風邪をひきこんで高熱でうなされた。
夜、天へ登っていく感覚があった。
ふと、見下ろすと、君が部屋でぼんやりテレビを見ていた。
その時感じた言い表せない気持ちを自覚した途端、上へ登っていく感覚が終わり、気づいたら朝目が覚めて、涙が頬に流れていた。
君の弱さや脆さに直面して、私が受け止めきれないこともあったね。この現実は誘惑や甘い罪がたくさんあってとても苦しいね。
この世の中はきっと天国なんかじゃない、ゆるやかな地獄に近いのかもしれない。
でもね、ふいにみせる君の、無邪気に笑う顔はとても素敵だから。
それをいつまでも、いつまでも見たいと思うから。
きっと明日も、君と生きていく。
ー天国じゃなくてもー
9/30/2024, 11:22:39 PM