『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日から初出勤です。新しくチームの仲間入りし仕事をしてゆきます。仕事をする理由は生活の資を得る事と生き甲斐を見つける事です。新しい友人が見つかるといいなと思います。 秋になりましたね、いい人生になるよう努力したいと思います❗
「きっと明日も」
最近気づいたことがある。前から4番目、右から2列目の席の視線。
「……で、この時代、ビザンツとオスマン、さらには神聖ローマなんてでかい国が同時に存在してたわけです。けど1492年、オスマンがビザンツを滅ぼします。ちなみにこの年号見覚えのある人おる?……そう、コロンブスが新大陸を見つけたっていうのと一緒の年なわけなんです。覚えやすいでしょ?」
板書して生徒たちを振り返ると、みんな一斉にプリントに写していく。前から4番目、右から2列目も同じ。
再び黒板に向くと、ああ、まただ。背中に感じるなにか。
「このときオスマンはめっちゃ強かったわけですが、このあとヨーロッパ連合軍も破ります。この戦いはこないだちらっと紹介だけしてんけど、覚えてる?」
振り返る。板書のない今は、みんなわたしのほうを見て授業を受けている。
目が合いかけた。
だめだ。
ちょうどなのか今さらなのか。前から4番目、右から2列目の席の視線に気がついてしまった。おそらく隠そうとして隠しきれない、なにか熱の込もったような視線。
わたしは知らないふりをする。
昨日も今日も、きっと明日も。
『彼女と先生』
(年号はミスです。このまま覚えないでください🙇)
きっと明日も 詩
きっと明日も君のそばにいるよ
きっと明日もそばにいて君を支えるよ
君のパートナーとして
君が笑顔で暮らせるように
二人で笑い合って暮らせるように
辛い時、苦しい時はみんな同じ
安心して頼ってもらえるように
きっと明日もそばにいるよ
きっと明日も、いやこの先もずっと
せっかくの休日なのに平日用の目覚ましのせいで飛び起きてしまった
時間を確認して「本当だったらもっと寝れたのに」
そう悪態をつきながら二度寝しようと布団を掛けなおす
しかし一度身体を起こしてしまうとそうそう寝れやしない
仕方なく早朝散歩に出かける
あーあもっと寝たかったなあ
近所の公園まで歩きベンチで小休憩をする
ふと空を見るときれいな虹が出ていた
そういえば昨日は雨が降っていたっけ
こんなにきれいな虹を見るのはいつぶりだ?
さっきまでの恨めしい気持ちはどこへやら、すっかり心が晴れやかになっていた
今日は良いことがありそうだ
柄にもなくスキップをしそうな足取りで家へ帰る
自分は、発達障害を抱えています。そして、ハローワークで行った職業評価において知能指数は78でした。おそらく、医師がいる機関で行ったら境界知能といわれたかもしれません。もちろん、普通の方と同じような仕事ができるはずもなく障害者雇用で働いています。きっと明日も職場にとってはあなたのために用意したといいたくなるような仕事をこなすことでしょう。それでも、少しずつだけど任される仕事も増えてきた。これを見た方、辛い毎日だけど一緒に頑張りましょう。
きっと明日も今日みたいにまだ緊張してる自分がいると思う。
だけど、これを乗り越えない限りは、永遠に時間が経つだけであって、終わらない。
窓の外は秋霖
微かな雨音だけの部屋で
わたしは
今日も独り
昨日も
一昨日も
その前も
そして
きっと明日も
この部屋は
あの日
あなたが逝ってから
全ての色を失くした
無彩色の世界
寂しさに耐えるわたしに
「泣いてもいいよ」と
秋の雨は
寄り添うように
降り続く
# きっと明日も
# 静寂に包まれた部屋
# 秋
#窓から見える風景
きっと明日も
あなたといたら笑えるよ
どんな時も傍にいてくれる
悪戯そうにハニカミ笑い
あの日の写真を見てる
この幸せが明日もきっと
続いていく
ずっと大切に思うから
伝わっていると思うから
きっと明日も
そして明後日も
そしてこれからもずっと
続いていくんだ
あの虹のように
あの飛行機雲のように
あの日あなたが
抱きしめてくれた
温もりを信じて
私は歩いて行くから
日々、同じことの繰り返しだ。朝。起きる。顔を洗い、時間があれば朝食を摂る。そして、仕事へ。
