子さんは「じゃあ、夜、家に見に来る?」と誘ってくれた。
家に上がると「こっちこっち」と奥の部屋から声がする。初めて入る奥の部屋には、渡した物干し棒に薄茶色の紐が沢山掛けられていた。長さ約1mの紐は、遠目にはのれんの様に見える。「大事なものだから絶対に触らないでね」と言われ近づくと、それが全部ヘビの抜け殻だと気付いた私は後ろへ飛び退いた。
驚く私に良子さんは一番左を指さし「これは小さい頃祖父と一緒に山へ行って偶然見付けてね」縁起物だと言われ持って帰ったのが始まりで、これは翌年田んぼで、これは翌々年に道端で…。見付けた時のエピソード付きで並んだ順に抜け殻の想い出話しは夜通し続くのだった。
『たくさんの想い出』
面白半分に撃たれた傷が今も疼く。傷が痛むということはまだ生きてはいるということになるが、いつまで保つものか。
街にいたやつらの半数は兵隊たちに収容所と呼ばれる所に集められ、俺のように召集から逃れたり、隣一家のように隠れたりしたものは捜索と称した家捜しによって狩られる対象となった。物陰で兵隊をやり過ごしていた俺は隣家から銃声を何発も聞くことになってしまった。まだ小さな子もいたはずだ。それにその親も。
兵隊の気配が去ってから痛む体を引き摺って隣家へと向かう。金目のものが持ち去られ、荒らされた部屋に一家4人は寄り添わされて血の海に倒れていた。女の子はお人形が大のお気に入りで、親に買ってもらったと言って見せに来るほどだった。男の子は虫好きでよく草むらにしゃがみ込んでは熱心に観察していた。まだ年若い夫婦は貧しいながらも俺を夕食に招いてくれて良くしてくれていた。
かつて夕食を囲んだ食卓。部屋に残る写真。家族の想い出の品ばかりになったそこは踏みにじられ、新たな想い出が紡がれることはない。
遣り場のない怒りで傷の痛みが増してくる。これはきっと家族4人の怒りなのだろう。血の海から人形を掬い上げた俺はそれを胸にそっと抱き、復讐を決意した。
星を眺めるために、ちょっと頑張って良い望遠鏡を買ってみた。この人生、空など見上げる暇さえ無かった。けれど、ある日ネットで見かけた、星の軌跡をうつした写真がどうにも俺の心を掴んで離さない。美しく輝く彼らを間近で見ることができたなら、どんなに素敵だろう。
そう思って始めた天体観測は、意外にも困難をきわめた。調整が上手くいかないというのはもちろんだが、天気が悪かったり、仕事で疲れていると望遠鏡の前に座ることさえ出来ない日もあった。それでも、少しくらいぼやけていても、星たちは美しかった。
あるとき俺は仕事でヘタをうった。文字通り命からがら追手から逃げて、逃げて、力尽きて、冷たいコンクリートに体を投げ出した。夜空はよく晴れていて、星がよく見えた。俺が毎日、懸命に眺めようとした星たちは、望遠鏡などなくてもその姿をいつも見せようとしていたのであった。
走馬灯にはクソったれの人生のかけらと、たくさんの星が散りばめられていた。
お題:沢山の思い出
もうすぐで19年生きている私は、ふと!思い出って私には一体いくつあるのだろう?なんて思った。分からない程沢山の思い出があるんだな〜我が人生素敵じゃ(笑)
2024/11/19/(土)
たくさんの思い出
『御朱印集めしてる人って変な人多いですよね。』
初対面の人間に、しかも婚活の場で笑顔で吐かれた毒に眉間に皺を寄せて黙り込む。
売られたケンカは買う主義だが、買うケンカは選ぶべきである。買う価値すらない相手のくだらないトスをいちいち打ち返すだけの無駄な動作すら惜しい。
レスバを即座に返さなかった自分の賢明さを全力で称賛した。そもそも他人の趣味にとやかく言える程の高尚な趣味をお持ちな顔には見えませんが?
