『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この場所でしていること
これでいいのだろうか
なんのためにしているのか
時々答えが欲しくなるけれど
結局今できることは
今をひたむきに生きること
それができていれば
それでいい
呆気ないもんだな。
俺、今年で44歳だ。
後、倍生きれるかわかんないし、
生きていても色々しんどいだろうな。
勉強だってそこそこ頑張った。
普通よりもいい大学に入った。
顔だって悪くなかった。
性格だって良かった、嫌な事も引き受けてクラス委員もやった。
だけど、いまいちパッとしなかった。
彼女がいたこともあった。
でも、結婚はしなかった。
就職氷河期ってやつで100社受けても1、2社しか内定もらえなかった。
いわいるバイト生活、俺じゃ無くてもいい、誰でもできる仕事だ。
いつクビを切られるかなんかわからない。
でも、この場所で這いつくばりながらも生きていくしかないんだ。
誰かのせいにしたいけど、何の意味も持たないから。
希望を持たずに上手に這いつくばって生きていくよ。
これが44歳の俺の現状。
政治家たちには到底わかんねーだろうな。
またこの場所だ…
いい加減にしてくれ…
ジョウは目の前の光景にうんざりした。
いくらやってみても前に進まない状況に陥ってから、どれだけ経ったのだろう。
時間の概念すら通じない今、焦りばかりが先走る。
ジョウとコハルは月曜日の朝を何度も繰り返していた。
原因は分からない。
月曜日の朝、電車を降りたホームで顔見知りのコハルと会い、友達でもないので何を話すわけでもなく学校に向かう道の途中、横断歩道を渡るとなぜか二人はまた電車から降りるところに戻っているのだった。
何かに巻き込まれてるのか?
何で二人だけなんだ?訳が分からない。
ジョウは何とかコハルと通常の時間に戻るれるように学校までの道を変えてみたり走ってみたり、毎回パターンを変えて試してみたけど、ある一定の時間になると同じ場所に戻っている。
決まって7時30分に二人だけ戻るのだった。
「…一体何だってんだ」
二人は今度は学校には向かわず、駅のホームのベンチて座っていた。
でもやはり7時30分にこの場所に戻ってくる。
何をしても無駄かもしれない。
糸口は掴めないものの二人は何となく学校に向かって歩き出した。
これしか出来る術がなかった。
もう何度目かの道。
何とか戻れないかとトライアンドエラーを繰り返しながら二人は話し合ってきた。
今までお互いじっくり話した事はなかったけど、同じ中学出身だったこともあり、コハルの意外な一面を知ってつくづく一人じゃなくて良かったとジョウは思った。
コハルは周りの友達にはいない地味なタイプで、時々顔を赤らめたり、早口で一人で暴走する癖がある。
一人で忙しなくワタワタするコハルが、だんだん飼っていたウサギのように見えてくる。
思い出して和んでいたジョウがちょうど交差点を渡りきった頃、コハルが足を止めた。
「?」
「あのね…」
ジョウが振り返るとコハルは今にも泣きそうな顔でこちらを見ている。
実はこうなったのは…と震える声で切り出していたが、交通量の多い道路だけあって、コハルの声はかき消されそうだ。
「私!この後、ここで…車に轢かれるの」
何を言っているんだと一瞬理解できなかったジョウだったが、今この状況も常識からかけ離れている。
原因が事故だったとしたらと思うと全身が総毛立った。
「…それでその時、最期にジョウくんといっぱい話したかったなぁって思ったら…あの時間と場所に…」
戻ったの、とコハルは続けた。
「こんなことになったのは私のせい…ごめんね」
歩行者信号が点滅して赤に変わった。
コハルはまだ横断歩道の途中にいる。
コハルの事故が原因だったとしたら、同じ時間に事故に遭わないとまたループするということか。
でもそうなるとコハルは…
ジョウは咄嗟にコハルに駆け寄り手を取って道路を渡ろうとした。
「ダメだよ!私が死なないと元の時間に戻れない!」
時間が迫っていた。
自動車用の信号が黄色から赤になる。
減速が間に合わず左折しようとしている車が一台。
横断歩道の途中で手を振り払おうとするコハルを無我夢中で抱き寄せ、二人は間一髪のところで歩道に倒れ込んだ。