何年繰り返しただろう。一年前と今と。何かが変わったのか、それとも変わらないのか、そんなことすら分かりもしない。
一日一日に意味を見出せなくなったのはいつからだろう。子どもの頃は、毎日が輝いていたのに。
疲れた体を引き摺って、コンビニに足を向ける。新発売のシールが貼られたスイーツを手に取り、会計を済ます。疲れた自分への、ちょっとしたご褒美。
日々、同じことの繰り返しだ。けれど。そんな日々のなかで、ささやかな贅沢を嬉しく感じるのも、まあ、ある種の幸福ではあるのだろう。
明日も変わり映えのしない一日がきっと待っている。何か良いことがありますように。そんなことを考えながら、瞼を下ろした。
テーマ「きっと明日も」
【きっと明日も】
クッションをかき抱いて顔を埋める。
昨日恋人がくれたそれには、まだ残り香と吐息が十全にしみこんでいた。
『私、君の何かがないと眠れなくなってしまった』
君依存な僕はどうして生まれてしまったのか。
多分よくある話。
僕はよくある恵まれた家庭に育ち、よくある良い感じの給料だけはましな会社に就職し。
給料以外ブラックもいいとこだったけど、ほんとに金払いだけはよかったからやめる人は少なかった。
結局僕は馴染めなくて退職したけど。
ああ、原因はある。
僕は表面上は『私』と取り繕っても、独白では『僕』を多用する。
だから、まぁ、うっかり漏れてしまうこともあったから。
娯楽に飢えた若い……いや若くないのもいたけど、女の子には格好の悪口の矛先だ。
痛い女、そうレッテルを貼られること。
初めはそう堪えなかったが、上京した身寄りもない一人暮らし。
職場で必要最低限の言葉しかかけられない。
遠巻きにされひそひそ、ひそひそ聞こえるようにあることないこと噂される。
それは案外心に来るものだった。
それで、耐えかねて退職した。
退職金もこの勤続年数にしてはそれなりに出たのは救いだった。
『これからどうしよう』
小さなため息、拾われることはない。
誰もいない裏路地には、声が届く人なんて誰もいなかった。
お題『きっと明日も』
たまたま出社した日の夕方、ターミナル駅の前で目を引く弾き語りの男がいた。たぶん、年は俺と変わらない。
それがアコースティックギター片手にお世辞にも上手いとは言えない演奏と歌声を披露している。
ある者は素通りし、ある者はしかめ面しながら一瞥し、ある者は友達とこそこそ話をしながら彼の前を通り過ぎていく。
その様子がいたたまれなくて、俺は彼の前に立つことにした。
そいつは、あまりにも自分に酔っていた。
今時あまり見かけなくなったいわゆるスーツ着たギャル男風の格好して、髪型もなんだか盛ってて――昔、自分が売れないバンドマンをしていた頃を思い出した。結局、今は夢を諦めてサラリーマンになりさがっている。
正直、目の前の男よりも俺の方が歌は上手いし、もうすこしマシな弾き語りだってできる。それでも演奏を続けているその姿にスポットライトが当たっていて、まぶしくて、その姿が俺からは強いモノに見えて不覚にも感動してしまった。
目頭をおさえていると、曲は間奏に入ったようだった。
「へい、そこのお兄さァん! 俺の歌聴いて泣いてるのかい!」
と話しかけられた。それがなんだか悔しい。
「泣いてねーよ!」
と叫んで結局、そいつのいわゆる『ひどい演奏』を一曲聴き終えてしまった。
演奏が終わった後、俺は思わず歩み寄って両手でバンドマンと握手する。
「負けねーで頑張れよ!」
「ありがと! はい、俺の名刺」
きざったらしい調子で喋るそいつから名刺を渡される。黒字にツタみたいな模様とサインが書いてあって……なんだかホストの名刺みたいだ。
「おう! じゃ、頑張れ!」
そう言って、俺はその場を後にする。後ろからまたギターの音楽が聴こえてくる。やっぱり下手だ。
きっと明日も彼はあそこに立っているだろう。
「ま、あいつなら俺みたいに潰れなさそうか」
そうひとりごちて、帰りの電車の中、名刺のQRコードを読み取ってインスタグラムを見た。自撮り写真ばかりでまた愛おしくなって「あー、五年くらい前俺もこうだったなぁ」と思わず笑いが漏れてしまった。
風邪をひきこんで高熱でうなされた。
夜、天へ登っていく感覚があった。
ふと、見下ろすと、君が部屋でぼんやりテレビを見ていた。
