『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
老女は、どこからどう見ても人間でない自分を
「変てこな奴だね」
その一言で孫娘と会うのを許してくれた。
自分は戦闘兵器なので耳がいいのだが…。
彼女と祖母が二人きりで話している内容もよく聞こえてきた。
「おばあ様、あまり悪く言わないで下さい。あの人はとても優しくて裏表のない方なんです」
「そうかい」
この世でたった1人の孫娘が可愛くない訳がないだろうに。こんな得体の知れない自分が近づくのが恐ろしくないのか。自分のことだというのにどこか他人事のように心配になる。
「お前は変わったやつに好かれるね」
侮辱のように思え、そう言わせてしまった後悔がきた瞬間だった。孫娘はふふ、と答える。
「おばあ様の孫ですから」
彼女達は何やら柔らかく笑う。意味が分からなかったが、金属の自分の固い身体に何か温かいものが灯ったようだった。
「きっと明日も」
明日も変わらない日々が訪れる。
そう思って疑わないのは、
幸せで平凡な毎日が送れているからだろう。
高望みはいくらだって出来るが、
今は今で、十分な暮らしだ。
感謝して生きなければ。
ありがとう。
#31
きっと明日も
暖かい季節と 肌寒い季節の狭間
公園の木々たちは みんな風でざわめいて
街中に溢れる人々たちも
同じように冬支度を始めるだろう
攻めてくるような日差しも
やがて身体を包み込む優しさに
押入の中にある
冬服を出さなくちゃ
夏と冬のあいだと
冬と夏のあいだ
姿を見せない恥ずかしがりや
主張しないその控えめな姿
それでも明日
私はまた探すだろう
小さな小さな君たちのことを
友達と家族の会話
つまらない授業
やる内容が変わらない部活
クラスの恋愛事情
同じようで違う毎日が
きっと_____
お題 きっと明日も
『きっと明日も』
桜が咲く春
風が涼しい夏
葉が落ちる秋
冷たくなる冬
いつまでも私はここに来る
【そうやって、無邪気に笑うのだろう】
サイレンが鳴り響く街を駆け抜ける。
今日の依頼は少々骨が折れた。
1ヶ月前、“コイツを死んだように見せて欲しい”という一風変わった依頼を持ち込んだ奴がいた。
「ウチは始末屋だぞ。断れ。」と言ってもバカが「金になるよ?」と引き受けやがった。
引き受けてしまったものは仕方ない。
初めは身代わりの死体をバラバラにしてドラム缶に詰めて海に捨てようかと思ったが、依頼人がやたら慎重で身代わりを燃やす事になった。しかもしっかり炭化させるために内蔵を全部抜いてだ。おかげで中に着てる服は血だらけだし、匂いもついている。なにより気分がよろしくない。
極めつけはこのサイレン。しっかり燃やすにはそれなりの火力が必要且つ直ぐに消されてはいけないから派手にやる必要があった。なんとか時間差で発火するようにしたが、如何せん色々と慣れていない。
慣れていない事をすれば疲れるのは自然の摂理。
せめてもう1人いればマシだったが、表の仕事が佳境らしく暫く動けないらしい。
アイツも後でシバいたる…。
サイレンの音に急かされながら防犯カメラの無い裏路地を選んで仲間の待つ場所へと向かう。
早くしないと夜が明けてしまう。海人が起きる前に帰らなければ。こんな姿は見せたくない。
「お疲れ。」
車に乗り込むと運転席に座っていたバカがタブレットから顔を上げ、ミラー越しに俺を見た。
「もうこんな依頼は受けるなよ。」
「条件次第だな。」
静かに車が発進する。やたらと運転が上手いのもなんだか腹が立つ。
早くと急かしても家に着く頃には空が白み始めていた。
音を立てないように扉を開ける。
寝室を覗くと同居人はいつも通り口を開けて眠っていて、ホッと息を吐く。