黙ってしまったこちらの態度に何を勘違いしたのか己の趣味をひたすらに語り始める声をBGMに精一杯頭を回すことに集中する。
『ね?僕友達多いからさ』
にこやかに笑いかけてくる相手の目を見ながら
一言。
『ごめんなさい。私、御朱印集めしてた時の楽しかった思い出ばっかり考えてたから。』
ニコリと笑って席を立つ。
伝票を確認して自分の分だけ置いて立ち上がった。
『え?』
戸惑う相手を見下しながら笑いかける。
『ごめんなさい、厄除けに神社に行かなきゃ。
お疲れ様でした。いいご縁があるといいですね?』
『変な奴!』悔しそうに吐き捨て男を置き去りに
じゃあ、と言って立ち去った。
旅の思い出はたくさんある。
御朱印はその思い出のかたちだった。
閉塞感を脱却したくて始めたスタンプラリーはいつしか各地を巡るたくさんの思い出と共に形を残してくれる。
思い出は宝だ。
限りある時間の中で、思い出の輝きは消えない。
『他人の趣味にケチつけるなんてほんと品がない!』
案外と神様が裏から手を回して縁を繋がないでくれたのかもね。
まぁいいか、と切り替えて週末にでも御朱印帳を片手に日帰り旅行に行こうと考えた。
※某ツイート見た
私にとってのたくさんの想い出は、色々あるけれどやっぱり家族と北海道に行ったことかな。
▶18.「たくさんの想い出」
17.「冬になったら」
16.「はなればなれ」
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1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
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今夜は花街にて。
✕✕✕は子猫という女と過ごしていた。
「はぁ、山で一人暮らし。いいんじゃないの?あなた涼しい顔して毎年冬は大変そうにしてるものね。あ、もうちょっと上」
「そうか、ではこの案で進める。もうちょっととは…ここだろうか。」
子猫は人形であることを知っており、体のメンテナンスに付き合ってくれたり人間社会に馴染むための助言をしてくれたりしている。
「んふ、そう…あぁ少し強くして」
「む…良いところで教えてくれ」
負荷が掛からないようじっくり強めていく。
「あはぁ…いいわぁ…そのまま続けて」
「わかった」
人間の体に触れる機会の少ない人形は、子猫の体が傷つかぬよう細心の注意を払ってマッサージを施していく。
男であった博士とは違う体に触れること、また子猫の幼少期から縁があり、その成長過程を期間は空きつつも直接見られることは、✕✕✕にとって貴重な機会であった。
「ねえ、博士ってどんな人だった?」
「人形づくりに長け、この国の戦乱前の技術収集に熱心であり」
「違うわよ、そんな上っ面じゃなくて…何か思い入れのある話とかないの?」
「私の記録は平等に積み重ねられている」
「はぁ…あなた。それでよくバレないわね」
「あなたの前で人間を装う必要性がない。他ではもっと人間らしい言動に思考領域を割いている。そして今、私の思考領域の大半は子猫、あなたの体に縛られている」
「あら、私のカラダってそんなに魅力的?いえ、愚問だったわ…✕✕✕に性欲なんて無いものね。丁寧に扱ってくれてありがとう」
「こちらからも肉体データ収集の協力に感謝する」
子猫は少し考える様子を見せ、改めて話し始めた。
「んっ…それじゃ、私から質問するから答えてちょうだい」
「わかった」
そうねぇ…好きな食べ物は?
-いつもパンと育てた葉野菜、家畜化した鳥の卵を食べていた。食事の時間になるたびに飽きた、魚が食べたいと言っていた。
魚ってこの辺にはあまり無いわね…博士ってどこの国から来たの?
-遠くにあるとだけ聞いている。
博士とはどんな風に一日を過ごしていたの?
-朝は歩行訓練、博士の朝食後から昼まで私の体の調整、昼食後は日によって買い出しや言葉の練習、表情の作り方…主に人間に馴染むために必要なことを教わっていた。
博士って、この国の人達と違うところはあった?
