Nijiame

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9/8/2024, 2:45:39 PM

胸の鼓動


好きな鼓動なんて1度もない

生きていることに好き嫌いなんてなくて

鼓動はずっと意味なく騒いで

私を弱く苦しくする

もっと

もっと

もっと強く

もっともっともっともっともっともっともっともっと

強く強く強く

苦しくなりたい

命の灯火なんか比にならないくらい

愛を超えた感情を持って

幻を掴みたい

8/31/2024, 6:28:26 PM

不完全な僕


その日から僕は、顔を洗い始めることにした。

目の前に映る自分が、どれほどのものか知りたくて。

月明かりが照らす光だけじゃ、

完璧に見ることが出来なかったから。



その日から僕も、顔を洗い始めることにした。

目の前に映る、鏡が汚れているのか知りたくて。

磨かれていないのがどちらなのか、

どちらか完璧か分からなかったから。



でも、もし。

鏡に映る自分が、そもそも「自分」じゃなくて、

「鏡に映る自分」以外の何物でもなかったら、

僕の信じた完璧って、一体何だったんだろ

6/9/2024, 6:19:25 PM

朝日の温もり


夜中にそんなタイトルやめてよ

今必要なのは深夜の冷たさで

それを全身で浴びたいんだから

それを浸透させたいんだから


例えば夜の風に乗って

街の空を闊歩できるとしても

きっと僕は気まずくなって

人の目を気にして戻るんだから


月まで飛んで行けるなら

話は全然変わるんだけど

それはなんでか叶わない

それが創作のお決まりらしい


結局僕は月を夢見て

気がついたら朝日を見てる

それはとても嫌な気分だけど

温かくて、気が悪い

6/6/2024, 6:08:12 PM

最悪


そんな言葉を言ったら別れよう

そう、子供ながらに約束したんだ

少し背を伸ばした、かっこつけで

少し足を突っ込んだ、死にたがりの言葉

終着駅のチケットを予約しておきたかったんだ

煙を目印に道を決めて

ただその方へと歩を進めても

その子は僕を止めた


「煙は嫌い」


結局僕は乗り損ねた

高いチケットだったから

次の電車もそれ以上じゃないと割に合わない

だからまだ、もう少し待たないと

ほんと、最低

5/30/2024, 1:10:05 PM

「ごめんね」


ちょっとらしくない詩を書きたくなっただけなの

背伸びしたくなる日もあるじゃん?

塀で囲まれた箱庭を

抜け出すつもりはないのだから



だからどうか安心して

私の居場所は変わらないから

私が苦しむ声を聴きながら

私が苦しむ詩を読んで

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