その瞬間、腕の中にいたコハルはいなくなり、ジョウは駅のホームに立っていた。
見慣れた光景だ。
朝の通学時間だから人も多い。
ここにいると言うとはコハルは無事なはず…
心臓はまだ早鐘を打っている。
同じ車両の左側のドアからコハルが降りてきた姿を見て、ジョウは長い息をついた。
「またこの場所で会えた…」
ホッとして安堵するジョウを見てコハルは涙を流した。
あの日貴方とこの場所出会ったのは、
運命なんじゃないかと思う。
私は貴方に一目惚れだった、
でも貴方は私のことを覚えてくれるまで
2年かかった。
この2年が、
貴方が、
私にとってどれだけ大切か。
知らなくてもいい。
でも、貴方も今、私と同じ気持ちでいてくれたら
って。そう思う。
ここにいるよ
私の人生
ありがとうね
いつも心から感謝しているよ
私は、私の脳を鋭利に抽出する言葉を探している
臓腑を的確に抉り出すような、手術台上のメスのような言葉
スパッと頭を切り刻むような鋭い銀色が欲しい
それは大衆的であってはならぬ
それは曖昧蒙古であってはならぬ
こいつが切るのは生身の感情だ
だから血肉で錆びるなまくらでは駄目だ
脂で切れ味の鈍るなまくらでは駄目だ
欲するのは煉獄の炎で叩かれあげたような名刀だ
しかしそれは妖刀の域にある
ならば使い手にも相応の腕がいる
いくら掌中の銀色が豪物であろうと
使い手の私が味噌っかすでは話にならぬ
故に私は私の脳を抉り、言葉にする
脂肪の詰まった臓物で試し斬りをする
それしか道はないのだ
抽象的事物を活字に記すには
それしか道はないのだ
2024 2/12(日) 18『この場所で』
この場所で 2/12 (月).
家では1番愛されたい。親から沢山の愛情を受けて、兄弟からも愛されたい。
学校では1番人気者がいい。誰より目立ってモテて好かれて尊敬されたい。
ネットでは誰よりも注目されたい。拡散されて、褒められて、愛されたい。
もっともっともっともっともっともっともっともっともっと。
誰よりも誰よりも、この場所でこの場所でこの場所で。
愛してほしい愛してほしい愛してほしい。
そんな行き場のない気持ちが、爆発して今、
絶賛ネットで叩かれ中です。
『あの日、この場所で』
こんなフレーズに憧れていた。
私にはそんな場所ないから。
今の生活には心底うんざりしてる。
『やめて』って言えない自分が嫌い。
あいつらの言いなりになるだけ。
もういやだよ。
こんな自分、いやだよ。
*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚・*:.。..。.:+・゚
「やめなさい!!」
「やっべぇ逃げろ!!」
ある日のことだった。
クラスの女子に助けられた。
こんな事、はじめてだった。
あの日、この場所で、私は彼女に助けられた。
「1月15日あたりが『この世界は』、7月3日が『この道の先に』。『この◯◯』シリーズのお題はこれで3回目、か?」
前回と合わせれば「誰もがみんな」「この場所で」、なんて長文になるんだろうけれど、俺、あの投稿の続編、書ける自信無いぞ。
某所在住物書きは己の前回投稿分をチラ見して、いわゆる「続編」の投稿を断念した。
「この場所で、『過去◯◯が発生した』、『今後◯◯が開催される予定だ』、『今まさに◯◯が行われている最中』。時間軸はいくらでも変えられるな」
問題はその、「この場所」を、どこに設定するかだが。どうしよう。
物書きは自室の天井を見上げ、己の加齢で固くなった頭から、なんとか柔軟なネタを引き出そうと――
――――――
3連休も最終日。生活費節約に理解のある職場の先輩のおかげで、これまでの2日間、出費を最小限に抑えることができた。
あんまり遠出せず、あんまり欲を出さず、アパートで一人暮らしの先輩宅に現金と食材持ち寄って、シェアランチだのシェアディナーだの。
本当は昔々一緒に二次創作してた友達と、二次のオンリーイベに行って、原作者様の聖地巡礼もしてくる予定だったんだけど、諸事情で延期アンド中止。
しゃーないったら、しゃーない。
で、そんなこんなの、3連休最終日。
今日も先輩のアパートにご厄介になって、更にお金を節約して、今月末に備えようと、
思ってた、ワケだけど。
何があったか職場の先輩、今日は地下鉄乗って区を越えて、ちょっと遠くまで珍しく……?
