高校生の戯言

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「ねぇ。辛いよ…」


その一言
友達からだった。



もう夏休みも終わりに近づいている。

私は部活でほとんど潰れた高校2年の夏休みを巻き返そうと課題と遊びの真っ最中だった。

そんなヒグラシが鳴く頃

ピロン

友達からLI○Eが一通来ていた。




「ねぇ。もう辛いよ…」




いつも明るい友達から
急なネガティブだった。

今まで"辛い"なんて言ってるところも見た事がない。


焦った。


ピロン


また通知音。


「もう。○たい。ごめん。」


私はその言葉を見て
迷わず 電話をかけた


出てくれない。


友達の家はここから近かった。

全速力で走った。






友達の家のバルコニーに人影が見えた。

私は今出せるありったけの力と声を出して

友達の名を叫んだ。


振り向く彼女に訴えかけた。

「居なくならないでよ。私ってさ、自分勝手じゃん?こうやって あんたのこと 何も悩みも聞かないで止めてさ、そう思わない? いっぱいさ口喧嘩したじゃんでも、あんたいつも ごめんって先に文句も言わずにさ、そういうとこだよ!! ホントのさよならを言う前に私に文句とか悩みとか全部吐き出してからにしなよ!!」







8/21/2023, 9:39:17 AM