-博士は体が小さかった。知識量にはかなりの開きがある。言動に関しては、抑圧されていた過去がある者特有の開放感が出ていたが、おおむね理性的であり、他者に配慮をする心があり、そこはこの国の人間と変わらない。
一緒に暮らしたのは1年半くらいだったんだっけ
-そうだ。そして博士は突然吐血し倒れ、3日後に死亡した。
子猫はハッとしたように顔を上げて振り向いた。人形は捻れた体勢に合わせるように力を弱めた。
「そのとき、言葉を交わせたの?」
「ああ。博士には、お前の生に対して本当に短い間しか一緒にいられなくてすまない、旅では色々なものを見聞きして、人間とは何か自由とは何か探してほしいと言われた。なので私は、私にとって時間の経過は苦痛にならない。博士が言うものをできる限り探すと答えた。博士は、そのとき安心した顔をしたように見えた」
「もう私との付き合いの方が長いのね…マッサージも質問もありがとう、もういいわ」
「了解した。最後に全体をさすり血流を整えてから終了する」
子猫は脱力し、再びうつ伏せになった。✕✕✕は、肌を擦らないように手を動かし、整えていく。
「ねぇ…答えられればでいいけど私との思い出で、そうね…1番あなたが重要視しているものはある?」
「重要視という意味であれば、私が人形であることを知った子猫の反応だ。人間を装うモノに遭遇した時に人間は嫌悪を抱くはずだが、あなたにはそれが全くなかった。興味深いデータである」
この後も女の話は転々と移り尽きず。いつも通りに夜は更けていく。
積み重ねられていく、たくさんの想い出という名の記録。
たくさんの思い出
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
会えない日
声も聞けない日
思い出で気持ち保ってる
でも本当は
すごく寂しい
…気づいて
【たくさんの想い出】
つめこんでつめこんで
爆ぜたら きっと
飛び散る極彩色に
目が回る
「たくさんの、『想い出』、だもんなぁ……」
思じゃなく想だとさ。双方の違いって何だったかね。
某所在住物書きはネット検索で漢字の意味を調べながら、某せきどめ飴の丸缶ケースをチラリ。
「以前このアプリで出てきたお題は、7月はじめ頃の、『友だちの思い出』だったっけ」
それは昔々、物書きの厨二病真っ只中、未成年時代、
医療従事者の二次創作仲間から勧められた良薬。
『喉の不調には、これがよろしい』
既に連絡交流も叶わぬ思い出の残滓である。
「思考全般が『思』、特に心から、比較的強い感情とともに、ってのが『想』、さして大差無い……?」
やべぇ。もう分からん。物書きはカラカラ、缶ケースを手に取り軽く振って、元の場所へ戻した。
――――――
前回投稿分からの続き物。
最近最近の都内某所、某アパートの一室、夜。
部屋の主を藤森といい、花咲き風吹く雪国の出身。
今年、満を持してリビングに、高低可変式、ソファーにも椅子にも座布団にも対応可能なこたつを、
ひとまず、ダイニングテーブルとして実装。
藤森の後輩たる高葉井を招いて、少し料理も豪勢にして、「最初の晩餐」を為した。
「何故今までこたつを置けなかったか」を知る後輩にとって、大型家具設置は喜ばしい大事件。
ことの発端を辿れば去年の過去投稿分、7月18日頃にさかのぼるのだが、ただただスワイプが苦行。
要するに恋愛上の酷いトラブルがあり、
今年ようやく、それが完全解消されたのだ。
「先輩ってさ」
もっしゃ、もっしゃ。 晩餐を終えた後輩は、デザートとして、こたつの上のミカンを堪能している。
「別に、答えたくないなら答えなくて良いけど、
結局、なんであの元恋人さんに嫌われたの?