手早くシャワーを浴びて隣に潜り込むと、気配を感じたのか手がこちらへ伸びてきた。
起きたのかと思ったが、そういうわけではないようで俺は眠っている同居人の腕の中に収められる。
その温もりに大きな欠伸がこぼれた。
俺と同じ施設で育ち、何故か俺だけに懐いた変わり者。自分は表で生きながら、俺が裏社会で生きていく事を決めても離れなかった狂ったやつ。
はじめは弱点になるから捨てようと思った。
でも、できなかった。そのくらいこいつは綺麗で脆くて強かった。
俺の言うことは全肯定だったこいつが唯一拒否したのが俺の引っ越しだった。こちらが困るくらいに欲がなかったのに、始めて俺に懇願してきたのだ。
離れないで。置いていかないで。いないとヤダ。
その言葉を聞いた衝撃は今でも忘れられない。
そんな少し狂ったこいつの温かさに何度助けられただろう。
俺がどれだけ人の命を奪っても、俺がどれだけ血塗れで帰っても、「おかえり」と向日葵みたいな笑顔を俺に向けてくる。
今日も、数時間後にはその笑顔で「おはよう」と言うのだろう。
だから、きっと明日もその先もお前は
(1 きっと明日も)
「どうせ明日も変わらないよ」
一緒に歩いていた親友に、マイナスな言葉を投げつける。
「うーんそうかな?
もしかしたら宝くじとか当たるかもしれないし〜」
親友は私の放った言葉をものともせず、軽い足取りで前を歩いていく。
「というか梨花(りか)、それ口癖だよね。」
「まぁ、実際そうだし。」
足元にある石を蹴りながら、私は言葉を続ける。
「朝起きて、雪とこの河川敷で合流して、学校に行って、つまんない授業受けて、雪と一緒に帰る。」
「平和で良いことじゃん」
「これの繰り返しだよ?つまんないよ」
向かい側に見える高校生達を羨ましいそうに眺める
「バイトも出来ないし、部活も入ってないし、お小遣い少なくて、外食とか出来ないし。」
「部活すれば良いじゃん 運動部とか、ダイエットになって良いかもよ〜?」
舌足らずな喋り方で、雪は提案する。
相変わらず前向きだ
「今更部活は無いよ。もう2年だし、来年には受験で参加出来ないんだから。」
「うーん 梨花、変える努力しなさすぎ〜」
口を尖らせながら、困った顔をする雪。
確かに、努力をしていない。といえばそれまでだ
だけど、どんなに努力をしても、未来は変わらない。
そう思ってしまう
「どんなに努力しても変わらない。とか思ってんの?」
「え」
自身の考えを読まれたのかと思った
少しだけ鳥肌が立つ
「ふっふーん 親友だからね分かるよそのぐらい」
手を腰に当て、自慢げな顔をする。
「でもさ案外…」
続きを言いかけた時、学校のチャイムが鳴る。
「あ!やべやべ遅刻するぅ〜梨花、急ぐよ!」
「あ、ちょっと待って!」
私達は学校に間に合うよう、全速力で走った。
時間は流れて午後
昼食を食べ終わり、眠くなる頃合い。
授業の科目は社会科だった
先生が教室に入ってきて、いつも通り号令をし、いつも通りつまらない授業を始める。
と、思ったがどうやら今日は違うようだ
教室に置いてあるテレビを動かし、コードをパソコンに繋ぐ。
「さて、今日の授業はいつものとは違うぞ。
今日は、今から見せる動画を見て。感想をプリントに書いてもらう。ただ、それだけだ。」
説明しながら、プリントを先頭の生徒に渡す。
前から回ってきたプリントに目を通すと、感想を書く四角の囲いがあるだけの、簡素なレイアウトだった。
「それじゃあ、早速流すぞー」
教室の電気を消し、パソコンをカタカタと操作する。
数秒の内、動画が再生される。
めんどくさい そう思い、適当に見ようとぼーっと眺める。
しかし、目に入ってきた情報が、脳を活性化させる。
私と同じ顔をした人が写っていたのだ
