『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
明日も私は私だし、1年後も私は私。
どこかで何かしらの変化はあるだろうけど、それでもやっぱり私なんだよ。
だから自分を大切にしようね( ¨̮ )
それは今を生きている人間の中で,当たり前の日々を過ごし なおかつ幸せを抱えている。そんな幸福で恵まれた一部の大多数の人達だけが持つ傲慢な願い。
有り難味なんてほとんど感じてなくて,誰も彼も当然のようにその残酷な言葉を大した意味もなく口にしている。
……かく言う自分すらも無意識に。
"あいつ"にはもう来ない日なのに。そんなことも知らずに言ってしまった。
『また明日』なんて。もう謝罪も言えやしない。遅すぎた後悔は届くことはない。
テーマ ; «明日もきっと»
「『明日』はこれで、4例目よな」
5月の「明日世界がなくなるとしたら(略)」と「明日へのさよなら(略)」、それから8月の「明日、もし晴れたら」。
今日は「きっと明日も」らしい。某所在住物書きは配信の題目を目でなぞり、わずかな手ごわさを感じた。
大抵配信される題目は、この物書きにとって手ごわいものであった。それこそ、「きっと明日も」、難題のそれであろう。
「『明日』ねぇ……」
ニュースを観ながら、物書きが呟く。
10月1日はコーヒーの日らしい。きっと明日も、無糖のコーヒー牛乳を飲むだろう。
――――――
日中のくもり空が、数時間だけ抜けて、十六夜の月かかる都内の某所、某稲荷神社。
「無形民俗文化財の指定は、受けていないらしい」
この物語の主人公、宇曽野とその親友の藤森が、祭屋台で買ったウナギ入りのいなり寿司を食いながら、
ヒガンバナ咲く広場、その中央に作られた四角い木造舞台と、舞台の奥先に座る白無垢と黒紋付を、好奇の目で見ている。
「保存会も補助金も、宣伝サイトも無し。それでも今まで、こうして続いてきたんだとさ」
知名度が相当低いのであろう。
都内でのイベントにもかかわらず、見物客はさして多くもなく、200人居るか居ないかの程度。
ドレスコードとして、思い思いの場所にキツネの面と、フェイクの稲穂を一本つけて、
ある者はスマホで舞台の動画を撮ったり、ある者はその舞台に硬貨で浄財・賽銭をしたり。
「あの白無垢が、五穀豊穣・商売繁盛の神の、化身という設定だそうだ」
宇曽野が藤森に説明した。
「稲刈りの終了を見届けに来た神様は、黒紋付の男に正体を見破られ、求婚されて、豪勢なご馳走と最高の舞いで接待を受ける。
料理と舞いに満足した神様が、褒美に来年の商売繁盛と五穀豊穣を予祝するんだとさ」
で、白無垢が今食ってるのがその「豪勢なご馳走」、舞台上でやってるのが「最高の舞い」ってワケだ。
補足する宇曽野は己の分の寿司を食い終えると、ニヤリ笑い、藤森のプラ容器からひとつ、同じものをかっさらった。
「あっ。おまえ」
「キツネはイタズラするものだろう」
「自分のウナギは自分で獲れ。ごんぎつね」
ふたりの小突き合いを差し置いて、演目は続く。
豪華な衣装にキツネ面の2人が、飛んで跳ねて、観衆にちょっかい出す所作をして、
ダダン、ダダン、タン、タンタカタン!
