さよならを言う前に』の作文集

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さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/21/2023, 9:59:18 AM

「さようならを言う前に」
さようならを言う前に、君に三つお願いがあるんだ。
一、もう一回だけ私の名前を呼んで。
二、幸せになって。
三、私のことはもう忘れて。

8/21/2023, 9:55:18 AM

さよならならを言う前に

その言葉聞くと
なんか
恋人同士が
別れのシーンと
思うよね

今の時代だと
男女とイメージすると
偏見みたいなこと
言われる


なんか知らんけど
sdなんとかって
言われて
逆に非難されるみたいな

いやなんですよね
最近の
こういった
世相とか
sdなんちゃらとか
専門家とかがテレビや
ラジオにでて
自慢げに解説してる

私、危うい感じします

マスコミの報道は
真実は言わない

8/21/2023, 9:51:55 AM

伝えとけばよかったな、

「好きだよ」って。

「もう会えないんだ」って。

伝えとけばよかった。





23.8.21 file1 “さよならを言う前に”

8/21/2023, 9:51:29 AM

船で沖に出る
穏やかな青空
係の人に促される
そっと白い粉を撒く

散骨

さようなら愛する人
もっと話したかった

花びらを撒く

さようなら愛する人
もっと一緒にいたかった

酒を撒く

さようなら愛する人
もっと
もっと


―――終の別れ


              #48【さよならを言う前に】

8/21/2023, 9:45:22 AM

【23,お題:さよならを言う前に】

ガダン...ガタン...

少し軋んだような高い音をたてながら、一両の列車が進む
最新の、というよりは少し昔のSLとかが近しいだろうか?

その中を俺は必死で走っていた。
本来なら絶対ダメな行為だが、今だけ許して欲しい
この電車が終点に着く前に、絶対に会わなきゃいけない奴がいるんだ

ガララッ

これで四両目...居ない、居るのは老人ばかりだ。俺のような若者は別の車両なのだろうか?

ガララッ

五両目...居ない、老人以外もちらほら座っている。なんならおくるみに入った赤ん坊まで居る。俺は少し悲しくなった。

ガララッ

「...ッ!」

居た

真ん中の席に腰かけて、うとうとと船を漕いでいる。

他の乗客は...よし、居ないな

スゥー

「いっつまで寝てんだこの居眠り男ッ!さっさと起きろ馬鹿野郎ッ!」

自分に出せるであろう最大音量の声で、おまけに耳元で叫んでやる

案の定お前はビクッと肩を震わせた後、慌てて立ち上がり転んで額を強打することとなった。いい気味だ

「いっったいな!力也みたいに馬鹿になったらどーすんだよ!」

「んだと!?もう一回言ってみろ!」

「あぁ何度でも言うね、力也のばーか!」

「テメェこのやろう...ここじゃなかったらぶっ飛ばしてるぞ」

イーッと変な顔で威嚇してくるコイツを無視して、向かいの席に座る
コイツのペースに巻き込まれてる場合じゃない
俺の雰囲気に気付いたのか、スッとコイツも大人しくなった。

「お前、何で俺を-」

「わー見て見て力也、星だよ星ー!」

コイツ話を逸らしやがった。

「お前-」

「ねー力也、あの星黄色いよ!あっ向こうは-」

「話を聞けッ!」

ガンッ!