色は白黒で見えづらいが、はっきりと同じ顔だということが認識できる。
雪の方を見ると、案の定驚いた顔をしていた。
流石に動画の内容が気になり、真面目に動画を見始める。
内容は、昔起きた災害をまとめ、注意喚起などを促した動画だった。
私と同じ顔をした人は、周りに瓦礫が散乱し、そこで立ち尽くしていた。
服装は昔のものだし、年齢も違うだろう。
だが、髪型や顔の形、目の形、何もかもがそっくりだった。
時間はまた流れて、放課後。
あの授業は結局、そっくりな顔の人の事をずっと考えていた。
今も、あの女性の事を考えながら、河川敷を歩いている。
「あの女の人、梨花にそっくりだったね〜」
隣を歩く雪も、気になっているようだ。
「先祖とかそういうのなのかな?見たことあるの?」
「いや、見たことない。というか、興味なかったから見てないって言った方が正しいかも。」
自身の記憶を辿りながら、話す。
やっぱり、覚えが無い。
動画の内容的に、大正時代らしい。
「家帰ったら、お母さんに聞いてみようかな。」
「うん、聞いて聞いて〜なんか分かったら教えて!気になるし」
こくりと頷き、黄昏の道を歩いていく。
「そういえばさ、朝言えなかったこと、今言ってもいい?」
「うん」
「あのねー梨花さ、どうせなにも変わらないって言ってたじゃん。」
「でも、案外急に変わっちゃうのかなって。」
雪が立ち止まり、言葉を続ける。
「良い意味で変わるのも、悪い意味で変わるのも。
どっちも起こる可能性ってあるわけじゃん」
「今日見た動画はさ、その悪い方が来ちゃって、ああなったわけじゃん。」
「うん」
雪の言葉を噛み締めながら、雪の隣に立つ。
「私達が生きてるこの今も、同じことが起きるかもしれない。」
「そう考えたらさ、何も起きないこの平和な時が変わらないのって、良い事なんじゃないのかな。」
目をいつもより大きく開き、雪を見る。
そんなこと考えたことがなかった
真後ろから、急に話しかけられたような。そんな感じだ
「それにさ、どうせ明日も変わらない。じゃなくて」
「きっと明日も変わらない そっちの方が良くない?」
「きっと?」
「そっちの方が、ポジティブじゃん。」
想定外の理由で、笑ってしまう。
「え〜笑うとこあったぁ〜?」
「いや、なんか急にギャルっぽくなったから。
さっきまで真面目だったし」
「ギャルは真面目にもなりますぅ〜」
雪は前を歩きだし、背中を向ける。
「さーてそろそろ帰ろ〜 お腹空いてきちゃった」
バックを振り回し、スキップしながら進む。
その背中を見て、ふと、思う。
この光景は、きっと明日も変わらないんだろうな。
お題 『きっと明日も』
これは君が作り出している世界
そしてとんでもない速さで
パラレル移動している世界
目の前の人は
1秒前のその人とは
果てしなく違うパラレルの人
〜きっと明日も〜
ひどいことが起こらぬように
首を括らないで
息苦しい妄想に使われても
願いを諦めないで
ほとんど邪悪なものを許してるから
今日も目を見れなかった
可愛い人を抱ける日はこないと
泣いたりして
明日戦争が起これば
きっと僕はひとりで行くかもしれない
卑屈な復讐の気持ちで
みんなを残して死ぬだろうか
だれか僕を助けて
言えないことばかり
僕はぜんぶあげるのに
きみの言葉だけで満たされるのに
空の部屋をつつんでいるのは
存在の底から感動した
あの日の光
白い骨を焼きつけた
支配からもっとも遠い場所
切り刻んだ僕の目を
見つめる目の中に
美しさを讃え
弱さを打ち明けて
ただ一回きりの交わりを
詩にするまで生きてみたい
でも
でも
わからないなら
生まれなかったのと同じ
会えなかったのと同じ
苦しくて
怒りなんてなくて