「解体途中の、コレ、なに?」
「古いアパートだ。取り壊しが決まったと聞いて、ずっと、気になっていた」
都内某所。乾燥した晴れの、お昼頃。
祝日でお休み中の解体工事現場は、ひとつの区画を防音パネルとシートで覆っていて、中が見えない。
東京では、別に珍しくもない光景だ。毎日どこかが解体されて、どこかが新しくなってる。
先輩はそんな、ありふれた防音パネルのひとつに、
懐かしそうに、右手で触れて、軽くポンポンと。
「初めて契約したのが、このアパートだったんだ」
先輩が言った。
「十数年前。上京にあたって、一番安い家賃を自分で探して、契約して。……狭い部屋だったよ」
この場所だ。
この場所で、私の東京が始まったんだ。
先輩はポツリ、そう付け足して、まるでパネルの向こう側が見えてるように、2階か3階あたりだろう角度を見上げた。きっと「そこ」に住んでたんだ。
「この場所で、先輩何年住んでたの」
「8年前まで。つまり、今の職場に来るまでだ」
「うるさかった?」
「うるさかった。慣れるのに半年以上かかった。だから8年前、新しい今のアパートに決めるときは、ともかく防音防振性能を第一に」
「ここから始まったんだ」
「そう。このアパートの、あの部屋から」
ものの数分で気が済んだらしい先輩は、吹っ切れたようなため息ひとつ吐いて、防音パネルから離れた。
「近くに昔よく通っていた軽食屋がある。寄るか」
「オススメ is 何」
「昔懐かしいミルクセーキとコスパ最高パフェ」
「みるくせーきとは……?」
知らないミルク料理に誘われて、私は久しぶりの外食にくっついていく。
あったかい雰囲気の昭和なエモエモ軽食屋さんでファーストコンタクトした「ミルクセーキ」は、ちょっとオシャレな練乳かき氷みたいで、
これを昔々、上京1年目の先輩が、幸せそうな顔してこの場所で食べて、その日の仕事と心の疲れを癒やしてたのかなって想像すると、
少し、なんとなく、かわいかった。
「なんだその顔」
「なんでもないです」
「何を想像している」
「なんでもないでーす」
この場所で
私は人を
××した
『しょうがなかったの』
あの子を虐めるのはやめて
これ以上
あの子を苦しめないでって
勇気を振り絞って
言ったの、
でも
彼女は
「なんで、辞めないといけないの?」
って気味悪く
笑って
言うことを聞いてくれなかった
それで
私の方へと
ゆっくり歩いてきたの
それで腕を掴んできて
『やめて!』
ってさけんで、
掴まれてる腕を
振りほどこうとしたら
ガシャンッ
ゴツッ
って音がした。
しょうがなかったの
その時は
危ないって思ったの
だから
『私、悪くないよね?』
【この場所で】
今の職場に入社した時、この場所で定年まで働くのだと考えていた。
今はいつ辞めてやろうかと毎日考えている。
入社当時は胸を躍らせ、仕事に邁進していたが、人間関係、モラハラ、手柄の横取り、サービス残業…しばらく働いてみないとわからないことだ。
石の上にも3年、忍耐力…色々言われるが、辞めて新しい場所で羽ばたくのも選択の一つ。
その選択をする時が今かもしれない。
この場所で人を殺した
この場所で涙を流した
この場所で息を止めた
「みて。ソフトクリーム、売ってるね」
毛玉の多いマフラーの中から、母がぽそりと呟いた。
屋上遊園地の古いワゴン。
お客さんはずっと誰もいなくて、特製ソフトクリームと書かれた細長い旗が風に震えている。
「うん……」
我ながら、この上もなく気のない返事をしたと思う。
「……食べたい?」
私は目を見開いて、母を見上げた。
