『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何匹もの猫と暮らして来た私達家族。
😸がみんな長く生きてくれたお陰で、子供の成長や家族での出来事は全て猫達の年齢をリンクさせながら覚えている。
それを毎日、ホントに毎日猫達全員の名前が家族の会話に出てくる。
「あ〜🐈はそうだったねぇ で、🐈⬛は鈍臭かったからなぁ〜笑」とみんなで笑いあう。
そして膝で眠っている雌猫を撫でる。
残念ながら悲しい別れは避けられない。
でも姿はなくてもこんなに幸せをくれる。
きっと私達は明日も笑顔です。
「きっと明日も」
変わらない日常が続いていく
それならば今日愚痴を吐いたって
大丈夫
明日少しでも頑張れるように
響くのは、容赦のない電子音
朝日が差し込み、今日という世界に目覚める
そんな優しい朝など、久しく、迎えた覚えはない
起きたところで何になる
起きたところで何ができる
いてもいなくても、何も変わりやしないのに
なんて。
たまったもんじゃないと、液晶を叩く
静まり返った部屋のなか
布が擦れる音だけが響く
まだ、まだ、もう少しだけ
諦念と無気力を握りしめて
つかの間の微睡みに身を委ねる
繰り返す。この息が続く限り
何も成せない、この身を引き摺って
それでも世界にしがみつく
きっと、きっと、
きっと、明日も
【きっと明日も】
今日はどうもお題に対して考えがまとまらないや そんな日もあるか
「きっと明日も」
明日やるの明日はずっと来ないけど
今日おまえんち?行けたら行くよ
「きっと明日も」その2
夜の道を歩いたら、
もう秋がそこにいた。
ねぇ、大好きな季節がやってくるよ。
あと少しで金木犀の出番。
我が家の近くにある
金木犀の木々に挨拶をしにいこう。
段々寒さが深まると
街が暖かな色に染まる。
きっと誰よりも、紅葉を楽しみにしている。
一瞬で過ぎちゃうんだから
目を瞑ってなんかいられない。
明日も明後日も
見逃していられない。
「きっと明日も」
やることは
いっぱいで
パタパタと
走り回って
同僚と
休憩しながら
愚痴って
帰ってからは
家事をして
旦那に
今日の出来事を
聞いてもらって
寝る。
1日は
目まぐるしい。
でも
わたしには
これくらいの
忙しさのほうが
いい。
時間を持て余すと
考え過ぎて
勝手に独りで
不安になり過ぎて
毎日を
楽しめなくなってしまう。
きっと
明日も
忙しいし
色々あるけど
充実した
1日になる。
#きっと明日も
・2『きっと明日も』
部活に入ってない俺は早々に帰宅する。
なぜ家に誰もいないのか確かめる気力もなく
制服を脱いでベッドに横になった。
いつの間にか寝ていたらしい。
猫が乗っかった。
下におかんがいる気配もある。
なにか異変を感じたのだが
とくに詮索するつもりもなく猫を抱えて下に降りた。
きっと明日も今日とたいして変わらない
俺はまだそう思っていた。
【続く】
#きっと明日も
ロンドンに住む名付け親の叔母が、誕生日に魔法のスプーンを贈ってくれた。
添えられたカードには、これで紅茶をかき混ぜるとその日スプーン一杯分の幸運が受け取れます、とある。
私は小さなティースプーンをしげしげ眺め、これじゃ数滴しか入らないな…と思った。
「そうなのよ」
お礼の電話をかけると、叔母は申し訳なさそうに言った。
「幸運のボウルも幸運のカップも売り切れちゃって、スプーンしか残ってなかったの。でもね…」
ショップの店主によると、幸運シリーズに込められた魔法はどれも同じ分量だから、小さければそれだけ長持ちするという。
「だからリサちゃん、あなた多分一生幸運が続くわよ!」
