ネジが外れたウサギ

Open App

引きこもりから脱出してからのほうが

たくさん思い出がある。

障害者として社会に出るために

紡いできた経験が一つの本になるくらい

たくさん思い出がある。


恩師といえる方々も

そのほか知り合った初対面の人たちも

みんなはじめは障害者という色眼鏡で見たり

よそよそしいところがあったけど

関係を深めていくうちに

「なんだ本当はこういう人なんだ」

と私の長所や短所をわかってくれた。



その経験をした後に再会した同級生は

恐る恐る話しかけてきた。

そして私を裏切り爪弾きにしたことを泣いて謝った。

それを私は笑顔でチャラにした。

本当は許せないこともあるけど

過去をチャラにできるくらい私は

強くなれたかもしれない。

その同級生は普通の幸せを手に入れていた。

でも、私と離れた後の経緯を知って泣いていた。



たくさんの思い出が重なって

今の私が形成され素知らぬ顔であの同級生と話せた。



はじめは誰だって相手がどんな人かわからない。

だけど、お互いに色眼鏡なしに関われるかどうかで

その人との未来の思い出が変わってくる。

自分自身の未来の性格も変わってくる。


そんなことをお題から今日改めて思った。

11/19/2024, 6:10:06 AM