座席に体を叩きつける、ぐっと少しうめいたあと
「何だよ」と言うようにこっちを睨んできた。

「お前、何で俺を助けた。」

あの光景が頭によみがえる、黒い闇 瞳を刺した眩い光線 そして-

ふっと、嫌味っぽく笑うとお前は言う

「なんでって、僕がそうしたかったからだけど?」

「そうじゃねぇ!」

唇を噛み締める、鈍い錆の味がした。

「柊、お前まで死ぬことなかったんだ」



死のうとした、何もかもが灰色だった。死んだら楽になれる
それを信じて実行しようとした。
だけど、

電車に引き殺されてしまおうと、線路に飛び出したその刹那
ドンっと後ろから強い力で突き飛ばされた。
柊は言った。

「死なないで、力也」



「なんで、お前俺のこと嫌いだろ」

なにも感じてないかのような真っ黒な目
俺を見ているようでいて、どこか遠くを見ているような目
いつも見ていたその目が、今だけは凄く恐い

「力也、僕はね。君が嫌いだよ」

じゃあ何でと言おうとして、柊の目線がなにかを堪えるように下を向いている事に気付く

「嫌い、だからだよ。」

次の瞬間、柊はばっと顔を上げニヤっと笑って見せた

「苦しめよ!まだ死なせないから、100歳まで生きるんだよ力也は!」

「...は?んだよ、それ...」

柊がいきなり立ち上がると、電車のドアを開け放った
風が入り込んで、ブワッと強風が吹き付けた

「僕の分もあわせて200歳まで生きろ!早死にしたら許さないからね!」

高らかに、そして誇らしそうに柊が叫ぶ

「それだけなら、別にお前まで死ぬ必要なかっー」

「僕が死んだら、負い目に感じて力也が死ににくくなるでしょ?」

クツクツと笑みを溢す、コイツ本当に性格悪い

「...呪いみたいな奴だなお前は」

柊に腕を引かれる、開いたドアが近付く

「またね力也、死のうとしたら許さないよ」

「ああ、お前の報復は恐いからな」

トンッ...

笑って手を振ったのを最後に、アイツの姿は電車と共に遠くなり消えた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あ、目を覚まされました!大丈夫ですか?2週間寝たままだったんですよ」

白い部屋で目を覚ます。
痛みを堪えて右に首を回したが、隣のベットに人は居なかった。

「...ぁ...」

静かに流れた涙が、シーツを濡らした。

8/21/2023, 9:44:35 AM

私とベスタは、瓦礫を背に座っていた。
敵の足止めと殲滅に成功したものの、互いに力尽きてしまった。

「へラグ様、星空が綺麗ですよ」

彼女につられて空を見上げると、星の連なりや夜空の裂け目が浮かんでいた。
雨上がりの寒々しくも澄み切った空気は、美しさに磨きをかけている。

「それにしても寒さが堪えるな。もっと近くに来てくれないか?」
「わかりました……え、えっと」

彼女を太ももに座らせ、肩を抱く。
隣に座ったり、手を繋いだりすることはあったが、彼女の想いや子どもたちの手前、なかなか大胆に密着することはなかった。だからだろう、耳まで赤くして、彼女は何も言わなくなってしまった。

「ベスタ」

返事はない。

「戻ってきてほしくなかったが、心のどこかで貴女を求めていたんだ」

己の分まで生きていてほしかった、最期はその手で逝きたかった、と相反する願いが渦巻く。
どちらにせよ、彼女を愛していることには変わりがない。それだけは伝えたかった。

「へラグ様、私も同じ気持ちです」
「ふむ……」

彼女の手が頬に添えられた。手袋越しでも心地よい温かさが伝わってくる。
柄にもなく擦り寄ってみたり、自分の手を重ねてみたりする。
反応が気になって、彼女の方を見ると、どこか切羽詰まったような顔をしていた。

「どうした?」
「私のわがままを聞いてほしいのです」
「あぁ、良いぞ」
「へラグ様なら、そう言ってくださると信じていました」

そう言って、首に腕を回してきた。今度は彼女が擦り寄る側になった。
彼女の鼓動が鮮明に聞こえる。

「目は閉じておこう。好きにして構わない」

視覚が無くなった分、聴覚が鋭くなる。風の音に紛れて、彼女の息遣いが聞こえる。
深い息の後に、柔らかい物が優しく押し当てられた。
予想はしていたが、いざ本当にやられると、感情が隠せなくなる。

「え、あ、へラグ様……」

離れる前に目を開けた。
ちょっとした悪戯のつもりだったが、言葉を発さなくなる程度には効いている。


お題
「空模様」「さよならを言う前に」

※未完

8/21/2023, 9:42:16 AM

『さよならを言う前に』
12月23日
私には大親友のマキがいる
マキは優秀でいわゆる出来る子だった。
マキから連絡が来た。
ーさよならを言う前にあおいに会いたい。ー
さよなら?どういうこと?何が何だか分からなかったけど、マキと会うことになった。
マキにーどこに行けばいい?ー