愛なんて居場所はつくれなくて
明日はもっと
良い人間になろうとか
思ったりしながら
仕事から帰り
洗濯機を回し
料理をし
洗い物を済まして
夜の星が増えていくあいだに
あなたのしっぽが
揺れていたりしてほしい
もう落ち着いたよ
インスタントの
キャラメルマキアート
その心と同じくらい素敵な
肌色の織布のうえに
舟を漕ぐような
眠りをもって
一日の世に
うずをまくように
明日はどこにいこうかな
いい企画展があったら
教えていただきたいけれど
ちょっとここでは
難しそうですね
#きっと明日も
『きっと明日も』2023.09.30
きっと明日もいい日になる。だなんて、誰が最初に言い出したんだ。クソが。
と、あまりお上品でない言葉がぽろりと口をついて出てしまった。自分の内に秘めていたはずなのだが。
しかし、目の前の図体がデカい男は、とくに表情を変えることはない。だとしたら、やっぱり口からは転がり出ていなくて、内の声が大きく響いただけだと思いなおした。
図体のデカい男はこちらには目もくれず、ナマイキにもスマートフォンを弄っている。こちらは先輩だぞ。文句の一つでも言ってやろうかと思ったが、途端にめんどくさくなり、放っておくことにした。
すっかり中身の無くなった缶コーヒーを持て余し、それを少し離れたゴミ箱に捨てようとしたとき、図体のデカい男がふいに言葉を漏らした。
「それ、こっから投げてゴミ箱に入ったら、明日はいい日になりますよ」
唐突に言われてどんな反応をすればいいのか。
「どう考えても無理でしょ。フタがあるんですよ」
「じゃあ、俺が開けてりゃ問題ないっすね」
図体のデカい男は一人で納得した顔をしてから、ゴミ箱のところまで行くと、フタを遠慮なく開けた。そして、どうぞと言わんばかりに指を指す。
めんどくさい。非常にめんどくさい。
こうなった彼はテコでも動かないので、仕方なく付き合ってやることにした。
空き缶を雑に投げてやると、いとも簡単にゴミ箱に入った。
それはそうだ。なぜならそのゴミ箱は隣にあるのだから。
「入ったけど」
「じゃあ、明日もいい日になりますね。だって今日、ゴミ箱に空き缶投げて入っていい日になったし」
「屁理屈っていうんですよそれ」
「屁理屈でも理屈は理屈。何があったかは知らないっすけど、こういうちっちゃいことで、嫌なことを上書きしていきましょ」
そう言って図体のデカい男はバカみたいに満面の笑顔を見せた。
毒気が抜けていく。
「それもそうですね。きっと明日も、いい日になりますよね」
図体ばかりデカい男にしては良いことを言う。
気分がいいので、飲み物ぐらいは奢ってやってもいいかもしれない。
#きっと明日も
泣いて、泣いて、泣き疲れて。
でもそれでも止まらなくて、ずっと泣いた。
そのまま溶けてなくなるんじゃないか、ってくらい泣いた後、お風呂に入った。
誕生日プレゼントに貰ったなんか綺麗なバスボムを入れて、スマホで“素敵なバスタイムを演出するプレイリスト”なんてかけたりして、あったかいタオルで目を温めたりして、珍しく長風呂をした。
髪も体も顔も一番いいやつで綺麗にして、心もなんとなく綺麗になった。
よし、明日も、がんばらずにがんばる。
そんなことを考えて、アイスを食べるのだった。
(別垢で投稿しちゃったのを再投稿)
きっと明日も(フェイク)
きっと明日も君はかえってこないだろう、、、今日も朝起きてベットから立ち上がれずに半日がたって今動き出した僕、、、そしてまた自分の腕をきる自分 、、、
僕のせいで帰ってこない君を玄関でまった...今日も帰ってこなかったあなた
いつになったら僕を許してくれるのだろう...そろそろ僕は消えてしまいそうで最後ぐらい君に会いたいとおもった今日...