おうちデートで、いつもの『粉ポタージュとか鍋キューブとか流用した簡単低塩分低糖質料理』でも出して、料理できないって幻滅された?」
「逆だとさ」
あのひとの鍵無し裏アカウントによれば、だがな。
藤森は前置いて、タパパトポポ、トポポ。
後輩に食後の茶を注いでやり、ため息ひとつ。
「当時は、調味料を揃えてダシを引いて、そのうえで『食費節約の結果解としての』低塩分・低糖質を出していたんだ。それが『解釈違い』だったと」
「それ」を、やってほしくないなら、「やってほしくない」と言えば良かったものを。
あのひと、私には面と向かって「その味好き」、「これ私もやる」と言うくせに、
裏アカウントでは「それ地雷」、「この味私大嫌い」と真逆を呟いていたワケだ。
そりゃ人間不信にもなるさな。
2度目のため息を大きく吐いて、藤森は説明して、
そして後輩に、首を小さく傾けてみせた。
「ちゃんとダシとって調味料使って、ヘルシー料理を恋人さんに出しただけ?」
「私がお人好しなのも解釈違いだとさ」
「はぁ」
「『私』は、仕事以外興味が無くて、人には懐かず、淡々平坦な感情しか無いシャー猫、あるいは静かな手負いの獣であるべきだと」
「それ先輩じゃなくない?」
「捻くれてた時期があったんだよ。私にも」
「はぁ。感情平坦は分かるけど、想像つかない」
もしゃもしゃ、もしゃ。後輩は相変わらず、次から次へとミカンをむいて、藤森の注ぐ茶に夢中。
時折手を休めるのは、その合間合間に、一連のたくさんの想い出を懐かしんでいるためだ。
「いろいろあったね。ホントに」
まぁ、まぁ。結果として、先輩は恋愛トラブルが解決したし、私はおこたでミカン食べられるし。
大団円だよね。もしゃもしゃ。
後輩にとって、すべてはハッピーエンドとして過ぎたこと。酒のつまみ。ミカンのオトモの茶である。
「そうだな。いろいろあった」
ようやく後輩の茶の世話を終えて、藤森も、もしゃもしゃ、もしゃ。ミカンを食べ始める。
「ところで」
そして後輩たる高葉井に爆弾を投下するのだ。
「私が元恋人と出会う前、上京してきた初日、宇曽野から地下鉄の乗り方を教わってるとき、
ビビリのくせにフラフラあちこち行くから、『敬語ハスキー』だの『バンビ』だの思われていた、
というハナシは、お前にしたこと、あったか?」
「けいごハスキー……ばんび……?」
ぽとり。宇宙猫の表情をする後輩。
手からミカンの、むいたばかりの実が落ちる。
「バンビと、手負いの獣経由で、今の先輩……?」
なにその想い出。しらない。
そもそも先輩と、先輩の親友の宇曽野主任が、そんな昔から交友あったなんて聞いてない。
後輩は当分、開いた口が塞がらなかったとさ。
今まで生きてきて ほんとにたくさんの想い出ができた その時は大変な出来事でも今となっては過ぎた事で 良くも悪くも懐かしく思う事ができている
今 この時もまた想い出となると思うと とても感慨深い…
ポポヤ
たくさんの思い出
行きてきた中で、いろいろな場面でいろいろな思い出ができた。良いことも悪いことも、抱えきれないほどのたくさんの思い出。さて、この思い出をどうしよう。
あの世というものに行って、戻ってきた人に会ったことがないので、人の記憶がどうなっているのか分からない。死んでしまったら、今までの記憶どころか、魂すらも消えて跡形もなくなるのか、この世から消えるだけで、いつでも知り合いや家族のところに行けて、様子を見られるのか。後者なら思い出もそのままなので、懐かしんで語り合う相手はいなくても噛み締めることは出来る。
そう言えば人の記憶は、とにかく一度見たり経験したことは、全部脳に残るそうだ。あとは、その引き出しをどうやって開けるのか。3割程度しか覚えていないし、引き出せない思い出だそうだ。
それが、あの世に行ったら全部蘇るのなら、死ぬのも悪くない。悪い思い出は、出てきてもさっさと捨てて、毎日いい思い出を反芻してニヤニヤして暮らすのだ。
「たくさんの思い出」
大好きなあなたから貰ったもの。
たくさんの人から貰ったもの。
いろいろあって、みんな大切な思い出。
たくさんの宝物。
キラキラしていて、そっと仕舞っておく。
時々、そっとフタを開けると、心を暖めてくれる。
たくさんの思い出を抱えて
先に進みだそう
がむしゃらに進み続けていたら、いつのまにか思い出がいっぱい付いてきていたんだ
わたしなんか……と思っていたけれど
わたしには、わたしなりの思い出が出来ていたんだ
でもこれでおわり
わたしは前に進み出すために、この筆を置くことにした
みんな見てくれてありがとう
(今日でこのアプリの更新を終わります。みなさんありがとうございました)