ー集合場所だった橋で会いたいー

ー分かったー


高校時代に集合場所だった橋に行くとマキが居た。
5年ぶりだろうか。親友といってもお互い時間が合わず会うことが出来なかった。

「マキ!久しぶり」
「あっあおい。久しぶり」
マキの顔は少し元気がなかった。

「どうした?」
「あのね…」
マキは話してくれた。
仕事でパワハラにあったこと、彼氏に浮気された挙句妊娠させられたこと、赤ちゃんを流産してしまったこと、お金が無いこと。
マキはその間も泣いていた。
「私ね、死のうと思ってる。だけど、死ぬ前にあおいに会いたかった。ありがとう。」
私は止められなかった。
「マキ!いつ死ぬの?」

「明日中には?かな」
マキは作り笑顔で言った。
「私も行っていいかな?」

マキはえ?って驚いていたけど、笑顔で「うん!」と言った。

12月24日
皆が笑顔で歩く中、私とマキも笑顔だった。
死に方を2人で考えた。その結果あの橋で死ぬことにした。意外と高くて湖もきっと深い。2人で死ねる。

「ねぇ、あおい!最後の記念に写真撮ろ?」

「うん!いや、動画撮ろ?」

ー【あおい】皆さんこんばんわ〜2人で今から飛び降りようと思いま〜す。 怖いけど、嬉しいよね!?【マキ】うん!【あおい】マキの彼氏さん。上司さん見てる〜?罪感じてくださ〜い!ー
それじゃあ12月25日12時00分
ー【あおい、マキ】せーのっー


この動画はたちまち有名になった。
この動画を見た人たちは皆、マキちゃんは男関係かな?とかもう1人の子の女の子の理由は?とかで盛り上がっていた。
最終的に私はマキに一緒に死のうと言われて一緒に飛び降りた説が有力として上がっていた。


違う。けど、まぁいっか。
さよならを言う前に言えて良かった。

8/21/2023, 9:41:56 AM

わかる人にはわかるカプです

「ダンナァ〜今日もお疲れ様でした!相変わらず凄まじい活躍っスね〜流石ダンナ!」
「お前こそ、相変わらず何もしていなかったな」
こいつ、おれに向いてない業務を押し付けて同伴させておいて酷い言い草だ。おれは事務作業員!外には出たくないの!何が生命危機管理訓練だブァ〜カ!!ラッキーでおれのこと始末したいだけだろうが!!!
でもいい。今日の業務はこれで終いだし、そしたら忌々しいこいつとも明日の朝までオサラバだ。明日の朝にまた顔を合わせなければならないのが癪だが。
「あ、じゃあおれはこれで。ご苦労さまです!」
適当に挨拶してその場を去る。今日は思ったより汗をかいてしまったのでさっさと風呂に入ろう、メシは……まあダルいし抜いていいか。とにかく寝よう、寝たら全てが終わる。明日のことは明日考えるのがおれだ。まずは自室に着いて
「おい」
「んえ?ッあ、ダンナ!?」
なんでこんなとこに、と声を上げようとしたが、ダンナの眼圧が強烈過ぎてろくに息も吸えない。なんだこいつ。おれの部屋の前でなにやってんの?
「えッ、おれなにかしました……?粗相とか?」
「テメェはいつも粗相ばかりだ。ただ、おれが挨拶するより先に行きやがったから待ち伏せしただけだが」
「あ……はァ……」
ただってなんだよ怖ェ〜〜!!!!普通に帰らせろよクソが!!!
「ずいぶんと不満そうだな」
「…ンなことないですよ〜!!むしろそんなことだけのために張っててくれてありがたいっていうか!」
「そんなこと、だと?」
「あっいや、その、なんつーか」
なにが逆鱗に触れるのか分からないこの感覚。耳元に時限爆弾をおいてひたすらにコードを切っていくみたいで大嫌いだ。
おれが黙るとこいつも黙るので、おれから話し出すしかない。
「つまり、挨拶だけしに来たんスか」
「……」
「あ、違う?じゃあ何しに……」
「……」
「え?黙秘?嘘でしょ??」
「……」
「……」
「……」
「そーですかそーですかわかりましたよ!何かして欲しいんスね!?何でもしますからそこ退いてください!!」
「ほう。じゃあ一つ頼むとするか」
あ、やべ。なんかおれやべーこと言ったかも。こいつの目が変わった……獲物を見る目に。
「だッ……ダンナ、やっぱり」
「抱きしめろ」
「へ?」
「抱きしめろ、と言ったんだ」
拍子抜けだ。てっきりこうもっと……靴舐めろとか、裸踊りしろとか、そういうアレかと……。
「抱きしめるって……女呼びゃいいじゃないスか。ダンナなら苦労しないでしょ?」
「ハッ、愚問だな」
なんだこいつ。そう思いながらおそるおそる背中に手を回す。こいつは縦にも横にもでかいので、抱きしめるには一苦労だ。
「アー……これでいいスか?」
「……構わん、下がれ」
テメェが下がれよブァーカ!!!!頭の中でそう一喝し、一向に退く気配のない男を遠慮がちに睨みつける。
「あ。もしかして……」
そういうことスか、と聞こうとするも羞恥に阻まれる。目は光っている。月明かりが差してきた。
「続きは部屋でするか?」
「は?明日も仕事スよ?」
「一日事務作業にしてやる」
「まじで!?やったー!!!」
ぺか、と笑う顔にも光が差す。まだ離れたくない、光る目はそう訴えていた。

