ひどいことが起こらぬように
首を括らないで
息苦しい妄想に使われても
願いを諦めないで
ほとんど邪悪なものを許してるから
今日も目を見れなかった
可愛い人を抱ける日はこないと
泣いたりして
明日戦争が起これば
きっと僕はひとりで行くかもしれない
卑屈な復讐の気持ちで
みんなを残して死ぬだろうか
だれか僕を助けて
言えないことばかり
僕はぜんぶあげるのに
きみの言葉だけで満たされるのに
空の部屋をつつんでいるのは
存在の底から感動した
あの日の光
白い骨を焼きつけた
支配からもっとも遠い場所
切り刻んだ僕の目を
見つめる目の中に
美しさを讃え
弱さを打ち明けて
ただ一回きりの交わりを
詩にするまで生きてみたい
でも
でも
わからないなら
生まれなかったのと同じ
会えなかったのと同じ
苦しくて
怒りなんてなくて
愛なんて居場所はつくれなくて
明日はもっと
良い人間になろうとか
思ったりしながら
仕事から帰り
洗濯機を回し
料理をし
洗い物を済まして
夜の星が増えていくあいだに
あなたのしっぽが
揺れていたりしてほしい
もう落ち着いたよ
インスタントの
キャラメルマキアート
その心と同じくらい素敵な
肌色の織布のうえに
舟を漕ぐような
眠りをもって
一日の世に
うずをまくように
明日はどこにいこうかな
いい企画展があったら
教えていただきたいけれど
ちょっとここでは
難しそうですね
#きっと明日も
9/30/2023, 1:09:25 PM