というわけで、私は毎朝そのスプーンで紅茶をかき混ぜている。
ささやかすぎて、それがスプーンの幸運なのか分からないこともあるし、確かにそうだと感じる時もある。
でも明日どんな嫌なことがあっても、きっとスプーン一杯分の幸せはあるはずだ。
きっと明日も
少し早くなった夕暮れは帰る時に
素敵な夕焼け空を見せてくれる。
部活も試合を終えて卒業の形で退部。
おかげで学校が終わり次第彼女と帰る時間が
毎日できるようになった。
今までは部活があったから一緒に帰れるなんて
夢にも思ってなかった。
ただ僕は電車通学。
だから彼女を家に送ってそこから帰る。
彼女の日常の景色に僕がいるのはなんだか嬉しい。
彼女が普段から見る景色、踏みしめてきた道。
帰り道を理解する度に彼女をまたひとつ理解した気分になる。
そんなことを思いながら彼女と話をしていると
あっという間に着いてしまった。
寂しいが...また明日だ。
「今日もありがとう。また明日だね。」
「だね。また明日。」
彼女が家に入るのを確認して帰路を目指す。
さっきまで歩いた道を引き返すこの寂しさは秋のせい。
きっと明日も、君のおかげで素敵な1日になるよね。
そう考えると帰り道が少し明るくなった気がした。
語り部シルヴァ
きっと明日も今日の続き
夜更かして今日を伸ばして
昨日になれば見送るよ
さようならばいばいばい
あーあ、きっと明日も残業だよなぁ。
最近仕事が立て込んでて、
定時に帰れないし、疲れも出てきたしで
気持ちもダウンしてんなぁ俺。
コンビニ寄るか。(いらっしゃいませー)
俺のオアシス、コンビニ。最高。
そういえば、チーズ入ってるホットドックみたいなの、気になってたんだよな。
無いのかよ。
最高。訂正。
なんだよ、俺の疲れには、あれが必要だったんだよ。
どんな味だか知らねーけどさ。
くそーっ、もう今日は暴飲暴食する。
明日の朝食も酒も、あれもこれも、
一緒くたに買い込んで、
クソ重くなってる袋を手に
、表に出た。
夜は空気が澄んでんな。
なんだよ、月がキレイかよ。
まぁ、いろいろあるわな。生きてりゃ。
月見しながら酒飲むか。
「きっと明日も」
私のおばあちゃんはマグロみたいな人だ。もちろん魚だったわけではない。ずっと活動をしている人だった、という意味だ。休みの日も朝から晩までゲートボールだのお茶のお稽古だの、写真サークルの集まりだので1日中家にいた記憶がほとんどない。そんな祖母が、今日は珍しく予定がないという。祖母とゆっくり話すまたとない機会だ。私はなぜそんなにも活動ばかりしているのか、聞いてみた。
「おばあちゃんねぇ、昔とっても大好きな人がいたのよ。歳は少し離れていたけれど、結婚したいって本気で思うくらいには好きだったわ。その人、すぐ近くに住んでてよく遊んでもらってたのだけれど、命の危険が伴う特殊で危険な仕事をしてねぇ…でも、すごく強い人だったから、絶対に死なない、明日も絶対会えるって思ってたの。ちゃんと女性として見てもらえるようになったら、女学校を卒業するタイミングで、想い伝えようって思ってたのよ。でもね、その人、私が卒業する前日に亡くなってしまってね。」
そこからなのよね、明日ってきっと来るけれど、絶対じゃないって思ったの。
「その体験があったから、おじいちゃんに出会ってアタックして、今があるってわけ。明日は絶対じゃない、だからやりたいことたくさんやって、後悔を残さないように生きるって決めたのよ。貴方もどうか、今を大切に生きて道をひらいていってね。」
おばあちゃんは、とても優しい顔をして私を見ていた。
翌日、満足そうな穏やかな笑みをたたえて、おばあちゃんは永遠の眠りについた。