8/21/2023, 9:39:17 AM

「ねぇ。辛いよ…」


その一言
友達からだった。



もう夏休みも終わりに近づいている。

私は部活でほとんど潰れた高校2年の夏休みを巻き返そうと課題と遊びの真っ最中だった。

そんなヒグラシが鳴く頃

ピロン

友達からLI○Eが一通来ていた。




「ねぇ。もう辛いよ…」




いつも明るい友達から
急なネガティブだった。

今まで"辛い"なんて言ってるところも見た事がない。


焦った。


ピロン


また通知音。


「もう。○たい。ごめん。」


私はその言葉を見て
迷わず 電話をかけた


出てくれない。


友達の家はここから近かった。

全速力で走った。






友達の家のバルコニーに人影が見えた。

私は今出せるありったけの力と声を出して

友達の名を叫んだ。


振り向く彼女に訴えかけた。

「居なくならないでよ。私ってさ、自分勝手じゃん?こうやって あんたのこと 何も悩みも聞かないで止めてさ、そう思わない? いっぱいさ口喧嘩したじゃんでも、あんたいつも ごめんって先に文句も言わずにさ、そういうとこだよ!! ホントのさよならを言う前に私に文句とか悩みとか全部吐き出してからにしなよ!!」

8/21/2023, 9:35:43 AM

「さよならを言う前に」

あと何回、またねって言えるかな

8/21/2023, 9:27:22 AM

あなたにどれだけ救われたか

あなたの笑顔

あなたの誇らしげな顔

あなたの悲しい顔

あなたの辛そうな顔

あなたの怒った顔

あなたの憂いな顔

あなたの優しい顔

ぜんぶ、ぜんぶ

はっきり覚えている

忘れないように

シャッターを押して

心に留めておく

あなたを大好きな気持ちとともに

あなたがすきで

すきで

すきで

声を聞くだけで

どうしようもなくなる

そんな自分を

さよならを言う前に

8/21/2023, 9:22:38 AM

『さよなら』の語源はご存知ですか?