木造舞台を力強く、軽やかに、踏み鳴らす。
高く跳び上がり、舞台が音をたてるたび、ギャラリーが小さく沸きたち、歓声が上がり、
舞台奥の白無垢はそれらを気に留めず、ただ目の前に出された肉に魚に野菜にキノコ、それから餅等々を、幸福に胃袋へ収めている。
白無垢役は、神社敷地内の一軒家に住まう家族の末っ子。食べ盛りの食いしん坊。
豪勢なご馳走に釣られて、大役を任されたのだろう。
「都会にせよ田舎にせよ、有形も無形も、」
宇曽野が言った。
「伝統は、今やどこも人手不足だ。残して次の世代に繋ぎたいのに、人が集まらないから機能不全を起こす。……『どうせ来年も』どころか、『きっと明日も』さえ」
意外と、数年先を作るより、数年前を残す方が、難しいのかもしれないな。
ぽつり付け足す宇曽野の言葉を、待っていたかのようなタイミングで、舞台の上の舞いが終わり、演者が深々と一礼する。
「そうだな。『きっと明日も』さえ」
東京を来月の終わり頃で静かに、密かに離れる予定の藤森。思うところがあって、言葉を繰り返した。
料理をもっちゃもっちゃ平らげていた末っ子白無垢はというと、予祝のセリフである「来年も、商売繁盛、五穀豊穣」を言うべきタイミングで、
どうも食欲に負けてしまったらしく、大きな声で元気いっぱいに、
「おかわり!!」
数秒後セリフを間違えたことに気付き、失敗と羞恥でわんわん泣きじゃくり始めた「狐のお嫁さん」を、
ギャラリーは最大の温かい拍手で許した。
末っ子白無垢はきっと明日も、わんわん泣いているに違いない。
きっと明日も、今日と変わりない孤独な一日になるだろう
僕は本当に孤独だからそう言っているのだけれど、人はそういう話は聞きたくないらしい
それで僕は、余計に孤独になる
悪循環ってやつだ
#きっと明日も
「ありがとうございました。」
コンビニのレジ横の募金箱
あの人は必ずお釣りを全額募金していく
今日は7000円以上入れていったな···
理由があるのだろうか?
毎日バイト時間とあの人が来る時間は同じだ
次、会ったら理由を聞いてみよう
#きっと明日も
あいつ俺に、別れを告げるだろう。
目尻を下げた、苦しそうな顔で...。それでも、微笑みながら。
あいつは...自分へ向けられるいい感情に疎い。
逆に、一部から向けられるい感情ほど、良く受け取りやすい。
そしてあいつは...優しいから。
俺がどんなに好きだと伝えても...
どんなに愛してると伝えても...
きっと、別れ話を切り出し続けるんだ。
自分の気持ちを押し殺してでも、相手の--俺の幸せを、願い続けるんだ。
...だから、せめて。
こいつが、少しでも幸せを多く感じられる様に。
少しでも、俺の気持ちを素直に受け取ってくれるように。
俺は明日も、空へと願い続ける。
74作目
きっと明日も。
消え入りそうな声で君が呟いた。
それでも静寂の中で響いた声。
明日、君は遠くへと旅立つ。
「うん。おしゃべりしよう」
この約束は、どれだけ意味があるのかわからない。それでもそうすることで満たされるなら、何度でも約束しよう。
# きっと明日も
感傷に浸るのが好きだ。
感情的な小説を読むのが好きだし、感動的な歌詞を味わうのが好きだし、悲劇的な物語を見るのが好きだ。
そうして、まるで自分が悲劇のヒロインにでもなったような顔をして、ベッドの上で静かに涙を流すのが好きだ。まるで可哀想になれた気がして。誰かに可哀想だと思われる気がして。
今日も私は暗い顔をする。
被害者を装って悲しみに打ちひしがれる。
きっと明日も。
#きっと明日も
きっと明日もハロさんは。
私が出掛けるときは引き留めてはくれないのだろう_| ̄|○
猫の下僕格差
一日が終わり
夜、
一人で
文章を打ち込む
窓の外では
秋の虫の音が
聞こえてくる
まるで
夜に溶け込んだような
自分しかいない感覚
文章を書いているのに
無になっている
自分を自覚できる
この時間が好き
きっと明日も
賑やかな一日が待っている
その前の
一服の
お茶のような時間
"きっと明日も"
あの5年間、明日になんの活力も見出さなかった。
ただ単純に、明日に《何も感じなかった》。『明日どうするか』とか普通の人なら考える事も『また明日が来るのか』とか悲観する事も、本当に何も思わなかった。絶望なら1年足らずの内に、これでもかっていう程この身に受けた。あれ以上の絶望は無い。だからと言って、俺なんかに見出す希望も無い。希望も、絶望も。だから俺は明日に《何も感じなかった》。
そんな俺に、ちょっとの希望が指してきた。それはだんだんと、自分が望んだ形ではないが、希望と絶望が俺に明日を生きるだけの活力を与えてくれた。
そうだ、この感覚だ。こんなにも胸が揺れたのは久々だ。もっと、もっと欲しい。こんな俺でも、明日に《何か》を感じていいのなら、感じたい。ちょっとの希望でも、ちょっとの絶望でも、欲しい。明日に《何か》が、俺の胸を震わせてくれる《何か》が。
そんな俺が、普通の人のように、あの時までの自分のように、当たり前に明日を考えるようになった。これを喜んでいいんだか、どうだか…。けど、普通の人みたいに明日を考えるようになって、考えている時間が好きになって、今日よりも良くしようと準備する時間が好きになった。今日を生きて明日に《繋ぐ》事をしていこう。これからも、この《当たり前》ができるように。
辛くないかな
苦しくないかな
泣いてないかな
24時間...