きっと明日も今日と変わらない明日が来る
幸せになんかなれやしない
どれだけ歩いたって景色は変わってくれない
上を見ても下を見ても前も後ろも何も無い
そんな道を歩き続けている
一歩が重くて苦しくて
一歩が辛くて悲しくて
踏み出せないのに背中を押されて
倒れないようになんとか足を出す
どんなに夜が苦しくても
朝は訪れる
眩しい太陽が僕達を照らしてくれる
そしてまた夜が訪れる
太陽は沈んで
長い夜が悲しみと苦しみを連れてくる
ああ、もう今日が終わる
人生は続く
喜びを悲しみと苦しみが塗りつぶす
何もできないのに
何処にも行けないのに
やりたいこともないのに
生きていたくなんてないのに
今日が終われば明日が来る
その繰り返し
永遠に
永遠に
永遠に
続いていく
終わらない
逃げられない
僕達は何処にも行けないのに
今日もまた
前へ押されて倒れていく
終わらない
終われない
永遠に
永遠に
朝が来る
昼が過ぎ
夜が更ける
変わらない
変えられない
永遠に
願いは消える
想いが薄れる
何も無くなって
何も無くなっても
朝が来る
朝が来てしまう
そんな絶望が続いていく
昨日は今日と変わらない
今日は昨日の繰り返し
明日には今日が過去になる
絶望して
絶望して
朝になったらそれを忘れて
夜になったら思い出す
わかっているけど変えられない
きっと明日も変わらない
きっと明日も天気が良くて
きっと明日も明るくて
きっと明日も悲しくて
きっと明日も生き延びて
きっと明日も……
今日でお終い。
あの人は自分が正しいと思ってて、手は動かさないのに口出しするのは大好きで、自分の手柄みたいに人に吹聴するんだろうなぁ·····。
んで、ちょっと意見言おうものならあからさまに不機嫌になるんだ·····。
はぁ、憂鬱。
END
「きっと明日も」
きっと明日も
きっと明日も代わり映えしない1日を過ごすんだろうな。
そう思うからこそ、明日ちっぽけな事でも何か1つ新しいことをして、ちょっとだけ変わった1日を過ごそう。
気分が落ち込み続けて数年…気分が晴れる時間が少なくなった為病院へ。
「うつ病」だそうだ…
まさか私がうつ病になるとは…思ってもいなかった。
仕事も休まなくちゃいけなくなった…
動けない…辛い…苦しい…
なのに、誰も助けてくれない。
だけど、人に会いたくない…そんな矛盾の毎日だった。
きっと明日も…この気持ちが晴れることは無いだろう。
楽しそうに笑う声
どこまでも届く気がする
きっときみのことが好きだから
何気ない表情も
何でもない動きも
見てるだけで幸せになる
きっと明日も
きみがいるだけで頑張れる
靴紐を結び終わった。
ぐっと体を伸ばして、立ち上がる。
ドアを押し開けて、外に出る。
薄い青色の空に、鱗雲がパラパラと浮かんでいる。
駅に向かって歩き出す。
コンクリートの外側に、逞しく生えた背高の草たちの、青々と細い葉には、朝露がいくつも光っている。
道の何かを啄んでいた鳩が、面倒臭そうに一羽ずつ、空へ飛び立っていく。
ひんやりとした朝の空気が心地よい。
朝日が眩しく柔らかく、辺りを照らしている。
こんな時でも、秋の朝は相変わらず長閑で、爽やかだ。
雀の鳴き声がどこからか聞こえる。
出来るだけ顔をぐっと上げて、歩く。
下を向いたら、ちょっと泣いてしまいそうな気がするから。
…そういえば、もう出汁のストックがない。昨日、たくさん料理したからだ。あんなことがあっても、昨日の夕食はいつも通りに美味しかった。
今日は帰りにスーパーに寄ろう。今日の味噌汁は、椎茸か、煮干か、昆布か、鰹節か。迷うな。
犬が連れられて散歩をしている。
野良猫がゆっくり道を横切っていく。