うそ。だって、450円もするよ。
「まっててね」
まっててね、まっててね。
この場所で、まっててね。
さみしく流れるメリーゴーラウンドの音楽を聴きながら、私はベンチで一人、ソフトクリームを食べ終わった。
寒さに震えるわたしの隣に、係員のおじさんが座った。
「お母さんは? どこに行ったのかな?」
「わかんない」
「え?」
「ここでまってて、って」
「ここで、って……。え……。ええーっ……」
おじさんは立ち上がり、じっと地面を見つめるわたしの代わりに、辺りを見回してくれた。
別のおじさんも来て、しばらくしたら、お巡りさんもきた。
いやだ、連れて行かないで。
この場所から離れたら、お母さんが私を見つけられなくなっちゃう。
2/11「この場所で」
この場所で、あなたを待つ。
日が暮れても。夜が明けても。
雨が降っても。雪が降っても。
月が変わっても。季節が変わっても。
戦争が起きても。大陸が沈んでも。
人類が滅びても。すべての命が途絶えても。
千年の宇宙の旅に出たあなたを、私の半身を。
あなたの帰るべきこの場所で、あなたを待つ。
(所要時間:6分)
2/10「誰もがみんな」
「実に美しい」
「それだけではない、とても理知的だ」
誰もがみんな私を褒める。私を称える。そうしない者なんて存在しない。なぜなら私は最高の存在。
カーペットの敷かれた道を歩き、くるりと振り返る。人々が感嘆のため息をつく。ひざまずく者さえいた。
「どうだね、新開発の彼女は」
「ああ、素晴らしいね」
完璧に造られたアンドロイドは神となりえるか。そんな実験は、始まったばかりだ。
(所要時間:6分)
2/9「花束」
「本日は街角マジックショーにようこそお越しくださいました!」
コインが消えては現れる、切り刻んだはずのハートのエースが無傷で手の中にある、鳩が飛び出て手首に乗る。
ずいぶん本格的になってきた。にこにこと私は弟のマジックを見守る。
「ではここで、来ていただいた皆さんに、感謝を捧げたいと思います。皆さん、両手で器を作って前に出してください」
子どもたちもお父さんお母さんも、請われて私も。
「1、2、3!」
ぽん、と弟の手からいくつもの花が舞う。子どもたちは歓声を上げて手の器で受け取る。
そして、私は目を見開いた。私の手の中にだけ、小さな花束が現れたのだ。
「感謝を込めて」―――そんな紙が添えられて。
(所要時間:9分)
この場所で。引っ越しや旅行なんてそうそうできるものじゃない。そういうことができるのは金持ちだけだ。
だから貧乏人は同じ場所に住み続けてその場所以外のことをろくに知らずに死ぬ。犬小屋みたいな部屋に住んで一生をそこで終える。くだらない人生だ。
とはいえ住めば都。なんだかんだ住み続けていれば部屋にも土地にも愛着がわく。ここで一生を終えるのも悪くない。そう思ってしまう。
きっと向上心がないんだろうな。でも人間って環境に適応するものだから生まれが貧乏だと上を目指す気力を持つのが難しい。
なんだかんだ言い訳をしてだらだらと生きている。苦しくてつまらない人生だけど死にたくはない。だから生きている。それだけの人生。
「この場所で」
この場所でテーマに沿った文章を書き始めてからもう3日が経ちました。
はじめは自分の文章なんて見向きもされない、透明な空気みたいなものだと思われるのだろう、そう思っていました。
ですが、私の文章をもっと読みたい!と思ってくださる方が想像以上にたくさんいらっしゃったのです。
名前も、顔も、住んでいる街のことも知らないその方々の優しさ並びにこの場所の暖かさに、私はとても、とても感謝しています。