貴方のことばかり
どうか
心穏やかで
ありますように
と...
きっと明日も
貴方を想い
空へ願いを
「明日会える?」
君からしたら ただの誘い
だけどその一言だけで
僕の何気ない1日をいとも簡単に
綺麗な景色へ変えていく…
無邪気に笑って
小さなことで落ち込んで
ありがとう って
君の無邪気な笑顔が
また僕を嘘つきにさせる。
きっと明日も
僕にとっての君は
1番近くて とっても遠い人…
眠れない長い夜に
既読のつかないメッセージを読み返す。
- Your Friend -
きっと明日も
会いたくなって
会いたくなって
電話口の柔らかい声に
包まれて
あぁ~明日部活だ、だるっ
うわぁ~テスト不安だよ~
そんなことを思ってる
でも君と会うと幸せで
ちょっと話せただけで嬉しくて
目が合っただけではしゃいで
君を見ると頑張れるんだ
昨日も好き
今日も好き
きっと明日も好きだよ
きっと明日も今日と同じ
それは避けられない
ある日親に欲しいものを聞かれて、正直に答えた
初めは嬉しかった
二日目も幸せだった
三日目でおかしいと思った
四日目でもう嫌になった
明日で五日目、もういらない
望んだものとはいえ、何日も同じだと嫌になる
これをリクエストしたあの日の自分を殴ってやりたい
ああ神様、もしも願いが叶うなら、
カレー以外のものを食べさせてください
きっと明日も
きっと明日も 素敵な1日になる
君と一緒に居るのだから
毎日つまらないと思ってた僕に
キラキラをくれた彼女
話す時に
服の裾をツンツンしてくる仕草が
たまらなく愛おしい
いつも美味しそうにご飯を
食べる君を見るのが好きだ
何気ない会話の中でも
笑顔を絶やさない彼女
君と居ると
本当に毎日が幸せだと感じる
だから明日は
君の笑顔が 最高に弾けるように
誕生日をお祝いするよ
生まれてきてくれて
そして
僕と出会ってくれて
ありがとう
きっと明日も、お気に入りの珈琲を淹れて
「美味しい…」と独りごちるように
文章を考えてストーリーを編み
スマートフォンに物語を書き込んでいる事だろう
5月からはじめた『書く習慣』は
着実に"習慣"となっている
#きっと明日も
きっと明日も
同じようなことをしているだろう
きっと明日も
同じような人達といるだろう
きっと明日も
景色は変わらないだろう
とても信憑性のある経験的法則だ
全部自分次第なのに
勝手に明日に呆れている
それに気付くのが遅すぎた自分にも
気づいて尚変わらない自分にも
呆れている
きっと明日もこんな感じだろうな
20230930【きっと明日も】
きっと明日もあなたの道ときみの道が交差することはない。交わらない軌道が、星の笑い声だけを後に引いてみせる。未来に帰ってくる無人探索機は言うだろう。ただいま。あなたはそこできみの声を初めて聞く。それを“交わった”と解釈するかはあなたにお任せするし、きみは存分に悩んでも良い。あなたときみがそうして充分に望んで信じた未来を、星々は決して笑いはしない。