山百合

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・2『きっと明日も』

部活に入ってない俺は早々に帰宅する。
なぜ家に誰もいないのか確かめる気力もなく
制服を脱いでベッドに横になった。


いつの間にか寝ていたらしい。
猫が乗っかった。
下におかんがいる気配もある。

なにか異変を感じたのだが
とくに詮索するつもりもなく猫を抱えて下に降りた。
きっと明日も今日とたいして変わらない
俺はまだそう思っていた。

【続く】

9/30/2024, 2:45:44 PM