……………


そうですね。正解です。
接続詞の『然様ならば』が語源と言われています。
元々別れの挨拶に『然様ならば、是にて御免』『然様ならば、いざ別れん』等と使われていたのですが、江戸時代後期頃から徐々に後半の言葉が省略され『さようなら』が独立して使われ始めたようです。

……………


はい、そうです。そうなんですよ。
本来、伝えるべきはずの言葉が省略され、接続詞が別れの挨拶として残ったんですね。
これは不思議ですよね。

しかし日本語は、こういった不思議な変化がよく見られる言語と言われております。
現代の略語でも不思議な変化をしたものは多く見られますよね。
例えば最近よく目にする『草』『萌』『映え』なんて略語達も本来の言葉の意味からするとーー

……………


え、古かったですか?
つい最近使われ始めたばかりの言葉だった気がするのですが……おっと、そろそろ時間のようですね。


では最後となりますが、
皆さんもさよならを言う前に『さようならば』の後にどんな言葉を相手に送りたいのか思い描いてから、別れの挨拶をしてみるのはいかがでしょう。
自分でも気づいていなかった気持ちを見つけられるかもしれませんよ。

それではみなさん。
さようなら、またお会いしましょう。



// さよならを言う前に

8/21/2023, 9:16:27 AM

【さよならを言う前に】


幼少期から慕っている歳上の幼なじみが上京するらしい。
噂を耳にして、本人に確かめたから間違いない。
こんな田舎から会いに行くには、時間もお金もかかる。
高校生の身分では決して簡単なことではない。

つまり、しばらくのお別れになるってこと。
寂しさより、裏切られたような気持ちが強い。
「長い休みには戻ってくるから」君が眉を下げる。
信じられないよ。兄もそう言って卒業まで帰らなかった。

バイトしてお金貯めたらいいのよ、とお母さんは言う。
お父さんも、自分で会いに行けるぞって同意する。
でも、違うの。頑張れば会いに行けるのはわかっている。
ただ、私から行って鬱陶しがられないか不安なだけ。

君の家に遊びに行くたび、ダンボールが増えている。
今週末に君は引っ越しをして遠く離れていく。
その事実を実感させられて、やはり寂しさが募る。
このダンボールが消える日が、しばらくのお別れの日。

もう金曜日なのに「行ってらっしゃい」を言えていない。
君は時おり、ぼーっとして思考を飛ばしている。
どんな言葉なら納得させられるか考えているみたい。
結局、君も私も引っ越しの話題には触れなかった。

翌日、君の家の前にはトラックが停まっていた。
君と君のお父さんがダンボールを運んで往復する。
積み終えたトラックを見送り、リュックを背負う君。
もう行ってしまう。この町からいなくなってしまう。

最後のチャンスだ。ベランダに出て、下を見る。
「会いに行くから!」叫ぶと、振り返った君が見上げる。
「忘れないでね」他に伝えるべき言葉があるはずなのに。
こんな自分勝手な言葉で、君は明るい笑顔を見せた。

8/21/2023, 9:12:21 AM

目覚める前に
夢の中で
さよならを
ゆっていた



起きたら
涙を流していた


良かった
現実じゃなくて



怖くなって
さよならという言葉を



私の世界から消した

8/21/2023, 9:11:19 AM

さよならと言う前にくだらない無駄話をした。

さよならの寂しさを誤魔化したかったから。

さよならを言う前に大事な話をした。

さよならだけを最後の言葉にしたくなかったから。

さよならを言う前に抱きしめてキスした。

さよならと言ってしまったらもう会えなくなりそうだったから。

さよならと言う前にまた会う約束をした。

さよならじゃなくてまたねって言って欲しかったから。




嘘だけはつかなかったね。








さよなら、

8/21/2023, 9:06:58 AM

さよならを言う前に


 校門のあたりが、明るい声で満ちている。
 卒業証書が入った黒い筒を手に、三年生が最後の時間を楽しんでいるのだ。
 教室の窓から先輩たちを眺めつつ、ラインを開く。
『先輩、卒業おめでとう。話したいことあるから、後で時間作ってくれない?』
 朝、彼氏に送ったメッセージ。卒業式は終わったのに、まだ既読すらついていない。
 別れ話をするって、思われてるのかな?先輩、東京の大学行くし。
 少し考えて、ラインにメッセージを追加する。
『先輩。さよならなんて言わないよ。私、先輩と同じ大学目指すから』