今日も、明日も、明後日も、この場所で色んなことを書いて、そして素敵な文章や詩、物語に出会えたら。きっと毎日がもっと輝いて豊かになるのでしょう。
まだまだ新参かつ未熟者の私ですが、これからの、この場所での出会いを楽しみにしています。
これを読んでくださった皆様、ありがとうございます。そして、改めてよろしくお願いします。
場所 「場」 フィールド 地点 事象の焦点
「この場所」はたくさんある、と考える…
正直、このお題は私には難しい感じがする。
随分遠く、長い時間で何処かに行っていたような感覚の眠りから覚めて、時計を確認すると30分しか経ってない。でも甚だしい疲労感で重い頭も身体も、時間経過感覚のズレに捕まってしまうことがたびたびある。いったい「どの場所」に行っていたのだろう。ロジカル記憶に残らないなら、まあそのたぐいの「場所」なんだろう。
さて、今現在の、この現実のこの場所の私には、目下のところ「のろい」がかかっている。術式の名前は「青色申告」だ。私は申告義務者ではない。昔からやってきた作業だから、わけわかんなくて頭から湯気が上がるなどということはない。しかしタダ働きなのだ。税理士資格有る無し云々という話にもならない。身内だからだ。今年の申告を完了すれば、この「のろい」は解ける。今週末までに「解呪の魔法演算」で対抗し、後腐れ無い安心を手に入れねば。
クマさんポットにブドウ糖タブレットを詰め込んで、魔力切れ対策もバッチリだ。近年修得したスキル「鼻メガネ」の発動もスムーズだ。
地味にたたかう地力勇者。「いまここの場所」での私。
「桜の木の下に埋めてくれ」
亡くなる数日前、弱々しい声で父はそう言った。
「墓地埋葬法に抵触するよ」
可愛げも無い答えの無い答えが、宙を舞った。
アルコール依存症だった祖父とは会った事がない。父が16歳の時に他界しており、全ての写真を焼いてしまうほど、父は嫌っていた。
父が8歳の時に、10歳だった姉は近所の変質者に殺され全国的なニュースとなった。それが起因したのかは、分からないが、祖父はまともに働く事がなかった為、とても苦労したと聞いている。
そんな父は、典型的なアダルトチルドレンだった。
社交的だが、短気ですぐに人間関係を切り、定職も数年毎に変え、母には暴言、時には暴力も振るった。
挙句に借金が積み重なり、離婚。市営住宅に移り住んだ。
ろくでもない父なのに。
一生懸命 不器用ながら家族を愛そうとはしていた。
私は、母がひとり住む実家を訪れ、年老いた桜の木の枝を折り、そっと父の棺の中に入れた。
この場所で
小さい頃から引っ越しが多かった。
同じ場所に住んでいたのは、
長くても5年くらいだと思う。
今の家は、もうすぐ20年になる。
こんなに同じ場所に住んだことはない。
良いことなのだろうが、
たまに引っ越しをしたくなる。
多分、飽きちゃうんだろうな。
それに、引っ越しの時の断捨離がないので、
まあ、物が増える増える。
ああ、断捨離しなくちゃ。
…あれ。お題何だっけ?
そうだ。この場所で。
まだしばらくは暮らしそうだよ。
この場所で。
paki
この場所で
やけに埃臭い灰色のベッド
カーテンの隙間から差す光が
空っぽを充満する部屋に
輝きを求めていた
天井は妙に近く感じられ
手を伸ばせば届きそうで
空の彼方まで
きっと冒険できた
使い古したヒーターは
ずっと首を振り続けていて
モノクロしか移さない液晶は
ノイズすら叫ばせて貰えなくて
すぐに手の届く過去のスマホは
アラームのみを知らせた
ここに僕は いつも1人