日常が変わる時はいつだって突然だ。
変化は予想しなかった時に、不意打ちで訪れるものなのだ。
絶交の決意をしたのは昨日のことだった。
いつまでも時間を守らず、いつまでも返事をよこさない恋人に、とうとう我慢の限界が来て、だから、出来るだけ分かってもらおうと話をした。
冷静に話せるように何度もシュミレートして。
そうしたら、「合わないみたいだね。もう、やめる」と、出しぬけにそう言われた。
仲が良いつもりだった。喧嘩だって出来るくらい、親しい相手だと思っていた。
でもそれはこちらの思い違いだったらしい。
どうやらあっちにとっては、ただの遊び相手くらいのつもりだったのだろう。
面倒になってきたので、無視をして、面倒な事になったので、さっさと撤退することにしたのだろう。
それがありありと全てわかってしまった。
あんなに楽しかった全部の思い出が、ただのゴミに変わってしまった。
だから、忘れることにした。
恋人のことを考えるのは脳の容量の無駄だと悟ったから。
まあこの際、楽しかったことや学んだことくらいは覚えていてもいいだろう。
だけど、恋人のことやその後のことを想ってやるのは、もう糖分の無駄使いだ。
だってあっちは、こちらのことなど、ゲーム機くらいにしか思っていないのだから。
そんな人に、何を期待したってしょうがない。
今日は月曜日。
出勤の日だ。
三年くらい一緒に居たし、ずっと好きだったし、一緒にいるのは心地よかった。
優しくて、気遣いが上手で、善良な人だった。
でも、それだけだった。
正直なところ、ショックだった。
今も、どこかぽっかりと虚で、カルキ水をがぶ飲みした時みたいな辛さが、シクシクと浮かんでくる。
でも、あんな別れ方をされたという理由で、あの恋人に傷つけられたという理由で、有給を消費するのは勿体無いし、ちょっと悔しい。
だから今日も駅に向かって歩く。
いつものように少しの楽しみを探しながら一日を暮らして、電車に乗って、勤め先に行って、仕事をして…いつも通り、生活をする。
きっと明日も仕事へ行く。
きっと明日も朝露を見ながら、朝の光を浴びて、涼しい風に吹かれながら、電車に乗る。
きっと明日も夕飯に何を食べるか考えながら、スーパーに買い物へ行く。
天気予報が言っていた。きっと明日も晴れだ、と。
どうしようもない人に傷心なんて勿体無い。
好きの反対は無関心なのだから。
昨日も今日も楽しく、日常を過ごす。
きっと明日も概ね楽しい日になるだろう。
駅が見えてきた。
通勤の時間だから、人が多くて、ざわざわとした人の気配を感じる騒がしさがする。
みんながせかせかと歩いている。
忙しく働く電車の足音が、微かに響いてくる。
今日も、きっと明日も。
鼻歌を歌いながら、駅の階段をゆっくり昇る。
駅の窓から、朝日が眩しく差していた。
【きっと明日も】
続くはずなんてないと思ってた
だって今まで何か続いた試しが無かったから
全部誰かに言われて何かを成したふりをして
ずっとずっと操り人形をしていた僕が
何かを続けられるはずがないのだ
きみと出会った日も心の隅でそんな風に思っていた
そしたらきみの歌がこびりついて
次の日起きた瞬間まで寄り添ってくれるなんて
そんなこと思っても見ないじゃないか
でもきっと昨日の出会いが衝撃的すぎたから
そのせいだなんて思ってまた次の日を迎えても
きみは僕を離してくれなかった
そんな問答を何日も続けて
結局根負けしたのは僕の方
ほら、今日だっていっぱいきみの歌声を聴いてしまった
きっと明日も僕のそばに居てくれるんだろう
2024-09-30
きっと明日も
きっと明日も忙しい。
きっと明日も楽しくなる。
そんな毎日に心から感謝しよう。
ありがとう