 卒業式は滞りなく終わり、卒業生となった三年生が校門前にたむろしている。高校生活の最後を必死に先に伸ばしているんだ。
 かくいう僕も、その一人。彼女と同じ学校にいられる時間を引き伸ばすために、浅い付き合いのクラスメイトの会話を眺めているだけ。
 ポケットからスマホを取り出して、ラインを見る。
 通知が一件。彼女である後輩からのメッセージ。
『先輩、卒業おめでとう。話したいことあるから、後で時間作ってくれない?』
 まだトーク画面を開いていないから、既読はつけていないことになってる。既読をつけたら、何かしら返信しなくてはならない。
 僕は進学して東京へ行くから、十中八九別れ話だろう。ここから東京へは特急で二時間。今までのように、毎日のように会える距離ではない。彼女も卒業して、もし遠くへ行くようならば…。もう、会えないかもしれない。
 嫌だ。嫌だから、せめて彼女と付き合ってると言える時間を長くしたい。
 そうして、ラインを見ながらうじうじしていると、通知がもう一件増えた。また、彼女からだ。
『先輩。さよならなんて言わないよ。私、先輩と同じ大学目指すから』
 話したいことって、これか。
 まったく、偏差値足りるのかよ。勉強、苦手そうだったのに。
 …でも、やっぱり彼女は強いな。
 ようやくラインに既読をつけた。

8/21/2023, 8:57:18 AM

さよならは本当の別れ
さよならを言う前になにか伝えなきゃいけない
一言でも
さよならはさよならで4文字以外のなにものでもない
最後はさよならで締めるから

8/21/2023, 8:53:43 AM

さよならを言う前に、ほんの少しですが感謝を。

ちょうどいいお題、と言うと失礼ですが
今日でこのアプリは削除致しますので
疎らとはいえ、見てくださった皆様に感謝を。


それでは、またいつかお会いしましょう。

さようなら、今までありがとうございました。

8/21/2023, 8:52:42 AM

空模様(2023.8.19)

「空『模様』」とはよく言ったものだな、と思う。どんなときだって、空には不定形の雲が流れていて、時間と共にその色合いを変えていく。特に、夕暮れごろの空の、なんともいえないあの美しい色合いの模様を見ると、私はいつもしばらく心を奪われてしまうのだ。365日、空は我々の上にあるけれど、その模様は一瞬たりとも同じではない。それは、なんと素晴らしいことではないか。


さよならを言う前に(2023.8.20)

「さよなら」なんて、普段は恥ずかしくってなかなか言えないけれど、今日だけは、いや、今日こそは言うべきだと思う。けど、その前に、もうひとつ、言うことがあるから、聞いて欲しい。
ありがとう。その一言に尽きる。たった五文字に込め切れるような、簡単な感謝じゃないけれど、私はこの言葉しか知らないから。ただただ、ありがとう、ありがとうと言わせてほしい。あなたのこれまでのすべての献身に、努力に、感謝と称賛を送らせてほしい。
一言、というには長くなってしまったけれど、これが私の伝えたいこと。
それじゃあ、さよなら。

8/21/2023, 8:34:58 AM

さよならを言う前に君の声が聞きたかった。
いつから私たちは心が離れていったんだろう。
顔を合わせても喧嘩ばかりするようになったし、デートをする回数だって少なくなった。
このままじゃ駄目だと思い、君と話し合おうと電話をしたけれど繋がらない。
直接会いに行こうと君の元へ向かった時に見たんだ。
私じゃない女の子と歩いているのを。
ああ、もう君は私を見ていない。とっくに私たちの関係は終わっていたんだ。
「ははっ、馬鹿だなあ、私。」
さよならをしなければ。そう思い最後に電話をかける。
君が出ないことなんて分かっている。
でも、それでも。さよならを言う前に。私は。
「───君の声が聞きたかったよ。」
私は泣きながら電話を切った。


『さよならを言う前に』

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