その時感じた言い表せない気持ちを自覚した途端、上へ登っていく感覚が終わり、気づいたら朝目が覚めて、涙が頬に流れていた。
君の弱さや脆さに直面して、私が受け止めきれないこともあったね。この現実は誘惑や甘い罪がたくさんあってとても苦しいね。
この世の中はきっと天国なんかじゃない、ゆるやかな地獄に近いのかもしれない。
でもね、ふいにみせる君の、無邪気に笑う顔はとても素敵だから。
それをいつまでも、いつまでも見たいと思うから。
きっと明日も、君と生きていく。
ー天国じゃなくてもー
同じ毎日を繰り返している。
インスピレーションを求めて散歩。
生きるためにやりたくもないアルバイト。
作家を目指して三十路手前。
私は作家になれないのではないか……
そんな言葉がふと頭を過る日々が増えた。
諦めてしまえば楽になるかもしれない。
でも、輝く舞台を眺め続けて、ゆっくりと心が壊れていく私を見るのも嫌だ。
だから、私はあいも変わらず筆を取る。
きっと明日も、今日と変わらない作家志望の日々を繰り返すのだろう。
いつか、日の目を浴びると信じて……
『きっと明日も』
気持ちが落ちていても友人との会話で楽しくなった。失敗したと思った料理が母のおかげで美味しくなった。最後のアイスをかけたジャンケンで勝つことができた。
そんな何気ない出来事で私は生きていける。きっと明日も。その先もずっと。
いつか君が僕を忘れてしまうその日まで
毎日この時間に病室に行くよ。
最近は僕を思い出せないでしょ。
わかってたはずなのにさ、
なんだか悲しくなって
1人で泣いた。
きっと明日も僕を忘れた君が居る。
それでも僕は君に会いに行くよ。
─────『きっと明日も』
きっと明日も
昨日と変わらない今日で
明日もきっと今日と変わらない。
明日もきっと下向きで
上向きの日々を想像できない。
下向きでも立ち止まらず
足元をたしかめながら進めばいっか。
きっと明日も、おひさまが
足元を照らしてくれる。
余談_φ(・_・
アカンアカン。
沈んでもてる。
一緒に出かける予定のところへ
一人で行く。さびしい。
彼女は子ども時代、さみしくても涙をこぼすことができなかったんだ。
まるで小さな玄い雲が空を仰ぎながら雨を我慢しているかのように。
本当は泣きたい気持ちが渦巻いていたかもしれないのにね。
彼女はとても負けず嫌いで勝ち気な少女だったんだよ。
でも大人になるにつれて、人生は勝ち負けではないことに気づいていく。
青い夜が訪れ愛の哀しみを知り、朱い昼の明るさの中で温かさや輝きを感じることで、彼女はやっと心から泣くことができるようになった。
涙は、彼女の心のひび割れを癒す優しい雨になった。
充分な時が経ち、さらにもっと大人になった彼女は、人生の意味を知り世界は白く穏やかになる。
そうしてきっと明日もまた、世界に感謝を捧げながら涙を流すのだろう。
「きっと明日も」
きっと明日は晴れるだろう。そう言った彼は傘を忘れて、タクシーで帰りました
寂しくっても大丈夫
我慢しないで泣けばいい
涙を流せばすっきりする
嬉しかったら笑って伝えて
喜ぶ空気は広がって
きっと誰かも笑ってくれる
自分を許してあげられて
自分を開いてあげられたら
きっと明日もやさしい日
私には分かっていたのです。
毎日なにかが変化していく中、変化しないものの大切さ。
守りたかった。
変化を受け入れるたびに崩れていった。壊れて行った。
だれも、文句を言えずに、見てるだけ。
それが悲しくて、悔しくて、足掻いたけれど。
誰にも理解して貰えなかった。
なんて、無力。
私が大切にしていたものは、呆気なく崩れ去っていく。
理解されないたびになにかが壊れていく。
私はなんでもないようなフリをして、大切だと思っていたものを忘れていった。
大切にしていたことを忘れてしまえば、壊れた事実はなかったことになった。
けれど、
私は、思い出してしまったのです。
好きだったもの。大切だったもの。
その時、変わりきったその世界を受け入れられなかった。
私が守りたいと思っていたものは、すでに失われていた。
何もかも失った訳では無い。
少しだけ、残っている。
けど、それに期待してはいけない。
その重圧を、誰かに背負わせてはいけない。
けれど、私はここには居られない