Nijiame

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この場所で


やけに埃臭い灰色のベッド

カーテンの隙間から差す光が

空っぽを充満する部屋に

輝きを求めていた

天井は妙に近く感じられ

手を伸ばせば届きそうで

空の彼方まで

きっと冒険できた

使い古したヒーターは

ずっと首を振り続けていて

モノクロしか移さない液晶は

ノイズすら叫ばせて貰えなくて

すぐに手の届く過去のスマホは

アラームのみを知らせた

ここに僕は いつも1人

2/12/2024, 2:49:09 AM