愛してるよ
〜きっと明日も〜
きっと明日も、この苦しさが続く
きっと明日は、楽しく過ごせる
も、という諦めではなく
は、という希望を持っていこう
信じれば叶うから
きっと明日も課題を後回しにして提出日に焦る羽目になるので今日課題をやっておく。
【きっと明日も】
ホントは創作モノなんて書くはずじゃなかった。小説とかファンタジーは心底苦手だったし、この先も縁遠いものなんだろうって勝手に思ってた。
エッセイとかコラムとか、ごくごく身近な「ホントの話」を書いていくつもりだった。それなのに、どうしても書くことのできない「ホントの話」ができてしまった。
本気であなたに恋をしてしまった。
現実には決して成就することがない想いだから、本来であれば消し去らなければならない。頭ではわかっていたけれど、気持ちはいつまでたっても変わることはなかった。それどころか、抜けないトゲのようにじんわりとした痛みとともにいつまでも心の真ん中に突き刺さってていた。
現実でダメでも、創作ならネタになる。むしろ、恋すれば恋するほどストーリーが溢れ出す。だから、あれほど敬遠していた創作の世界に足を踏み入れてしまった。
誰にも遠慮することなく、好きな人のことを好きなだけ考えられる世界があるってそれだけでも幸福なのに、そこから派生して新たな物語が生まれるなんて、「ホントの話」だけを書いていた頃には考えられなかった。
きっと明日も、私はあなたの笑顔を思い浮かべながら新たな物語を綴っていく。その先もずっとずっと、この恋を架空のストーリーに重ね合わせていくのだろう。
朝起きて、まだ木曜かと絶望して
項垂れるほど働いて疲れて
また同じ明日が来るのかと絶望する
でもね帰りに寄ったケーキ屋で200円割引してくれたの
そんなことがバカみたいに嬉しくて
泣きそうなって
明日も生きてもいいなって思うのよ
//きっと明日も
「きっと明日も」
このアプリに投稿を開始してから、今回で13回目を迎える。
内容の良し悪しはさておいて、毎日継続するために考えた自分なりの方法を以下の通り記録する。
●テーマを確認後、入浴中に大まかな構想を練っておく。
●ひとつの投稿が8文程度に収まるよう、アウトラインを決める。
●出来るだけ1文が60字を超えないように、言葉の並び替えや削除を意識しながら文章化する。
●全体を通して同じ言葉の繰り返しを避けるため、言い換え表現を活用する。
●他人からの評価は気にせず、自分が考えたことを率直に言語化する。
あとは書くことを習慣化させたいというモチベーションを維持すれば、きっと明日も投稿ができるだろう。
きっと明日も
真実の追いかけ方を
本当は知ってるのに
まだ知らないふりをする
追いかけてはいけない
まだ知ってはいけない
そう誰かが胸を叩くから
どうすればいいのか
わからない気持ちは
何も知らないように
なんとなく楽な方を
選び続けて怯えてる
心の後ろ側から叩く
だんだんと強くなる
気持ちは焦ってより
振り返られなくなる
わかっているのに
わかっているはずなのに
きっと明日も
知らない顔して
楽な方を選んでるよね
本当は知ってるんだよね
ただ振り返られない
それだけなんだよね
きっと明日も希望に満ち溢れているよ。
何回聞いたのかね。その言葉。
きっと明日も上手くやれないな。
何回挑戦したのかね。その試練。
きっと明日も平和なんだろうな。
何回戦火を見たのかね。その瞳。
きっと明日も上手く笑えるはずだ。
何回誤魔化すのかね。その笑顔。
変わらないようで、何かが違って。
違っているけれど、それは些細なことで。
気づくようで気づけない、そんな小さな事が、毎日起きている。
”きっと明日”も、何か違うことがあるのだろうか。
それとも、代わり映えのしない1日なのか。
どちらにしても、来るだけ幸せだと言うことか。
きっと明日も